はてなブログ利用者の多くは、ついつい、自分の投稿した記事に「はてなブックマーク」が何個付くかな…?って気になっちゃうと思うんですよね。
それで一喜一憂したりして。
私も当然のごとく、その呪縛にとらわれていた「はてな民」のひとりだったわけですが…。
さすがに、4年も書いてると、「ブクマの数…あんまり気にしなくていいな」って気づき始めたというか。
おかげ様で、ブクマの数は、あんまり気にならなくなりました。
ようやく呪縛から解放された感じです。長かった…。
というのもね、
とんでもなく読まれているであろう記事に、はてブ(はてなブックマーク)が一個も付いていない
っていうケースをこの4年の間に何度も見かけたんですよね。
あと、それとは逆に
クソ面白くもなく、中身もない記事が、ブクマ(ブックマーク)を50個も集めている
っていうケースも、何度となく見かけてきました。
(これ、いわゆる「互助会」とか揶揄される案件だと思うんですが)
「はてな互助会」とは…?
このへんの過去記事とか、ちょっと参考になるかも。
ま、とにかくね、付いたブクマの数なんて、ほとんどの場合、
「そのブログの中の人がどれだけ律儀な人間か?」を示すバロメーター程度のもんだと思うんすよね。
ぶっちゃけ、全然面白くないブログでも、中の人がめちゃくちゃ律儀ならば、ブクマをけっこう集めてるはずです。
今度ぜひ、そういう観点から、はてな村を眺めてみてください。
なるほどなぁ~と思ったり思わなかったりしますんで。
返報性の原理(へんぽうせいのげんり)
ってやつです。
たいていの人間は、何かをもらった時に「お返しをしよう」って思ってしまう…っていう話ね。
京都へ旅行に行った友人がお土産で「八つ橋」をくれたから、自分が東京へ行ったときは「ひよ子」を買って帰ろう、と思ってしまう、あの原理です。
私もこれ、分かるっちゃ分かるんですけど、でもねぇ~・・・
それと同時に
「お互いに見返りを期待する関係」ってのはちょっと面倒だな…
っていう気持ちも無きにしも非ずで。
自分的には、返報性の原理どうこうじゃなくて、単純に、純粋に、面白かったかどうか、役に立ったかどうか、心に刺さったかどうか、みたいなところで、ブクマ付ける付けないは判断したいと思ってるんですよね。
相手が返す返さないはあんまり気にしてないというか。
ただね~、
「こっちは全然気にしてなくても、相手はめちゃくちゃ気にしている」ってことになりがちでさ、これ、日本だと特にそうなのかもしれんけど。めんどくさいんよな~。人間。特に日本人。
私の場合は、お互いに、相手に何も期待しない(心の奥底で何かを要求しない)っていう関係こそが、風通しが良くて、心地よくて、結果的にはみんなが生きやすくなるんじゃないかな?って思ってるクチなんでね。
またそのうち書こうと思ってるんですけど、
私が考える最良の関係性とは、
お互いが「ただそこにいてくれるだけでいい」って感じている間柄、なんすよね。
「ただ、いてくれるだけでありがたい。感謝」ってお互いに思える関係。
これこそが最良の距離感なんじゃないかな?と。
はい、脱線しましたので、話を元に戻しましょう。
そもそも「はてブ」って何よ?「はてなアカウント」持ってる人限定で利用できるツールだろ?99.9%の地球人は「はてなアカ」、持ってないよ?
「はてブ」がたくさんついてるエントリーはたくさん読まれているってことなのか?っていえば、一概に、そうとは言えなくてさ。
極論を言うと、
「今ここに、はてなブックマークが50個付いているエントリーがあります、読まれた回数は、トータルで53回です」
みたいなこともあり得るわけよ。
事実上、近所の常連客以外、誰も読んでない、っていう。
全然、読まれてねぇじゃねぇか、っていう。
そして、逆のケースもあるわけよ。
「この記事には、はてなブックマークが1個も付いていません。しかし、twitterからの流入が5千人、グーグル検索からの流入が1万人ありました」
みたいなことも、全然、あるわけよね、実は。
例えばさ、twitterのフォロワーが数万人いる人が、最近、はてなブログを始めたとするでしょ。
そうすると、記事を書くたび、twitterからの流入が数千、数万、あるわけよ。
でも、その人は、既存のはてな民とは一切交流してないから、ブクマは一個も付かない、っていうことになるわけよね。
はてな村の先住民たちに媚を売るために、村内で自分の知名度を上げるために、営業ブクマを付けて村を練り歩くとか、そんなこと一切しないから、ブクマもスターも全然つかない。
でも、めっちゃ多くの人に読まれている。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
実際、そういうケースがあるわけよ。
あと、こういうケースもあったよ。
Google検索で調べものしてて出てきたブログが「はてなブログ」だったのよ。
んで、中身がめっちゃ濃いからさ、読者登録しようと思って「読者になるボタン」を探したんだけど、これがまた、どこにも設置してないんだよな。
ようするに、
「はてな民のことなんて眼中にないよ」
って話なのよ。
そのブログはおそらく、検索流入が数万、数十万あるからね。(もっとあるかな)
「はてなのアカウントを持っている人々」からのアクセスの数なんて、微々たるもんなのよ。誤差の範囲内なのよ。1%にも満たない。
(ぶっちゃけた話をすると、ここだけの話、検索でめっちゃ読まれる「検索向けの記事」って、はてな民からは、そっぽ向かれるケース、けっこうあるんよね…)
結局、
「はてなブックマークが付く」
っていうことは、
「はてなのアカウントを持っている人に読まれた」
っていうことでしかなくて、
じゃあ、はてな民の数と、グーグル検索民の比率ってどうなの?といえば、圧倒的に数千倍、数万倍、数十万倍、検索民の方が多いのよ。
だから、
どうせ媚を売るんなら、
はてな民に媚を売るよりも、グーグル神に媚を売った方が何千倍もリターンが大きいってわけなんよね。
どうですか。
はてなビギナーのみなさん。
ちょっと勇気がわいてきたでしょ?
小さなことでクヨクヨする必要なんて全然ないな、って思えてきたでしょ?
はてブが付くか付かないかで、一喜一憂するのがバカバカしくなってきたでしょ?
小さなコミュニティの中で内側を向くより、世界に目を向けよう。
はてな村の内部での評価で一喜一憂するよりも、
グーグルという名の大海原を目指そう。
井の中の蛙、大海を知らず。
村の中のブロガー、検索流入を知らず。
またまた脱線気味になってきたんで、なんとなく軌道修正しますけど、
ようするにね、
ブクマの数で、あなたの価値は決まらない、ってことです。
タイラー・ダーデンの言葉をどうぞ。
仕事の中身でお前は決まらない。
預金残高とも関係ない。
持ってる車も関係ない。
財布の中身も関係ない。
クソみたいなファッションも関係ない。
ブクマの数で、お前の価値は決まらない。
アクセス数も関係ない。
読者数も関係ない。
収益も関係ない。
しょ~もないことでグズグズ悩んでる暇があるなら、一心不乱に、書いて、書いて、書き倒す!
ブロガーなら、書け!
腱鞘炎になるまで書け!
話はそれからだ!
なんか、肝心なこと書き忘れてる気がするんだけど、力尽きました。
ビギナー向けのカテゴリー「はてなブログ初心者講座」でございます。