人は皆、多かれ少なかれ「誰かにツッコミたい」という欲望を持っているんじゃないか?って気がしてきました。
ツッコミどころ満載な「いつも何かやらかしちゃう人」をYouTubeで見つけちゃったんですよね。
んで「おいおいおい何やってんのよ!」とか思いながら、結局そのチャンネルをめっちゃ観ちゃう。気になっちゃう。
完全に術中にハマった気配。ワザとに「やらかす人」を演じているのだとすれば、このYouTuberさん、相当な策士ですよ…。
もうね~、観ちゃうね~。
「今回は何をやらかすんだろう」って、期待しちゃってる自分がおります。
このかたの動画を観てると、めちゃくちゃツッコミたい気分になるんですよね。
「いや、そこは違うだろ!」みたいな。
「なぜそれができない!?」とか。
「何やってんのよ~!」とか。
そのうち、
「あれ…?もしかして、わざとにやってる…?ツッコまれるためにボケてる…?」
って、疑心暗鬼になっちゃったりして。
でも結局、なんだかんだ言って、また次の動画を観ちゃう。
完全にハマってしまいました。
なんかもう、このままずっと、「ヘタレ」のままでいてほしい、段取りとか悪いままでいてほしい、とか願っている自分がおります。
変にこなれてきて、臨機応変にテキパキと動けるようにならないでほしい、とかワケの分からないことを願っている自分がおります。
なんなんだろうね。
結局、なんでもテキパキとそつなくこなしている仕事っぷりも、観ていて気持ちがイイんだけど、
ぜんぜんできない、失敗の連続、みたいな仕事っぷりの方が、見ていて楽しいというか、さらに面白さ倍増、っていう気がしてきました。
これは、何か「生きるヒント」のような気がしないでもないです。
自分がもしも今後、YouTubeデビューするのであれば、絶対に「できる人」ではなく「できない人」っていうポジションでやっていきたいなぁって思いました。
ポンコツであればあるほど、愛される。
・・・・・・というか、その可能性がある。
・・・・・・・・・
ん!?
そういえば、そもそも私は
「無職」と「ニート」と「ひきこもり」の3足のワラジ状態で活動していたのをすっかり忘れていました。
最初から、ダメダメじゃねぇか。
・・・・・・・・・
いや、戦略的には、これで正解なのか。
人間としてアウトだが、キャラとしてセーフなら、それはそれでまぁいいや。
現代は「多様性の時代」だからな。
ひとりくらい、オレみたいな人間が存在していてもよかろう。
ということで、愛すべき「mii camp 【女子ひとり徒歩キャンプ】」さんの動画をみんなで視聴して、いろんなところにツッコんでいこう!
この動画とかね~、度肝抜かれたよね。
シビれた~。
【女子徒歩】お隣キャンパーさんに助けられたソロキャンプ - YouTube
キャンプ場の管理棟で、焚き火用のマキを一束購入するんだけどさ。
マキって、バラバラにならないように、番線っていうのかな、針金みたいなやつで、束ねてある場合が多いわけよ。
んで、mii camp さん、薪を抱えてテントサイトまで戻ってきたのはいいけれど、がっちりキツめに巻いてあった番線(針金)をどうすることもできなくて、薪をばらせないんよね。
まぁ場合によっては、そういうこともあるとは思うんだけどさ、なんだろうなぁ、どうするのかと思ったら、mii camp さん、おもちゃっぽいナイフの柄の部分でコンコンコンと叩いたりして、束ねてあるマキの内側の数本を抜こうとして格闘するんだけど、なかなかバラせないわけよ。
マキの1本は引っこ抜けたけど、そのあとが続かない。
なんかさ、この一連の・・・
ん~~~・・・・・・
なんというか、対処法というか、創意工夫というか、ひらめきというか、アイディアというか、引き出しの無さというか、経験値の有無というか・・・。
「束ねてあるマキをばらすことができない」っていうのは、キャンプ場の管理者側としても、ちょっと想定外なアクシデントだと思うんよね。
一応、お客さんは皆、アウトドアマンですから。
この程度のことはいくらでも臨機応変に対応できるはず、っていう前提で捉えていると思うんですよ、実際。
たぶんみんな、普通に自力で打開できると思うんです。
自分的には、パッと想像するだけでも、3通り、4通りくらいは「こうしたらいいんじゃね?」っていう方法が頭に浮かんだんですけど、たぶんみんなそんな感じで、なんだかんだ、工夫してこの局面を切り抜けると思うんです。アウトドアマンですので。
miiさん、屈強なゴリゴリタイプじゃないんでね、力があんまりないってのは、分かるんですよ。
でも、だからこそ逆に、力ずくで何とかするんじゃなくてさ。
頭を使って、工夫することで、非力さをカバーしていく方向でやっていったほうがイイと思うんだけどさ。
(ちなみにオチを言ってしまうと、隣にテントを張っていたキャンパーさんに番線を切ってもらうことで、この難関を切り抜けておりました)
そういえば、別の動画では「地面に刺したペグが抜けないっ!」つって、けっこう長いこと四苦八苦してる場面もあったりしてさ。
なんだろう、ちょっと工夫してみたらどうかな?ってめっちゃツッコみたくなっちゃうんよねぇ…。
「てこの原理」ってのがありますよ・・・とかさ。
力自慢タイプじゃないのに、ただ腕力だけで何とかしようとして苦しんでいる姿を観てると、めっちゃアドバイスしたくなっちゃう。
んでね、この感じって、なんだろう?って、しばらく考えてたら、ようやく、なんとなく分かってきましたよ。
おそらくmiiさんは、日曜大工とか、ほぼほぼ、やったことが無いんだろうなって。
トンカチで釘を打ったこともない、
くぎ抜きで釘を抜いたこともない、
のこぎりで木を切ったことも無い、
板を扱ってて、トゲやささくれで負傷したこともない、
・・・みたいなことだと思うんですよね、たとえば。
過去に、くぎ抜きで釘を抜いた経験があれば、ペグを抜くときにも、応用が利きますよね。
抜けないペグに紐をひっかけて力ずくで真上に引っ張って抜こうとして「ダメだぁ~抜けねぇ~!もう諦めてペグ放置して帰ったろかな」とはならないわけじゃないですか。
ということで、miiさんは純粋に「経験がない」ってことのような気がしたんですよねぇ。
あれもこれも初体験。
だから、ドタバタしてるんかなぁ…と。
でも、冷静に考えてみたら、miiさん、20代の女性ですからねぇ。
日曜大工やサバイバルのテクニックとか、知らなくて当然と言えば当然なんよね。
できなくて当たり前なんよね。
全然、不思議なことではなかった。
だってさ、これ、自分自身に当てはめてみたらよく分かると思うんだけど、たとえば私が何か、アプリの開発とか、プログラミングとか、まったく知識も経験もないジャンルの作業を独学でやろうと思ったら、おそらく、miiさんみたいになると思うんよね。
めちゃくちゃ段取り悪くなると思うし、経験者から見れば「なんでこんなこともできないの?」ってなると思うんよね。
熟練者なら簡単にできる作業を、能率の悪い見当違いの遠回りのやり方で、やっちゃうと思うんよね。
知ってる人なら簡単にできることも、知らないから全然できないってなると思うんよね。
ようするに、ただそれだけのことだったんだと思うんよ。たぶん。
今まで経験したことが無い分野のことを独学で身に付けていく、っていうのは、メチャクチャ大変だし、「その分野の中の人」から見れば、滑稽に見えたり、見当違いな動きに見えたりする、ってことだと思うんよね。
はい、以上を踏まえまして。mii champさんのほかの動画も見てみよう。
ん~~、見入っちゃいますね~。
頑張れ…って応援しちゃいますね~。
【女子徒歩】朝からドタバタなソロキャンプ in奥茶屋キャンプ場 - YouTube
【新幕】気温35℃ 重さ30kgぐったり徒歩ソロキャンプ in 百軒茶屋 - YouTube
そういえば、キャンプの達人?みたいな人がツイッターか何かで
「夏は暑いのでキャンプは控えるのがオススメ」
みたいな、身も蓋もないこと言ってて笑っちゃったんですが、ぶっちゃけ、個人的には完全同意です。
春か秋がいいんじゃないでしょうかね。
メチャクチャ暑い日にキャンプするのはしんどいっすよね。
ましてや、灼熱の太陽のもとで焚き火とか、意味が分からんよ。寿命縮むわ。
暑い夏は家でアイス食ってYouTube観てるのが一番。
最後に。いろいろツッコミたいので、まとめてドバっと、ああでもねぇこうでもねぇと書いて、すっきりしてから終わることにします。
え~~と、まずねぇ「老害のぼやき」みたいなもんなんで、予めご了承ください。
「多様性の時代」ですからね。
こういうのもあり、ということで。
あくまでも個人の意見なんですけど、ワタクシ的には「映え最優先のキャンプ」ってのが、どうにもこうにも違和感がありまして。
キャンプとかアウトドアで使うアイテム(ギアというらしい)って、たとえば「機能」とか「軽量」とか「コンパクト」といった要素が重要視される場合が多いんですけど、それらを押しのけて「映え」が最優先される世界、っていうのが、どうにもこうにも違和感がありまくりで、なかなか慣れません…。
折り畳み式のフォークとか、組み立て式のお箸とか、映えるのかもしれませんけど、強度的にもイマイチだし、使い勝手、悪くないですか?
普通に、家で使ってるフォークとか箸とかのほうが、丈夫で便利で扱いやすくないですか?
ダメ?折りたたまなきゃダメ?
エベレストに登るような登山家が、軽量化のためにスプーンの柄の部分をカットして1グラム単位で軽量化を図る、みたいなのは、納得できるんですよ。
それは全然分かるんよ。
でも、たとえばクルマ移動でキャンプしてる人が、利便性を犠牲にしてまで、ギッチギチにコンパクトさや軽さにこだわる必然性なんてないわけじゃん。
めっちゃ小さな折り畳みナイフでチマチマと野菜を切ってるのとか、ほんと謎。
そのくせ、バカみたいに重たいテント持ってきてんのな。
一見、つじつまが合わないんよ。
お前はどうしたいんだよ?って。
んで、結局のところ、それもこれも、ひとえに「映え」のためだってことらしいから、ワシは途方に暮れるわけですよ。
「何故そのアイテムを持ってきたのか?」という問いに対して「映えるから」以外の明確で腑に落ちる理由が無いと思われるケースを見かけるたびに、なんかモヤモヤするんよねぇ…。
映えてるけれど、機能的にイマイチ。
映えてるけれど、重たい。
映えてるけれど、かさばる。
映えてるけれど、値段に見合ってない。
とかね。
そういう「かっこよくて映えるギア」という鎧で全身を固めて、インスタグラムとかでドヤる、っていう行為を、いつの日か、自分も違和感なくできるようになりたいです!
映えを重視する文化に迎合していきたいと思います!
よし!
これくらい支離滅裂なら、隙だらけだ!
みんなから愛されるかもしれない!
(見事な着地)
ぶっちゃけ、ひとり旅とか、ひとりキャンプとか、もう2度とやりたくない。
夏の暑い時期に四国を1か月くらい歩いた時の話をちょびっとだけ書いてる記事。