今日はブログの「PV(ページビュー)」数と「人気」と「読者数」の関係についてのお話です。
多分この記事読んでくれる人は全員ブログやってる人でしょうな。
【ブロガーあるある】ブログを書いているうちに、自分がどこに向かってるのか分からなくなる。
最初はね、特にこれといった目標もなく、なんとな~く書いてる感じだと思うんですよ、おそらく。
もしかすると、最初から
「将来、物書きになりたいから練習のつもりで」
とか
「腹の底にたまってるうっぷんをぶちまけるため」
とか
「遊ぶ金欲しさ」
とか
「難病で入院している妹の手術費を捻出するため」
とか、
めちゃめちゃハッキリした目的意識を持ってる人もいるかも知れませんけど、大抵の人はなんとな~くブログを始める感じだと思います。
ラーメン屋が「冷やし中華始めました」ってはり紙を店先に貼りだす時の、約10分の1くらいの覚悟だと思うんですよね、常人がブログを始める時って。
非常にゆるい。
でね、
ブログを始めると、他の人のブログを頻繁に読むようになると思うんですけど、そこでいろいろと感化されちゃう訳ですよ。
「え~~!あの人、今月30万円もブログで稼いだの!?」とか。
「何~~!!30万PV!?マジかよ!」とか。
「あいつ、バズってバズってバズり倒してやがる!!!」とか。
気になってしょうがない感じになるワケですね。
誰もが通る道ですね、ブログ道。
徳永英明的に言うと、思春期に少年から大人に変わり、最終的にはブロガーになるワケですけど。
一回はみんな、取り乱すと思うんだよな。平常心を失います。
「ウキャ―――!!!みんなスゴすぎだろ…!!!」
ってなります。
挫折を味わう。
人は皆、涙で濡れたしょっぱいキーボードを叩きながら成長していくんですね。
一度は、道に迷うと思うんです。
「あれ?自分は何のためにブログを書いてるんだろう?」みたいな。
で、平常心を取り戻した結果、ブログを閉鎖し、リアルな世界へと戻っていくのです。
ずっとブロガーでいられる人は、本当にごくわずかで。
多分、マゾとか、変態ばかりじゃないかと思います。
逆に言うと「変態じゃない人=普通の人」が書いたブログなんてクソも面白くないんじゃないか?って気もしますが。
いや~ホントね、私、思いますよ。
とりあえず良かったですよ、変態で。
ホッと胸をなでおろしております。
そもそもね、「PV」と「人気」と「読者数」って、あんまり関連性ないと思うんだよね。
私が言っても全然説得力ないんでね、ちょっと引用させていただこうと思います。
実際に月間50万PVを達成した時、人は何を思うのか。
一条 蓮さんのエントリー。
ものすごく貴重で、心に刺さる告白です。感謝。
自分の意見を持っていて、書きたいことを素直に書き、安定したPV数があって、読者からの反応もしっかりある。
これが僕の思う「人気ブロガー」。
その点でいうと、僕は自分の意見もないし、人の心を動かす文章も書けないので読者からの反応も薄い。そのくせ、Googleには媚びてるからPV数だけはある。まるでピエロ。
月間50万PVという大きな数字を達成したことで、「うわぁ、僕のブログ虚しい・・・」と感じてしまったんです。
どうやら僕は「ただの感想」でも「批判」でも何でもいいから、僕の記事を読んでくれた人からの"反応"が欲しかったらしい。
刺さりますね…。
ようするに、PVを稼ぐだけなら「中の人の人間性」なんてあんまり関係ないんです。
PV最優先なら「個人経営のウィキペディア」を目指せばいいんですから。
書き手の個性なんて一切関係ない。
その記事を書いた人が、何に笑い、何に泣き、どう生きてきたのかなんて、検索から辿り着いた人たちにとってはどうでもいいんですよね。
ようするに「PV」と「人気」とはあまり関係がないんです。
PVの多さは「グーグルにどれだけ愛されたか」の目安であって、生身の人間が、中の人に好意を持ったかどうかとは、あまり関係がない。
じゃあ、人気って何なんだ?っていうと、一条 蓮さんは「読んでくれた人からの反応の多さ」という風に言っていますね。
なるほど。そうかも知れません。
このへんのところを混同してる人が多いような気がするんですよね。
「人気者になりたい!」みたいな事を言ってるんだけど、PVを伸ばすにはどうしたら良いのかな?って考えているブロガー、いませんか?
人気者になりたいのか。
PVを稼ぎたいのか。
どこを目指しているのか、自分の中で一回、ハッキリさせるとブレなくなるのかも知れませんね。
あと、身も蓋もないことを言うと、
努力でPVを増やすことよりも、努力で人気者になることの方が死ぬほど難しいと思います。
従いまして、まずは人気者を目指すのではなく、PV数を上げることを目標にブログに取り組むのが、精神衛生上、よろしいかも知れません。
努力が結果に繋がりやすいですからね。
あとは、ひたすらブログを続けること。
続けているうちに、自分のカラーが見えてきます。
自分の持ち味がハッキリしてくるでしょう。
あっ。
手っ取り早く人気者になれそうな「互助会」というシステムもあったね。
忘れてた。
今回はスルーします。
※
中には、人気とPV、両方を手に入れているブロガーもいると思いますが、そんなのはもう、神に近い存在なので、無視します。どっちみち参考にならない。真似できない。
読者数も、人気とはあんまり関係ないね。むしろブログ歴の長さとの関係の方が全然大きいと思う。
実はこういうランキングがあるんですが、みなさんご存知でしょうか。
こちらのサイトによると、はてなブログ利用者で、読者数が1000人を超えているブログの数は現在約110個。
ちゃんと全部見たワケじゃありませんけど、どうやらこれ、芸歴(ブログ歴)の長さと関係があるような感じがしますね。
ブログを始めて1年未満で、上位陣に食い込んできてるのは、ASKAとハルオサンくらいじゃないでしょうか。
くしくも、警察にご厄介?になった過去がある御両人です。
相対的に見て、芸歴の長さがそのまま読者数に比例しているケースが多いように思います。
まぁ当たり前と言えば当たり前なのかも知れませんが、同じ面白さのブログが2つあれば、先に始めたブログの方が、読者を多く獲得しているはずなんですよね。
すでにlivedoorブログに引っ越してしまった方のブログでも、読者数にはほとんど変化がないようですので、読者数は時間の経過とともに増えはすれども、減ることは稀なんだと思います。
ようするに、諦めなければ、ひたすら継続し続ければ、誰でも読者1000人に辿り着くことは可能なのです!とは言いませんが、やっぱりあまり一喜一憂することなく、とにかくブログを書き続ける、ということが大事になってくるような気がします。
最後に。読者が増えないとお悩みのあなたに…。ちょっと私、ひらめきましたよ。
ものすごくザックリ言うとですね、例えば、ず~~っと野球の話題だけに特化して、ブログを書いていたとしましょうか。
そうすると、読者になってくれるのは野球ファンだけなんですよ。
はてなのアカウントを所有している野球ファンが300人なのだとすれば、300人が上限で、それ以降はどう頑張っても読者は増えない…という可能性が高いです。
野球の話題も、サッカーの話題も、取り上げているブログであれば、野球ファンとサッカーファンが読者登録してくれる可能性がある。
ようするに「間口の広さ」みたいなものが関係してくるんじゃないのかな?って気がしますね。
サッカーブログの方が、カバディブログよりも読者を増やしやすい。
たくさんの人が興味を持つような話題を頻繁に取り上げるブログの方が、読者が増えやすいんじゃないでしょうか。
(熱烈なファンを獲得したければ、ゴリゴリに特化していくべきですが)
そういう意味では、何かに特化したブログよりも、雑記ブログの方が守備範囲が広いんですよね。
それをどう生かすか?ってのを考えてみると何かヒントがあるかも知れません。
信じるか信じないかはあなた次第です。