事件です。
北アルプス上高地にある小梨平キャンプ場でレトルトカレーをきれいに食べる熊が出没したようです。
意外です。クマっていうと「食べ方が汚い」というイメージしかないんですが、レトルトカレーをきれいに食べるクマ…ホンマかいな!?
今年はクマ出没のニュースを割と頻繁に見ている気がしますが、私の中のイメージでは、たいてい、クマが畑の作物を荒らすとき、トウモロコシとか、Suicaとか、ひとくちだけ食べて、さぁ次行きましょう、みたいになってんすよね。
食べ方が汚いというか、だらしがないというか。
なんで、Suicaを1個まるごときれいに食べないで、一口ずつ、何個も何個も食べるのか。
あいつら、なめとんのか?
ちゃんと食えよ。
トウモロコシとかでもそうですよ。
なんで、一口だけかじって、さぁ、次のトウモロコシ行きましょう、みたいになってんだよ。
ちゃんと一本、きれいに食いなさいよ。
もしも私が畑で育てた作物を、クマに一口ずつ食べられたら、めちゃくちゃ大激怒しますよ。
「1個の作物をきれいに食えよ!」ってね。
キャンプ場の熊対策訴え 上高地で襲われた女性証言 | 信濃毎日新聞[信毎web]
松本市安曇の北アルプス上高地にある小梨平キャンプ場で熊に襲われけがをした都内の50代女性が13日、信濃毎日新聞の取材に応じ「一瞬でテントが引き裂かれ、脚も引っかかれた。恐怖で痛みすら感じなかった」などと当時の状況を語った。食料はビニール袋などに入れた上でテント内に保管していた。「テント内に食料があると熊が学習しているようだ」と指摘し、対策の必要性を訴えた。
略
近くの診療所で応急処置を受け、救急車で松本市内の病院に搬送された。
爪で引っかかれたような約8センチの2本の傷が右脚にあり、縫合手術を受けた。「手術後も震えが止まらなかった」。傷は今も痛むという。仲間からは、レトルトカレーの袋などが破られ、きれいに食べ尽くされていたと聞いた。
仲間からは、レトルトカレーの袋などが破られ、きれいに食べ尽くされていたと聞いた。
レトルトカレーの袋などが破られ、きれいに食べ尽くされていた
レトルトカレーをきれいに
カレーをきれいに
・・・!?
冗談を言っている場合ではナイ。
キャンプ場の受付スタッフ「熊が出没しているから気を付けてください」…いや、そういうこと?それでいいのか?もっと他に言うことなくね?
なんか、詳しいことはよく分からんけどさ、キャンプ場の対応って、これであってんのかな?
前日にもクマが出没して、テントが荒らされてんだけどさ。これ、普通に営業を続けていて大丈夫なもんなのかね?
キャンプ場を管理する日本アルプス観光(松本市)によると、7日夜も親子3人のテントが襲われ、食料が食い荒らされる被害があった。親子は逃げて無事。同社は近くに捕獲用のおりを設置し、巡回を強化していたという。
ただ、女性は受付時にキャンプ場スタッフから「熊が出没しているから気を付けてください」としか言われなかったという。登山中の食料をテント内で保管するのは一般的で、女性は「前日にテントが襲われたと知っていれば、キャンプ場の利用自体を考え直していたと思う」と指摘。環境省やキャンプ場側による利用客らへの注意喚起や対策の在り方に疑問を感じている。
7日の夜に、親子3人のテントがクマに襲われている、と。
そのうえで、
8日にキャンプ場を訪れた客に対して
「熊が出没しているから気を付けてください」
とだけ言って、受付を済ませている。
連絡事項的に、こんな感じでいいのかね?
女性は「前日にテントが襲われたと知っていれば、キャンプ場の利用自体を考え直していたと思う」と指摘。
いや、そうなるよね、なるでしょ。
キャンプ場のスタッフ、最初の受付時に
「昨夜、テントが襲われましたけど、どうします?命がけでテント張りますか?」
って、ちゃんと具体的に聞かなきゃダメじゃね?
ってか、今、どうなってんのよ。
そのキャンプ場。
普通に営業してんのかな。
いま会いに行けるクマがいるキャンプ場。
ちょっとチェックしてみるか。
・・・・・・・・・
あった。これだ。
2020.08.09 お知らせ
小梨平キャンプ場 キャンプサイト閉鎖のお知らせ
今シーズンは上高地全域に熊の目撃情報が多く、キャンプサイトご利用のお客様には食料飲料の管理、夜間外出時の注意等をお願いしてまいりましたが小梨平キャンプ場キャンプサイト内で熊が出没し、テント内の食料を取ろうとした際にテントの中にいたお客様の足が熊の爪により怪我をするという事故が発生しました。上高地では数日前より熊の出没状況を受けた対応(巡視、注意喚起、捕獲など)をしておりましたが、本日の事故を受け巡視、注意喚起、獲得などの対策を強化するとともに、すくなくとも捕獲されるまでの間小梨平キャンプ場の利用を休止いたします。ご理解、ご協力をお願いいたします。
なんか、このひとつ前の、8月4日の「お知らせ」を見ると
「この一週間で4日間夜間の出没がありました。」
って書いてあるから、なんかあんまり…アレなんですね…。
シンプルに危機感とか無いのね…。
・・・・・・・・・
クマが…ちっこいのかな?
サイズ的に殺人を犯せるほどのクマではないと…?
人命にかかわるほどの攻撃はしてこないと…?
っていうかさ、
「テント内の食料を取ろうとした際にテントの中にいたお客様の足が熊の爪により怪我をするという事故が発生しました。」
って、なんかすごくね?
なんかこれ、
「あ~っ、お客様、クマが食料をGETしている際は、不用意に足を出しては困りますぅ~!」
っていうニュアンスが漂ってね?
ちょっと、「お客側のミス」的な。
クマの眼前に足を出しちゃった方が悪い、的な。
う~~む…。
いろいろと「謎」です。
小さなクマなら、毎晩出没しても、キャンプ場の運営的には問題なかったのだろうか。
たまたま、足をひっかかれた客がいたから、閉鎖になったのだろうか。
もし仮に、
このまま誰も、身体的に被害を受けていなければ、今でも普通に、キャンプ場はオープンしていたのだろうか。
ちょっとよく分かりません。
そして一番よく分からないのが、クマがカレーをきれーに食べた、っていう話ですね。
若干、韻を踏んでいます。
カレーを
きれーに
たいらげたYO!
山の中腹
熊は満腹
今夜も華麗に
GETだカレー!YO!
一応、自称・元なんちゃってアウトドアマンの私から、山を登るなら持っておきたいアイテムを紹介しておきます
熊の生息地とかによっては、やっぱね、クマよけの鈴とか、一応、持って行った方がイイでしょうね。気休めみたいなもんですが。
「人食い熊が、鈴の音を頼りに人間の居場所を突き止めて襲ってきた」なんていう、真逆な事例も過去にはあったらしいんでね、「クマよけ鈴」があれば絶対に安心とも言えませんが、まぁ、お守りみたいなもんです。
私が持っているのはこちらのタイプ。
クマの頭の部分がネジになっていて、ひねると鈴の部分から外れます。
鈴の中の振り子が上部に引き出され、直接、鈴の側の部分と接するようになるので、音が鳴らない状態になります。
ちなみに、クマの頭の上の鎖の部分なんかは、枝に引っかかってテンションがかかると引きちぎれる可能性もあるんで、できれば、パラコード(パラシュート用の丈夫な紐)とかに交換しておきましょう。その方がおしゃれだしね。
あとね、ホイッスルですよ、ホイッスル。笛ね。
このタイプは、笛の部分を回すと外れて、中が防水カプセル状になっているので、IDを書いたメモ用紙を入れておけます。
不測の事態に備えて、自分の名前や連絡先、血液型などをメモしておくわけです。
普段はキーホルダー的な感じで持ち歩けます。
んで、山でヤバいことになった時は、思いっきりホイッスルを吹くと。
ちなみに。
山の中で大声で助けを呼び続けるのは、けっこうしんどいと思います。
あるとき、某・相方が、下山中に足の骨を折りまして。
ところが仲間はみんな先に下山しているので、最後尾で動けない相方は、その場で待っていても誰も来ないし誰も気づかない状態。
しょうがないんで、力の限り「足折れた~助けて~!誰か戻ってきて~!」 って大声で叫び続けたらしいんですけど、こういう時、ホイッスルがあると多少、楽ですよね。
他にも、あると便利なアウトドアグッズいろいろ。
何故か、登山とかクマの話に敏感な私です。