私は20年ほど前に購入した「防水バッグ」を使っていますが、いまだに現役です。
自転車旅行では「寝袋入れ」に、無料の露天風呂では「貴重品入れ」に、海水浴では「簡易浮輪 」として。災害時にはバケツとしても使えます。万能かつ超便利です。
だまされたと思って「防水バッグ(ドライバッグ)」、とりあえず一袋、買ってみ?
私が愛用しているのは「SealLine(シールライン)」というメーカーのもの。非常にタフです。
写真だと大きさが分かりにくいですが、サイズは10リットルです。
バハ・ドライバッグ(BAJA™ DRY BAG)というシリーズかな。
防水バッグは文字通り、防水じゃないと意味がないんでね、どんな小さな穴でも、開いちゃうとマズいわけです。
アウトドアで利用する場面で…例えばカヤックなんかが転覆した時に、中のものが濡れちゃうようじゃ話にならんわけです。
そう考えると「安心を買う」という意味でも、防水バッグに関しては、通常のアウトドアグッズ以上に、ちゃんとした一流メーカーの商品を選んだほうが無難だと思います。
それで当時、私はいろいろと考え抜いた結果、防水バッグ界では超ポピュラーな一流ブランド「シールライン」の中の、あえて生地の分厚いタイプのモデルを選びました。
生地が分厚い分、若干、重たいし、値段も高かったかな。
しかし、私にとっては、ちょっとやそっと乱暴に扱っても、絶対に破れない、穴が開かない、という「丈夫で長持ち感」が重要だったので、あえて軽さを犠牲にしてでもタフさを優先しました。
ちなみに、黄色を選んだのは、万が一、川や海などで防水バッグが流されてしまった場合でも、視認性が高く、発見しやすいからです。
防水バッグの使い方いろいろ。使い道は無限大だ。例えば、温泉で。
絶対に濡らしたくないアイテムって、あるじゃないですか。
例えば…財布とか。
携帯電話とかスマホとか。
デジカメなんかもそうですね。
じゃあ、例えば。
旅先で見つけた、管理人のいない、無人の露天風呂とかに入る時に、濡らしたくない貴重品をどこに置いておけばいいのか?
っていう問題、誰しも直面したことがあると思います。
脱衣所に金目のものを置いておくのは危険です。
そもそも、そういう場所には、盗難注意の張り紙がしてありますし。
さて、どうしよう。
そうだ、防水バッグに入れて、湯船まで持って行けばいいんだ。
防水バッグにはチャックがありません。
袋の口の部分を、クルクルと何回転か巻いて、最後に留め具をカチッと留めるだけ。
ようするに、何回転させるかによって、サイズは変化し、いくらでも小さくなります。
こんな感じでクルクルと巻いて、パチンと留めるだけ。
構造がシンプルだから、故障もない。
私は、ちゃんとしたロッカーが無い、盗難注意の張り紙があるような温泉では、貴重品は防水バッグに入れて、持ち歩くようにしています。
もちろん、湯船にバッグを浮かべるような真似はしませんが、温泉に浸かっている時は、常に自分で見える範囲に置いておきます。
自転車やバイクで旅をするなら、寝袋だけは確実に雨から守りたいよね。
私の買った10リットルの防水バッグの大きさが、マイナス3度まで対応している、そこそこガチな山用寝袋を入れると、ちょうど「純正品か?」って思うくらい、サイズ的にピッタリだったんで、自転車で旅する時に、寝袋入れとして使っていたこともありました。
他のものは濡れても何とかなるんですが、寝袋だけは、絶対に雨から死守しなければなりませんから、寝袋入れとしての利用方法は、抜群にハマりましたね。
あとは無造作に荷台にでも載せておけば、ザーザー降りの雨の中でも、全く心配無用。
寝袋以外のアイテムなら、ザックカバーなり、ビニール袋なりで、大雑把にパッキングする程度でいいんですけどね。たとえ濡れても、何とかなるし。
海水浴の時も、貴重品の置き場に困るよね。そんな時は防水バッグだ。
海で泳いでる時に、貴重品をどこに置いておくか、ってのも、悩ましい問題です。
特に、自分ひとりだったりすると、荷物を見張っててくれる仲間もいませんし。
海パンのポケットにでも入れておくか?
カギ、スマホ、財布、カメラ…。
さて、どうしよう。
そんな時はコレ。はい、防水バッグ。
貴重品をジップロックなどに入れ、タオルか何かでぐるっと巻いて、防水バッグの中にぶち込みます。
あとは、目いっぱい、空気で満タンになるようにして、袋の口をロックします。
はい、浮輪の完成だ!
実際に試してみましたが、そこそこ、浮輪として機能してくれます。
沖に浮いているブイ的な。
ただし、全体重をかけて、水面にぷかぷかと浮かんでいると、ものすごくゆっくり、じわじわとしぼんでいくようです。(10分くらいなら大丈夫そう)
もしかすると、私の防水バッグが相当古いから、劣化してるのかも知れません。このへんはちょっと不明です。
でもまぁ、水に濡らさず、貴重品を身につけたまま泳ぐこと自体は全然可能になるので、その時点で及第点ですね。
浮輪は浮輪として別に持って行き、防水バッグはあくまでも貴重品入れとしてぷかぷか浮かべておくのが正解かも知れません。
くれぐれも、貴重品が波にさらわれないように、しっかりと命綱だけは結んで、確保しておきましょう。
(防水バッグの口部分には、カラビナなどを付けられるように「D環」が装備されています。付いてないモデルがあったらゴメン)
まぁ、とにかく。
浮輪としても一応使えるので、例えば「子どもが沖に流されかけている」みたいな非常事態に、長いロープをつけて、子どもめがけて空気でパンパンにした防水バッグを放り投げる、みたいな使い方ができるんじゃないかと思います。「これにつかまれ!」的な。
さて、お待ちかね。災害時にはどう使う?そりゃもちろん、逆転の発想「バケツ」として。
防水バッグは、外から水を通さないわけですから、当然、中からも水を通さないわけです。
まさに逆転の発想。
防水バッグの中に水を入れて、バケツのように持ち運ぶことができる!
しかも、バケツみたいに、移動中にザブザブと水がこぼれることもないよ!
これ、すごく便利でした。
水を運ぶときにめっちゃ使えちゃう。
袋の口が「持ち手」のような形状になるので、片手で持てるし。
なんかもう、折り畳みバケツの進化形、みたいな。
水を入れた後、口をしっかりと密閉できるので、持ち歩く時、ラクラクです。
万が一、下に落としても、水が漏れないし。
例えば、マンションのエレベーターが停電で止まってしまって、非常階段を使って上り下りしなければならない時。
給水所でもらってきた水をこぼさずに、マンションの上の階の自室まで運ばなければならない、なんて時は、バケツだと結構地獄だと思いますね。途中でこぼすし。
そういう時は、確実に防水バッグが正解でしょうね。
防災グッズとして折り畳みのポリタンクなんか売ってますけど、それって、水運び以外の使い道がありませんよね。災害が無ければ使わずにただ持ってるだけです。
しかし、
防水バッグなら、普段のアウトドア遊びでもいろいろ活躍しますので、重宝しますよ。
もちろん「単なるバッグ」としても使えるしね!
おそらく、他にも防水バッグの使い道はいろいろあると思う、キミだけの使い方をその手でつかめ!
空気を入れて「枕」として。
あるいは・・・
洗濯前の臭い衣類を密閉しておくとか。
他にも、いろんな使い方があるんじゃないかと思います。
是非、自分だけのオリジナリティあふれた使い方を見つけてみてネ!
あとは頼んだ!
関連記事。