猫写真家・沖昌之さんが、めちゃくちゃイイ感じだった

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先日の「天才!志村どうぶつ園」に、猫写真家の沖昌之さんが出演していました。

なんつ~かな~、沖さん、めちゃめちゃイイ感じだったんすよね~。

やっぱ、猫好きな人って、ネコっぽい人が多い気がするな~

 

沖昌之。サラリーマンから猫写真家へ華麗なる転身。いや、そんなに華麗でもなかった。だがそれがいい。

どういったいきさつでサラリーマンをやめて猫写真家になったのか?っていうエピソードも紹介していましたけど、これもまた、イイ感じで。

な~んか、全部、ユルいんですよね~。

 

「もともと写真が大嫌い」とか。

そういう人が写真家になるってことあるんすね。

 

うろ覚えですけど、たしか沖さん、配送?の仕事で入社したはずの会社で、ネット販売する商品の写真を撮る業務をやらされる羽目になって。

んで、仕事がメチャクチャ苦痛で、いろいろ悩んでいる時に公園でブサイクな野良猫に出会って。

「ブサイクだけど堂々としている」その猫の姿に感銘を受けて。

 

人生の師ということで、勝手に「ぶさにゃん先輩」と名前を付けて、心の中でリスペクトしていたらしいんですよね。

 

多分こちらのかたで間違いないと思うんですけどね、ぶさにゃん先輩。

 

んで、そのうちに

「よし、自分も猫を見習って口角を上げていこう」って思うようになって。 

 

沖さんは仕事中も意識して口角を上げて「明るい笑顔」的な表情で作業するように心がけるようになって。

その結果、社内の人々からの自分への風当たりも穏やかになっていって、徐々に仕事がつらくなくなっていった…とかなんとか。

 

猫の口って、なんかこう、

ω

 こういう感じになってるじゃないですか。

 

んで、それを沖さんは「口角が上がっている」って捉えたらしいんですよね。

なんかもう、その時点でちょっと間違えてるような気もするんだけど、まぁいいじゃないですか、ねぇ。結果オーライですよ。

 

口角を上げて暮らせば、それだけで人生が少し楽しくなる…。

イイ話を聞かせてもらいましたよ。

 

そのうち、沖さん、

「自分が好きな被写体を撮れば、写真がもっと楽しくなるんじゃないか?」

っていうことで、猫の写真を撮り始めて。

そうやって撮りためた猫の写真をSNS上で発表してみたら話題になって。

んで、現在に至ると。

プロのネコ写真家、誕生。

 

何か全然、血のにじむような努力とかしていなくて。

全然、無理してないのよね。自然体っていうか。

少なくとも、そんな風に見えるんよね、沖さん。

 

流れに身を任せて、好きなことやってたら、こうなりました、みたいな。

 

でもこれ、なにげに結構、大事なことかも知れませんよね。

 

好きなことをやる、向いてることをやる。

好きなことなら続けられるし。

向いてることなら、結果が出るし。

 

先日もそんな話を書きましたけれども。

gattolibero.hatenablog.com

 

 まぁとにかくね、沖昌之さんの醸し出す「空気感」が、なんつ~かな~、「まったり」してるんすよね。

どのエピソードも、いちいちユルい感じで。

やっぱ、イライラしてたり、セカセカしてたりすると、猫も警戒するし、寄ってこなくなるしね。

沖さんが、堂々と、まったりと、悠然としているから、撮られる側の猫たちも心を開いてくれてる、って部分、あるんでしょうね~。

 

ちょっとそのへんの話も。

 

 

番組スタッフから沖昌之さんへの疑問。「えっ?どうすれば、猫たちのナイスな場面を写真に収めることができるの?」

「志村どうぶつ園」の撮影スタッフ的には、散々、いままでにいろんな動物を撮影してきてるわけですよ。

そうすると、猫のナイスな一場面を撮影することの難しさも実体験として知ってるわけです。沖さんが撮るような写真って、実はそう簡単に撮れるもんじゃない。

 

んで、疑問に思うわけですよ。

「我々がいくら頑張っても、猫のあんなイイ感じの写真はそう簡単には撮れない。沖さんはどんな方法を駆使して、猫の魅力満載の写真を撮ってんの?教えて!」

ということで、沖さんの1日に密着~。

 

これがもうね、めっちゃ良かった。

・・・・・・・・・

ユルくて。

 

沖さん、住宅街と河川敷をブラブラと歩くわけです。

「週5で歩く」って言ってたかな。

基本的には、ほぼ毎日です。

 

んで、顔見知りの野良猫たちがあちこちにいるんですよね。

 

沖さんが歩いていると、むしろ猫の方から声をかけてくるんです。

「にゃ~(オッス。今日も来たか)」と。

 

あっちにもこっちにも。

沖さんと顔見知りの猫がいる。

 

んで、スタッフが「この猫とはどのくらいの付き合いですか?」って尋ねたら、

「だいたい4年くらい」ってさ。

4年!?

4年間も毎日、猫の写真を撮るためにブラブラしてんの!?

いや~、これはやっぱ、好きじゃないと無理よ、できないよ。

 

しかもね、沖さん、顔見知りの猫を見つけた後、挨拶して、頭なでなでして、世間話して、親睦を深めて、それで立ち去っていくわけよ。

写真撮らないでさ。

そういう感じの、猫がいるのにカメラを構えないっていうシーンが何度もあって。

 

それで番組スタッフもちょっと度肝抜かれてさ。

「えっ!?写真は撮らないんですか?」って。

 

あんまりむやみに撮らないんですよ、沖さん。

できれば猫にストレスを溜めさせたくないんだって。

ここだよね、秘訣。

沖さんは猫の立場で考えている。

 

 

番組ディレクター

「写真の撮れ高の心配よりネコの心配の方が大きいですね」

 

沖昌之さん

「それでいいと思います。写真より猫が元気な方が…平和

 

そういうことなんすねぇ~…。

勉強になるわ。

 

あせってガツガツと貪欲に行動しても効果的ではない。

カメラを向ければ向けるほど、猫たちは警戒するようになる。

 

それよりもむしろ、長い年月をかけて、少しずつ猫たちと信頼関係を築いていって、そのあたたかい空気感の中で、ナイスな写真が撮れる瞬間を待つ。

そういうやり方が沖昌之さんのスタイルってことなんでしょうなぁ。

 

逆に言うと、これだけ猫のことを第一に考えてくれる人間には、そりゃ猫たちだって心を開くよなぁ…と。

普段はあんまり見せない表情とかしぐさとかも、沖さんには見せちゃうよなぁ…と。

そんな風に思いましたね。

 

沖さんが猫写真家として成功するのも当然と言えば当然か。

溢れ出る「猫愛」。

 


ぶさにゃん

 

 


写真集 必死すぎるネコ

 

 

やっぱ、ネコから学ぶことは多いね。

今回も勉強になりました!

ありがとう!ネコ&沖昌之さん!

 

 

こんな過去記事もあるよ

gattolibero.hatenablog.com

 

gattolibero.hatenablog.com