「都会での暮らしに傷ついた若者が全国から集まるシェアハウス」を紹介していた番組「Dear にっぽん」を観た感想

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途中からしか観てないんですけどNHKの新番組「Dear にっぽん」で、都会での暮らしに傷ついた若者が全国から集まるシェアハウスのドキュメンタリーを放送していました。

んで、なんかね~、すごく、ほのぼのとしている雰囲気というかね、イイ感じだったんですよ、ほっこりするような。

これ興味深いな!行ってみたいな!って思ったんですけど、あとで検索してみたら、いわゆる「山奥ニート」さんの「共生舎」の話でした。

 

ドキュメンタリーって言っても、演出次第でどうにでもなるんだなぁ~と、改めて実感。「ザ・ノンフィクション」っていう番組でも「共生舎」を取り上げていたらしいが…

 

まずは、こちら。

NHKの新番組「Dear にっぽん」。

日本各地の瑞々しい風景の中で、ひたむきに生きる人たちを見つめ、”大切なもの“を探すドキュメンタリー

とのこと。

なんか、ほっこり、心が暖かくなるような、そんな番組を目指している感じ、あるじゃないですか。

イイ感じじゃないですか。

 

「ひとりたどり着いた山里で〜和歌山・田辺〜」 - 新番組 「Dear にっぽん」 - NHK

「ひとりたどり着いた山里で〜和歌山・田辺〜」
初回放送日: 2022年4月30日

和歌山県の深い山奥にたたずむシェアハウス。都会での暮らしに傷ついた若者が、全国から集まる。一人暮らしのお年寄りたちと不思議な交流がうまれ、集落にも変化が…

和歌山県田辺市の深い山奥。廃校になった小学校の校舎を譲り受けてできたシェアハウスがある。暮らすのは引きこもりやニートだった10人あまりの若者たち。4年前ここに来た女性は、都会での暮らしに傷つき、誰にも頼れないまま「社会との関わりを断ちたい」とやってきた。ところが、家族と離れ、一人で暮らすお年寄りたちと交流するうちに、少しずつ自分らしさを取り戻し、ある決意をする…。語り・吉岡里帆

 

語り・吉岡里帆ですよ。

この時点でもう、どんぎつねですよ。

 

とにかく、

都会での暮らしに傷ついた若者たちが全国から集まるシェアハウス」っていう紹介の仕方をしてるんですよね。

なんかこう、すごく駆け込み寺というか、セーフティーネットというか、最後の砦というか、そこに「救い」があるような表現の仕方をしていて、あんまりネガティブなイメージないわけですよ。

正直、もしも自分が20代だったら絶対、一度はこのシェアハウスに入居したかったな!って、思いましたよ、番組を見ていて。

まぁ、ちょっとしか観れなかったんですけど。

ちょうど、シェアハウスの若者たちが、地元のおじいさんの誕生パーティーを開催しているシーンでした。

イイ感じなんすよね。

ほっこり。

 

もうね、マジで、ガチで、今度のブログネタ決まったな、って思ったもんね。

これ書こう、って。

「居場所を見失っているニートや引きこもりのヤングは、このシェアハウスに行ってみたらどう?」

みたいな。

 

んで、あとで番組の概要を確認してみたら、「和歌山県田辺市の深い山奥。廃校になった小学校の校舎」って書いてあってさ。

あれっ?

これ、どこかで見たことあるような…って思って検索してみたら、がっつり「共生舎」さんでした。

 

 

なんかさ~、ちょっと前に、別の番組でも共生舎が紹介されていて、その番組がけっこう、えげつない感じで、炎上していたらしい…ってのは、うっすら知ってたんすよね。

番組自体は観てないし、ネットの反応もしっかりは観てないんだけどさ。

なんとなく、面倒なことになってんだな~ってのは、気づいてはいたのよ。

 

これ、Yahoo!ニュースの記事。

『ザ・ノンフィクション』娘の養育費をネット募集した“山奥ニート”に批判殺到も、裏にある「過剰演出」疑惑(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース

 

元記事のリンク。

『ザ・ノンフィクション』娘の養育費をネット募集した“山奥ニート”に批判殺到も、裏にある「過剰演出」疑惑 | 週刊女性PRIME

 

なんか、炎上するように、意図的に演出してたらしいんよなぁ。

それで「ノンフィクション(創作ではない)」とか謳ってるワケだからから、なおさらタチが悪いというかなんというか。

 

2月20日に放送された『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の「山奥ニートの結婚~一緒に赤ちゃん育てませんか~」がネット上で“炎上”している。

 同番組の舞台は、最寄駅から車で2時間の場所にある和歌山県・田辺市の集落にあるシェアハウス『共生舎』。社会や家族から距離を置いた20~30代の“山奥ニート”たちが、互いの人生に干渉せずに共同生活を送る姿を描いたドキュメンタリーで、今回は30代のももこさんと20代のアツシさんという住人同士の結婚・出産がメインで取り上げられた。

 

これ、記事の最初で言及したNHKの番組「Dear にっぽん」でも、赤ちゃんとか、子育てのシーンが割とメインだったみたいなんよね。

シェアハウスの近所に住むおばあさんが、赤ちゃんをお風呂に入れてあげてるシーンとかあったりして。

 

だから、どちらの番組でも題材自体はけっこうダブってるというか、同じものをどう切り取るか、どう演出するか、みたいな違いだったんじゃないかと思うんですよね、多分。

 

それが、かたや「ほっこり」系の演出。

かたや、視聴者を「イラつかせる」ような演出、っていうことだったようで。

 

これねぇ~、どっちの番組で「共生舎」を知ったかで、印象、全然違うと思うんすよね。

 

前出の「ザ・ノンフィクション」の過剰演出疑惑に関する記事から引用。

 

ももこさんは、共生舎での子どもを育てたい理由について「子育てが大変だから面倒を見きれない分は他の住人にも見てもらえるかなって」「10人いれば誰かしらヒマな人がいるから」と説明。

 こうした態度が一部の視聴者の目に、「母親としての責任感に欠けると映り、物議を醸した」(同・前)というが、隣の山の限界集落に住む86歳の女性・中岡さんへの言動が、炎上をさらに加速させたようだ。

「ももこさんは産後の肥立ちが悪く、代わりにアツシさんが家事と育児に奮闘していました。そんな中、赤ちゃんを見に共生舎にやって来た中岡さんの目の前で『(赤ちゃんの)お風呂誰か手伝ってくれる人いないかな?』と頼るシーンが、一部視聴者の間で“育児を他人任せにしている”と受け取られてしまったのです。

中岡さんは、共生舎を後にする際、「放っといてくるのが(胸が痛い)」「誰のせいでもないでしょうけどね あの子らの選んだ道やろうけど やっぱり見てたら」「新米(ママ)でも ももちゃんがもうちょっとね 動ける状態やったらいいんやけど」と涙を流しており、「山奥ニートのシェアハウスという特殊な環境での子育てを心配している様子だった」(同・前)という。

SNSで今回の放送内容についてのコメントを確認してみると、

≪他力本願過ぎて見てて怖いんだよね≫
≪育児放棄しかねんだろ≫
≪子供はペットではない≫
≪善意の搾取っていうのはこうゆうことを言うんだよね≫

 といった、ももこさんの行動や言動を非難するコメントが多く見受けられた。

さらに、クラウドファンディングで赤ちゃんの養育費を募っていることも物議を醸しています

 

な~んかさ~、こういう番組ですよね、「ザ・ノンフィクション」って。

めちゃくちゃ「この人、マジでダメな人だな」って思えちゃうようなシーンを、ぶち込んでくるんすよね。それで、BGMサンサーラですよ。「生きて~る♪生きている~♪」ですよ。

 

 

「ザ・ノンフィクション」は実質「ザ・フィクション」なのではないか。フィクション大魔王。

「ザ・ノンフィクション」のやらせ疑惑みたいなのは、過去に何度も問題になってますよね。もう完全に常習犯。

あれはまともに正面から観ない方が良いかもしれません。

「過剰な演出ありき」の作品なんだと。

 

『ザ・ノンフィクション』をめぐっては、過去に何度もやらせや過剰演出問題が物議を醸してきた。「マキさんの老後」シリーズの主人公・女装のゲイ「マキさん」と男装のレズビアン「ジョンさん」夫婦は、2020年7月に『週刊女性』で同番組のやらせについて告発している。

スタッフから、とにかく“ケンカしてください”と言われ、ケンカするまで帰ってくれないから早く帰ってほしくてケンカをしていた……という明らかなやらせのほか、マキさんがジョンさんと言い合いになった際、ワイングラスを割ったような演出をされたと、過剰演出の実態まで暴露したのです。『マキさんの老後』は人気シリーズだけに、衝撃を受けた視聴者も多かったのではないでしょうか」

 2020年1月放送の「私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~」の主人公・友紀子さんも、放送後に「ザ・ノンフィクションに出演してみてわかったこと」というYouTubeにアップした動画内で、「編集がおもくそ嘘でした」と放送内容に反発した。

 

 

なんか、NHK「Dear にっぽん」の話をするつもりが、ほぼほぼ「ザ・ノンフィクション」のことを語ってしまいました。

脱線しすぎ。

 

 

なんかもう一個、「共生舎」について紹介しているNHKの番組があったみたいなので、紹介して終わりましょうかね。

2021年6月11日に放送した番組のようです。

 

“山奥ニート”が、見つけた幸せ~限界集落のシェアハウス~ | NHK | WEB特集

人口わずか5人だった和歌山の限界集落。コンビニも娯楽施設もないこの場所に、若者たちが集うシェアハウスがあります。

都会での暮らしに生きづらさを感じ、ここへとやってきた若者たちは、食べていくのに必要な分だけ働き、あとはのんびり。ゆるゆると暮らし、“山奥ニート”と自称しています。

そして、いつの間にか、すっかり地区のお年寄りたちとも打ち解け、一緒に酒を酌み交わす仲に…。そこには、不思議な“つながり”が生まれていました。

“山奥ニート”たちが、限界集落で見つけた豊かな暮らし。少しのぞいてみませんか?

 

またちょっと違った切り口というか。

あんまり悲壮感とかないっぽい。

 

全国から集まった20代から30代の男女10人余りが暮らしています。

廃校となった校舎を無償で譲り受けて住んでいるので家賃はかかりません。

生活費は、月におよそ2万円。近くの農家やキャンプ場などで時折アルバイトをするなどして収入を得ています。もちろん、税金や健康保険料も納めています。

豊かな自然に囲まれた山奥ですが、シェアハウスの中はインターネットが完備され、住民たちは動画やゲームを楽しんだり、ギターを弾いたり、マンガを描いたり、それぞれのペースで暮らしています。

食事はすべて自炊。日が傾くと、なんとなく誰かが、全員分の晩ご飯をつくり始めます。

ここでは、決められたルールはなく、掃除や買い出しなど、それぞれができることをして助け合います。

 

うわ~!

いいな~!

めちゃくちゃ行きてぇ~~!!

 

月に2万稼げば、あとは何とか生きていける!!

こういう暮らしがしたい!!!

 

やっぱり、ニートや引きこもりのヤングは、一度、共生舎へ行ってみるのがいいかもしれません。

「こういう暮らし方もあるんだ、こういう生き方でもイイんだ」っていう現実を知ること、それだけでも、多分、気持ちが楽になるはずです。

 

私はねぇ~、もう棺桶に片足突っ込んでるような状態ですので、年齢制限的に「共生舎」のは行けません。

したがいまして、「共生舎」的な居場所を作る側、運営する側に回ろうかな、と考えたりしていた時期もありました。(今はあんまり考えてない。ハードル高すぎると感じたので)

日本全国に、傷ついた人のためのシェアハウス(月2万)があれば、少しは日本も住みやすくなる、生きやすくなる…のではないかと。

 

だから、

意欲と、

行動力と、

コミュニケーション能力と、

ある程度の資金と、

あと~・・・なんだろう、

そういうのを兼ね備えている人は、第二第三の「傷ついた若者が全国から集まるシェアハウス(生活費2万)」をつくってください。おねがいします。

 

 

 

ワタクシ、社会不適合者のための小規模コミュニティを構築&持続するためにはどうすればいいのか、妄想してますが、全然、先に進みません。誰か代わりにつくってくれ。

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