【バスケ日本代表】若手主体で挑んだジョーンズカップで3位と大健闘

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バスケットボール日本代表が若手主体のチームで挑んだジョーンズカップが終了。

日本は強豪のフィリピン、韓国に次いで3位ということで、これはもうね、キテますよ。

今、間違いなく、日本バスケは、現在進行形で強くなっている!

 

日本代表の主力を招集せず、実質2軍、Bチームで臨んだ日本代表が大善戦!

台湾で開催されるジョーンズカップと言えば、日本の場合は例年、若手の登竜門とでも言いましょうか、伸び盛りの選手を多く起用する方針で、大会に参加していますね。

 

今回も、日本代表の主力や常連は基本的に参加していません。

(常連クラスでは唯一、張本天傑選手のみが参加)

 

八村塁も、渡邊雄太も、ニック・ファジーカスもいない。

比江島も田中も富樫も篠山もいない。

馬場も竹内もいない。

完全にBチームです。

んでもって、大会を3位で終えるという大躍進ですから。

 

これは嬉しいですよ。

ここまでやってくれるとは思ってませんでした。

 

大会で2位の韓国は、実質Aチーム(1軍)レベルの選手が参加していたらしいんですが、それでも日本は、韓国戦で81-83と、かなりいい勝負をしましたからね。

負けはしましたけど、大健闘ですよ。

 

もう、率直に言って、日本バスケ、間違いなく、着実に、強くなっています!

 

何故か不思議なことに「同時多発的」に、世界と戦えるレベルの選手が続々と誕生しています!

 

バスケを見始めるなら、今!このタイミングがベストですよ!

 

間違いなく今から、超面白くなっていきますよ!日本代表は!

 

 

今回のジョーンズカップの招集メンバーを見てみましょう。カタカナの名前が多い!

今回のジョーンズカップに参加した男子日本代表チーム13名のうち、外国に何らかの由来のある選手を太字にしてみましょう。

 

1 コー・フリッピン(SG / 千葉ジェッツ)
3 安藤誓哉(PG / アルバルク東京)
5 テーブス海(PG / ノースカロライナ大学ウィルミントン校1年)
13 安藤周人(SG / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
15 星野曹樹(SG / 白鷗大学4年)
21 橋本晃佑(SF / 宇都宮ブレックス)
25 平岩玄(PF / 東海大学4年)
28 ニカ・ウィリアムス(C / 秋田ノーザンハピネッツ)
29 中村太地(PG / 法政大学4年)
30 小川春太(SF / マサチューセッツ工科大学 進学予定)
32 シェーファー・アヴィ幸樹(C / アルバルク東京)
34 渡邉飛勇(PF / ポートランド大学2年)
88 張本天傑(SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

 

私の知ってる限り、外国に何らかの(ハーフだったり、帰化だったり)由来がある選手が7名もいますね。

13名中7名ですから、過半数ということになります。

 

かなりグローバル化というか、国際化というか、「国境」という垣根が低くなってきていることを伺わせますね。

これは非常に良いことだと思います。

gattolibero.hatenablog.com

 

特にバスケは、身体能力の差が大きく影響するスポーツですので、なかなか日本人が世界で活躍するのは難しい種目ではあるんですよね~。

 

2メートル100キロの大男たちが、走って跳んで、それでいてフワッと山なりのボールを器用に投げる、っていう、難易度メッチャ高いスポーツなんでね~。

高さだけでもダメ、速さだけでもダメ、強さだけでもダメ、器用さだけでもダメ、っていう、極めようと思ったら、かなり難しいスポーツなんすよね、バスケットボールって。

NBAのトップクラスの選手たちは、ある種の超人と言ってもいいレベルでヤバいです。

 

そもそも日本人は、平均的に身長がそんなに大きくないんで、「2メートル級」の個体そのものが稀有な存在ですし。

身長や体重などの身体能力を含めて、バスケ向きの良い選手、良い人材自体が、なかなか生まれにくいんですよね。

身長差の不利をモロに受けるゴール下のポジション「センター」なんかでは特に、なかなか世界と互角に渡り合える選手が出てこないわけです。

背が大きいことは、それだけで圧倒的な才能でありアドバンテージなんですよね。

 

んで、そんな状況の中、日本バスケ協会は、海外在住のハーフの日本人選手の発掘や育成に力を入れているようで。

シェーファー・アヴィ幸樹とか。渡邉飛勇とか。小川春太とか。山之内勇登とか。

日本国内では無名だった選手を積極的に代表の合宿に呼んだりしていますね。

協会の本気度がうかがえます。

 

 

日本がこのまま、着実に強くなっていけば、おのずと「日本に帰化したい」と考える外国人選手も増えるでしょうし、また、NBAで十分な実績のある選手が帰化を希望するケースも出てくるかも知れません。

そうなれば日本はますます強くなりますよ~!

今後も楽しみしかない!

 

 

ワールドカップ合宿にはジョーンズカップから5名を選出するとラマスが明言!5名って誰だ!?

いよいよ8月からFIBAバスケットボールワールドカップ2019が始まるわけですが、その事前の合宿に、今回のジョーンズカップメンバーから5名を招集すると、フリオ・ラマスヘッドコーチが明言!

basket-count.com

「ワールドカップに向けた合宿には18人を招集しようと思っている。その18人中5人はジョーンズカップのメンバー。その5人中2人はジョーンズカップの4試合で結果を残して、自力で勝ち取ったと考えていい。サイズのアップグレードは今後も必要になってくる」

 

なんと、ジョーンズカップメンバーから参加の5名は4試合終了の時点ですでに決定していたようですね。

まぁ合宿なんでね、その後、さらにふるいにかけられることになると思うんですが。

 

誰でしょうかね?

 

スタメンの固定っぷりから見るに、

安藤誓哉、安藤周人、張本天傑、橋本晃佑、シェーファー・アヴィ幸樹

の5名かな、って気がしますね。

 

う~~む…。

バランスで言えば、各ポジションから1名ずつの選出でOK、ってことになるのかな~。

 

でもね~、個人的には、テーブス海とか、コー・フリッピンとかも、合宿には呼んでほしいんですよね~。ある意味「場慣れ」させておくというか。

 

ワールドカップ予選でも、ガード陣の手薄さが露呈した試合もありましたし、まだ20歳のテーブス海なんかは、将来的にはA代表でポジションを掴むと思うんでね~、合宿の空気を吸わせておく、ってのも大事だと思うんですよね。

他の日本代表メンバーと一緒に練習メニューをこなす、っていう経験も大事かなぁと。

 

 

ジョーンズカップ2019、各選手に対する個人的な感想

ポイントガードの安藤誓哉選手は、27歳ですし、Bリーグでも活躍してましたから、このくらいはやれてもおかしくないかなとは思いましたけどね。

そういう意味では「ジョーンズカップ=若手の登竜門」でダイヤの原石発見、みたいな感じではなかったんですけど。

でもまぁ、昨年のジョーンズカップでは並里とかベンドラメとか呼ばれてたのに、なかなかA代表に呼ばれるとか定着するとか試合でコンスタントに使ってもらえるとか、そこまでの評価は得られなかったわけですから、そう考えると安藤誓哉選手、チャンス掴んだかな?って気はしますね。

なかなかね~、

富樫、篠山の、次が出てこない。

田中大貴や比江島がガードをやるっていう構想もあるらしいですけどね、ラマスの頭の中には。

 

あと、もう一人の安藤。安藤周人の方ね。

けっこう決めてましたね、3ポイント。

大会によって使用球が変わると、シュートタッチが微妙にズレて、急にシュートが入らなくなるって選手もいるみたいですが、安藤周人はそのへん問題ないみたいで。

やっぱ、ゴリゴリのシューターってのは魅力的ですね。

チームに1人はいてほしい。

 

日本代表の常連組とも言える張本天傑選手、どうしたんですかね?

今大会では期待してたほどは目立ってなかったね。

まぁ、守れるし、走れるし、外から打てるし、トータルで見たら悪くはないんですけど。

もっと「さすが張本、このレベル相手だと別格だな」

っていう圧倒的な存在感を示すのかと思ってましたが。

でも計算できる安定感。

 

橋本晃佑選手は、どうなんだろうなぁ~…。

個人的には、ちょっと起用法とか、難しいんじゃないかと。特に世界を相手に戦う時には。

外からのシュート、ガンガン決めてましたけどね。

203センチで、外から打てるってのは魅力なんですが、ディフェンス時には、あんまりインサイドで体を張る、っていうタイプでもないような。

大きい分、スピードもそんなになかったように見えたし。

シューターとして起用すんのかな?

ちょっとイメージ湧かない…。

 

んで、205センチのシェーファー・アヴィ幸樹ですよ。

非常~に魅力的。

もうね~、粗削りな。

ゴリゴリの発展途上感。

高校からバスケを始めたばっかりですからね、言ってみれば初心者に毛が生えたようなもんで。

いろいろヘタだったりするんだけど、それでもなお、スキルの無さを補って有り余るガッツとタフさ。

これはもう、応援せずにはいられない。

しかも、見る度に、どんどん上手くなっている。

ヘタだけど、それはすなわち「伸びしろ」があるってことですからね。

ゴール下で、自分より高くて大きくて重い選手とゴリゴリとやり合うには、フィジカルとメンタルが強くなければならないんだけど、シェーファーはそれができる。

これが大事。技術よりもまず気持ち。

日本代表にとっては、得点能力では多少劣っていても、ゴール下で体を張れる、縁の下の力持ちみたいな、タフなビッグマンも必要不可欠。

ベテランの太田敦也選手とか、まさにそんなイメージですけど、世界と戦うには「華やかな点取り屋」だけではなく、目立たない仕事を黙々とこなせる人材がどうしても必要なんでね。

そういう意味では、シェーファーや渡邉飛勇のような人材は、日本バスケ界が待ち望んでいた選手なんですよね。

 

あとは~…テーブス海が、ちょっと期待外れだったかな~。

もっともっとやれると思ってました。

まぁね~、寄せ集めのチームですし、年も若いから遠慮しちゃったのかな~。

なかなか連携とか意思の疎通が難しかったのかもしれないし。

アシストで輝くプレースタイルなんで余計に難しかったかな…。

でもまだ20歳だし、これからですよね、これから。

 

 

まとめ。とにかく、ジョーンズカップ3位は誇らしい!よくぞやってくれました!

「ジョーンズカップなんて、若手の発掘がメインだから、別に勝てなくてもいいんだからね!」

みたいなね、そんな言い訳めいた気持ちが心のどこかにありながら、大会の動向をチェックしていたわけですが、終わってみれば日本は3位ですから。

1位のフィリピンと2位の韓国にしか負けなかった。

しかも実質A代表で挑んできた韓国とは2点差の惜敗。

これは、メチャクチャ大健闘ですよ。

 

事実上、日本代表の「控えの控え」程度の選手たちが、まさかここまでやってくれるとは…!

日本バスケ、強くなったね~!

層が厚くなりましたよ!

 

こんなもん、期待しなくてどうすんのよ!って感じ!

今後も日本バスケに超~期待です!

 

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