自分から率先して不幸を引き寄せる人、地雷を踏みに行く人って、時々いますよね。
第三者としては「あ~っ!そっち行っちゃダメなのに!」って声かけてあげたいんだけど、多分、本人は分かってないし、何度言われても理解できないんだろうねぇ~…。
可哀そうだけど、どうすることもできない。
先日の「家ついて行ってイイですか」に登場した礼文島のおばあちゃん、壮絶すぎんだろ…
テレビ東京系のバラエティ番組「家ついて行ってイイですか」には、毎回、壮絶な過去を抱えている一般の素人の方々が出てきますけどねぇ、「礼文島のおばあちゃん」はもうね、絵に描いたような地獄みたいな人生でしたね…
ざっくりいうと、こんな感じの人生…。
(うろ覚えです)
おばあちゃんの名前、てる子さんだったかな…。
違うかもしれないけど、とりあえず便宜上「てる子さん」ということにしておきます。
まず、てる子おばあちゃんが2歳の時に、DV系の父親が、母親を殴り殺して刑務所へ入っちゃうワケ。
ようするに、てる子、2歳で両親を失った状態ね。
それで、親戚をたらい回しにされる感じだったのかな、きっと「居場所が無い」って思いながら育ったんでしょうね。
とにかく、親戚の世話になるのがイヤだったみたいで「まじめに勉強して中学を卒業したらすぐに働こう」って心に決めて頑張ったらしいんよね。
んで、てる子さん、無事に中学を卒業して、就職するわけですけど…。
なんと、就職先が「刑務所」ですよ。
いわゆる看守的な仕事だったんですかね。
これ…もう、嫌な予感しかしないよねぇ…。
世の中のこと、何も分かってない中学出たばっかりの未成年が、いきなり、犯罪者の巣窟に放り込まれてさ…。
んで、案の定ですよ。
囚人たちが、シャバにいる女に手紙を書くらしいんだけど、その手紙をこっそり女に渡す作業を請け負っちゃうわけよ、てる子さん。
(本来は、そういうことやっちゃダメらしいんだけど)
んで、そんなこんなやってるうちに、てる子さん、囚人と恋愛関係になってさ。
このパターン結構あるみたいね。
囚人を好きになっちゃう看守。
んで、まぁ、元犯罪者と結婚するんだけどさ。
当然というか何というか、元囚人の夫に、めっちゃ暴力ふるわれちゃうわけよ。
殴る蹴るの暴行ですよ。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
いや……。
中学出て、看守になって、囚人たちとやりとりする毎日で。
多分「男を見る目」もへったくれも無いんよね…。
その男がどのくらいヤバいかなんて、正常に判断できないよね。
男と付き合ったことが無ければ、いま目の前にいる男がどれくらいマシなのか、ヤバいのか、自分の中にデータが無いから、比較対象が無いから、正しく判断できなくて当たり前なんよなぁ…。
んで、周りに「囚人」の知り合いしかいなければ、その「囚人クオリティ」が当たり前の価値観になっちゃう可能性高いだろうし。
喧嘩っ早くて当たり前、暴力ふるって当たり前、みたいな。
んで、てる子さん、逃げ出すわけ。
当時は、2年間逃げ切れば、正式な離婚届出さなくても、籍を抜くことができたらしいんよね。
(ホントかどうか知らんけど、てる子おばあちゃんはそう言ってた)
それで、2年間、身を隠して、なんとか元犯罪者の夫から逃れることに成功して。
んで、てる子さん、その後「ススキノ」で働くのね。
・・・・・・・・・
水商売ですよ…。
ん~~~・・・・・・。
なんかさぁ~、「水商売が悪い」って言うわけじゃないけどさ、何か他に、仕事なかったんかなぁ~…って思っちゃうんだよなぁ…。
夜の街だと、いっぱい稼げるのかも知らんけど、その分、いろいろと誘惑もあるだろうし、その分、危険度が増すっていうか、道を踏み外す可能性も大きくなると思うんよねぇ…。
う~~ん……。
当時は、なかなか仕事が選べなかったんかなぁ…。
なんかもうさ、ここまでの話、てる子さんが日の当たる場所で、まっとうな普通~の暮らしができそうな、そういう気配がないっつ~か。
「THE・幸薄い人」の進路を辿ってる感じがあんのよね…。
なんで、そっち行っちゃうかなぁ…っていう。
そしてダメ押し。
ススキノで働いていた、てる子さんに、こんな縁談話が。
「礼文島に、てる子さんと結婚してもイイって言ってる男性がいるよ」
って。
・・・・・・・・・
これ、もう、完全に地雷じゃん。
踏んだらダメなヤツじゃん。
礼文島っていったら、北海道の果ての果て、みたいなところですよ?
てる子さん、礼文島まで行かないと結婚相手が見つからない、なんてことないでしょ?
そもそも、相手の男が何者かも知れないんよ?
会ったことも話したことも無い男なんよ?
いいの?
そんな男が相手でいいの?
だってさ、その男が、まともな人間だったなら、そこそこイイ男だったなら、礼文島で結婚相手を見つけてるでしょ?
礼文島内でそれなりに評判の良いメンズだったなら、わざわざ「会ったことも無いススキノの水商売の女性」をターゲットにしないでしょ。
・・・・・・ところが。
てる子さん、礼文島、行っちゃいます。
それで、見ず知らずの男と結婚しちゃいます。
そして、
案の定、
またDVですよ。
夫の暴力ですよ。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
なんなんすか、この地獄のルーティーン…。
何やってんのよ、てる子さん…。
な~んか、
人生の岐路で、ちょいちょい選択を間違えてる気がすんのよなぁ~…。
自分から不幸な方の道を選んでる気がするんよなぁ~…。
ん~~~~~・・・・・・。
なんでこんな人生になっちゃうんかなぁ…。
しかも、夫の暴力だけじゃなくてさ。
超がめつい銭ゲバな姑がお金の管理してたんで、てる子さんと息子たちはずっと、生活が苦しかったみたいで。
しかも息子の一人は幼い頃に白血病で入院して。
めっちゃカネかかって、てる子さん、サラ金に手を出してさ。
(40万借りて250万返したって言ってたかな。利子がヤバい)
そんな、子供の病院代も出さないような夫と姑との生活。
てる子さんは
「そんなにお金を出したくないなら、どうして結婚したの!?どうして子供を作ったの!?」
って夫を問いただすこともあったとか。
息子ふたりも、大きくなったら、逃げ出すようにして家を出て、それ以来、音信不通みたいで。
次男だったかな、最後に家を出る時に「…覚えてろよ」って言って、それっきりとか。
・・・・・・・・・
完全に家庭崩壊よ。
番組のスタッフが「礼文島にきて良いことありましたか?」って聞くんだけど、
てる子おばあちゃんは「礼文にきて良いことなんてひとつもなかった」みたいに言うんよね…。
どんな人生だよ、まったく…。
(ちなみに、幸か不幸か、暴力夫は先に亡くなり、てる子さんは独居老人状態)
全く救いが無い、気の毒でしょうがない話だけど、これ、どうすることもできんよねぇ…。でもこういう人って、実はいっぱいいるんじゃないかな…
番組の中で、こんなエピソードがあったんよね。
てる子おばあちゃんの家の壁掛けアナログ時計、ずっと止まったままでさ。
電池が切れてるらしいのよ。
んで、てる子ばあちゃん、
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
電池の交換も出来ないんよねぇ…。
手足が動かないとか、時計に手が届かないとか、そういうことじゃなくて。
単三電池と単四電池の違いも分からないのか、なんなのか、よく分からんけど、「電池の長さがどうのこうの…」って言って、根本的なことが分かってないのよ。
もちろん時計は壊れてなくて、番組スタッフが新品の電池(単三?単四?)を1本入れて時計は復活。実質、作業時間数秒。
んで、「えっ?」ってなるじゃないですか。
いやいやいや、ちょっと待ってよ?
てる子ばあちゃんが若い頃から、単1電池も単2電池も単3電池も単4電池も存在してたよね?
えっ、昔は単4電池とか、無かったっけ?
・・・・・・・・・
えっ?
てる子ばあちゃん、以前は電池の規格の違いは理解してたけど、年取って、脳が衰えて分からなくなったってこと?
なんか・・・・・・
変だな・・・・・・
台所のシンクの下のホースが外れてる?とかで、水はシンクに直接流せないって言ってるし。
使った水はたくさんのバケツに1回貯めて、あとで風呂場に流してるんよね。
メッチャ非効率…。
あと、なんかよく分かんないけど、冷蔵庫のコンセント外れたままだし…。
会話の様子を見る限り、てる子さんは、まったく頭がボケてる感じはないんだけど、いろいろと、やってることが意味不明なんよね。
なんかねぇ~……。
ちょっと感じたのが、もしかしてもしかすると、てる子さん、あんまり頭が良くなくて、そこに付け込まれて、いろんな大人たちに、ガンガンに搾取され続けてきた人生だったのかも知れないな…ってことなんすよねぇ…。
「あいつ、頭悪いから、がっぽりカモってやろうぜ」って言って、悪意を持って、てる子さんに近づいてきた連中も、いっぱいいたんじゃないかな…って。
ちょっと「アルジャーノンに花束を」を思い出してしまいましたが…。
人間ってやっぱさ、自分よりもデキの悪いヤツから、搾取しがちじゃないですか。
頭の悪いヤツとか、
判断力の鈍ってるヤツとか、
優柔不断なヤツとか、
そういう、何らかの弱みを持っているヤツから、ついつい、カモっちゃうじゃないですか。
かんぽ生命とか、PCデポとか、
そんな話はいくらでもあるじゃないですか。
そう考えるとねぇ~……。
礼文島のてる子さん、ずる賢い連中に、散々、ぼったくられて生きてきたのかもしれないなぁ…って気も、しないでもないんですよね…。
これ、てる子さんが、人生の途中で「善意の人」にどこかで出会って、その人に「世の中の悪意」みたいなものから守ってもらえてたら、しあわせな人生もあったんじゃないかなぁ…とかも思うんすよねぇ…。
あ、そういえば、そんな話も「家ついて行ってイイですか」で観た気がする。
ちょっと頭の弱い女の子が、風俗で働かされてんのよね。
実質、タダ働き。搾取されまくり。いいようにカモられてんの。
それで、その店に来た善意?のお客が、使命感?なのかな、「この子を救い出さなきゃ」ってことで、籍入れるんよね。結婚しちゃう。
何度も何度も風俗の店に通って、その子を指名して、毎回しぶとく説得して、最終的に自分の嫁にする、っていう。
これ、はたして善意なのかなんなのかっていうのは、何とも言えないんだけど、そういう話があったよ。
スゲー話が脱線した。
ちょっとだけ話を戻そう。
あなたは「自分から不幸を引き寄せる人」になってはいないだろうか?私はなってる(時々)
以前もちょっと書きましたが…
これね。
読めば、イヤな気持ちになるって分かってるはずなのに、不愉快なニュースをわざわざ読みに行ってしまうという悪いクセ。
確実に自分にとってマイナスに作用すると分かっててやってしまう。
非常~に愚か…。
私の場合は、最近はもう、めっちゃフットワーク軽く、イヤなニュースに出くわしたら、間髪入れずにチャンネル変えるようになりましたね。(もしくは電源OFF)
0.1秒。
自分の子供を虐待して殺した父親の裁判の話とか、めちゃくちゃ胸糞悪いじゃないですか。
しかもまた「無き叫ぶ子供の動画をどうのこうの…」とか、やたら挑発的な感じで報道してたりとか。マスコミも、なんつーか、煽ってくるよね。
そういうのは、みない。
触れない。関わらない。近づかない。
メンタルが弱い人は、自分のメンタルぶっ壊してまで、そんなニュース観る必要ないです。変な使命感とかイラン。
自分のメンタルと引き換えに、得なければならないクソ情報なんてないのよ。
メンタルが強いなら、ダメージを食らわないなら、イヤなニュースを観てもいいけど、メンタルよわよわマンは、観ちゃダメよ。それ、自爆だから。ある種の自傷行為だから。
あと、もう一個。メンタルが弱ってる時に、メンタルに負荷をかける自爆体質のヤツ…何やってんだよ?
普通に考えたら分かるじゃないですか。
例えば、疲労困憊、体力を全て使い果たしてぐったりしている人間がさ、
「ちょっと気分転換に外、走ってきます!」
って話は無いわけじゃん。
カラダがヤバい時は、身体を休めるでしょ、普通。
「カラダのヤバさを軽減するために、気分転換でカラダを酷使します」
って、ほぼほぼ、怪我して終わりですよ。
「メンタルがヤバい時は、メンタルに負荷かけんなよ」って話じゃないですか。
心が折れそうな時に、心にさらに負荷をかければ、そりゃポッキリ折れるじゃん。
こんなの冷静に考えてみれば、超~当たり前な話なんよね…。
こちらの過去記事に対処法、書きましたけどね、ちょいちょい、自爆体質な人、見かけるんよね…。
ネット以外にも、メンタルに負荷がかかる行為ってまだまだあるよ。
たとえばね、映画を観るとか。本を読むとか。これも実は、気分転換になるようでいて、けっこう危険。
ようするにね、
名作と言われるような作品ってのは、こころにズシンと響いてくるわけよ。
心に刺さってくるわけよ、いい作品であればあるほどに。
良くも悪くも、重たいのよ。重厚なのよ。中身があんのよ。
これがもう、弱ってるメンタルくんには、けっこうキツイわけ。
めっちゃメンタル最弱レベルの奴が、めっちゃ心が弱ってる時に
「さてと…バッドエンドの映画でも観るか…」
って、完全に意味不明じゃないですか。
それで「結果的に元気になる」っていうんならイイけどさ、アンタ、毎回、元気になってねぇじゃん?さらに落ちてんじゃん?…っていう。
これこそまさに「自分から率先して不幸を引き寄せる人」ですよ。
自爆体質。
自分で自分を痛めつけることが「癖」になってる。
んで、もうね、私自身もメンタルよわよわですからね、もうさぁ~~~~、
こういう自爆体質な人をチラッと見かけるだけで、こっちまでエナジーがっつり持ってかれるんすよね…。けっこうなダメージ、食らっちゃうわけです。
ホント、自分のメンタルが弱ってる時は、できるだけ「重たいもの」が視界に入らないように気を付けたいと思います。
どっちみち、このブログ読んでないだろうけど、一応、自爆系な人に最後に言っておく。
「メンタル弱ってんなら、心にズッシリくるようなタイプの名作映画とか観んなよ!」
なんか、全然、まとまらなかったけど、今日はこのへんで!(エナジー切れ)
メンタル弱りがちな人はガイ・ウィンチ先生の話に耳を傾けたまえ!!