先日の「激レアさんを連れてきた。」観ました?
いや~すごかった…
そこそこの長距離ランナーだった石川さんが「自分の持ち味を発揮できるのは100キロを過ぎてからだ」と気づいて開眼、ウルトラマラソンの世界王者になった話。
自分の持ち味を発揮できる場所で戦う、これ非常に大事!
パッとしない長距離ランナーが、「永遠に疲れない」という自分の長所に気づき、ウルトラマラソン界の絶対王者に!
本日担当スタッフからのオススメポイント‼️
— 激レアさんを連れてきた。 (@geki_rare) June 15, 2019
レース距離が250km以上の「24時間マラソン🏃」で優勝しまくる「絶対に疲れない」世界王者✨
収録当日は、スタジオ周辺を走ってから臨み、最近では週1で連続100km走っているとか。。モンスターっぷりは必見🏃
お楽しみに✨#マラソン #ウルトラマラソン pic.twitter.com/LqQSzqLvIg
これ、すごい話でしたね…。
学生時代から、足がそれほど速いわけでもなく、陸上部でもイマイチ、パッとしない成績しか残せなかった石川佳彦さん。
タイムはイマイチ。
しかし、
どれだけ長時間走っても全然疲れない、という特殊能力の持ち主だったっていう…。
これ、
「自分の長所に気づけるかどうか?って、メッチャ大事だよ」
って教えてくれるエピソードですよ。
石川さんも、自分の特殊能力にもっと早く気づいていたら、学生時代からスーパースターになれたんだろうね~。
でもまぁ、気付けて良かったですよ、自分の持ち味に。
大抵の人は、一生気づかずに終わってるかも知れないしね。
学生時代の石川さんは、最初は3000メートル障害の選手として。
社会人になってからも、せいぜいエントリーするのはフルマラソン(42.195キロ)。
まぁまぁな成績は残せても、どうしても突き抜けることができない。
ところが。
ある時、無限に走り続けることができることに気づく。
メチャクチャ言ってますけど。
無限って。
速さを競うマラソン大会では、石川選手は1位にはなれない。
しかし、100キロ、200キロを超えるような、圧倒的な耐久力のレースになれば、石川選手の独壇場。
持ち味を存分に発揮できる。
2018年には246キロを走る、ギリシャの「スパルタスロン」で優勝、世界王者に。
スパルタスロン:石川選手、知事に世界V報告 246キロ完走 /徳島 - 毎日新聞
9月にギリシャで開催されたアテネからスパルタまでの約246キロを走るウルトラマラソン「スパルタスロン」で優勝した会社員、石川佳彦選手(30)=鳴門市=がこのほど、県庁で飯泉嘉門知事に優勝を報告した。
スパルタスロン2018の公式プロモーション動画。
こういうの観ると「いいな~長距離ランナー、超カッケーな~」って思っちゃうよな。
Spartathlon 2018 Official Promo Trailer
人生って、ウルトラマラソンに似てると思うんだよね。
もうね、あまりにも超~長距離過ぎて、他の選手とか関係ないんだよね。
順位とかもどうでもいい。
大事なのは、「自分との闘い」っていうかさ。
「自分自身を納得させられるかどうか?」だと思うんだよね。
悔いを残さず、最後まで自分を出し切れるかどうか?
そういうことだと思うんだよね。
もう一個。スパルタスロン2018公式動画。
動画の冒頭、2018年のスパルタスロン覇者、石川佳彦選手の勇姿を見よ!
SPARTATHLON 2018 OFFICIAL FILM
走りたくなるね~。感動的。
ゴールした人たち、みんな輝いている。
ちなみに2018年は台風?が近づいていたとかで天候が悪く、例年よりも苛酷なレースだったらしい。
石川さんは、
ギリシャでは「英雄」だそうです。
我々は石川佳彦選手から何を学べるだろうか?自分が輝けるフィールドで勝負するのだ!
石川選手が、フルマラソンの選手だったら?
おそらく、そこそこのランナーで終わっていた。
自分自身の適性を見抜いて、自己表現の場をウルトラマラソンに切り替えたからこそ、世界王者になれたわけよ。
これ、実はメチャクチャ大事なことだと思うんだよね。
大抵の人って、自分の適性を分かってない。
適性の無い種目で戦っている。
頑張っても報われない種目で戦ってる。
例えば、私自身だって、一歩外へ出れば、能無しの社会不適合者ですよ。
現代社会のルールの中では、どうにもこうにも居場所が無い。
自分の持ち味を発揮できる場所を、長い間、見つけることができなかった。
しかしだ。
今、こうしてブログと出会って。
自己表現の場を得て。
自分が輝けるフィールドを見つけて。
ようやく、人生が楽しくなってきています。
毎日8時間働けない、人付き合いが苦手、体力も精神力もない、そういう私でも「インターネット」や「ブログ」の中では、自分自身を表現できた。
ブログって、自分が好きな時間に、自分が好きなことを書けばいい。
これ、私にとってはメッチャ、心地イイんですよね。
文章を書くのが苦手なら、ユーチューバーを目指すのもアリだし、楽器の演奏とか、俳句を詠むとか、ひたすら、ろくろを回して茶碗を作るとか…
いくらでも、自己表現の方法ってありますからね。
重要なのは、自分が輝ける場所を見つけることです。
自分が輝けるフィールドで勝負することです。
羽生善治は短距離走ではボルトに勝てないが、ボルトは将棋では羽生に勝てない。
— ネコ師匠 (@nekomasterTW) May 6, 2016
戦うなら、自分が勝負できるフィールドを見極めないと、努力が全然報われない事になりかねない。
無暗やたらに頑張るのもいいが、それと同じくらい、自分の長所、特性、ストロングポイントを知ることが大事。
将棋の羽生さんが、もし仮にサッカーのJリーガーを目指していたら…?
あるいは
ファッションモデルを目指していたら…?
はたまた…
ハリウッドスターを目指していたら…?
どうでしょうか。
成功したでしょうか。
将棋と同じくらい努力したとして、将棋と同じくらい伝説的な存在になれたでしょうか?
陸上短距離走のボルト選手が、もしも、マラソンランナーとして活動していたら、どんな実績を残していたでしょうか。
100メートル走と同じくらい、世界的な選手になれたでしょうか?
結局「自分の適性」を理解して、それを生かせる分野で頑張るからこそ、その頑張りが実を結ぶわけですよ。
そこんところを考慮せずに、やみくもに、アイドルになりたいとか声優になりたいとかラッパーになりたいとか、パッと目について、一見、華やかそうな世界の、目立つ職業で輝きたいって言っても、そりゃなかなか難しいですよね。
考えが安易すぎ。
ちゃんと、まずは自分自身と向き合わないと。
極端な話、100メートル走で輝けなかったけど、110メートルハードルでは世界一位になれました、みたいなこともあるわけよ。
紙一重で、自分の適性とズレてることに尽力している、って場合もあるわけよ。
ディフェンダーとしてはパッとしなかったのに、ボランチにコンバートされて覚醒したとか。
そういうの、いくらでもありますからね。
頑張るなら、それが報われる場所で頑張らないと、ただひたすら空回りするだけ、ってことにもなりかねないわけよね。
以上、そんなこんなで。(スタミナが無い)
今回、「激レアさんを連れてきた。」のウルトラマラソン石川佳彦選手の放送を観て「己を知る」「自分の適性を知る」ということの大切さを改めて実感した、っていう話でした!
あらためて思う。ブログに出会えてよかったー!
リアルがダメならバーチャルで輝け!卑屈になる必要は全くない、って話。
この本を読んだら、確実に走りたくなります。メッチャクチャ面白かった。
人類は超~長距離を走るために進化した生物だ、って話。最高。