ここ数日、ディスカバリーチャンネルの「THE NAKED XL 12人の挑戦」を観てるんですが、非常~に興味深いです。
サバイバルのテクニック、そして、極限状態であらわになる人間の本性…。
生き残るために必要な、様々な「気づき」を得られます。必見。
「全裸版テラスハウス」的なリアリティーショーなんて観ねぇよ!って思ってたんですが、実際に観てみると、何気に面白い…。
元々ね、私はサバイバル的なコンテンツを観るのが大好きで。
過去には、学校の義務教育で「サバイバル」を取り入れた方がいいんじゃねぇか?っていう記事を書いたこともありました。
国語、算数、理科、サバイバル。
草木も生えない絶海の孤島に漂着し、12年かけて船を作り、自力で日本まで戻ってきた男たちの物語。
ガチゴリの実話だから死ぬほど面白い。
最近の日本のバラエティー番組だと「アイアム冒険少年」の人気企画「脱出島(無人島脱出サバイバル)」は、深夜の放送の時代から、毎回かかさずガン見しております。
先日の放送、フワちゃん、めっちゃ頑張ってたよねぇ~…感動した。
絶対にふてくされてすぐにリタイヤすると思ってた…ごめん、フワちゃん!
『アイアム冒険少年』5/25(月) フワちゃん初参戦!! ぶっとびサバイバルがまさかの結果に!?【TBS】
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ということで。
わたし的には、サバイバルのドキュメンタリーだと思って楽しみにしてたんですよ、「THE NAKED XL 12人の挑戦」。ところが…
実際にフタを開けてみると、まぁ~、なんというか、ぬるい。
めちゃめちゃぬるい。
温水プールか、っていうくらいぬるい。
もっとこう、実践的な、サバイバル・テクニックの品評会になるくらいの、その道のエキスパートたちが大集結、みたいな話だと思ってたんだけどさ。
もうね~、ぜんっぜんなのよ。
全然、スキルが大したことないのよ。
「よくそれで、サバイバルの達人を名乗れるな」
って思っちゃう程度には、全然、普通の人たちなのよ。
なんなんだろうな、これがアメリカってことなのかなって。
アメリカ人は2~3回しか経験してない事でも、「あなたは〇〇をできますか?」って聞かれると、「えっ?〇〇?オレできるよ!」って答えちゃう、みたいな話を何度か耳にしたことがありますが、本当にガチでその感じなんだろうな、っていう。
キャンプを2~3回やった程度なのに、「えっ?アウトドアですか?オレ、めっちゃ得意だよ!」って答えちゃう、みたいな。
このノリですよ。
日本人だと、ある程度自信があっても「いやいや、わたしなんてまだまだひよっこです…」みたいに謙遜する人、多いと思うけど、アメリカはむしろ真逆なんだよね…。
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見習いたいね。
これが噂の「アメリカの洗礼」か。
そんなこんなで「THE NAKED XL 12人の挑戦」は、サバイバル技術の情報源としては、非常~にしょっぱいコンテンツではあったんですが、リアリティーショーとしての、別の意味での面白さがありましたね。予想外の収穫でした。
純粋な「サバイバル」のハウツーとしてはアレだけど「極限状態における人間同士の削り合い」みたいな、別の意味での生き残りをかけた戦いが、コミュ障の私には非常に興味深かった…
結局「自然 VS 人間」の戦いじゃなくてさ。
「人間 VS 人間」の様相なんだよなぁ。
食料が無いとか、水が無いとか、暑さで熱射病とか、そういうこと以上に、「あいつが気に入らない」とか、人間同士のトラブルの方が、深刻だったりするんだよなぁ~。
それで「ムカつくからもう辞める」ってリタイヤするメンバーが出てきたりして。
結局、一番怖いのは、ワニでもヘビでもタランチュラでもなく、人間なんだな、っていう。
これがもうね、なんかいろいろ考えさせられましたね。
総合的に見て思うに、
— 自由ネコ (@gattoliberoTW) 2020年6月9日
コミュニケーション能力が低い、人付き合いが苦手、一匹狼的、協調性がない、いわゆる「ぼっち」が生き延びるために重要な要素は、
★生命力(体力とか、肉体的なタフさ)
★技術(「手に職をつける」的な)
★謙虚さ(自分の力を過信しないこと)
なのではないか。
これ、「THE NAKED XL 12人の挑戦」は、ぜひ皆さんにも見てもらいたいので、これ以上のネタバレは避けたいと思います。んがしかし、最後に一個だけ。
私ねぇ、何か勘違いしてましたね。
人間って、
1人で生きていくよりも、2人で生きていった方がイイ、
2人で生きていくよりも、3人で生きていった方がイイ、
3人で生きていくよりも、4人で生きていった方がイイ、
4人で生きていくよりも、5人で生きていった方がイイ、
5人で生きていくよりも・・・
って感じで、4~8人くらいで生きていくのが、一番ベストなのかな?って考えていたんですよね。なんとなく。
なんか、とあるコミュニティを運営している人が
「メンバーが10人を超えたあたりから派閥?が出来上がってきて、分裂してる感じがでてきた」みたいなことをブログに書いてるのを読んだんすよね。
少人数の時は、全員が同じような距離感でお互いに接点を持って関わり合っていたんだけど、人数が10人くらいになると、好きじゃないヤツとは一切話をしなくても生活していけるから話さなくていいや、みたいな状況が生まれたんでしょうかね、おそらく。
ということで、
人数が増えれば増えるほど良い、ってわけじゃないんだな~ってのは、なんとなく理解していたつもりではいたんですけど…。
じゃあ、小規模なコミュニティを形成する場合、何人がベストなのか?って話なんですけど、自分的にはプラスマイナスもろもろ考慮して「4人前後の集団がベストかな」って考えていたんですよ、漠然とね。
でもねぇ、
「THE NAKED XL 12人の挑戦」を観て、ちょっと考えが変わりました。
おそらく。
あくまでも、わたしなりの感覚ですが、
小規模なコミュニティを形成するうえで、ベストな人数は、おそらく…
2人
なんじゃないかと。
いちばんうまくいく可能性が高いのは、おそらく「2人」のチーム。
・・・なのかな、って気がしてきました。
(あくまでも可能性、確率の話ね)
3人のチームになると、2人の時よりもメリットが大きくなるんですが、その分、デメリットも大きくなるみたいで。
もちろんこれは、個別のケースによって、まったく違うわけで、一概に「2人最高!間違いない!」とは言い切れないんですけどね。
個々の人間性や、コミュニケーション能力の差が大きく影響しますんでね。
ものすごくうまくいってる2人のチームに、3人目を参加させると、さらにものすごくうまくいく、ってことにはならない可能性が高い。
バランスがぴったりなところに、もう一個、別な要素を加えると、バランスが崩れる可能性が高いですよね。
それに対して、
2人だとイマイチしっくりいってないチームに、3人目が加わることで、ちょうどいいバランスが生まれる、ってケースは十分、考えられます。
「子は鎹(かすがい)」的な感じですかね、倦怠期の夫婦に子供ができて、関係性が改善される、的な。
ですから、一概に、2人がベストで、あとは人数が増えるほど、コミュニティの維持が難しくなる、とは言い切れないわけで。
ただ、「ムカデ競争」をイメージしてもらえば一目瞭然、人数が増えれば増えるほど、基本的にはチームの足並みをそろえるのは難しくなる、ってのは明白ですよね。
今回の一番の発見は、自分的にはコレでした。
「2人チームが一番、うまくいく可能性が高いっぽい」。
う~~む…。
4人よりも2人だったかぁ~。
またちょっと、構想を練り直さんといかんです。
コミュ障のためのコミュニティ設立構想。
ちなみに今回、我が家では「U-NEXT」経由で「THE NAKED XL 12人の挑戦」を視聴しております。
31日間の無料トライアルお試しキャンペーン中らしい。
うちは、無料お試しはすでに消化しちゃってるらしく、相方の「大福さん」がポイント消化?のために映画を観てる状態らしい。(詳しいことはよく分からん…)
YouTubeでも一部分だけ公開してるみたいですね。
公式チャンネルの動画を発見したので置いときます。
サバイバル生活10日目あたりの「人間の醜さ」全開の部分なんで、そういう意味ではメンタルがピュアな人は閲覧注意かも。
【全裸サバイバル】"衝突" [FULL] 期間限定公開 | THE NAKED XL (ディスカバリーチャンネル)