「星の王子 ニューヨークへ行く」、「フリーター、家を買う。」に続く第3弾ということでね「トランクス派のオレ、ブリーフをはく。」なんですけれども。
みなさんはブリーフをご存知でしょうか?
「ブリーフの本名は?年齢は?出身は?彼氏はいるの?」
でおなじみの、あのブリーフです。
私どもの幼少期のころは学校の授業なんかで
「イイクニつくろうブリーフ幕府」なんていう語呂合わせで覚えるのが主流でしたね。
そもそも、ブリーフを最初に発見したのはコロンブスという説が有名ですが、最近では、実際にコロンブスが身に着けていたのは「越中ふんどし」だったという新説が浮上しておりまして、ちまたの話題とおまたの話題をせっけん中ですよね。
えっ?何を言ってるのか分からないって?
きっと、あなたにも、分かる時が来るでしょう…。
ゲット ワイルド アンド ブリーフ。
あんまりふざけすぎてもアレなんでね、そろそろ真面目な話をしよう。
あの「白熱教室」でおなじみのマイケル・ヤンデル教授も
「これからの「正義」の話をしよう」の続編として
「これからのブリーフの話をしよう」をリリースする予定らしいですし、「今、ブリーフが熱い」っていうのは、まぎれもない事実だと思われます。
思い起こせば、江戸時代、17年がかりでブリーフの周りを歩いて測量し、日本地図を創り上げた伊能忠敬先生のおかげで、我々はグーグルマップを利用できているわけですし、もしもこの世にブリーフが存在していなければ、グーグルマッパなわけですよ、全裸ですよ、全裸。
そういう意味では
「サンキュー、伊能(^_-)-☆」なワケですよね。
そろそろ本題に入りましょうかね、あんまりふざけすぎてもアレなんでね。
実際の話、ブリーフをなめんなよ、ってことなんですよね。
おまえら、ブリーフを甘くみんなよ、って話なんですよ。
甘いブリーフを着用している人は糖尿病かもしれないって?バカ言ってんじゃないよ。
そんなね、スイートメモリーズな話、ドントキスミーベイベーだっつーの。
お正月にさ、アジアの某国でブリーフ買ったんですよね。トランクス派のワイが。
旅行に行くときに、いつ捨ててもいいような、さんざん着まくった古いヨレヨレの靴下とかTシャツとかを持って行く、みたいなテクニックあるじゃないですか。
んで、旅先で着用した後は、洗濯しないで、どんどん捨てて、新しい衣類をその場で購入するみたいな。
その流れでさ、パンツ、旅行先で「下着の新陳代謝」しようかなって思ったんですよね。
ぼろっぼろの、穴だらけの、ズタボロになったトランクスがけっこうありましたんでね、それを持って行って、旅先ではいて、お役御免ということにして、現地であたらしいパンツを購入しようかなと。
日本で買うよりも安くパンツを買えると思ったし。
でね。
とある町へ寄ったときに、ちょうど、雑貨屋さんがあったんすよ、コンビニを3倍くらいデカくしたような規模の。
品揃え的には、ホームセンターを彷彿とさせるような、日用品ならなんでも買える、的な。
んでさ、トランクス買おうと思ったんだけどさ。
その国では、どうやらブリーフ派が主流らしいんだよなぁ。
トランクスの売り場がほとんどないのよ。
ほぼブリーフに駆逐されている感じで。
品揃え的にも選択肢が少ないしさ。
しかも、日本で買うのと大差ない値段で。
んで、わざわざ日本を飛び出してまで、お得感のないトランクスを買うほど、私は落ちぶれてはいませんのでね、当然、若干安いブリーフに目を付けたわけですよ。
ブリーフ・・・
・・・・・・
これならいける!
って。
3枚セットで日本円にして400円くらいだったかなぁ、500円くらいだったかなぁ、「ブリーフ3点セット」を買うことにしまして。
んでさぁ、相方に、「何かほかに買うものある?」って聞いたんだけど、「特にない」っていうわけよ。
ようするに、ブリーフ・オンリーなわけですよね。
ブリーフのみを手に持って、お会計を済まさなければならない。
異国の地で。
これ、どう考えても、
「旅先でウンコ漏らしちゃった人」にしか見えないわけですよ。
レジ係のおねぇさんから見ると。
日本語に訳すと、
「ア~、コノ オッサン、ウンコ モラシテンナ…」
ってなってるわけですよ、異郷の地で。
Ah, kono ossan unko morashitenna…
ってなってるわけですよ、直訳すると。
これさぁ…懇願したよね、相方に。
「頼むから、何か一緒に買ってくれ」って。
ブリーフ・オンリーはダメだって。
「ジャパニーズ・だっふんだ・脱糞だ」ってことになっちゃうから。
(志村けんに捧げるオマージュ)
海外旅行中は私も一応、日本人を代表しているわけじゃないですか。
私の失態は日本人全員の失態につながるわけですよ、現地の人々にとっては。
私がウンコを漏らしたら、それはすなわち「日本人はウンコたれ」ということになってしまうわけじゃないですか、イメージ的に。
いや、ウンコたれてないんだけどさ。
漏らしてないんだけれども。
しかもその時、現地で購入したビーチサンダルで靴ずれ?を起こしていたので、歩き方がもう、完全に、ウンコ漏らした人のそれだったんすよね…
ジ・エンドですよ。
本当にありがとうございました。
結局、ブリーフ・オンリーでレジを通過し、逃げるようにしてその町をあとにしたワイでしたが…
実際に、超ひさしぶりにブリーフに足を通してみて、度肝抜かれましたよ。
ブリーフ・・・悪くない…。
まさしく、正真正銘の
「おひさしブリーフ」
っていう。
うちは室町時代から代々続くトランクスの家系なんでね、ブリーフを着用するなんていうのは、夢のまた夢だったんですが、実際にブリーフを身に纏ってみると…思っていたほどブリーフブリーフしてないっていうか。
うろおぼえで恐縮ですが、たしか、風の谷の古い言い伝えで
「その者 青きブリーフをまといて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん・・・」
ってのがあったと思うんですが、古き言い伝えはまことであったんですねぇ…。
特筆すべきは、その軽量&コンパクトさ。ブリーフは旅行に最適。
何より驚いたのは、ブリーフの軽さ。
まるで羽毛のようです。
西川の羽毛布団の中には、もしかするとブリーフが入ってるんじゃないかな?って思うくらい、ブリーフってめっちゃ軽いんですよね。
そして、収納時に2度ビックリ。折りたたむと、めっちゃコンパクトになります。
これはもうね、ホント、
2年連続ブリーフ・オブ・ザ・イヤー受賞レベルですよ。
ちょっとみなさん、いったん落ち着いてください。
浮足立つ気持ちはわかりますが、いったん、冷静になりましょう。
いいですか、よく考えてみください。
旅先に、トランクスを3枚持っていくのと、ブリーフを3枚持っていくのと、どっちがよりブリーフでしょうか?
・・・・・・
そう、もちろん、ブリーフなんですよね。
荷物の軽量化、コンパクト化を考えると、もはやブリーフ以外、考えられんのですよ。
たしか、ルパン三世カリオストロの城のエンディングでも、銭形警部が言っていましたよね。
「奴はとんでもないものを盗んでいきました。 あなたのブリーフです」
現場からは異常です。
イメージ的にはこんな感じのブリーフ。