「ペット先進国のドイツには生体販売を行うペットショップは存在しない」とか、
「専用の施設があるので犬や猫の殺処分はゼロだ」とか聞きますけど…これって…本当なんでしょうかね?
調べてみました。
検索してみると、いろいろとキナ臭い情報が出てきますね。本当にペット先進国なのかな?
ドイツの場合、人口の比率で言うと、ペットショップ自体の数は、日本よりも多いみたいですね。
ドイツには、ペットショップがないわけじゃない。
ただし、おそらく犬や猫はなかなか買えない、ということだと思うんですよね。
んじゃ、犬や猫はどこで買うのか?っていうと、保護施設からもらってくるか、ブリーダーから購入するみたいで。
う~~む…。
ブリーダーねぇ…。
先日、こんな事件がありましたけれども。
ブリーダーらしき何者かが、動物園に仔犬を20頭も捨てていった事件。
ブリーダーなんてものは、言ってみれば犬や猫を「家畜」とか「ただの商品」くらいにしか考えてない輩もいそうですからねぇ…。
これちょっと、最後まで観てほしい動画です。
浅田美代子さんが、ドイツの有名なブリーダーのお宅を訪問した時の映像です。
浅田さんの反応が、おそらく正直な日本人の感覚だと思いますね。
文化の違い。非常に興味深いです。
浅田さんが、こんな感じの事を言っています。
自分が殺した動物を戦利品として部屋中に飾っている。
一方で、犬に子どもを産ませて、大事に育てている。
どっちも同じ動物なのに…。
動物を殺して部屋に飾っておく人が、犬のブリーディングねぇ…。
そこがちょっと分からない。
ハンティング、狩猟の文化がポピュラーではない日本では、浅田美代子さんのような感想が一般的だと思いますね。
ドイツのブリーダーは、自分で繁殖させた犬をハンターに売っているわけです。
そして、ブリーダー自身も趣味がハンティング、という…。
ちょっと日本とは感覚が違いますね。
ドイツ人にとってハンティングは「趣味の王道」と言われているとか。
動物を、趣味で殺すこと自体には、罪悪感を感じていないんでしょうかね。
殺すこと自体は、あんまり問題じゃない。
ダメな殺し方と、ダメじゃない殺し方がある、ということなんでしょうかね。
そして、ハンティングは、OKと。
そういう文化なんだと。
う~~む、なるほど。
もっというと「ドイツのハンターは野良犬や野良猫を撃ち殺してもOK」というルールがある。
ハンターは、合法的に、野良犬や野良猫を撃ち殺せることになってるんですね、ドイツでは。
諸外国における犬猫殺処分をめぐる状況―イギリス、ドイツ、アメリカ―
ドイツ連邦狩猟法は、狩猟動物を保護する目的で野良犬・猫の駆除を認めており、狩猟者は、合法的に野良犬・猫を殺すことができる(詳細は後述する)。
動物保護施設での殺処分とは目的が異なるが、本来であれば動物保護施設に入居してもおかしくない野良犬・猫や捨て犬・猫が駆除の対象となっており犬猫殺処分と無関係であるとは言えない。
ノルトライン・ヴェストファーレン州は、狩猟者による駆除頭数を、野良猫 10,047 頭、野良犬 77 頭(2012 年度)と発表している。
ドイツ全体の駆除頭数を示す公的統計は存在しないが、年間猫 40 万頭、犬 6 万 5 千頭に達すると指摘する動物保護団体もある。
結局これ、ドイツでは殺処分ゼロとか言ってますけど、だいたいザックリ見積もって、
猫は年間40万頭、犬は6万5千頭、ハンターに撃ち殺されてるらしいんすよね…。
ドイツの保護施設では殺処分はないかも知れないけど、森に捨てられた膨大な数の猫や犬は、結局、殺されてんのよ、ハンターにね。
保護する以前の問題なのよ。
ドイツでは毎年毎年、何十万頭もの犬や猫が、森に捨てられ、野良と化し、趣味と実益を兼ねた?ハンターに撃ち殺されてんのよね、おそらく。
ま、詳しいことは分かりません。
気になった方は、どうぞご自分で調べてみてくださいネ。
そういうことです。
現実は甘くないね~。
動物を扱うビジネスで儲けている人間が、必ずしも動物好きとは限らない。