「失われた20年」って言葉がありますよね。
ここ最近の20年間は事実上、世界全体の成長から、日本だけが置いてけぼりを食らってるような状況です。
ぶっちゃけ、ほぼ「一人負け」的な。
なぜ、こんなことになってしまったんでしょうか?
実際には「失われた30年」といった方が妥当かも知れません。日本が、世界全体の成長や進歩に追い付けない。どうしてこうなった?
不思議ですよね~、なんかもう、日本だけが、同じ場所でずっと足踏みしているような状態っていうか。
んで、それ以外の国はおおむね、着実に前進してますからね、相対的に見ると、日本だけがどんどん落ちぶれているも同然、っていう。
一応「失われた20年」とは?ウィキペディアより。
失われた20年(うしなわれた20ねん)とは、ある国、あるいは地域における約20年間の経済低迷の通称を指す語である。ここでは日本経済の「失われた20年」について扱う。主にバブル崩壊後の1990年代初頭から2010年代初頭までの20年間を指すことが多い。
なんで、こんなことになっちゃったんでしょうか。
誰が悪いんですか。
だって、世界全体が不況なら、まだ分かるじゃないですか。
でも実際は、日本以外全部成長、くらいの勢いなんですけど。
事実上、日本だけがグイグイ劣化してるようなもんなんですけど。
なんんなんすか、これは。
「失われた20年」に関する面白い分析を発見した。なるほどと思った。ちょっと紹介します。うろおぼえだけど。
リンク張りたかったんですけど、なんか、そのサイトに、リンクを張っても良い条件?みたいなのがめちゃくちゃいろいろ書いてあって「正直めんどくせぇな」って思っちゃったんで、完全に、自分の記憶力のみを頼りにうろおぼえで書きます。
あと、勝手に自分なりの解釈とかも盛っていきます。
モリモリに盛っていきます。
あらかじめご了承ください。
ちなみに、リンクは「貼る」ではなく「張る」が正解らしいです、本来は。
もともと「Web(ウェブ)」とは「クモの巣」という意味だそうで。
サイト同士がリンクで繋がるのは「クモの糸を張る」イメージなんですね。
・・・はい、本題に入ります。
なんで、日本だけ、20年間、ずっと停滞してんのか?って話なんですけどね、、面白い考察を見つけたんで、そのうえに私なりの解釈&妄想をトッピングしてお届けしたいと思います。
「こういう考え方もあるんだなー」くらいの、生ぬるい目で見ていただけると幸いです。
そもそもさ、昔、日本ってすごかったじゃないですか。
経済発展っていうか、バブってた時期もあったじゃないですか。
んで、
じゃあ、そもそも、そのころって、
「日本の何が、日本のどこが、他国を上回っていたのか?」
って話から入りますね。
日本の、日本人の、どういうところが、強みだったのか。
はい、答えは、
「真面目」とか「勤勉」とか「努力」とか「根性」とか、そんな要素ですよね。
過労で死ぬまで働くなんて、なかなか外国人には理解できないみたいで。(っつーか、日本人にも理解できないんだけどね)
「過労死」は日本独自の伝統文化!みたいな。
そして「カローシ」が世界の共通語になっちゃうっていう。(あとチカンも…)
「馬鹿正直に、死ぬまで働く」みたいな部分では、他国の追随を許さない、圧倒的なまでに、日本の独壇場だったわけですよ。
他の国は「日本式の発展の仕方」って、なかなか真似できなかったわけです。
国民性というか、文化の違いというか、価値観の違いというか。
たとえ、日本人の作業の効率がめちゃくちゃ悪かったとしても、「真面目」とか「勤勉」とか「努力」とか「根性」とか、そういった要素で、ねじ伏せてきた、ってのが、日本の必勝パターンだったわけです。
「他国が8時間労働しているなら、日本はサービス残業込みで12時間労働すればいいじゃない」っていう、むちゃくちゃな戦い方で、世界を相手にやり合ってきたわけです。
そうやって経済大国へとのし上がってきたわけです、当時の日本は。
はい、ここまではよろしいでしょうか。
あながち、間違ってはいないような気がしますよね。
「老害」と言われるような中高年は「オレたちの頃はもっと残業してたけどね」ってマウンティングしてきたりするもんね。
「残業100時間で死ぬとか、最近の若い奴らは生ぬるいな」とか言ってきたりするもんね。
とにかく、馬車馬のように働く。(サビ残だったとしても)
それを「美徳」としていたり「誇り」としていたり、そういう人々も多かった時代があったわけです。
テレビのCMで「24時間戦えますか?」とかやっちゃうクレイジーな時代でした。
24時間仕事するのがカッコイイとされている恐ろしい時代でした。
「真面目、勤勉、努力、根性(もひとつおまけに馬鹿正直)」みたいな要素を強みとして、欧米列強に肩を並べるところまできたジャパニーズ。
しかし・・・
世界は進化していた。もはやデジタルの時代。ロボットの時代。AIの時代。勤勉さや根性で対抗はできない
今までは、日本式のやり方で、他国に対してアドバンテージを得られていたんですけど、デジタルの時代に突入して以来、「ジャパニーズ精神論」では太刀打ちできなくなってきました。
たとえば、こういうことだと思うんです。
「手紙を一通、東京から大阪まで届けてくる」みたいなミッションがあるとします。
命を受けたみんなは、
「えぇ~~っ!」ってなるじゃないですか。
「かったり~な~」ってなるじゃないですか。
そんななか、日本君は、もう足袋をはいて、大阪へ向かう気マンマンなわけですよ。
A国君もB国君も「だりぃな~」って思ってるのに、日本君は、めっちゃスタスタ歩き始めてるわけよ、大阪へ向かって。
そうやって、日本君は、他国に対して優勢を保っていた。
「真面目、勤勉、努力、根性(もひとつおまけに馬鹿正直)・・・」と呪文のように呟きながら、一路、大阪を目指していた。
んで、最初のころは、A国君もB国君も、日本君と同じように、歩いていたわけですよ、ナイキのスニーカーとか、アディダスのスニーカーとか履いて。
ところがさ、時代が移り変わって。
技術的な革新が生まれ始めて。
日本君が頑張って大阪を目指して歩いているその横を、セグウェイに乗った他国のやつらが追い抜いて行ったわけですよ。
スー・・・って。
それで日本君は「えぇ~~っ!」ってなって、もう、歩いてる場合じゃねぇな、ってなって、だんだん早歩きになって、そのうち、ガチで走り出して。
そうやってなんとか、セグウェイに乗ってる他国の奴らと互角に渡り合おうとして頑張って。
持ち前の「努力」とか「気合」とか「根性」で頑張るわけですよ、日本君は。
なんとかギリギリのところで、セグウェイと良い勝負を展開するわけよ。
ところが。
そんななか、さらなる技術革新が起こるわけですよ。
「東京から大阪まで手紙を届けるのってしんどくね?電子メールでよくね?」っていう、ミもフタもない科学の進歩。
「あっ、そうだね、セグウェイよりも、電子メールの方が速いわ。疲れないし」
って、他国の人々は気づき始め、より効率的な手法をどんどん取り入れていきます。
しかし、日本君は、フラフラになりながら、手紙を持って大阪まで走ります。気合と根性で、走るのです。
電子メールじゃダメなのです。
なぜなら大阪の人から「はんこ」を押してもらわないとダメだからな!
(ハンコ文化、アホか!)
・・・・・・・・・
お分かりいただけただろうか。たとえ話が支離滅裂なのである。
なんでセグウェイの後に電子メールなのか。
でもまぁ、
なんとなく、言わんとしていることは、理解していただけたと思います。
「勤勉さ」とか「根性」とか「THE・精神論」を振りかざして戦ってきた民族が、「技術革新」や「創造性」を武器とする世界各国から取り残されるのは必然なのである。
「日本でもIT導入してるじゃねぇか!」という、揚げ足取り的な、芯を食ってないご指摘もありそうだが、そういう話じゃ無いのである。
コロナでテレワーク全盛の今日この頃でも、相変わらず「書類にハンコを押すためだけに満員電車に揺られて出社」しなければならないサラリーマンが、普通に存在している時点で、日本の仕組みが根本的におかしいことに気づくべきなのである。
ハンコひとつのために、わざわざ出向かないとならない、いまだにそんなシステムの上で成り立っている、そういう狂った社会、それが日本なのである。
「データをプリントアウトしてくれ」とか「ファックスで送ってくれ」とか、いまだにそういうことを何の疑いもなくやっている人々が普通に存在しているのです。
これじゃ、世界から取り残されるのは当たり前だよね、
・・・・・・・・・っていう話です。
信じるか信じないかはあなた次第です。
なんか、セグウェイのくだりとか、いらんかった気もするなぁ。ただ単に「セグウェイ」って言いたかっただけ、っていう。
そういえば最近、セグウェイ、製造中止が決まったらしいですね。
セグウェイの生産が7月15日で終了。ジョブズら絶賛も一般に浸透せず - Engadget 日本版
ちなみにセグウェイの社長、セグウェイで遊んでて、川に落ちて死んでますね。
セグウェイで川に転落死のセグウェイ社長 | ギズモード・ジャパン
はたして、ここから日本の大逆転はあるのでしょうか…!?
今の「老害(オレ含む)」たちがみんな死んだあと、日本もめっちゃ変わりそうな気がしないでもないですが…。
結局、「根性とサビ残でなんとかなった」という過去の成功体験が、裏目に出ているような気もしますね。
人間っつーのは、実体験として得た成功パターンをなかなか忘れられず、それにすがったり固執したりする悲しい生き物でございます。
世界は常に変化しているのにね…!
バイザウェイ、これ面白そうですね。
ユヴァル・ノア・ハラリ氏の本。
『サピエンス全史』で人類の「過去」を、
『ホモ・デウス』で人類の「未来」を描き、
世界に衝撃をあたえた新たなる知の巨人が、
第3作『21 Lessons』では、ついに人類の「現在」を問う――。いま、何が起きているのか―?
そして、あなたはどう生きるか―?
こんな過去記事もあるよ。