もしも実際に、他国が日本に攻めてきたとしたら、私たちは、どうすればいいんでしょうか。
これねぇ~、なかなか「答え」が見当たらないっていうか…。
どう答えても炎上する、みたいな風潮もあったりなかったりで。
メチャクチャ難しい問題なんですけど、今回あえて取り上げてみました。
とはいえ「結論を出す」というよりも、「こんな考え方もあるんだね」って様々な意見を羅列してみよう、という試みです。あらかじめご了承ください。
他国の軍隊が日本の領土内までズカズカと侵攻してきた場合に、我われ一般市民は、どうふるまえばいいのか?どう行動すればよいのか?これ、超絶難しい問題です。
なんでこんな厄介な話をブログで取り上げようと思ったかというとですねぇ、実は、昨日の夜、こんな記事を見かけたんですよね。
第110回:私たちは軍事国家から侵略を受けたときに、それに対してどう向き合うべきか(想田和弘) | マガジン9
私たちは軍事国家から侵略を受けたときに、それに対して、どう向き合うべきなのか。
やられたから、やり返す。
それは当然の権利のように思えるし、先述したように、国際法上、主権国家には自衛権があるとされている。
しかし問題は、繰り返すようだがそれで本当に国や国民を守れるのか、ということだ。
おぉ…。
「やられたら、やり返す」という方法で国や国民を守れるのか?
みたいな考え方。
ようするに「やりかえさない方が良いんじゃね?」っていうことですかね。
もうちょっとだけ引用を続けます。
ウクライナ軍が一切応戦せず、逃げたい国民はすべて国外へ逃し、いわゆる「無血開城」をしていたら、どういう展開になっていただろうか。
応戦しないのだから、ロシア軍による発砲は一切なくなるか、最小限に抑えられるだろう。
う~~む…。そうきましたか。
街は破壊されないし、人々も死なない。原発も攻撃されることはなかっただろう。
おぉ…。
・・・・・・・・・
逃げたい人は逃げる、捕虜になる覚悟のある人は捕虜になる、ってことなんすかね。
とにかく、手を出さない、暴力に暴力で応えない。
そうすれば、現場に血が流れることはなかった…的な?
この方法がベターだったんじゃないか?みたいな。
んで、
この記事がですね、ちょっと炎上してるというか、袋叩きに遭っているというか。
ある意味、ボコボコにされているのを目撃したわけです。
「お前の頭ん中、お花畑だな!」みたいな意見で、タコ殴りに殴られてる感じで。
ようするに、ものすごくザックリいうと、
「攻められたら、逃げればいいんじゃね?」っていう意見は、炎上しがち、ということでしょうか。(かなり大雑把)
はい、これを踏まえまして、次のケース、まいりましょう。
「逃げるっていう選択肢は、さすがに無いわ~」みたいな意見も、炎上してる。タコ殴りに殴られている。
このツイートね。
知人から聞いた福岡県の某高校での話。ロシアのウクライナ侵略を受けて教師があるクラスで「日本でこんなことが起きたらどうする?」と聞いたところ、全員が「逃げる」と答えたという。教師は「逃げるって、どこに」と絶句した。高台に一時避難すれば、侵略者が帰ってくれるわけではない。
— 阿比留瑠比 (@YzypC4F02Tq5lo0) 2022年4月5日
「逃げるっていう答えは無い。逃げたって、侵略者は帰ってくれるわけではない」みたいな意見。
逃げるな、っていうことは、戦え、ってことだと思うんですけど、こっち側の意見も、ちょっと炎上っていうか、ボコられてる感じで。
まぁ、確かにね、「未成年の高校生」にどうする?って聞けば、そりゃ「逃げる」としか答えようがないし、正解は「逃げる」でいいと思うんだけどさ。
だから、このツイート主が「逃げる場所が無い、逃げてどうすんの」みたいな論調なのは、ボコられてもしょうがないっちゃしょうがないのかもしれません。
「ウクライナだって、逃げちゃダメなのは18歳から60歳。高校生は避難者だろ!高校生が逃げるのは当たり前じゃ!」みたいな、ぐうの音も出ない意見もあったりして。
ツイート主は「なぜ自分がボコられるのか意味が分からない」みたいなイキフンでしたが…。
これ、ツイート主が「新聞記者」だってのも影響してるんかな…って気がしないでもないです。
はい、サクサクと次、行きましょう。
「逃げろ」もボコられ、「逃げるな」もボコられる。なんか、どう転んでもボコられるような気がしてきた。こわい。
これねぇ「言葉の使い方」とか「言い方」の問題もあるだろうし、
「誰が言ったのか」によっても違うとは思うんだけどさ。
どう意見しても、なんだろうなぁ、「みんなを納得させられる回答」って、ちょっと見当たらないような気がすんのよね。
なんかもう、世界的な権威のある哲学者とかの発言だったとしても、「いや、あんた、そりゃ違うよ」ってボコられるような気がすんのよね。
万人が納得する答えは、ちょっと見当たらないっていうか。
正解がない。
言い換えれば、人の数だけ、正解がある、的な。
こうなりゃ、ボコり合いですよ。
難しいねぇ~…。
さて。どうしますか。
この話、どうやって締めくくりましょうか。
はい、ちゃんと、もうひとつ、用意してあります。「逃げる」「戦う」に次ぐ、第三の選択肢!!
これ、さっき見つけたんだけど。
まさかのアクロバティック的見解。
そういえば、以前、シールズの若者で、他国が攻めて来れば、「自分は前線に行って、敵国の兵士たちと一緒にお酒飲んで歌を歌う。それで戦争は終わる」と言っていたのがいたな。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2022年3月4日
今その若者は、今回のウクライナの戦争を見て何を考えているのだろう。
もしかしてロシア語の歌を練習しているのだろうか。
ああ、彼やね。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2022年3月4日
今、何してるんやろうね。
ウクライナで酒飲んで歌うたってるやろうか。 https://t.co/qyFQmgbf87
私は最近まで、日本のニュースを極力見ないようにしてたので「シールズ」とか「百田氏」もよく知らないんですが・・・なるほど、敵が攻めてきたら…歌う!!
その手があったか!!!
カッケーじゃないですか。
・・・・・・・・・
ん?よく見ると「歌う」って言ってないね。
「もしも他国が攻めてくるなら、話して、遊んで、酒を酌み交わし、仲良くなってやる」みたいな感じで言ってますね。
全然、歌うって言ってないわ。
・・・・・・・・・
あ~、でも、あれだ。
マイク握ってるこの画像が。
あたかも「歌いそうな人」に見える。
だから、記憶違いしてたのかね、百田氏。
・・・・・・・・・
はい、どうですか、見事に着地できたかな。
できていませんね。
みなさんは、どのように感じたでしょうか。
何が正解だと思ったでしょうか。
他国の軍隊が侵攻してきたら、どのように行動すべきだと思ったでしょうか。
「自分なりの答え」は見つかったでしょうか?
本当は、最後に私なりの意見を書いて終わろうと思っていたんですが、どう書いてもボコられそうな気がしてきたので、このままフェードアウトしようと思います。ドロン。