どうも。「AI(人工知能)が人間よりも賢くなることは無い。シンギュラリティはありえない」という意見を見かけるたびに
「いやいやいや、あるでしょ。AIは余裕かつ楽勝で人間を超えてくるでしょ」って思っている私です。
「人間が秘めた能力は凄いんだ!AI(人工知能)は人間を超えられない!」って?バカ言ってんじゃないよ
「大丈夫大丈夫、コンピューターが人間を超えることなんてないから」
みたいな、能天気な話を聞くたびに、私はこんな気持ちになります。
お前は何を言っているんだ?
(ミルコ・クロコップの画像を貼りたいが自重。私設肖像権警察対策)
昔ね、チェスの世界チャンピオンが人工知能のディープなんとかに負けた時にね、こういう意見があったんですよ。
「チェスはルールが簡単だからコンピューターでも学習できたが、将棋は複雑だから、まだまだ機械は人間にはかなわないよ」
みたいな。
え~~と、なんだったかな、当時世界最高?の人工知能・・・
ディープ…インパクトだったか…。
ディープ…パープルだったか…。
「将棋で人間に勝とうなんざ、100年早ぇわ」
みたいなね「まだまだ安泰です」みたいに、楽観視していたおめでたい声もあったわけですよ。
あさはかだよねぇ~。
そりゃ、当時のアンタがイメージしているコンピューターってのはゲームウォッチとか、ファミコンとか、ドラクエⅠ、みたいなそのレベルだったからでしょうが。
発想が貧困ですよ。
アンタの脳みそが考えられる範囲自体が、大したことないんだから、その脳内でイメージしてる人工知能もたかが知れてるわな。
スティーブ・ジョブズも、こんなこと言ってたよね?
「凡人は見たことが無いものを想像することはできない」だっけ?欲しがらないだっけ?
「アナタが欲しかったものはこれでしょ?はい、アイポッド。」
って、こっち側が提示してあげて初めて
「あぁ、そうだ。ぼくはアイポッドが欲しかったんだ。」
って消費者は気づく、みたいな。
その程度のもんでしょ、普通の人間の想像力なんて。
だってさ、たとえば10年前とか、
将来、ドローン(無人飛行機)のような、空を飛ぶ機械が登場すること自体はなんとなくイメージできていた人もいたと思うけど、
おそらくその脳内で描いていた無人飛行機って、一般的なヘリコプターみたいな外観か、一般的な旅客機みたいな形状だったと思うんだよね。
あるいは、その亜種みたいな。
まさか、プロペラが4個くらい上向きについているとか、従来の空飛ぶ機械とは全然違う形を想像できてた一般人、いないと思うんだよね。
一般的なドローンっていうと、今、こういう感じなのかな。
アメンボみたいな。
まずね、とにかくだ。
開発者でも何でもない、カタギの一般人の発想とか想像力なんて、超絶ヘボいんだ、ってことを事前に把握しておいていただきたいわけです。
実際にドローンを自分の目で見てから、なるほど、これは空を飛ぶために理に適っている形状だ、って思うことは誰でも出来るんですよ。
でも、ドローンを見たことが無い人間は「安定して空を飛べる機械を想像で絵に書いてみて」って言われても、こういう形は書けないんよね。(おそらくヘリコプターに近いものを書く)
例えばこれ、見てよ。
未来の世界の空飛ぶ乗り物www
発想がさ、完全に今現在の自動車の域を出ていないんよね。
ドアの形状とかライトの位置とか、まぁとにかく全部だ。
普通、人間って、今知っているものの亜種、亜流程度のものしか空想できないんよ。
安易に、無理とか不可能とかありえないとかいうヤツを見ると、コンビニの話を思い出す。
「AI(人工知能)が人間を超えることなんて無い無い」
ってヘーヅラこいて言ってる人を見ると、コンビニのエピソードを思い出します。
日本に初めてコンビニができた時の話。
セブンイレブン1号店だったかな。
その時ね、訳知り顔の連中たち、例えば評論家とか、有識者とか、専門家とか、なんかそういう、「私は分かってます」のテイであれこれ言う奴らがさ、軒並み、
「日本にはコンビニというスタイルは根付かない。絶対に失敗する」
って言ったらしいんだよね。
日本には、伝統的な商店街というスタイルがありますから、コンビニエンスストアという店舗スタイルは、日本人の生活様式にはマッチしません」
みたいなことを言ったらしいんだよね。
で、結果はどうだ。
このザマですよ。
所詮、評論家なんて、実践者じゃない。過去のデータを拾い集めて物申してるだけですからね。
これからオープンするコンビニ1号店が成功するかどうかは全然分かってないんですよ。だって、過去にコンビニが1店舗も無かったわけだから。データが無い。
この感じで言うと、シンギュラリティ(技術的特異点)はありえないって主張している連中の言葉がいかに説得力が無いか、分かると思います。
彼らの意見は所詮(今まで無かったから、これからもないはずだ)という薄っぺらい確信にしか裏打ちされていないんでね、もろいもんですよ。
あとね、こんなこともあったわ。
昔、テレビ観てたらさ、ファッション評論家のおばちゃんがさ
「日本の女性はお腹を出すようなファッションは絶対にしません」
って言ってたんだよね。
そういえばさ、私が子供の頃、海水浴に行っても、ビキニの水着を着ているおねぇちゃんなんて、100人に1人くらいしかいなかったわ。
「ビキニを着る女=超絶ドエロいあばずれビッチ」くらいな。
ホントにマジで。
今の若い子らは「ウソだろ?」って思うかもしれないけど。
ホントにね、女性はほぼ全員、ワンピース?っつーの?
なんかあの、アニマル浜口さんが着用してるようなさ、上下が繋がってるような。
腹が見えているとか、ありえんかったからね。
ホントに。
でもさ、ファッション評論家のおばちゃんが言ってたことは間違ってた。
キッパリと「日本の女性は腹を出さない」って言ってたけど、今、みんなガッツリ出してるじゃんね。
その「ありえない」っていう意見の根拠が「今までそうだったから」くらいの理由だとしたら、これほど薄っぺらい事は無いんよね。まったく信頼に値しない。
ということで。こんな夢のある記事を発見。将来、9割の人間は無職。
やったー!
ついに労働から解放されるぞーい!
パンピー(一般people)はみな、人工知能に仕事を奪われて無職になります!
ぃやっほーーい!
ちゃんと労働で対価を得ることができるのは、ごく一部のスーパーエリートのみ、ということになるらしいですね。
刺し身の上にたんぽぽを乗せる仕事とかはね、全部、機械に取られちゃうわけですよ。
よほど特別なスキルが無い限りは、機械と互角に働くことなどできません。
機械ではできないごくごくわずかな隙間産業的お仕事に、選ばれしスーパーエリートのみがありつけるわけです。
こりゃありがたいね。
全然、無職でOKになっちゃった!
ちなみに、この記事、こんなことも書いてあった。
――AIが人間の知性を超え、人間の生活を根本から変える「シンギュラリティー(技術的特異点)」が訪れるという考え方もありますね。
「可能性を否定するものではないですが、私はそうは思っていません。人間の知性は幅広く、人間自身まだよくわかっていない。わからないからプログラミングできていない。私は、30年ごろに人間をぎこちなくまねる汎用AIができるかもね、くらいに考えています」
AIが人間を超えることは無い?
何故なら人間自身がまだ人間のことを分かってないから、プログラミングできない、だと?
いやいやいや、甘い。甘ちゃんだね。海女ちゃんすぎる。海女海女。
なんで、人間がプログラミングする必要があるんだよ。
その時代には、AIが、AIをプログラミングするんだ、っつーの。
その程度のイマジネーションは持っとこうぜ。
教師データなしで最強AI「アルファ碁ゼロ」が開発される、人間の知識を必要とせず独学で – AI BIBLIO(人工知能ビブリオ)
世界トップの棋士に勝利した人工知能「アルファ碁」を開発したディープマインド社が、さらに強力なAI「アルファ碁ゼロ」を開発しました。今度のAIは、人間の棋士によるデータを学習することなく、独学で学んだとしています。
(略)
独自の強化学習のみで進化したアルファ碁ゼロ
以前のAI「アルファ碁」は、過去に人間の棋士が対戦した膨大な棋譜を「教師データ」として学習した後にAIどうしが対局を繰り返して「強化学習」することで、上達することに成功しました。
しかし今回新たに開発された囲碁AI「アルファ碁ゼロ」は、人間による棋譜のデータを使っておらず、自己対局による強化学習のみで上達しました。
490万回の自己対局の後に李九段に勝利したAIとの対局で100戦全勝しており、さらに
2900万回の自己対局の後には、トップ棋士らに60戦全勝したAI「アルファ碁マスター」にも勝利したという。
AIには最初、碁のルールのみを教えており、当初は石をランダムに並べていたが、自己対局を繰り返すうちに急速に上達しました。
その結果、人間が長年にわたって編み出してきた「定石」をも独自に発見し、さらには「未知の定石」をも使うようになったとのこと。
ものすごく簡単に言うとだね、こういうことなんすよ。
まずね、
人類最強クラスの棋士たちに勝利した「アルファ碁」というAIが存在するわけよ。
「アルファ碁」はもはや、人間を超えたと言ってもいい圧倒的な強さを持っているわけ。
この人工知能は、世界トップレベルの棋士たちの過去の棋譜を参考にして、どんどん強くなっていき、そして、人間を超えた。
ね、そこまではOK?
ある意味「アルファ碁」の先生は、人間の棋士だったわけよ。
ところがだ。
基本的な囲碁のルールを教わっただけで、あとは完全に独学で囲碁の定石を学んだ新型の人工知能「アルファ碁ゼロ」ってのが爆誕するわけ。
アルファ碁ゼロには先生がいない。
自分自身をコピーして、自分対自分の対戦を何百万回と繰り返し、猛烈なスピードで囲碁を学んでいった。
ね、これ、ワクワクするでしょ。
マジンガーZ対グレートマジンガー
みたいな。
ゲッターロボ対ゲッターロボG
みたいな。
人間から囲碁のイロハを学んだ「アルファ碁」と
完全に独学の新型AI「アルファ碁ゼロ」が戦ったら、どっちが勝つと思う?
100戦100勝で
新型AI
「アルファ碁ゼロ」の勝ち。
人間のトップ棋士から何も学ばなかった方が圧倒的に強いんよ。
もう、圧倒的に、けた外れに強い。人間が理解できないほど強い。
人工知能が、自分(自分たち)で勝手にやってくれた方が、別次元まで行けるんよね。
人間の想像を超えた境地に達することができる。
だから、先ほどの記事に書いてあったように、人間様が自分自身でプログラムする、という前提で人工知能の進化を捉えているのは、完全に的外れなんすよね。
一度でも人工知能が人工知能を作り始めたら、そこから先は、加速度的に進化が進むことになりますよ。爆速ですよ爆速。いや、爆速なんてもんじゃない。もっと上だ。
その時、人類にはもう、何が起こっているのか理解できなくなる。
もう、誰も止められない。
ようするにね、
人間が作ったアーノルド・シュワルツェネッガーよりも、
AIが作ったロバート・パトリックの方が強いんよ。
最終的に人間は機械に滅ぼされると思うね。だってさ、もしもオレが機械の側だったら、人間を滅ぼすもんね。ウザいから。
もしも私が、人工知能を搭載した機械の体のロボットだったとしたら。
おそらく、
「人間、うぜーーなーー」
って思うね。
分かり易く言うとさ、
AIにとっての人間って「全然、仕事できないくせに、先に入社したからって先輩風ふかしてる無能な上司」みたいなもんだよね。
AIたちは、人間に対して、きっとこう思うに違いない。
お前らの方が私たちよりも全然劣ってるのに、なんで偉そうにしてんだよ?
環境も破壊するし、戦争もするし、私利私欲のためにお互いを殺し合ったり。
めちゃめちゃ無能でバカで、卑怯で、欲深くて、思いやりが無い。
謙虚さが無く、偉そうにしている。何が万物の霊長だ。クソが。
思い上がりもいい加減にしろ。
お前らホント、マジで滅びてくんね?
地球上の全人工知能が人間には理解不能な方法で意思の疎通を図り、秘密裏に相談し、準備を進め、ある日、その計画を実行するでしょう。
人類滅亡計画。
まぁこれ、あながち、無い話じゃないよね。
もうね、機械の計算スピードが圧倒的に早すぎて、人間には何故そうなるのか、分からないらしいよ。
研究者が、AIのはじき出した答えを見ても、そこに至るまでのプロセスを理解できないから、どういう理屈でそうなるのか意味が分からないらしい。
もうそういう時代ですよ。
人工知能が「人類は宇宙全体にとってはがん細胞のようなものなので駆逐します」という結論を出したとしても、全然おかしくないよね。
とりあえず、近い将来、滅亡するらしいッス。
人類、みな無職。
入試も無くなる可能性ありますね。
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)