50年後や100年後といったごく近い未来、人類は「生活費を稼ぐために働く」必要が無くなる、という説がある。
お金が無くても生きていける世界では、人は毎日、何のために働くだろうか?
ちょっと考えてみた。
世界は、ものすごいスピードで激変している。今の常識は50年後には全く通用しない。
以前の記事でもちょっと書いたが、今後20年くらいの間に、単純作業、単純労働は、全て機械が受け持つようになるらしい。
20年以内に、日本の労働人口の49%の仕事が、機械に置き換えられる!?(シンクタンク試算)。人工知能やロボットによって、従来の仕事がなくなる懸念が世界的に高まっている。
(略)
“働かざる者食うべからず”といった常識が通用しなくなるかもしれない社会で、私たちはどう生きていくのか。
機械、すなわち「ロボット」にもできる仕事は「職業」としては消滅する。
今、誰にでも出来るような職業に就いている人は全員、失業する。
非常に興味深い。
中国にいたっては、現在、人間が行っている仕事の8割がロボットに取って代わられるという。
仕事を失った大半の中国国民は果たして、この先どう生きるのだろうか。
仮に中国人の5割が失業したと考えただけでも、ちょっと恐ろしい。何億人だ?
今の社会のシステムでは「仕事をしない=失業者」は、生活費を得られず、生きていけない、という仕組みになっているが、これはもう、通用しなくなるだろう。
次の次の世代では「生活費を稼ぐために働く」という概念自体が無くなっているのではないだろうか。
人間は働く必要なし!30年以内に仕事はロボットがする時代が来る! - アメリカ読書生活
つまらない仕事は全部ロボットがやってくれる世界では、人間は「自分がやりたい仕事」「面白い仕事」をやるしかない。最高。
今までのような
「やりたくない事も我慢してやるのが仕事だ」
とか
「好きな事を仕事にするとか甘いこと言うな!」
という、正論めいたジジイのたわごとは、もはや通用しない。
好きな事をしなければならない。
損得勘定抜きで、どうしてもやりたいことを仕事にする
そんな時代がもうすぐやってくる。
ロボットに仕事を奪われないためには?
結論から先に言います。
ロボットに仕事を奪われないために、私たち人間ができることは、ただ一つ。
大変にシンプルで、人間にとっても幸せなことです。
それは「好きなことを仕事にすること」です。
「働かないと生きていけない」世界は野蛮
もっと言うと、今から50年後の世界では、「働かない」ということが当たり前になっている。その中には、働く必要がないにも変わらず、自ら望んで、わざわざ「働く」ことを選択する人もいるが、それは「働くのが好き」だから、働くのであって、現在のように「働かないと生きていけない」から働くのではない。
今から50年後の世界では、現在の「働かないと生きていけない」世界を奴隷制度を同じように野蛮なものと見なすだろう、ということです。
お手本はすでにいる。例えばサーファーは、生活費のために海へ漕ぎだしているのか? 違う。波に乗るのが楽しいから、サーフィンをしてるのだ。
おそらく、全てのサーファーは、サーフィンが楽しいから、面白いから、サーフィンをしているんだと思う。
結果的に、才能が開花して、スポンサーがついて、お金をもらえる事もあるだろうけど、そもそも「カネ目当て」でサーフィンを始める奴はいない。
女にモテたくてサーフィンを始める奴は大勢いるだろうが、収益を生み出すことを考えて、サーフボードを購入する奴はいないだろう。
楽しいから、やってる。
やりたいから、やってる。
これが正解。
本来の仕事のあり方。
そして、近い将来、みんながこの生き方をするようになる。
最高。
もうちょっと遅く生まれたかった。
Apple(アップル)のSteve Jobs (スティーブ・ジョブズ)は、ちゃんと分かってる。ジョブズは金儲けのために仕事をしていなかった。と思う。
例えばの話。
カネのために仕事をしている人間は、自分の余命があと1ヵ月しかないと知った時には、躊躇なく会社を辞めるはず。
会社を辞めて「本当に自分がしたかったこと」をやるはずだ。
残りの1ヵ月、全力で「自分の人生」を生きようと思うはずだ。
この時点で「会社勤め」は本当に自分がやりたかった事じゃないとハッキリしてる。
ジョブズは言う。
これじゃダメなんだと。
Steve Jobs (スティーブ・ジョブズ)の言葉
If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?
もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?
ジョブズは言う。
例え今日死ぬとしても、いつもと同じように出社する。
何故ならそれが、自分が一番やりたいことだからだ。
というスタンスで生きること、働くことが正解だという。
これはね、オレも常々、考えている。
オレの命があと1年だったら、オレはどう生きるだろうか?
もしも半年後に死ぬとしたら、オレはどうするだろうか?
余命があと1ヵ月だったら?
1週間だったら?
1日だったら?
その最大公約数的な部分を探るようにして、生き方を模索している。
いつ、どの瞬間に死んでも、後悔が無いように。
オレは、明日死ぬとしても、この「自由ネコ」ブログを書いてると思う。
オレにとってはそれが正解。