昨日テレビ観ててビックリですよ。
『ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”』っていうNHKの超真面目な番組。
あのねぇ…結論を先に言います。
人類は2050年くらいに滅亡する
って博士が言ってたよ。
マジかよ…せいぜいあと30年で全て終わり!?
2050年前後に人類が滅びるとしたら、今20代の若者たちは50代の時に、まさに「その瞬間」を目の当たりにすることになる
これなぁ~…
私は全然、OKなんですよ。
2050年で人類が滅亡しても問題ないです。
おそらく、その前に自分自身が、もうこの世にいませんから。
しかしね、今、現代を生きる若者たちにとってはタダ事じゃありませんよ。
人生設計も大幅に狂っちゃうでしょう。
50代で全部、終わり?
その先は無いの?
老後は?
子どもや孫たちはどうなっちゃうの?
いやいやいや、全然シャレにならんですよ。
ダイアモンド博士、さらっと、言ってたけどさ、
梅酒みたいにさらっと言ってたけどさ、
私は聞き逃しませんぞ!
ダイアモンド博士
「…で、人類は2050年あたりに滅びると思うんですけどね、宇宙のどこかにいる知的生命体が…」
みたいなさ、
さらっと宇宙人の話になっちゃってさ、その場で博士の講義を聴いている生徒たちも全員スルーしてたけどさ、
私は聞き逃しませんぞ!
お前いま、なんつった?
人類滅亡って言ってなかった?
しかも
2050年って、割とすぐじゃん。
カミングス―――ンじゃん!?
一応、言っておくと、ダイアモンド博士はちゃんとした、まともな、偉い博士です。番組も大真面目。
博士の名前が「ダイアモンド」ですからね、なんかふざけてんじゃないのか?って思う人もいるかも知れませんが、そうじゃありません。
めちゃめちゃスゴイ博士らしいのです。
ハーバード大学とケンブリッジ大学を出ています。ハシゴですよハシゴ。
ジャレド・ダイアモンド
アメリカ合衆国の進化生物学者、生理学者、生物地理学者、ノンフィクション作家。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)社会科学部地理学科の教授。
1937年、ボストンでベッサラビア出身のユダヤ系の両親の間に生まれる。1958年にハーバード大学で生物学の学士号を取得後、1961年にケンブリッジ大学で生理学の博士号を取得した。
しかもしかも、
ダイアモンド博士は一般向けの著書『銃・病原菌・鉄』で、ピューリッツァー賞も受賞しちゃっています。
ダイアモンド博士は、
全然、
ふざけていないのです。
勘や、思い付きで言ってるのではなく、
綿密に、
過去のあらゆるデータを分析し、
ゴリゴリに解析し、
そのうえで、
ガチで、
「人類は2050年あたりで滅びるだろう」
と推測しているのです。
いやいやいや……
最初聞いた時はビックリしたけどさ、
言われてみれば、無いとは言えませんよね。
……いや。
あるような気がしてきた。
2050年、人類滅亡。
2050年、人類はどうやって滅びるのだろうか?
一応ね、番組内では「キノコ雲」の画像が使われていましたね。
人類滅亡のくだりで。
ようするに。
人類は、核兵器か、あるいはそれ以上に強力な兵器の使用によって、自滅するであろう、という見解だと思います。(あくまでも推測です)
しかしね、よーく周りを見渡してみると、他にも「人類が滅亡するための材料」は、いたるところに転がっているようにも思えます。
もしかすると、核兵器のような爆弾系ではなく、生物兵器?のようなものが原因で人類は滅びるかも知れません。
いずれは、致死率2000%みたいな、とんでもない毒ガスなんかも開発されるでしょう。
もしもその研究機関が、テロリスト集団に襲われたら?
あるいは何らかの事故で、細菌兵器が世界中にばらまかれるような事態になったら?
全然あり得ない話ではありません。
人間は間違いを犯す生き物です。
100%の安全など無いんですから。
科学者という人種は、倫理とかモラルどうこう以上に、知りたい、実験したい、発明したい、みたいな欲望の方が大きい奴もいる、という話を聞いたことがあります。
「現在の倫理的にはダメだって分かっちゃいるけど、やってみたい、作ってみたい」
そういう感じがあるんだそうです。(当然個人差があります)
ホントあり得るでしょ。
いいですか。
貿易センタービルに飛行機で突っ込むことができるなら、
原子力発電所に飛行機で突っ込むこともできたんですよね。
もしもあの時それをやられていたらどうなっていたか。
細菌兵器を作っている研究所が爆破されたら、どうなりますか。
細菌がドバっと流出しちゃったら、誰が食い止められますか。
「よっ!久しぶり!最近(細菌)どう?」
とか言ってる場合じゃなくなるんですよ。
人工知能の極度な発達による人類滅亡ってのもあるんじゃないか?
もしかするとターミネーターみたいな世界も、あり得るんじゃないか?って私は思っています。
「スカイネット」でしたっけ?
コンピューターが自我を持っちゃう。
んで、人間がこりゃやべぇぞって危機感を持ち始めて、コンピューターの機能を停止させようとする。
スカイネットはそれを「人間からの攻撃、宣戦布告」と解釈し、核ミサイルを発射。
人類滅亡。
あるね~。
ありえますね~。
他にも…なんだろう。
巨大隕石の落下とか?
あと…円高?
NHKの番組『ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”』の中では、人類滅亡のくだりを若者たちが全員スルーしていたけど、どういうことなんだ?
私が観たのは、『ダイアモンド博士の“ヒトの秘密”』の第9回目。
「地球外生命体(エイリアン)も進化する?」
という内容でした。
ダイアモンド博士の“ヒトの秘密” 9▽地球外生命体(エイリアン)も進化する?
ダイアモンド博士の講義9回目は、地球から宇宙の話に飛び出す。地球の外にも、私たちと同じように進化と発展を遂げた生物がいるかもしれない。そんな地球外生命体=エイリアンについて、みんなで議論する。エイリアンについて自由に考えることで、このシリーズで学んできた動物からヒトへの進化を見つめ直す。今回の講義の場所は、宇宙への好奇心を刺激し続けてきたウィルソン山天文台。
ダイアモンド博士の講義を聴きに集まった参加者の大半は、ナウなヤング(若者)だったように見受けられました。
彼らは、博士が言う人類滅亡の瞬間には、まだまだ家のローンを抱えていそうな年齢です。
当然、他人事ではないはずなんですが…。
しかし番組内では、2050年問題は華麗にスルーされていました。
もしかすると、その日の講義の内容が
「地球外生命体」についての話だったから、なのかも知れません。
人類滅亡に深く言及することは、話の脱線に繋がっていきますからね。
ようするにこういうことです。
人類が、地球外の知的生命体と遭遇する可能性はあるのか無いのか?
という話になった時に、
ダイアモンド博士が「それはない。遭遇できない」と語ったわけです。
何故か。
「文明は進化を続け、やがて滅びる」から。
ある知的生命体が、他の惑星の住人とコンタクトが取れるほど高度な文明を築き、それを持続できる期間は150年程度であろうと博士は考えているのです。
地球人もそうですし、おそらく他の星の知的生命体もそうであろうと。
ということはですよ、タイムリミットは150年。
150年以内に宇宙人を見つけなければ、出会えない。
宇宙の長い歴史から見れば、ほぼ同じ瞬間に誕生していないと、出会えないわけです。
すこしでもズレがあれば、
「自分たちが滅亡しているか、相手側が滅亡しているか、あるいは両方とも滅亡しているか。」
ということなんですね。
とまぁ、こういう話でしたので、その場にいた若者たちも、つっこみにくかったのかも知れません。
その場の空気を読んで「人類滅亡」についてはスルーしたのでしょう。
もしかしたら、
「おーい!博士!ちょっと待ってくれよ!人類はあと30年で滅亡しちゃうのかよ!?」
ってツッコんだ若者もいたのかも知れません。
ただ番組内ではカットされていただけでね。
ということで、今、ナウなヤングに問いたい。君たちはどう生きるか?
2050年に人類が滅亡する、という前提でみなさんに問いたい。
じゃあ、
君たちはどう生きるか?
あなたたちに残された時間はあと30年程度です。
そこで強制的に全てが終わりを迎えます。
だとしたら、
あなたはどう生きるのか?
グダグダ言っても終わり。
泣いてもわめいても、終わり。
愚痴っても、凹んでも、終わるものは終わるんです。
で、
だとしたら、あなたはどう生きるの?
って話。
これさぁ、なんか、踏ん切りがつくかも知れないね。
泣いても笑ってもあと30年なら、残された時間を精一杯生きよう!
とにかく好きなことやろう!
やりたいことをやろう!
って。
前向きになっても後ろ向きになっても終わりは終わり。
だったら、前を向こう。エンジョイしよう!
そう思えてくるのではないだろうか。
いい意味で開き直れるのではないだろうか。
悩んでいる時間はないんです。
第二次世界大戦中にナチスの強制収容所で過ごした経験もある、心理学者のフランクルはこう言った。
人生に意味を問うてはいけない。
人生からの問いかけに
どう答えるのかが大切なのだ。
人生は常にあなたに問いかけてくる。
「人生とは何か?」と。
あなたはその問いに、問いで返すのではなく、答えていかなければならない。
人生とは◯◯である!と。
間違いも正解も関係ない。
他人が出した答えも関係がない。
自信を持って。胸を張って。
自分だけの答えを出せ。
自分の人生を生きろ!
私の死生観。
私の出した答えはコレ。
ずっと準備してきた。いつ人類が滅亡してもいいようにね。