今後、ピエール瀧さんが芸能界に復帰し、活動を再開したとして。
お茶の間のみなさん的には、テレビで彼を見かけるたびに「あっ!ピエール瀧!コカインの人だ!」って思っちゃうような気が…。
一般市民の脳内に刷り込まれた「ピエール瀧=ワル」という先入観。ちょっと心配。
一度、そういうイメージがついてしまうと、なかなか払しょくするのは難しい。次長課長河本しかり、キングコング梶原しかり。
私なんか、いまだにね、次長課長の河本準一さんとか、キングコングの梶原雄太さん(カジサック?)とかテレビで見かけると、
「あっ!生活保護不正受給の人!」
って思っちゃって、全然、笑えないんですよね~。
河本は都内の一等地にある高級賃貸マンションに居住し、190万円相当のペア時計の購入や高級クラブでの豪遊、正月のハワイ旅行などのエピソードをテレビ番組で披露したことがあるため、母1人を養う余裕が無いようには見えなかった。
略
梶原は(略)2008年頃に当初の35年ローンから短期ローンに組み替えたため、共益費と合わせて毎月40万円余りを負担していた。ローンは12年8月に完済予定だったこともあり、完済後に受給の辞退を決めていたという。
実際は、犯罪スレスレというか、不正受給ではなかったのか、なんなのか知りませんけど、なんかもうね、「こいつら、ズルいことやってる」っていう、そういうイメージがついちゃってるんですよね。
条件反射というか。
「パブロフの犬」の原理みたいな。
「あっ!河本!生活保護不正受給!」
くらいの。
「あっ!キンコン梶原!生活保護不正受給!」
くらいの。
反射的に「笑えねぇな~」ってなっちゃうんですよね~。
これはもう、理屈とかじゃなくて、感覚的に。
実は河本さんは、生活保護問題のあと、ず~っと故郷・岡山で、ボランティア活動を続けているって知ってました?
生活保護の事件の後、河本さんは謝罪し、それ以来、幼稚園や児童養護施設などを訪問するボランティア活動に熱心に取り組んでいるらしいんですが、そのことに関しては、テレビもマスコミも全然取り上げませんよね…。
しかも。
河本さんの後ろ姿を見て、何かを感じ取った若手芸人たちも、ボランティア活動に参加するようになったとかなんとか。
これ、素晴らしいじゃないですか。
(若手芸人の交通費は河本さんが負担)
せいぜい、月に1回や2回の活動だったとしても、続けるのって大変なことですよ?
仕事が休みの日に岡山までの往復を繰り返すわけですから。
いまだに、活動を続けているって、なかなかのもんですよ。
生活保護不正受給問題から、もう7年も経ってますから。
大したもんですよ。
でもね~、一般の人々は、そんなこと知らないじゃないですか。
今でもきっと、河本さんをテレビで見かけるたび「生活保護不正受給のヤツだ!」って不快に思って、チャンネルを変えちゃう人もいると思うんですよね…。
先入観って恐ろしい。
一度定着したイメージを拭い去るのって、とても難しい…。
さて、そろそろ本題に入りますか。
ピエール瀧さんの問題。
今回の逮捕で、ピエール瀧にはダーティーなイメージがこびりついてしまった。しかもガッツリと。
これねぇ~、役の幅が狭くなっちゃうと思うんだよな~。
もう、善良な市民の役とか、できないでしょ。
ただ単に、瀧さんがニヤリと笑っただけで「あっ真犯人はこいつか?」って、視聴者が勝手に勘ぐっちゃう。
もうさ、ザーヤクのスーボーみたいな役しかできないでしょ。
瀧さんが、ただ挨拶しただけでも、観てるこっちは「ヤバみ」を感じてしまう。
「どうも。ピエール瀧です」
(視聴者には、こう見えている)
PlaySatation 4用ソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」より
絶対、薬物、取り扱ってる。
そういう風にしか見えない。
「さてと…ひとっ風呂、浴びてくるかな!」
(視聴者にはこう見えている)
映画「アウトレイジ 最終章」より
「こんにちは!初音タキです★」
視聴者「あ~…なるほど、ドーピングのなせるワザですねぇ…」
とまぁ、こういう風になっちゃうわけですよ、観てる側としては。
先入観があるから。
「この奇行は、天然モノかな?それとも養殖モノ?」
って思っちゃうから。
先日、ダウンタウンの松ちゃん(松本人志さん)も言ってましたけどねぇ~…。
薬物の力に頼って素晴らしい演技をしても、それはある意味ドーピングなんじゃないかと。
まぁいずれにしても、しばらくは、瀧さん、テレビに出ないでしょう。
いままでいっぱい働いていっぱい稼いだんで、しばらくは家族サービスにでも従事していただいてね、ほとぼりが冷めるまで、ゆっくり休んでていいと思います。
ただ、その後ですよね。
芸能界復帰した後ですよ。
芸の幅と言うか、仕事の幅が、ずいぶんと狭くなっちゃうような気がしますね。
もう二度と、ディズニー映画の吹き替えのオファーは来ないような気がします。
「ありの~ままの~すがた~見せ~るの~よ~」
って見せられなかったわけですけれども。
瀧さん、裏の顔というか、本当の顔は、20代から薬物常習者なんで。
でもまぁ、槇原敬之さんとかさ、岩城滉一さんとかさ、薬物で捕まった後もテレビ出てる人、けっこういますから。
ASKAさんも、元気に「はてなブログ」書いてますし。
内田裕也さんなんか、先日のニュースでは、まるで薬物で捕まった過去なんて無かったかのように報道されてましたしね。
ようするに、時間が解決してくれる…と信じましょう!
ピエール瀧さん、しばらくは、薬物使用がイメージダウンにつながらない仕事…たとえば、テクノ系の音楽ユニットなんかを結成して、そっちで頑張るってのはどうでしょうかね?
(え?すでに…所属してる?)
とりあえず、声のデカい少数のクレーマーに配慮して、CDの回収とかはアホすぎると思うね。