先日、「あなたの好きな映画を 3 本教えてください!」という企画をツイッターで見かけまして。
最近ホント、あんまり明るいニュースもないしね、時事ネタ扱おうとすると、どうしてもテンション下がりがちだったもんですから、気分転換の意味も込めまして、今回は私の好きな映画を紹介しようと思います!
まずは、人生に悩む青春ど真ん中なヤングたちにオススメの映画を。デヴィッド・フィンチャー監督『ファイト・クラブ』
うわ~…もう20年前の映画ですよ…。
ブラッド・ピットが激烈にカッコイイ、悪のカリスマ「タイラー・ダーデン」を演じています。
ウィキペディアによると、2008年に英国最大の映画雑誌『エンパイア』が、「最高の映画キャラクター100人(The 100 Greatest Movie Characters)」の調査を行ったところ、なんと「タイラー・ダーデン」が1位だったそうです。
最高の映画キャラクター、第1位ですよ。
とにかく、圧倒的にぶっ飛んだ、クレイジーでカリスマ性のあるキャラクターでした。
映画の中で、タイラーは数々の名言を残していますが、今回、少しだけ紹介しようと思います。
タイラーの名言。
仕事の中身でお前は決まらない。預金残高とも関係ない。持ってる車も関係ない。財布の中身も関係ない。クソみたいなファッションも関係ない。
まだ自分なりの信念や哲学や価値体系を確立できていない当時の私にとっては衝撃的でした。
「今まで自分が信じてきたことって何だったんだ?」
「今まで価値があるって思ってた物って、本当に価値があるのだろうか?」
人間の価値は、職業や、資産や、所有物や、ファッションなんかじゃ決まらない…!
タイラーは、まぁ言ってみれば、テロリストの親玉なんですけど、言ってることは、いちいち全部、筋が通ってるんですよね。
悪い奴のクセに、正しいことを言ってるような気がしてくる。
タイラーは物事の本質を突いてくる。
既存の価値観を当たり前のように受け入れて踊らされている我々に、何かを突きつけてくる。
そうなんだよなぁ…。タイラーの言う通りだ。
人間の価値ってのは、カネ持ってるかどうかじゃ決まらねぇんだよ!
文明生活の基本的な前提を拒否しろ。特に物を持つことの重要性を拒否しろ。
物欲まみれですよ、現代人は。
本当は、モノを所有すればするほど、身動きができなくなるのにね。愚かですよ。
「断捨離」なんていう考え方が流行するはるか以前に、タイラーはそういうことを唱えている。
物質文明に警鐘を鳴らしている。
痛みがなく、犠牲もなければ、何も得られない。
安易に「答え」が手に入ると思ってる人間が多過ぎるんよね。
手っ取り早く、楽して何かを得ようとする。
だから、騙されちゃうんだよな~。
「この壺を買えば、極楽浄土に行けますよ」とか。
「サロンに入会すれば、がっぽり稼ぐ方法教えますよ」とか。
できるだけ苦労せずに、ラクしてイイ思いをしたい、そういう考えだから、ペロッと騙されちゃう。
最初から「近道なんてないんだ。地道に自分の足で歩いていくんだ」って気持ちで生きていれば、インチキ臭い話になんて、そうそう引っかからないんだよね。
ファイト・クラブ (Fight Club)
映画「ファイト・クラブ」に関する話は、語ろうと思えば果てしなく語れるんで、また今度、別の機会にガッツリと。
過去にも書いてるけど、まだ足りないw
好きな映画その2。裸一貫、無職のおっさんたちの人生をかけた挑戦!涙と笑いの実話「フルモンティ」
こちらは、人生に疲れた中高年の皆さんにお届けしたい作品です。
それぞれに悩みを抱えている無職のおっさんたちが、一獲千金を目指して男性版のストリップショーを自主開催する、っていう泣けて笑える、ウソみたいな実話。
フル・モンティ (The Full Monty)
人生に絶望しそうになった時は、何度でもリピートして観たい映画です。
私も何回観たか分かりません。
フルモンティについては、こちらの過去記事で書きました。
好きな映画その3。全てのシニアへ提言したい、理想の人生の締めくくり方。「人生フルーツ」
まさに、お手本みたいな生き方。
そして、お手本みたいな人生の終わり方。
小さな映画館で観たんですが、年配の方々で満席でした。
座りきれないので、臨時的にパイプ椅子まで投入されてましたね。
この予告編では、映画の良さが半分も伝えきれてない…。
もっと、めちゃくちゃイイんだよ…。
こんなふうに生きて、こんなふうに死にたい。
本当に、そう思えるような映画です。
「人生フルーツ」は、DVDなどは、発売されていないようです。
今、調べて驚きましたが、現在でも、日本全国のミニシアターなどで上映中です。
ぜひ、映画館へ!
驚きました…。私がこの映画を観たのは2年前です。
まだ上映していた…!
それだけ、需要がある、ということですよねぇ…。
観て損はないよ!
ということで。世代別におすすめな3作品を選んだわけですが…。
本当はね~、好きな作品、まだまだあるんですよ。
3作品だけ選ぶってのは、ちょっと難しい。
少なくとも10作品、多ければ20~30…。
キリがないです。
最後に、全世代に向けてオススメしたい作品を紹介して終わりたいと思います。
「この世界の片隅に」は、1年に1回、観てもいいくらいですね。
学校の授業に取り入れてほしいレベルです。
「あなたの好きな映画を 3 本教えてください!」企画の参加方法など。
参加方法とか参加特典とか
- Twitter でツイートする際に #好きな映画ベスト3(3は全角数字)のハッシュタグを入れてください
- 参加締め切りは 2/28(木)
- 厳密に 3 本でなくとも可。1 作品を語ってる記事でもベスト 100 でもいいです。ブログの人は、過去に書いた映画記事にタグを付けてツイートする等でも OK 牧場(の決闘)
- ていない・カラーひよこのフォロワーでなくとも参加歓迎(フォローしていただけたら、ひよこもていないもフォロー返します)
- 参加してくれた皆様のブログ記事とツイートを、月間 20 万 PV オーバーの「ていないブログ」と月間約 0.5 万 PV の当ブログ(この不平等感については後で考えますw)でまとめ記事にして 2 人の Twitter(合計フォロワー約 12000 人) で拡散させていただきます!
とのこと。
皆さんも、もしよかったらどうぞ!