【無償医療inベトナム】服部匡志先生の実話的ドラマを観て号泣

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先日、NHKで放送した『ベトナムのひかり ~ボクが無償医療を始めた理由~』、みなさん観ました?

15年以上に渡って、無償で、ベトナムの貧しい患者さんたちを診察し続けている眼科医師、服部匡志先生の生き様をドラマ化!ですからね、ただの作り話じゃないから。

そりゃ、泣くでしょ、っていう。

 

「すべらない話」の真裏で、「泣かずにはいられない話」が放送されていた。服部先生、ありがとう!

何から伝えればいいのか…。

分からないまま、時が流れつつありますが、とにかくね、服部先生は、本当にスゴイ人なんすよね。

 

このブログでもちょいちょい書いてますけど、わたし個人としては、「自分の人生を誰かのために使える人」こそが、本当にスゴイ人、本当にリスペクトに値する人だな、って考えてるんすよね。

だってさ、普通、自分の人生は自分のために使いたいじゃないですか。もちろん私自身も私のために使いたいと思ってますし。

自分の人生を他人に差し出すなんて無理よ。考えられへん。

 

それを服部先生はさ、自分の都合を放り出してさ、お金も、労力も、言ってしまえば人生さえも投げうってさ。

自分以外の誰かのために己の人生を費やすって、ドエライことなのよ。

 

さすがに服部先生のような生き方は、常人、凡人には不可能だしね、あまりにも凄すぎて、憧れる対象でもないし、目標にもならないんだけどさ。

「自分も服部先生のように生きたい」とか、全然思えないってところがちょっと情けない話なんだけどさ、それでもね、「服部先生は心底スゲェな!」ってのは、つくづく思うわけですよ。マジリスペクトなワケですよ。

 

 

拝金主義が蔓延している今の世の中では、「たくさん金を稼いだ人がスゴイ」みたいになってるじゃないですか。金持ちが札束ちらつかせると、亡者がよだれ垂れ流してすり寄っていく、みたいな光景とかも、非常にありがちな昨今です。

でもね、

本当はさ、「稼いだ金額でスゴさが決まる」んじゃなくて「稼いだカネを何に使うか?」で、スゴさが決まると思うんよね、個人的には。

大金稼いだとしても、そのカネで宝石とか毛皮とか別荘とか、私利私欲のためだけにしか使えないような輩は、大したことないのよ、きっと。

 

お金だけじゃなくてさ、まぁ何というか、自分が持ってる「パワー」ですよね。

経済力だけじゃなく、肩書きとか、権力とかも含めての「パワー」ね。

そのチカラをどのように活用するかで、その人間の本質が分かるんじゃないかと思うわけよ。

この話はスーパーボランティア尾畠春夫さんについて書いた時もちょっと話したけどさ。

gattolibero.hatenablog.com

尾畠のおじいさんも、「自分の人生を誰かのために使える人」なんよね。

ホント、スゴイ。

心底リスペクト。

 

 

ドキュメンタリー的なドラマ『ベトナムのひかり ~ボクが無償医療を始めた理由~』の中では、主人公の羽鳥先生(服部先生)が、ベトナムの病院に日本の高価な医療機器を持ち込むために、私財を投じてましたよ。

自分の車を売って。マイホーム購入時の頭金として貯めておいた貯金さえもブッ込んで。

文字通り、全てを投げ打って、ベトナムの病院の医療設備を充実させ、さらには、貧しい人々の手術代や、交通費を肩代わりしていました。

 

服部先生はベトナムで、毎日ノーギャラで診察してんのよね。無報酬なんよね。

 

これさぁ…、SNSとかで大金ばら撒いてウェイウェイ言ってる社長よりも、服部先生の方が人間としては、よっぽど称賛に値すると思うんだよね。

テレビやマスコミは、ウェイ社長よりも、服部先生みたいな人にスポットライト当ててくれよ、って思ってしまう。もてはやす比重がおかしい。

ってか、ウェイ社長、ばら撒くよりも、ダイレクトに、服部先生にお金を渡したほうが有意義なんじゃね?って思ったりするんだけど、どうなんだろうか。

あっ、でもそれじゃあフォロワーが増えないから駄目なのか…。

 

 

実話をもとにした感動のドラマ『ベトナムのひかり ~ボクが無償医療を始めた理由~』

1時間ちょいのドラマなんでね、そこに重要なエピソードを全部盛り込むとか全然無理な話だし、本当に深掘りすれば、きっと1クールでも描き切れないほど、いろいろあったと思います。

だって、もう15年以上も無報酬で診察を続けてんのよ…。

実際には、ドラマ以上に苦労があっただろうし、大変だったと思います。

いやホント、頭が下がる思いっつーのはこのことかと。

 

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眼科医・羽鳥志郎(濱田岳)は、ある学会でベトナム人医師から「私たちを助けて欲しい」と呼び止められる。

志郎は熱意に負け、ボランティアとしてベトナムに赴くことを決意する。あきれる妻・結衣(国仲涼子)に、「3ヶ月だけ」と説得する志郎。

志郎はベトナムへと旅立つことに。しかし志郎を待っていたのは、ベトナムの医療環境の悪さと文化の違い。同僚のサン医師(ビン・アン)とはなにかと反目しあう仲…。

そんなある日、失明寸前の少年が現れ、志郎は何とか治療を試みようと自費で内視鏡を購入。少年を失明から救う。そして、約束の3ヶ月は終わりを告げようとしていた…。

あらすじ・予告編動画 | ベトナムのひかり~ボクが無償医療を始めた理由~

 

主人公の羽鳥先生を演じた濱田岳さんが、いい味出しております。

映画「ゴールデンスランバー(2010年)」の殺人鬼役を観て以来、俳優・濱田岳さんには注目しておりましたので、余計にワクワクしてしまいました。

(余談ですが「釣りバカ日誌」の濱田岳さんも最高)

 

 

ちょっと反省しましたね。私には何ができるのか。もうちょっと「服部先生」的な人物の偉業&功績を、拡散しなくちゃならない。

私には、カネも、地位も、名誉もない。学歴も、人助けできる技術も、行動力も、勇気も、何もない。

ベトナムへ渡って、目の見えない人を助けるとか、そんな真似、確実に無理。

じゃあどうする。

私には何ができるのか。

 

私ができるのはブログを書くことだけ。

 

じゃあ、拡散しよう、ということで。

ちょっと反省しましたね。

 

実を言うとね、無報酬で働く医師、服部先生のことは、かなり昔から知ってたんですよね。

「情熱大陸」で観たんだったかな。

 

2006年04月09日放送だってさ。ということは、10年以上前だな。

 

眼科医・服部匡志、42歳。

服部は病院に席を置く勤務医でもなく、開業医でもない。「フリーの医者」なのだ。

北は盛岡、南は鹿児島へと全国どこへでも足を運び、白内障手術や最先端の内視鏡を駆使して糖尿病網膜症や網膜はく離の手術をする。

そして、服部にはもう一つの顔がある。ベトナムで活躍する「赤ひげ先生」だ。

日本で使用している内視鏡をベトナムに持ち込んで、独自の技術を駆使し、難治性の網膜はく離などで失明している多くの患者たちを救う医療活動を4年にわたって行っている。

ベトナムではまだまだ経済的に厳しい地域が多く、医師も少ないため病院で治療を受けられずに失明する人々が後を絶たない。

たとえ病院に行ったとしても手術費の200~300ドルを払うことができずにあきらめてしまうケースが多い。

服部はそんな患者たちから治療費をもらわず、日本で稼いだお金を使って手術をすることもしばしばだという。

「患者は家族と思え」が服部の口癖。言うだけならたやすいが、それを実行できるのはなぜなのだろうか。

服部匡志(眼科医): 情熱大陸

 

服部先生の存在を知っていたにもかかわらず、ほぼほぼスルーしていた。

見て見ぬふりをしていた。他人事のように。

イカンですねー。

「自分には何ができるのか?」をもっと真剣に考えなくちゃダメですよね。

 

ブログを書けるんなら、ブログで発信すればよかった。

自分が受け取った「感動」とか「喜び」とか、そういったものをどんどんブログに書いて、不特定多数の誰かに伝えることができたのに、ずっとサボってた。

 

私がのうのうと、イモ食って屁こいて、ケツをポリポリかきながら、アホ面して「すべらない話」を観ている間も、服部先生はノーギャラで、ベトナムの貧しい患者さんたちを診察していたのだ。15年間も。

 

私は、本当は、服部先生のことをもっと宣伝することができた。こういう人が、こういう日本人がいるんだよと、ブログで発信することができた。

でもやらなかった。

言い訳してもしょうがない。

 

お金が余ってる人がいるんなら、余裕がある人がいるんなら、無報酬で働いている服部先生の団体に寄付したらどうですか?って、呼びかけることもできた。

でもしなかった。

 

ということで、せめてもの罪滅ぼし。

服部先生が所属してる団体のようで。

NPO アジア失明予防の会

「NPO アジア失明予防の会」では、寄付を募っております。

 

ドラマの中にも登場した言葉。

「人間は、人を助けるようにできている」

「※ 本の収益の一部は失明予防活動に役立てられます。」とのこと。

 

「人が人を助けるのは当たり前のことだよ」と、思い続けるって大変なことですよね。

それを信じ続けるって、並大抵の強さじゃない。

 

 

 あ、それとね、ビックリするかもしれないけど、実は、無報酬で働いているお医者さんって、服部先生だけじゃないんですよね。

いろんな国にいるんです。ノーギャラで働いている日本人医師。

正直、ビックリしました。

 

これについては、是非、テレ東の『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波乱万丈伝~』という番組を観ていただけたらなと思います。

毎週とまではいきませんが、結構な確率で、貧しい国で無償医療を続けている医師が登場しているようです。

(もしかすると、違う番組だったかもしれません。でもたしか、私が観たのは、この番組だったと思うんですよね…)

www.tv-tokyo.co.jp

 

診察の代金をもらわずに、自腹?で貧しい患者さんたちを治療している医師って、一人や二人じゃないんですよね。

あの国にも、この国にも、って感じで。

みんな現地で、私財を投げうって、一生懸命頑張ってるんすよねぇ…。

ところが、日本に住む日本人の大半は、そんな医者たちが存在していることすら全然知らない。

スゴイ医者なのに(ってかスゴイ人なのに)、現地では有名でも、日本国内では無名。

日本のテレビや新聞やネットでは、ほとんど取り上げてもらえない。

 

あと、医者だけじゃなくて、学校の先生とか、みなしごたちの里親になるとか、いろんな形で、無償で、現地の貧しい人たちを手助けしている方々が、実はけっこういるんですよねぇ…。

 

う~~む…。

 

これはもう、アレですね、地道に草の根運動をやっていくしかないですね。

スゴイ人を見つけ次第、自分のブログでコツコツと紹介していく。

 

自分が何か、感動した案件があった場合は、逐一「おーい!これすげーぞー!」と紹介していく。

これですね、これこそ、ブロガーの仕事。

「感動の共有」。そのお手伝い。

なんか自分みたいな若輩者が偉そうなこと言ってますけれども。

 

まぁそんなこんなで。

自分ができることをやっていくしかないんでね、できる範囲でコツコツと、今後もブログ書いていこうと思います。

 

あっ、そういえば。

実は私も「このままでは失明しますよ」ってことでね、過去に眼を手術したことがありまして。

眼が見えないって、けっこう絶望的な話なんすよね…。

 

考えてみると、今、こうしてブログを書けているのも、眼が見えているから、なんでしょうね。ありがたい話です。

 

当たり前に目が見えていると、眼が見えていることに感謝できなくなる。

「うおー!眼が見える!ラッキー!」

とは思えなくなる。

見えて当たり前。感動も感謝もなくなってしまう。

 

でもこれ、すごいことなんよね。

毎日こうして当たり前にブログ書いたり書かなかったりしてるけど、これだって、本当は超~ありがたい奇跡みたいなものなのかも知れないね。

ありがたやありがたや。

 

自分なりの精一杯でブログを書く!

 

無駄に長くなって失礼💦