先日の尾畠春夫さん(78)の活躍、凄かったですね。行方不明の2歳児をいとも簡単に見つけ出しちゃって。
私は、尾畠さんの「残りの人生は社会へ恩返しさせてもらう」という生き様にふれて、あぁ、こういう人こそ、本物のヒーローなんだなって改めて思いましたね。
※間違えやすいですが、正=尾畠 誤=小畠 ですね。
本物のヒーローって、ルックスの良し悪しは関係ない。収入や肩書も関係ない。
尾畠春夫さん、めちゃめちゃカッコいい生き方してるよね。
めちゃめちゃカッコいいんだよ。
今の世の中、人間のカッコよさや美しさを表面的にしか見ていない人も多いと思うけど、本当に大切なものってさ、「その内側」にあるんだよな。
尾畠さんは78歳のじいちゃんだよ。
福山雅治似でもないし、ブラッド・ピット似でもない。
顔の造形的にはハンサムじゃないかもしれない。
でも、すごくいい表情してる。
https://twitter.com/obataharuofc
顔のつくりがどうこうとか、そんなの全然関係ないくらい、輝いてる。
人間として男前だからさ。
本当のカッコよさってこういうことだと思うんだよな~。
尾畠さんは、年金をやりくりしながら、10年以上も、困ってる人を助けるボランティア活動のために日本全国を飛び回っているんだよね。
どこかの被災地で精力的に活動している尾畠さんの映像をちらっと観たけどさ、やっぱね、輝いてんだよね。
一生懸命、汗だくになって民家に流れ込んだ土砂を掻き出してた。
78歳だよ。
めちゃめちゃ元気だし、タフだよ。
「みなさーん!休憩しましょう!」
って、めっちゃ大きな声で、他のボランティアたちに指示出したりして。
リーダーシップ発揮しまくりで。
尾畠さん自前の工事用ヘルメットに、手書きでいろいろ書いてあるんだよね。
そのメットがめちゃめちゃ目立つんだ。
どこの被災地でも、「あ、あのじいさんだ」ってすぐわかる。
ある意味、災害ボランティア界の名物おじいさん、というかな。
今回の行方不明の2歳児発見のニュースを見た人の中にも「あっ!あのおじいさん、どこかの被災地で一緒にボランティア活動やったことあるぞ!」
って人もいたみたいよ。(ツイッターでチラ見した)
ま、とにかく、ホントね、カッコいい人だよ。尾畠春夫さん。本物中の本物。
これ以上本物な人、なかなかいないでしょ。
「残りの人生を社会にお返しするために使う」って言い切れる人がどれだけいるだろうか。
そして、それを実践できる人が、一体どれくらいいるだろうか?
ほとんどの人間は、自分のことばかり考えているよね。(私自身も含めて)
時間もカネも労力も、私利私欲のために使おうとしている人間ばかりだ。
そんな世界でさ、尾畠さんみたいに、ここまで全開で、フルスロットルで自分を捨てることができる人間がいるってのは、なにか「救い」でもあるよね。
感謝したい気分になる。
尾畠さん、ありがとう、って言いたくなる。
これぞ、人生の先輩。亀の甲より年の功。
本当にリスペクトに値する人ってのは、尾畠さんみたいな人なんだろうな。
お金の稼ぎ方よりもお金の使い方で、その人の人間性がわかる
私は個人的にはね、その人がどうやってお金を稼いだか?ということ以上に、その稼いだお金を何にどうやって使ったか?の方が、その人物を見極める上で、重要な要素だと思ってるんですよね。
手に入れたお金を私利私欲のために使うのか。
それとも、
できるだけより良い形で社会に還元しようとするのか。
そこに、その人の人間性とか、本性、本質が垣間見えると思うんよね。
世界の富の82%、1%の富裕層に集中 国際NGO試算:朝日新聞デジタル
世界で1年間に生み出された富(保有資産の増加分)のうち82%を、世界で最も豊かな上位1%が独占し、経済的に恵まれない下から半分(37億人)は財産が増えなかった
略
下位半分の37億人分の資産総額を、米経済誌フォーブスの長者番付と比べたところ、上位42人の資産総額(合計1兆4980億ドル)とほぼ同じだった。
略
同じ基準で前年の資産を再計算すると上位61人の分と同じになることから、前年より格差は拡大しているという。
世界の富の82%を上位1%が独占…だと?
世界の上位1%の富裕層が、ちょっとでも尾畠さんみたいな考え方の持ち主だったとしたら、世界はもっとマシになってると思うんよね~。
ちなみに、年収360万円以上の人は、世界の富裕層1%の仲間入りだそうです。(詳しい計算はよく分からん)
まぁとにかく、我々日本人は地球規模で見てみると相当、裕福な方だったんですねぇ…。
世界の富裕層上位数パーセントの中にランクインしてるわけですから。
知らなかった…。
現実的には、「今すぐどこか貧しい国へ渡って、施して来い!」ってのは無茶な話だし、それで世界が良くなるほど、簡単な問題じゃないと思うけど、
少なくとも、こういう現実を知ってること、意識すること、考えること、それって大事な気がするんだよね~。
「オレ、ビスケット持ってるよ。キミは持ってないのか。じゃ、半分こだ。(パキッ)ほれ。」
ってさ、ビスケットを半分に割って、持ってない人と分けて食べる、ってことの延長線上に、何かがあると思うんよね~。
ちょっと何言ってるのか、自分でも分かんなくなってきたんだけど。
まぁ、とにかくですよ。
話を戻しますとね、行方不明の2歳児をいとも簡単に発見した尾畠春夫さんに対してさ、たくさんの方がスゲースゲー言ってますけど、もし仮に、あそこで、2歳児を見つけられなかったとしても、尾畠さんはすでにスゲーんすよね。
「残りの人生をみんなのために使い切ろう」という、その姿勢、その信念の時点で、尾畠春夫さんは超絶スゲー人なんすよね。
さて。自分自身のことを省みるとしよう。尾畠さんのようになりたいか?
これもねぇ~、難しい話なんですけどね…。
尾畠さん、スゲー。
これはもう、まぎれもない事実ね。
じゃあ、自分も尾畠さんみたいに生きるか?
って言われると…。ねぇ。
そもそも私は「スゲー人になりたい」とも思ってないし「スゲー人だと思われたい」とも思ってないんで。
私自身は尾畠さんを超リスペクト!って言ってますけど、
自分自身がみんなからリスペクトされる存在になりたい、とは思ってないんで。
ただね、「できる範囲で社会に恩返ししていきたい」、ってのは思ってるね。
ちょっと長いけど過去記事から引用。
「社会貢献」とか、そんなシャレオツなもんじゃない。「せめてもの罪滅ぼし」とでもいうべきか。
「社会貢献」という言葉を使っちゃうと、一気に重苦しくて胡散臭くなっちゃう気がするから、なんか別の表現があればいいんだけどさ。
まぁね、「せめてもの罪滅ぼし」っていう考え方の方が多少は、しっくりいくかもしれないね。
私自身もそうだしね、みんな、生きてるようで生かされてるんですよね。
様々なものから恩恵を受けて、生かしてもらってる。
自分の力で生きているなんて発想は思い上がりも甚だしい。
人はひとりじゃ生きていけない。
自分がもらった分は、自分の出来る範囲で返していく。
みんながそうすることで世の中が回っている。
・・・・・・・・・
そう考えるとさ、私たちは誰かから受け取った分を、今度は別の誰かに渡していくのが当たり前のような気がしてきませんか?
生かされている以上、この「宇宙船地球号」のクルーである以上、何らかの形で、恩返ししていくのが筋ってもんなんじゃないのか。
略
私は何も持っていない人間ですし、何もできない人間ですから、社会に対して「恩返し」がなかなかできないんですよね。
略
私の場合、何もない。
なん~~~~~にもない。
金もないし、根性もないし、体力もないし、学力もないし、若くもないし、イケメンでもない。
ただちょっとだけコミカルで、キュートで、エキゾチックなだけです。
できることが何もない。
さて、どうしよう。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
ブログでも書くか。
とまぁ、そんなこんなでブログ書いてるわけです。
自分が受け取ってきた恩恵を社会に還元する方法って、ひとつじゃないと思うんです。
尾畠さんのやり方が正解で、他の人のやり方が不正解、ってこともない。
めちゃめちゃ返せる人もいるだろうし、ちょびっとしか返せない人もいる。
当然個人差があるし、あってもいい。
みんなそれぞれ、自分にできるやり方で、恩返ししていけばいいと思うんだよね。
自分にできることって何だろう。
無理なく続けられることって何だろう。
って、ひたすら考える。
まずはそこからでいいと思う。
私はブログを書く以外に何もできることが無いから、ブログを書こうと思ってる。
それが結果的に、誰かにとってのプラスになればいいな~って思ってる。
誰かが前向きに生きるためのちょっとしたきっかけにでもなればラッキーだな~って思ってる。
「カリスマ義肢装具士」臼井さんが言うところの「追い風1.8メートル」ってやつです。
もうちょっと役に立つことも書いた方が良いのかなって思う時もあるけど、無理して潰れるのが一番ダメなので、マイペースで地道に続けていこうと思ってる。それだけ。
出来ることをコツコツと。
おまけ。今日8月20日(月) 11:55~13:45 放送のフジテレビ系「バイキング」で尾畠春夫さんの特集やるらしいです。
「2歳児救出のスゴ腕ボランティア!呉での活動に密着」とのこと。
ここんところ、ホントにしょ~もない「老害」のニュースばかりが続いていたから、余計に世間が尾畠春夫さんのような存在を欲していた部分はあるでしょうねぇ…。
やっぱ、人生の先輩はすげぇんだぞ!って。
だてに歳食ってねぇぞ!って。
リスペクトに値するじいちゃんは健在だぞ!って。
尾畠さん、本当にどうもありがとうございます。感謝です。