ロシアとウクライナをめぐる様々なニュースを見ていて驚きました。
この数か月で、ウクライナのゼレンスキー大統領が、10回以上も暗殺されそうになっているという話、イギリスやアメリカの特殊部隊が暗殺計画をことごとく阻止している、という話。
でも、冷静に考えてみると、そういうものなのかもしれませんね。
われわれ一般人は多くの場合、何も知らされないまま、気づかないまま、日々を過ごしているのかもしれません。
ゼレンスキー大統領の暗殺を企てている特殊部隊がロシアにあるらしい。言われてみて気づくが、あって当然といえば当然か。
言われてみてハッと気づきますけど、ゼレンスキー大統領、めちゃめちゃ命狙われてるらしいんですよね。
そりゃ、冷静に考えてみると、そうなるだろうな、っていう。
自分自身の平和ボケ加減が情けなくもあり、裏返せば、自分はなんてしあわせな境遇に生きているんだろうな、っていう実感もありーので。
ゼレンスキー暗殺を狙う、プーチンの“謎の暗殺部隊”「KSSO」のヤバすぎる実態(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
ウクライナの陥落に苦戦するプーチンが、ゼレンスキー大統領の暗殺を狙っている。
略
プーチンから依頼を受けた彼ら1000人の兵士たちが、開戦直前にキエフ入りをして、ゼレンスキー大統領を含む重要人物たちの追跡などを行っていたが、2度にわたり暗殺は失敗に終わる。西側諸国の軍事関係者による精鋭部隊がウクライナをサポートしていたためだ。
しかしインテリジェンスに長けたプーチンは、さらなる部隊を用意していた。それがロシア革命に端を発し誕生した「スペツナズ」と呼ばれる旧ソ連時代からの特殊部隊だ。
こんな怖いこと、ブログに書いていいんかな、大丈夫なんかな、などとビビりつつ、へっぽこジャーナリズム精神から書きますけれども、
旧ソ連時代からの特殊部隊「スぺツナズ」という組織があって、その中から、さらに選りすぐりの精鋭たちを集めたのが「KSSO」という特殊作戦部隊だそうです。
この「KSSO」ってのがヤバいっていうかなんていうか。
KSSOの隊員はHALO降下(高高度降下低高度開傘)に長けている。高度1万m以上を飛ぶ航空機から降下し、地上300m以下のギリギリでパラシュートを開く。非常に危険だが、敵のレーダーを回避しやすい。
政府要人や大統領夫人の隠れ家を狙ってピンポイント降下する。
地面じゃないんだ。空からくるんだ、暗殺者。ピンポイントで。
こえ~~。
ゼレンスキー大統領、この数か月ですでに十回以上、命を狙われてるらしいんよね。逆に言うと、全部、暗殺計画を阻止している。なんだったら、暗殺者を返り討ちにしているケースも。
目には目を。特殊部隊には特殊部隊を。ゼレンスキーの周囲を固めるイギリスとアメリカの特殊部隊が、ことごとく暗殺計画を未遂に終わらせている!
なぜロシア軍はウクライナの掌握に苦戦しているのか。在英ジャーナリストの木村正人さんは「情報戦を支える英米の存在は大きい。イギリスの英特殊空挺部隊(SAS)も陰でウクライナ軍を支えており、すでにゼレンスキー大統領の暗殺は十数回阻止されている。その役割は大きいとみられるが、決して表には出てこない」という――。
おいおいおい、なんか映画みたいな話になってきたよ。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は強力な防諜網により十数回の暗殺計画を生き延び、複数の工作員を殺害した
凄いことになってんな!日本はこういうの大丈夫なんかな!?
ウクライナ軍を支えているとされるのが、英特殊空挺部隊(SAS)だ。
SASは、要請さえあればすぐにゼレンスキー大統領を救出できるよう、70人が米海軍特殊部隊(ネイビーシールズ)150人と共に、バルト三国の一つ、リトアニアの僻地にある軍事基地で夜間訓練を重ね、スタンバイしているという。
ちなみに、SASに関する情報は基本的に「極秘」。表に出ることはないらしい。
忍者みたいよね。
なんかすごい大仕事をやってのけていたとしても、それが一般人の目に触れるような形で公表されることはない、ってことらしい。
必殺仕事人。
なんか、我々の知らないところで、すごいことが行われていたとしても、全然不思議じゃないですね。
米英の特殊部隊は去年の段階でウクライナ入りして準備していたらしい。一般人が戦争を自覚する数か月前から、すでに戦争は始まっていたってことか。
イギリスやアメリカの特殊部隊は、2021年の時点で、すでにウクライナ入りして準備していたらしいです。
ということは、もう、ロシアが攻めてくるってことは分かってた、知ってた、ってことじゃんね。
我々が「わっ!寝耳に水!まさか戦争が!」とかワチャワチャ言ってるとき、上層部の人間たちは、すでに相手側の計画を把握していて、水面下でいろいろ仕込んでいた、ってことらしい。
【ウクライナ侵攻】プーチン大統領は大誤算…米英最強「特殊部隊」がウクライナ侵攻前から現地潜入し暗躍|日刊ゲンダイDIGITAL
プーチン大統領の思惑通りにいかなかった理由のひとつは、ウクライナの兵力を読み違えたことだ。
略
ウクライナ国内には、米陸軍特殊部隊「デルタフォース」や、11年にアルカイダ指導者のウサマ・ビンラディンを射殺して注目を集めた米海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」が潜入しているとみられる。
さらには、世界最強の呼び声も高い英陸軍特殊空挺部隊「SAS」も現地に送り込まれているという。一説には、SAS隊員1人で1個中隊(200人)に相当する戦力を持つといわれる。まさに一騎当千の精鋭部隊だ。
「はい、そう来ると思っていましたよ」っていう読み合いというか。
相手が何をやりたがっているのか、事前に見抜いていて、先回りして、手を打っておく、っていう。
なんかもう、将棋みたいよね。
ってか、逆だな、将棋が戦争をモチーフにしてるのか。
ふと思う。社会の末端で生きている有象無象は、世界の行く末を左右するような一大事にさえ、おそらく気づいていない。だがそれでいい。
昔、子供のころにさ、仮面ライダーとか、ゴレンジャーとか、結構好きで観てたのよ。
世界征服をたくらむ悪の秘密結社と、正義のヒーローたちの命がけの戦いが、毎週毎週、繰り広げられるんだけどさ。
そんなさ、人類の存亡をかけた戦いでさえ、大半の日本国民は知らないわけじゃん。
いったい、いつ、ゴレンジャーが戦っているのか。いつ、勝利したのか。
たとえば「先日の昼下がり、関東地方周辺(おそらく)で仮面ライダーがショッカーを倒したという情報を、遠く離れた北海道や沖縄の人は、把握しているのかな」とか。
もし今回の戦いにヒーロー側が敗れていたら、日本は、世界は、大変なことになっていたわけなんですが。そういうのみんな、ご存じなのかな?っていう。
結局、ワチャワチャ言ってるのは、仮面ライダーが足繁く通う喫茶店のマスターとか、その店の従業員だけだったりするわけよ。
ヒーローたちが住んでいる町の、同じ町内の住民だけよ、関心を持って見守っているのは。
これが現実なんだろうな、って。
我々は何も知らされないまま、気づかないまま、ただ生きて、ただ死んでいく、それだけの話なんだな。って。
これ、もちろん、悲観しているわけじゃなくて、むしろ、よかったなってホッとしていますよ。
知らずに生きていけるって、本当にありがたいことなのかもしれないな、って。