重度の肺炎で死を意識した田中さんの身に起きた劇的な変化の話

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昨年、肺炎で緊急入院した田中さんが、自身の身に起こった変化について語っておりました。

これはある意味、ライフハック的というか「よりよく生きるためのヒント」かも…?

 

重度の肺炎で死にかけた田中俊行さんの身にどんな変化が起こったのか!?相方の下駄さんも共感!

こちらの動画の10分経過したあたりで、田中さんが語っております。(田中さん、元気になってよかったです)

いったい、田中さんにどんな変化があったのか…!?

(二人の掛け合いが面白いので、できれば最初から観ていただきたいッス)

【言えない秘密】お医者さんに言えなかった病気の理由!? 実は下駄華緒も◯にかけた?2人の共通点とは! - YouTube

 

率直に、結論から申し上げます。

田中さんにどんな変化があったのかというと、

死を意識したら、景色が綺麗に見えるようになった

とのこと。

 

これ、なんかすごくね?

 

今まで何とも思わなかった、日常の風景の中にも、美しさを感じるようになったわけです。

 

ただ朝日が昇ってきただけなのに、それを綺麗だな~って感じるようになったと。

今までは、そんなの、まっっっったく何も思ったことが無かったんだってさ。

そんな田中さんが「もしかして死ぬかも」って死を意識した後は「風景、きれいだな~」つって、わざわざ写真、撮っちゃったりして。

 

自分自身の影を写真に収めちゃったりとか。

おそらく、これ系の感じでしょうかね。(画像はイメージです)

 

今までは、Instagramでそういう影の画像とかを上げてる人を見ても、「なんやそれ」って感じで、全然イイとは思わなかったらしいんですけど、そんな田中さんが、どういうわけか、自分の影の写真を撮るようになったらしくて。

 

なんでしょうか、この心境の変化。

 

これはもしかすると、「よりよく生きるためのヒント」かもしれませんよ?

 

 

今、日々の暮らしの中に喜びや感動を見いだせなくなっている人は、一回、自分の中で「死」を意識してみるってのはどうだろうか?

私も過去に何度かブログに書いておりますが、

「もしも寿命があと24時間しかなかったら、自分は今日一日をどう生きるだろうか?」

みたいなことをね、脳内でシミュレーションしてみるわけです。

そうするとね、モノの見え方が変わってくるんですよね。

価値観に変化が起こるわけです。

 

だってさ、自分に残された時間があと24時間しかなかったとしたら、会社なんていかないでしょ?

35年ローンを組んで一戸建てを買いたいとか、思わなくなるでしょ?

 

ママ友との人間関係がどうのこうのとか、会社の出世コースがどうのこうのとか、カネとか、地位とか、名誉とか、そんなこと、けっこう、どうでもよくなってくるわけですよ。

 

泣いても笑っても、自分の人生はあと24時間で終わり。

さて、自分はどう生きるか?

・・・・・・って、自問自答するわけです。

自分自身の本心に、耳を傾けてみるわけです。

世間体とか、過去の後悔とか、未来の不安とか、そんなものに囚われている暇なんてないわけです。タイムリミットはあと24時間だからね。

最後は、本当にやりたかったことをやって終わりたいじゃないですか。

「本当の自分」と向き合うしかないわけですよ。

 

あ、あとね、この脳内シミュレーションをするときにですね、いろんなパターンを試してみると、より分かりやすくなると思います。

たとえばこういうこと。

 

自分に残された時間が

あと1日だった場合、どう生きるか?

あと1週間だったら、どう生きるか?

あと1年だったら?

あと5年だったら?

あと10年だったら?

あと20年だったら?

 

こんな感じで、様々なスパンで、一回、妄想してみるわけです。

その都度、モノの見え方や、優先順位とか、変化すると思いますが、それらの「最大公約数」的な部分こそが、自分にとって本当に重要なこと、なんだと思います。

お試しあれ。

 

 

映画「ファイトクラブ」の中で、主人公のブラッド・ピットが、夢をあきらめた若者に拳銃を突き付けて言うわけよ。「本当にやりたいことをやれ」って。

 

昔、ブラッド・ピット主演の映画で「ファイトクラブ」ってのがあったんだけどさ。

これがもうね、若かりし頃の私は、この映画を観て、めちゃくちゃ衝撃を受けまして。

 

なんかねぇ、もしかすると、私のその後の人生に大きな影響を与えているかもしれない作品なんですけど。

 

本筋のネタバレにはならないというか、あまり影響がないと思うんで、ちょっとネタバレしちゃいますけど、

ブラッド・ピットが演じるタイラー・ダーデンという悪のカリスマがおりましてね。

これがもう、悪い奴なんですよ。

平気で物を盗むし、爆破するし、メチャクチャな奴なんですけど、

でもねぇ、タイラーにはタイラーなりの、信念みたいなものがあってさ。

 

ある夜、タイラーは、コンビニ強盗?みたいなことをするわけです。

レジにいた移民?の若者を店の裏口まで引きずって行って、拳銃を突き付けるんよね。「財布を出せ」と。

そうすると若者は泣きながら命乞いをするわけ。「助けてください~!」って。

タイラーは、若者の財布の中から身分証明書(学生証?)を見つけて、問うわけです。

「お前はコンビニのバイトがしたいのか?」と。

若者は泣きながら「本当は獣医になりたかったけど、もう諦めました~」と打ち明けます。

ようするに、この若者、最初は「獣医になる」という目的を持って勉学に励んでいたんだけれど、学費が足りなかったのか、何かほかの理由なのか、もう夢をあきらめて、ただ漫然とバイトしてるだけの人になっちゃってたんですね。

そこで、タイラーは言い放ちます。

「獣医の勉強を再開しろ。さもなくば、お前を56す。お前の名前も住所も覚えたからな」と。

若者は「ひぃ~~~っ!わ、わ、わかりました~~~!!」と逃げていきました。

タイラーは満足げです。

「あいつは、明日の朝、最高の気分で目覚めるだろう」・・・みたいな。

かなりうろ覚えだけど、ざっくり、こんな感じのエピソードが映画の中にあるんすよね。

 

もう、タイラーは、強制的に「本当にやりたいこと」をやらせちゃう。

やりたいことやらないなら、56しちゃうぞと。命をとるぞと。

でもそれ、夢をあきらめて漫然と生きているだけの廃人みたいな若者にとってプラスになるはずだと信じて、タイラーは拳銃を突き付けてるわけですよ。

このイカレ具合、すごくねぇですか?

 

私自身、何度も、何十回も、何百回も、自分自身に問いかけ続けております。「いま自分は本当にやりたいことをやっているか?」と。

何度も何度も、迷いますんでね、その都度、何度も何度も、自問自答するわけです。

 

本当は、自分はどうしたいのか?と。

 

なんでこんな話になったんでしょうかね。

最初、田中さんの肺炎の話だったのにね。

 

でもまぁ、ホントさ、にんげんって、「死」を意識してはじめて、本当の意味での「生」を実感できるのかもしれませんね。

 

ただ漫然と生きている人生も悪くはないけど、目的意識を失って、どっち方向にも身動きが取れなくなってるような人、あるいは、日々の生活に張りがなくなっちゃった、という人は、一回、「死」を意識してみるのもアリかもしれませんね。

もしかしたら、世界がキラキラと輝きだすかもしれませんよ(^_-)-☆

 

 

最後にタイラー・ダーデンの名言をいくつか紹介して終わろう。

 

仕事の中身でお前は決まらない。預金残高とも関係ない。持ってる車も関係ない。財布の中身も関係ない。クソみたいなファッションも関係ない。

 

どん底に落ちるってのは、週末のレジャーなんかじゃない。クソなセミナーでもない。すべてをコントロールしようとするのを止めて、手放すんだ!手放せ!

 

痛みがなく、犠牲もなければ、何も得られない。

 

これはお前の人生だ。そして、1分ごとに死に近づいている。

 

「世界一過激なミニマリスト」タイラー・ダーデンのファイトクラブ的名言集 - 自由ネコ