マーシーはもうカッコイイこと言うの辞めたらどう?
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マーシー(田代まさし)はもう「皆さんの支援で覚せい剤を辞めることができました!」みたいなカッコイイこと言わずにさ、むしろ逆に
「覚せい剤に手を出すとオレみたいな悲惨なことになるぞ!どうしても辞められないんだよ!それくらい薬物ってのは怖いんだよ!(ほらまたやった)」
っていう反面教師的なスタンスが正解な気がするんだけどなぁ…。
何度でも何度でも、支援者を裏切り続けるマーシーにも、きっと罪悪感がまだあるはず。そう信じたい。
田代まさしが、もうすでに、何の罪悪感もなく、覚せい剤をやり続けているんだとしたら、これはもう、お手上げっていうかね、「なんも言えねぇ」としか言いようがないんだけどさ。
そうではなくてさ、
マーシーの心の中にも、まだまともな社会人としての感覚が残っているとしたらさ。
今、めっちゃくちゃ後悔してるはずじゃないですか。
いや、「今」じゃないよね。
捕まったタイミングで後悔してるんなら、遅すぎる。
再び覚せい剤に手を出したタイミングで、またやっちゃった直後に、後悔してないとおかしいんだよ。
例えば、
ダイエットしてる人間が後悔するなら、数日後の体重測定の時ではなくて、我慢できずにケーキをドカ食いした、その直後であるべきじゃん、本当の後悔って。
「あ~、やっちまったな、食っちまったな…」っていう。
ケーキを食べてるときは至福の時かもしれないけど、その直後じゃん、我に返った時じゃん、本当に後悔すべきなのはさ。
ということはだよ、マーシーも、後悔したのは、昨日今日の話じゃないんだよね。
また薬物に手を出した瞬間、ラリって気持ちよくなって、そこから覚めた瞬間、我に返った瞬間であるはずなんだよ、罪悪感とか後悔って。
そうでなければ、もう救いがなさすぎるよ。
反省も後悔も罪悪感もなく、シャブシャブできるんだとしたら、もうどうしようもないじゃん。
マーシーにはまだ、罪悪感があったと信じたいよね。
仲間を、支援者を、裏切りながら、偽りながら、日々、シャブ×2していたんだとしたら、そんな毎日は、地獄だったと思うよ。
「あ~オレ今、嘘ついてるな~」って思いながら、毎日生きてるわけじゃん?
裏ではシャブシャブしながら、表向きは「みなさんのおかげで更生できました!」ってメッセージを発信し続けてるとしたら、そりゃ、罪悪感に押しつぶされそうになって、シラフじゃやってられないよな。
マーシーは5回も捕まった、って言ってるけど、薬物に手を出した回数が5回ってわけじゃないからな。
見つかったのが5回っていうだけであって。
やったのは、50回かもしれないし、100回かもしれない。
500回かもしれないんだよ。
「もう大丈夫、立ち直りました」っていうテイで講演してるその瞬間も、シャブってた可能性、高いんだよね。
こりゃもう、罪悪感を感じていてくれないと、救いがなさすぎなんだよ。
バレなきゃいいや、ってノリで、「更生した人」を演じていただけだったとしたら、悲しすぎるよ。
率直に言うと、マーシーは、またやると思う。彼は足を洗えないよ。死ぬまで、この地獄から抜け出せないと思う。気の毒だけどな
いや、マーシーに限らず、だれでも、覚せい剤から足を洗うのは、きっと難しいんだよね。
めちゃくちゃ難しいんよ。
簡単に言っちゃうと、「辞める」ことはできないらしいんよね。
前に、何かのテレビで、元覚せい剤常習者の人々がインタビューに答えていたのを見たんだけどさ。
全員、その場にいる全員、
「もしも今、目の前に覚せい剤があったら、絶対にやっちゃう」
って答えてたんだよね。
もう、覚せい剤を辞めて10年とか経ってる人でさえ、そう言ってたんだよね。
どれだけ薬物を遠ざけていても、何年も断っていたとして、今、目の前にあったら、飛びついちゃう、って全員が答えていたんよね。
これ、ようするに、
覚せい剤を完全に断つことができた、って訳じゃないのよ。
たまたま、目の前に覚せい剤がない、シャブシャブできない、っていう状況、環境が何年も続いているから、覚せい剤を使用せずに生活できている、っていうだけなのよ。
「もしも目の前に覚せい剤を置かれても、僕は絶対に手を出しませんよ」
っていう話じゃなかったんよ。
覚せい剤から足を洗ったとされている人でさえ、「でも、あればやっちゃう」っていう、そういう状況なのよ。
一生、油断できない状態なんよ。そのくらい、過酷なんよね。そのくらい、薬物中毒って恐ろしいんよ。
当然、マーシーも、目の前に差し出された薬物を、拒否して突っぱねることなど、できないと思う。
もうね、それは不可能だと思うよ。実際、それで再犯を繰り返しているし。
マーシーの近くに薬物が存在している以上、マーシーはやり続けることになると思う。死ぬまで繰り返すことになると思う。
唯一、マーシーがヤクを断っているときは、ブツが近くにない状態、そもそも存在していないからできない、っていう状態のときだけだと思う。
自分の意志でコントロールできないんだから、必然的にそういうことになる。
マーシーが芸能人である以上、有名人である以上、マーシーに近づいてくる人間の中には確実に、ヤクの売人も含まれるだろう。それは今後もずっと続くだろう。
だから、マーシーが覚せい剤から足を洗うのは、実質不可能なんだよね。
もしも本当に本当に、ヤクを断ちたいんなら、芸能活動なんて辞めるべきなんよね。
どこかでひっそりと、貧しく暮らすしかないんよ。
テレビやネットで「更生しました」って露出するたびに、ヤクの売人からターゲットにされてる感じあるしなぁ。
タレント活動を再開すれば、またそれなりにまとまった金を稼げるし、そうなりゃ、売人にとってマーシーはお得意様だよね。いいカモですよ。
金持ってるし、目の前にブツをちらつかせれば絶対に買ってくれるし。
「だいじょぶだぁ、だいじょぶだぁ」っていってっけど、お前ら全然、だいじょうぶじゃねぇじゃねぇかメーン!
9SARI HEAD LINE #番外編VOL.4「田代まさしが心配して9sari スタジオに来た!」
だからさ、芸能界がもう、マーシーを利用するのは辞めりゃいいと思うんだよね。
テレビや雑誌にマーシーをひっぱりだして、高額なギャラを支払って。
そうしてまた、マーシーが薬物を買える、買いやすい、売人が近づきやすい状況を作り出してる。
いまさらメディアに対して、モラルをどうのこうの言ってもしょうがないんだろうけどさ。
もう、許してやれよ、マーシーも、もうジジイだよ、よぼよぼのじいさんだよ。
ダメか、まだ利用価値あるか。
あと、マーシーもマーシーだよな。
なんか詳しいこと知らんけど、自分自身の刑務所での体験とか、薬物中毒の話とか、面白おかしく、話してるんだって?
笑いに変換しちゃってる。らしい。
でも、それ、ダメじゃん。
薬物の悲惨さを伝える語り部にならなきゃダメじゃね?
戦争を経験した人が、戦争の悲惨さを後世に伝える活動してたりするけど、その流れから行くと、マーシーは、覚せい剤の話や刑務所暮らしの話を、コミカルに表現すべきじゃないんじゃね?
戦争体験者が戦時中の面白エピソードで笑いを取ったとして、それが戦争への抑止力になるかっていうとならねぇじゃん?
戦争のエピソードが、どっかんどっかんウケて、会場大爆笑だったとして、
戦争って恐ろしいな、怖いな、絶対嫌だな、って誰が思うんですか。
だからさ、もういいでしょ、マーシーは。
もう許してやれよ。
お役御免、ってことでいいだろ、もうヨボヨボのジジイなんだし。
ほっとけよ。
どこか田舎でひっそりと、「無名の人」として、年金暮らしでもさせてやれよ。
もう薬物の誘惑など半径数百キロ、まったくない土地へと移住させてやれよ。
ポツンと一軒家状態で、自給自足の孤独なジジイとして、再出発させてやれよ。
覚せい剤やりたくてもやれない、そんな状況に身を置かせてやれよ。
ときどき、クワマンが訪ねてくる、そんな生活でいいじゃねぇか。