幻冬舎の見城徹社長は、昔から一貫して「見城徹」だった

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最近「見城徹バッシング」的な意見を頻繁に見かけるけど、実は見城徹氏って、昔から一貫して「見城徹」でしたよね?

別人のように豹変したとか、急に性格が悪くなったとか、そんなことは全然なくて。

ずっと「THE・見城徹」のままですよ。

 

幻冬舎の見城徹社長、ツイッター辞めるらしいですね。今回の炎上が、かなり堪えたようで。

「こいつの本、全然売れねぇから!」といわんばかりに、気に入らない作家の本の実売部数をツイッターで晒し、恥をかかせる。貶める。

こういうことをやっちゃったんで、作家とか、出版業界の関係者とかからも、かなり批判を浴びてますね、見城徹氏。

 

最近、見城徹氏に対する批判的な意見をよく目にしますが、10年以上前ですかね、以前は「見城徹教の信者」みたいな人たちもいっぱいいましたよね?

見城徹リスペクト、みたいな人たち。

 

私は以前から「見城徹ちょっとイヤだな」と思っていたんですが、そんなこと言うと、信者から袋叩きにされそうな気がして、当時は怖くてノーコメント貫いてましたからね。

怖いんですよ、狂信的な信者って。

事実上、言葉が通じないし。

 

んでさ、私から見れば、見城徹氏は、昔から一貫して、ず~~っと「THE・見城徹」のままなんでね、信者が急に寝返る、ってことにも違和感があるわけですよ。

だって、

見城徹氏は、何も変わってないからさ。

ある意味、一本、筋が通っている。

(それが良いか悪いかは別問題だけどね)

 

だから私なんかは

「いやいやいや、こういう見城徹を絶賛してたじゃん?あの頃と見城さんは何も変わってないよ?なんで、急に反見城派みたいな意見を?」

って思っちゃう。

 

昔「情熱大陸」だったかな…?番組名、忘れちゃったんだけど、見城徹氏に密着取材してる番組を観たのよ

10年以上前だったと思うんだけど、当時、私の知り合いで、プロフィール欄に「尊敬する人:見城徹」とか書いちゃうくらいの、熱心な見城徹信者がいたのよ。

 

んで、私はその頃「見城徹」を知らなくてさ、

誰やねん?と。

ちょっと気になったわけですよね。

「見城徹、何者なんだろう?」と。

 

そんな矢先に、「情熱大陸」だったか「情熱大陸らしき何か」だったか忘れましたけど「見城徹に密着」みたいな番組を観たんですよね。

 

んで、正直、細かい内容はほぼ90%くらい、覚えてないんだけどさ。

感情的には

「この人、好きじゃないな」

って強烈に思ったことは覚えてんのよ。

 

確か、尾崎豊の本を出したくだりだったと思う。

 

見城さんがさ、

「良い作品を創れない人格者」よりも「良い作品を創る人間のクズ」と一緒に仕事をしたい

みたいな内容のことを言ったんだよね。

 

ちょっと鼻で笑うような感じで

「いやいや、人間性なんてどうでもいいでしょ?」みたいなこと言ったんです。

きっと見城氏にとっては、関わる相手が善人であろうと悪人であろうと、そんなことはどうでもいいんです。要はカネです。

(そう考えると、見城氏自身がダークサイド寄りだとしても頷けます。本人が人間性に価値を見い出していないから)

 

おそらく「良い作品」っていうのは、見城さんにとっては「売れる作品」ってことだと思うんだけどさ。

 

「カネを生み出すコンテンツ、イコール、良いコンテンツ」って発想だと思うんよね。

ようするに、カネですよ。

儲かるのか、儲からないのか。

 

売れない作家は、悪い作家、価値のない作家なんですよね、きっと。

見城さんの中ではね。

 

そう考えると、実売部数が大したことのない作家なんて、見城徹氏にとっては、価値がない人間なわけですよ、本音としては。

そして、

「大金を生み出す俺・見城徹という名のキラーコンテンツ」には、めちゃくちゃ価値がある、って考えているはずなんですよね。

 

「たかだか1000部程度の売り上げの飛沫作家が、俺様に意見するなど許さん!社会的に抹殺してやる!」

って見城氏が思ったとしても、周りの人間からしたら「あぁ、見城さんらしいなぁ」くらいな話だと思うんですよね。

 

見城徹氏が何かを判断する際、その指標の中に「人間性」は含まれないんですよ。

「人としてどうか?」なんて、どうでもいいんです。不問です。

(ついでに言うと自分自身の人間性についても不問)

カウントされるのは「カネをいくら稼いだか?稼げるのか?」その要素一点なんですよね。

そしておそらく、その「見城徹スタイル」を貫いて、見城氏は現在の地位を築いた。

 

完全に、つじつまが合ってるんですよね。

まったくブレてない。

 

言ってること、やってること、首尾一貫している。

 

そういう意味では、見城徹、恐るべし、なんですよね。

 

そして、見城ファンは、そこに惚れてるわけでしょう?

「そこにシビれる!あこがれるゥ!」なわけでしょう?

だったら

「見城さん、アンタ、見損なったよ!」

みたいなファンからの意見って、何か…アレだよね…。

逆に今まで、どこを見てたんだよ…?っていう。

 

なんかこれ、トランプ大統領の話にも似てるね。昔のトランプはビジネスマンにとって神的存在じゃなかったっけ?

トランプが大統領になる前って、トランプを絶賛するようなビジネス本だらけじゃなかったっけ?

 

一貫して、トランプはトランプなんだけどさ、大統領になった後は、けっこうバッシングされてますよね。

 

たぶん、トランプ自身の中身とか、人生哲学とかって、まったく変わってないんですよ。

なのに、絶賛されたり、バッシングされたり…。

 

おそらくトランプは、一貫して、傲慢で、偉そうで、カネと権力の亡者だったと思うんだけどさ。(大統領になってからも同じ)

ビジネスマン向けの自己啓発本とかでは、そんなトランプを絶賛していたよね?詳しくは知らんけどさ。

ビジネスマン向けの本だと、「要するにカネよ。カネこそが正義よ」みたいな方向に向かいがちなんだよね。

何故なら、ビジネス=商売の話だから。

 

いかにカネを稼ぐのか?っていう話を突き詰めていくと、「金儲け第一主義」に陥りがちなんすよね~。

「人間性なんてどうでもいいよ、大事なのは楽して大金を稼げるかどうかなのよ」

ってところに落ち着きがちなんで要注意です。

(今は大丈夫だとしても、いずれはしっぺ返しを食らうんじゃないかと)

 

お金儲けの上手な人々が、そういう部分をもうちょっと意識してくれれば、世の中、少しは良くなると思うんだけどね~…。

 

ワイは「お金儲けよりも大事なことあるよね!」的な考えなんですけど、そのせいか、ずっと貧乏です!(すごいオチ)

 


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