「こんなのミステリードラマじゃないっ!」って言って、一回さじを投げてしまった私ですが、なんだかんだ言って最終回、観ちゃうと思います、「あなたの番です」。
それにしても…。
張り巡らせた伏線をちゃんと回収するのは到底無理じゃないかな…って気がするんだよなぁ…。
コメディーとしてはアリだと思いますけど、推理ドラマとしてどうなんだ?って思っちゃうわけですよね、私としては。
途中で犯人探しとか推理するのがアホらしくなっちゃって、観るのやめたんですけどね、なんだかんだ言って、ちょこちょこと、観てしまってるわけですよ。
相方が毎週「あなたの番です」を観てますんでね。
もうね、秋元康の思うつぼ。
お茶の間のテレビが「あなたの番です」にチャンネルを合わせちゃってますから。
私はパソコンでポチポチと作業をしつつ、横目でちょいちょい「あな番」をチラ見してしまうわけです。
「おいおいおい『袴田吉彦として生きていく』とか、どういう意味だよ!?」
とかね、
心の中でツッコミを入れながら、これ、やっぱ推理モノとしてはおかしいよ、成立してないよ、とブーブー文句を言いつつ、なんだかんだで、結末を知りたくなっちゃってるんですよね。
トリックと呼べるようなトリックも特にないしね。
「実は合鍵を持ってましたー」
とかさ。
なんだよそれ。
子供だましか。
そういうのでいいのか。
犯人はベランダに備え付けてある避難用のハシゴを使ったのではないか?、とかさ、そんなもんトリックでも推理でもねぇし。
仮にそうだとしたら、なんで警察は犯人特定できないんだろうかね。まさか避難用ハシゴの存在に気づいていない…?ずさんな捜査で?
・・・・・・
みたいな。
いや、飛ばし飛ばしでしか観てないから、よく分からんけどさ。
なんだろうなぁ、推理モノが好きな、ミステリーが好きな人なら、黙って観てられないんじゃないかと思うわけですよ、あまりにもオチと回収の仕方がザックリしすぎてて。
「実は同じ高校出身でしたー」
とか、
そういうのもなぁ…。
もしかすると、あな番最終回は6時間スペシャルとかなんじゃないか…?
最終回は何時間やるんですかね。
1時間?
2時間?
いずれにしてもさぁ~、何時間あったとしても、納得のいく結末は迎えられないような気がすんのよね…。
実は犯人は◯◯◯だった!
って全てが判明した後も、
「いやいやいや、そんな終わり方でイイの?」
ってツッコんでしまいそうで。
どう転んでも、全然、納得できないような。
いろんなことが中途半端で終わりそうな。
デカい風呂敷を広げたまま、うやむやに全てが終わりそうな。
多分、最終回を観終わったあとに、もう一回、第1話から見直してみたら、破綻してる部分とか、ムリヤリっぽい部分とか、全然意味がなかった部分とか、いっぱい出てくるような気もするんだよねぇ…。
何より「全然回収されていない伏線的な何か」が山ほど出てくるんじゃねぇかと。
「結局なんだったの?あの描写は、伏線でもなんでもなかったの?本筋とは全然関係なかったの?」
っていうシーンが山のようにあるんじゃねぇかと。
ん~~、なんだろうなぁ~~、そういうのも含めて、新時代のミステリードラマってことなんでしょうかねぇ~…。
推理モノのセオリーを覆す、ネオ・ミステリー、的な。
そういうジャンルとして、のちにポジションを確立するんでしょうかね。
なんだかんだ言って、さすが秋元康だな!ってことになるんでしょうかね。
まぁ、こうしてブログに書いちゃってる時点で、私も康のてのひらの上で転がされているってことなんでね、負けですよ負け。完全な敗北。悔しいです。
もう、こうなったら、最終回の展開を予想しておきましょう。
はい、ズバリ翔太の夢オチ、ってのはどうでしょうか。
「わ~~、殺される~~!」
翔太が叫びながらガバッと飛び起きると、そこは自宅の寝室であった。
傍らには、健やかに眠る菜奈。
「なんだ…夢だったのかよ…誰も…誰一人、死んでいなかった…」
以上。
これって何でもアリなんで、最悪のオチなんですけど、これに匹敵するような、グダグダな終わり方するような気がすんのよね…。
「なんだよ!その終わり方!」
ってツッコむ人が続出するような気がすんのよ。
もしかすると最後に、翔太が「バルス!」って言って、マンションがガラガラと崩れ落ちていって、室内にあった大きめの観葉植物が天高く舞い上がる…っていうオチもありえますね。
ちなみに、うちの相方が「絶対に許せねぇオチ」ってのがありまして。
「実は宇宙人の仕業でした」ってやつね。
これ、何でもアリになっちゃうからね。
ちなみに、オチが「実は宇宙人でした~!」っていう話はこちらになります。
このオチに対しては、全米から苦情が殺到したらしいです。
いわゆる「全米が泣いた」ってやつですね(別の意味で)
スピルバーグは「オレのせいじゃない、宇宙人オチは、ジョージ・ルーカスのアイディアだ」って言ったらしいですけど。
さて、どうなることやら。
少なくとも、どーやん(二階堂)が黒幕っていうオチだけはあってほしくないですねぇ…。
最後の最後で、いきなり翔太の首絞めるとか、あまりにも「THE黒幕」すぎるじゃないですか。
「黒幕っぽい行動をした人が、実は黒幕でした」っていうのは、ナシにしてもらわないとさぁ。
もはや「推理」 する意味も無くなっちゃうんで。
なんだかんだ言いつつ、しかと見届けたいと思います!