JBA「史上最強チームは史上最低の31位で敗退」とツイートし炎上?(&W杯総括)

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本来、バスケ日本代表の身内であるはずの日本バスケットボール協会(JBA)が、ツイッターで

「モンテネグロに65-80で敗れ、史上最強チームは史上最低の31位で敗退」とツイートし、炎上しているとかなんとか。

やれやれ…

 

炎上するほど、大勢の人がバスケW杯に関心を寄せていたか?もはやスポーツニュースでもスルーされてたような…

本当に炎上してたんですかね?

炎上と呼べるほど、多くの人から批判を浴びたんでしょうか?

 

まぁねぇ…

あえて「史上最強チームが史上最低の成績」っていう、挑発的な表現をする方もする方だし、それに対してわざわざクレームを付けちゃうっていうのも、なんかアレな気がしますけどねぇ…。

 

いずれにせよ、しょ~もないニュースですよ。

 

日本バスケ協会「史上最強チームは史上最低の…」SNS投稿に“悪意がある”と批判殺到、ツイート削除 - リアルライブ

 

問題となっているのは、JBAが公式ツイッター上に、9日午後10時頃投稿したあるツイート。この日、日本は17-32位決定ラウンド最終戦でモンテネグロに65-80で敗れ、全32チーム中31位という順位が決定してしまっていたが、JBAは「『FIBAワールドカップ2019』最終戦 モンテネグロに65-80で敗れ、史上最強チームは史上最低の31位で敗退」とこの結果を伝えていた。

 しかし、このツイートについてバスケファンを中心に、「ファンもピリピリしてるのに、逆撫でするような言動しないでください」「なんでこんなに悪意のある書き方をする?」「言い方がひどすぎる。選手たちに失礼」といった批判の声が殺到した。

 

知らんがなですよ。

 

いや、このJBAのツイート自体は、私も目にしましたけどね。

べつにそれでどうこうクレーム付けようとは思わなかったけどねぇ…。

 

それにしてもさ、なんつ~か、意外なのは、どこかお騒がせメディアっていうかさ、「週刊なんちゃら」みたいな、炎上商法でお馴染みのメディアが

「史上最低の成績」

って書きたてた、っていうんなら、全然、しっくりくるんですよ。

ありがちな話じゃないですか。

 

でもさ、

「史上最低の成績」っていうのをあえてアピールするツイートをしたのが、JBA(日本バスケットボール協会)の公式アカウントだっていうことに、なんか根深いものを感じるっていうかさ。

内部分裂的な?

内側に「日本敗退ザマァwww」って思っている派閥も存在しているのかな?

今の体制を快く思っていない連中も存在しているのかな?

とかさ、余計なこと考えたりしちゃったりしてさ。

まぁ、取り越し苦労だと思うんだけどさ。

バスケの団体は、過去にいろいろ泥沼の抗争?があったからねぇ…。

(地味に現在でも続いている?)

gattolibero.hatenablog.com

 

 

というかさ、そんなことよりも、ワールドカップの総括、いきましょう

終わってみれば、参加32カ国中、31位と。

まぁ実質、最下位ですよ。

32位も31位も、メクソハナクソですから。

 

でもねぇ、冷静に考えてみると、全然不思議じゃないんですよね。

日本代表の世界ランクは48位くらいですか?

こんなもん、そもそもワールドカップに出場できる器じゃないんですよ。

実力で考えたら、無理な話なのよ。

負けて当たり前なのよ。

勝ったら、大番狂わせなのよ。

 

だからね、正直、言いますよ。

今回のワールドカップ、日本代表の試合は全部リアルタイムで配信を観ましたけど。

そのためにDAZNの1ヵ月お試し、入りましたけれども。

全敗するのは、想定内だったんですよ。

 

何も、おかしな部分は無かった。

実力通りです。

 

逆に言うと大会前に「日本バスケ史上最強のメンバー!」とかね、メディアが煽って持ち上げ過ぎたのがマズかったかも知れないなぁとは思いますね。

 

私自身、ちょっと煽ってしまいましたしね。

「こりゃヤバいことになるよ!バスケブーム到来だよ!」

って。

 

バスケに興味のない人々にも、関心を持ってもらえればいいなと思って、ここ数か月、必死にバスケ関連のネタを投下し続けてきましたけれども。

 

昔ちょっとだけバスケかじってた身としては、本当にもうね、Bリーグの発足から、八村、渡邊の台頭まで、嬉しい限りだったんですけれども。

 

なんつ~か、こう…良い夢見させてもらいましたよ。

今回のワールドカップ全敗で、夢から覚めました。

現実を突きつけられて、目が覚めました。

 

そうだよなぁ、と。

八村のようなスーパースター候補の誕生と、日本バスケ全体の底上げを、一緒にして考えちゃイカンよな、と。

 

例えば、テニスの錦織圭選手なんて、世界トップレベルの選手ですけど、じゃあ日本テニス界は世界トップレベルなのか?って言ったら、全然そんなことは無くて。

いつまでたっても「次世代の錦織」のような選手は現れてきません。

スゴイのは錦織選手個人なのであって、決して日本テニス界ではありません。

あくまでも「個」の話。

 

それと同様、突然変異的に八村塁選手が出現したということと、日本バスケ全体のレベルの向上とは、別の問題だったんですよね。

スゴイのは八村塁であって、日本バスケではなかった。

 

 

さて。それでもなお、可能性は無ではない。渡邊雄太もいる、馬場雄大もいる。日本バスケ界の本当の勝負はここからだ

八村と渡邊と馬場が、ほぼ同じ時代に登場した、っていうのは、日本にとってラッキーでした。

奇跡と呼んでもいいくらい、偶然にしては出来過ぎです。

 

そして、Bリーグの誕生です。

健全なプロリーグの発足です。

ここに私は、活路が見いだせると信じています。

 

今の国内のベテランのバスケ選手たちは、プロリーグが存在していない頃にバスケットボールという競技を選んだ選手たちです。

おそらく、実業団でプレーできればいいなとか、趣味の延長線上で続けられたら良いなとか、そういう感覚でバスケと向き合っていたはずです。

日本代表になりたいとか、プロバスケ選手になりたいとか、ましてやNBAプレーヤーになりたいとか、夢にも思っていない選手が大半を占めていたと思います。

 

しかし、今は違う。

今の日本バスケには夢がある。未来がある。

 

子どもたちは、バスケキッズたちは、Bリーガーを目指し、日本代表を目指し、NBAを目指し、バスケと向き合っていける。

馬場や渡邊や八村を目標として、高みを目指していける。

 

この環境が大事だと思うんですよね。

この環境の中からなら、世界と戦える選手がどんどん現れる可能性がある。

 

だから、日本バスケ界の本当の勝負は、ここからなんです。

これからの主役は、今後の八村のNBAでの活躍を見て、バスケに興味を持ち始めるであろう子どもたちです。

次世代を担う、未来のNBA選手たちです。

 

今現在、5歳、10歳のバスケキッズたちが、将来日本代表に選ばれる頃には、間違いなく、今までとは桁違いに、日本バスケは強くなっているはずです。

 

今回のワールドカップの総括をするつもりでしたが、ふと気が付くと、日本バスケ界全体の総括をしていました。

 

とりあえず、話をW杯に戻しますか。

 

 

今回のW杯で、世界に通用する選手、しない選手、ハッキリしましたね。

酷なこと言うようですが、スポーツの世界は実力勝負。

ルックスが良いとか、愛嬌があるとか、そんな理由で活躍できるほど甘くはありません。

 

逆に言えば、ブサイクだろうと、トークが下手であろうと、実力さえあれば認められます。

それこそが、スポーツの良さであり、醍醐味でもありますしね。

 

今大会で、ハッキリしました。

もう、将来のことを考えると25歳以上の選手はサポートに回ってもいいんじゃないでしょうかね。

あくまでも、若手主体で、チーム編成をするべき時期にきてるんじゃないかと。

 

年齢的なことを考慮すると、もはや篠山や比江島、田中大貴などには、おおきな伸びしろは残っていないでしょう。

今後、成長することが不可能だとは思いませんが、現実問題として、今この年齢までに世界標準レベルに到達できなかったわけですから、今後の飛躍はさらに限りなく難しくなっていくはずです。

 

伸びしろの問題です。

今後、どれだけの上積みが期待できるかの問題です。

 

そういう意味では、

馬場や渡邊よりも年上の選手は、一度メンバー選考から除外してもいいんじゃないかと思います。(呼ぶとしても、サブ組的な立ち位置)

目先の勝利よりも、将来への投資。

3年後、5年後の主力選手たちに、経験を積ませること。

そういう方向にシフトしてもいいような気がしますね。

もちろん、中堅やベテランの力も必要ですが、あくまでも、チーム作りの主体は若手メインで行い、ベテラン勢はアドバイザーや助っ人として選出するような形でいいんじゃないかと。

 

ちなみに、今回のワールドカップで、世界と戦えそうな可能性を見せてくれた選手は、

八村、

渡邊、

馬場

それと、ニック・ファジーカス

それくらいですかね。

 

あとはちょっと・・・

いや、ちょっとではないですね。

かなり、かなり厳しかったです。

「一生懸命練習すれば何とかなるよ」っていう話ではなくて、

「どうあがいても能力的に無理なんじゃないか」っていう話ですよね。

 

本人の努力云々じゃなくて、そもそも持っているポテンシャルの部分で、世界標準に届かないっていう。

プロ野球のピッチャーが皆、大谷みたいに160キロの球を投げられるわけではない、というのと同じようなもんですね。

頑張れば誰でも、いつかは100メートルを9秒台で走れるようになる…わけじゃない。

無理なものは無理。できないものはできない。

 

やはり小さな選手は、サイズのミスマッチをどうしても克服できない。

そして大きな選手はスピードのミスマッチをどうしても克服できない。

身体能力の問題をどうしても克服できない。

今から頑張ってどうにかなる話じゃない。

 

ということで、今後の日本代表合宿に召集すべき選手は、若手主体、2メートル主体で。

今年のジョーンズカップに招集されたメンバーを再確認してみました。

事実上のBチーム、日本代表の2軍みたいな立ち位置ですね。

 

さて、年齢と身長でふるいにかけていきます。

最低限のノルマは、24歳以下、195センチ以上

誰が残るでしょうか。

 

1 コー・フリッピン(SG / 千葉ジェッツ)
3 安藤誓哉(PG / アルバルク東京)
5 テーブス海(PG / ノースカロライナ大学ウィルミントン校1年)
13 安藤周人(SG / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)
15 星野曹樹(SG / 白鷗大学4年)
21 橋本晃佑(SF / 宇都宮ブレックス)
25 平岩玄(PF / 東海大学4年)
28 ニカ・ウィリアムス(C / 秋田ノーザンハピネッツ)
29 中村太地(PG / 法政大学4年)
30 小川春太(SF / マサチューセッツ工科大学 進学予定)
32 シェーファー・アヴィ幸樹(C / アルバルク東京)
34 渡邉飛勇(PF / ポートランド大学2年)
88 張本天傑(SF / 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)

 

うわ~、厳しいっすね~。

5人しか残らなかった。

星野曹樹

平岩玄

小川春太(Tim Kostolansky)

シェーファー(Avi Koki Schafer)

渡邊飛勇(Hugh Hogland)

 

しかもそのうちの3人、ハーフの選手だ。

 

一応、身長が足りなくて落選してしまいましたが、テーブス海も、特例で日本代表に呼ぶことにしましょう。

ポジションがポイントガードであることと、まだまだ成長できる環境(アメリカの大学)でプレーしていること、そしてまだ20歳という若さに賭けてみたいと思います。

 

ということで、新生日本代表の主力候補、ある程度出揃いました。

(ボジションはザックリ表記)

 

PG

テーブス海

 

SG

星野曹樹

 

SF

小川春太(Tim Kostolansky)

馬場雄大

渡邊雄太

 

PF

平岩玄

渡邊飛勇(Hugh Hogland)

八村塁

 

C

シェーファー(Avi Koki Schafer)

ニック・ファジーカス

 

これで10名ですよ。

あと2名。

意外とベンチ枠の12人ってあっという間にすぐ埋まっちゃうんだな…。少なすぎる。

 

あと2名か…。

将来的には、田中力選手と富永啓生選手が入ってくると予想。

特にシューターの富永選手には超期待。


【日本代表 A代表の顔になり得るか】富永啓生 U18時のプレイ集

 

まぁ、今選出したのは、あくまでもお遊びですが、いずれにせよ、世代交代は急務です。

伸び盛りで、しかも高身長の若手は、どんどん合宿に呼んで、経験を積ませてあげてほしいですね。

 

目先の勝利も大事ですが、選手の育成はそれ以上に大事。

 

来年の東京オリンピックは、今回以上に強敵揃いです。W杯よりも更に1ランクも2ランクも強い国と戦わなければなりません。

率直に言って、全敗は免れない可能性、高いです。

だからこそ、もはや成長が見込めそうにないベテラン勢ではなく、極力、経験を糧にして成長できる若手を多く起用してもらいたいですね。

 

おっと。

いつの間にか、またしても脱線。

結局、ワールドカップの総括はほとんどできないまま今日はフィニッシュです。

 

 

バスケットボールに関するエントリーはコチラから。

gattolibero.hatenablog.com