BリーグからNBA?馬場雄大選手は特殊な例なので参考にならんよ

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「馬場雄大選手を見ろ!BリーグからNBAを目指すことは不可能ではないんだ!」

みたいな意見をチラッと見かけたんですけどね。

NBAを目指すなら、中学や高校など、できるだけ早い段階でアメリカに渡った方がイイですよ。

Bリーグ経由の方が難易度高いじゃん。

 

アメリカ戦で馬場が通用してた!NBA行けるんじゃね!?って話と、BリーグからNBAも夢ではない!って話は別物

確かに、夢が広がりまくりなんですけどね。

もしも馬場選手が、NBAプレーヤーになったとしたら。

初の国内プロリーグ経由のNBA選手ってことになりますんで。

 

でもねぇ、馬場選手のケースは、ものすごく特別なケースなんですよ。

 

日本の中学、

日本の高校、

日本の大学、

日本のプロリーグ、

を経て、NBA入りっていうのは、実現すればメチャクチャ嬉しい話ではあるんですけど、これねぇ、今、現段階では、限りなく不可能に近い話なんですよね。

 

もしもNBAを目指すんであれば、できるだけ早い段階で、アメリカに挑戦した方が、成功する確率は高くなるんですよね。

挑戦が遅くなれば遅くなるほど、可能性は少なくなっていきます。

 

だから、若いバスケキッズたちは

「馬場選手みたいに、オレもBリーグ経由で目指そう」

なんて思わない方がイイですよ。

だって、その方が難易度、高くなるもん。

余計に難しい「いばらの道」になっちゃうからさ。

 

可能性があるんなら、挑戦はできるだけ、早い方がイイです。

少なくとも、今、現時点の日本のバスケ界と世界のバスケ界の関係を考慮するならばね。

5年後、10年後ならまだしも、今はまだ、国内のバスケを取り巻く環境が、アメリカよりもはるかに劣っているからさ。

アメリカに渡って成長するよりも、日本国内にいながら成長する方が、よっぽど難しい。

 

もっと言うと、Bリーグのレベルで無双できないんなら、NBAなんて夢のまた夢。

最低限、馬場選手と同じレベルじゃないと、話にならんのよ。

じゃあ、今のBリーグで馬場以上のポテンシャルを秘めている選手がいるのか?っていったら、いないでしょ。

だから「Bリーグ経由NBA行き」なんて、ナンセンスな話なんですよね。

 

ハッキリ言いましょうか。

馬場はBリーグで成長したわけではないんですよ。

もともと日本人離れした圧倒的な身体能力を備えていたんです。

Bリーグに育てられて「スピード」と「跳躍力」を手に入れたわけではない。

 


【日本バスケに革命を起こせ】アルバルク東京・馬場雄大

 

大学在学中にも関わらず、鳴り物入りでBリーグの強豪、アルバルク東京へ加入。

そのまま、当たり前のように新人王を獲得。

日本代表でも主力。

人気投票でも圧倒的にダントツで1位。

・・・・・・・・・

馬場以上の能力があるんなら、Bリーグ経由でNBA入りを目指すことも不可能ではないと思いますけど、もしもそれだけの能力があるんなら、なんでアメリカの大学に行かなかったの?って話なんよね。

 

実際、馬場選手も、進路については常に迷ってたらしいからね。

アメリカの大学に行くべきか。

もっとさかのぼれば、

アメリカの高校へ行くべきか。

人生の節目節目で、何度もアメリカ挑戦すべきか?悩んでいたらしい。

 

ようするにだ。

 

馬場の場合は、

そもそも学生時代からアメリカに渡れるだけのポテンシャルを秘めていた選手が、ずっと日本でプレーしていた、っていうだけの話なんよ。

 

日本バスケが馬場をNBAレベルまで育てた、っていうわけではないんよね。

 

世界標準のポテンシャルを秘めていながらアメリカ挑戦を躊躇していた、って言い方の方が、おそらく正解に近い感じだから。

 

 

日本人とは思えないスピードと跳躍力。馬場の身体能力は世界に通用する

馬場と言えばコレ。

ワールドカップ予選で、開催された週ごとに選ばれる、世界全体のスーパープレーランキングで、昨年の12月に第1位に選ばれた豪快ダンク。


【TOP10 PLAYS】12/2-3 W杯予選 世界のスーパープレーランキング

 

スリーポイントのラインから2歩でダンクですよ。圧倒的なジャンプ力。

これ、よく見ると空中で身体、当てられてるんですど、それでもブロックの上から叩き込む豪快なダンク。

こんなの、日本人には考えられませんよ。

馬場のDNA、ちょっと調べてもらいたい気持ちになります。

 

一応、馬場の身長は198cmってことになってると思うんですけど、実際はもうちょっと小さいのかな?

バスケの選手としては小さいんですが、日本人としてはかなり大きいです。

日本人選手でこの身長だと、普通はもっと動きが鈍いし、跳べないんですよ。

 

このサイズでこのスピード、そしてこのジャンプ力。

ちょっとねぇ、こういう人材は滅多に現れないんじゃないかと思うんですよね。

技術うんぬんの前に、まず、根本的に素材が違う。別格。規格外。

 

だから、

「馬場選手にできたんだから、オレにもできるはず!Bリーグ経由でUSA!」

などとは思わない方がイイです。

根本的なポテンシャルが違いますから。

もしもアメリカに挑戦したいなら、Bリーグを経由しないで、日本の大学や高校を経由しないで、素直に、すみやかに、できるだけ早くアメリカに渡りましょう。

 

 

馬場のプレーは、観客をワクワクさせる。スピード、跳躍力。やばい。

BリーグのTOP選手たちも「跳躍力といえば馬場」って答えてますね。


【馬場雄大(A東京)プレー&インタビュー】驚異の身体能力で世界に挑め