シンガポールは日本よりも少子高齢化が問題なのに経済成長率が高い。なんで?

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日本よりもシンガポールの方が合計特殊出生率が低く、よりいっそう少子化問題が深刻だとかなんとか。

しかしそれでも、シンガポールの経済は順調に成長しているらしいですね。何故なんでしょうか。

今日は柄にもなく「グローバル的」な雰囲気の話をお届けします。

 

シンガポールは日本以上のペースで高齢化が進む見通しにもかかわらず経済成長を続けている。なんで?どうして?

完全にワタクシの守備範囲外の話なんで、あちこちツッコミどころが満載な可能性がありますが、どうか生暖かい目で見てください。

 

柄にもなく、ひょんなことからこんな記事を発見。

 

シンガポールは、日本より少子高齢化が深刻なのに、なぜ経済成長率が高いのか? 外国人労働者に家事を任せて生産性を上げるなど、日本が見習うべき点も!|FP花輪陽子のシンガポール移住日記|ザイ・オンライン

 

いま私が住んでいるシンガポールでは、日本と同じように「少子高齢化」が社会問題となっています。国連が発表している「World Populaton prospects: The 2015 Revision」によると、国の総人口に占める「60歳以上の人」の割合は、2015年時点で日本が33.1%、シンガポールが17.9%ですが、なんと2050年には、日本が42.5%、シンガポール40.4%になると予想されています。これを見ると、シンガポールは日本よりも急速に高齢化が進む見通しだということがわかります。

 なお、シンガポール合計特殊出生率は1.24(2015年時点)。日本は1.45(2015年時点)なので、少子化問題シンガポールのほうが深刻なのです。

 

なるほど、シンガポールは現時点では、60歳以上の割合は日本よりも少ないですが、合計特殊出生率が日本以上に低いため、少子化問題はより深刻、ということなんですね。

 

今後のシンガポールは、日本以上に急速に少子高齢化が進むだろう、ってことね。

ここまでは私でもなんとなく分かりました。

 

ということはですよ。

 

このままではシンガポールは、元気に働ける人の数がどんどん減っていっちゃうんじゃないか?って心配が出てくるわけなんですけど、実はその点、すでに対策済みなんですよね、これが。

どういうことか?っつーと、シンガポールでは、若い外国人労働者をどんどん受け入れているから、らしいのです。

 

シンガポールが経済成長を続けられる一因として、外国人労働者が多いことが挙げられます。人口が少ないシンガポールは、かなり前から外国人労働者を積極的に受け入れ、労働力をがっちり確保してきたのです。

 

シンガポールの人口は約561万人。(2017年6月時点)

 

そのうちの約160万人は外国人だそうです。

 

え~~っと、これ割合で言ったらどのくらいでしょうかね。

 

28%くらいか。(計算あってる?)

 

100人の村だとしたら28人が外国人、ってことになりますね。

 

日本の人口をザックリ1億2千万人だとすると、その28%で…

 

3360万人かな?あれ?よく分かんねぇな。

 

まぁとにかく、超いっぱい、ってことですよね、外国人いっぱい。

 

今現在、日本に住んでいる外国人は230万人程度らしいんで、シンガポールと同じ比率で考えると、今の15倍くらい外国人が多いってことかな。

 

う~~ん…ようするに…全然ピンとこないね!!

 

 

じゃあ、日本もシンガポールを見習って、外国人労働者をバンバン流入させればいいじゃねぇかって?

日本でも、人が足りなければ外国人を連れてくりゃいいんじゃね?って論調ありますけどねぇ…。

 

外国人の足元を見て、無茶な労働をさせたり、えげつない搾取を繰り返している日本の会社もけっこう問題になってますよね。

 

「外国人実習生」とは名ばかりで、実態は「たんなる奴隷」みたいな扱いとかね。

 

搾り取れるだけ搾り取ってやろう、捨て駒みたいに使ってやろう、そんな「人間としてどうかしている」日本人経営者や受け入れ側もいるみたいで。悲しい話ですけど。

 

まぁ、これはもう、受け入れる側のね、日本人の方の問題なんですけれども。情けない話だけど、そういう、人を人とも思わない鬼畜のような日本人もいるんだよねぇ…。

 

 

んで、それはひとまず置いといて。

 

それとは別にね、入ってくる側の人々、外国人労働者の側にも、いろいろあったりするわけですよね。

 

 

日本も覚悟を決めて、シンガポールと同じことができるだろうか?相当難しいと思うんだよね。

もう一度、先ほどの記事に戻ります。

 

シンガポールが、外国人労働者に対して、どのように対応しているのか。これがかなり厳しいんすよね。

 

移民が増加してもシンガポールの治安がいい背景には、外国人労働者への厳しい規制が存在している

外国人労働者の増加というと、治安の面を心配する方も多いかもしれません。シンガポールは凶悪事件の発生件数が少ない、治安がいい国ですが、あれだけ移民が多いのに良好な治安を維持できている背景には、さまざまな厳しい法律や規制があります。

 例えば、殺人や銃器の発砲、多量の麻薬所持といった禁を犯すと死刑になります。また、不法入国・不法滞在もむち打ちの厳罰に処されます。さらに、外国人労働者を対象とした規制には、驚くようなものも多くあります。たとえば女性の外国人ヘルパーは、なんと妊娠したら国に強制送還されます。工事現場のスタッフも怪我をして働けなくなったら、国に帰るしかありません。このような、日本では考えられない徹底した数多くの規制が、治安維持に貢献しているのです。

 

今後、外国人労働者が日本に何百万人、何千万人と増えてくるとなると、ちょっと心配なのが犯罪とかね、治安のことだったりします。

 

どうしてシンガポールは外国人だらけなのに治安が良いのか?

それは、めっちゃ厳しい規制があるから、らしいのです。

 

  • 殺人、銃器の発砲、多量の麻薬所持で死刑。
  • 不法入国、不法滞在はムチ打ちの厳罰。
  • 女性ヘルパーは妊娠したら国に強制送還。
  • ケガで働けない⇒国に帰るしかない。

 

シンガポールでは、外国人労働者の犯罪に対して非常に厳しく処罰しますし、また、犯罪に繋がりそうな状況さえ、見逃しません。

大抵の場合、犯罪を犯すのは金銭が目的ですから、「働けない」「お金がない」「貧しい」という状況にある外国人に対しても目を光らせているわけですね。

言い方は悪いですけど「犯罪を犯しそうな外国人には、国に帰ってもらう」という感じでしょうか。

治安を維持するために、犯罪が起こる前に未然にその芽(あるいは種?)を摘み取っていく、という考え方というか。

 

でもこれ、日本でも同じようなことができるでしょうか?

「犯罪を起こすかもしれない外国人」「これから犯罪を起こしそうな外国人」、そういう人に対して、何か手を打つことなんて、できるんでしょうか?

当の本人がまだ犯罪を犯していないのに?

 

おそらくね、シンガポールみたいには厳しく取り締まれないんじゃないかと思います。

 

人権問題とかね、まぁいろいろです。

「女性の外国人労働者が妊娠した場合は国外退去」だなんて、そんなルール、日本で作れますかね?

いろんな団体から反発を招くのは必至ですけど。

 

日本とシンガポール、どっちが正しいとか間違っているとかじゃなくね、もっと複雑な問題なんでしょう。

 

で、結果、労働力確保のために受け入れた外国人移民による犯罪は増えるんじゃないかと。

そんな日本の未来がなんとなく想像できるんですけど、どうでしょうか。

(あくまでも心配性&ネガティブ思考な私個人の妄想なんですけど)

 

ホントね、何が正解なのか、どうすべきなのか、見当もつかない世の中です。

全然、先が見通せない。

ここは開き直って「だからこそ、面白い」って言っておきましょうか。

 

ま、とにかく、日本の未来に注目です。(できるだけ前向きに)

 

 

今回の記事の元ネタ(FP花輪陽子のシンガポール移住日記)を書かれた花輪陽子氏の著書。


少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図 (講談社+α新書)