最近、ありがたいことに「『自由ネコ』っていうブログ面白いよ」とか「『自由ネコ』みたいなテイストでブログを書きたいんだよな~」とかいうご意見をチラホラと見かけまして。
ありがとうございます。非常~にありがたいです。
圧倒的感謝!
でもね~、今までは正直、自分のブログの持ち味とか強みって、マジでよく分からなかったんですよね~…
それで今回、改めて自分のブログを省みて、ざっくりと分析してみました。
自分の長所やストロングポイントって、なかなかピンとこないもんなんですよね。ブログもまた然り。
以前にもちょっと、そんな感じのことを書きましたけれども。
「自由ネコみたいな感じの文章を綴りたいんです」とか言われても、私としてはよく分からないわけですよ。
私が書くと勝手にこういう感じになっちゃう、っていうだけなんで。
特に文体を意識して書いてるわけじゃないし。
技術的なこととか、一切ガン無視ですからね。
起承転結とかも気にしてないし。
思ったことを適当に書いてるだけだから、話がどんどん脱線しちゃうし、最初に書こうと思っていたことが何だったのか、思いだせないってことも日常茶飯事です。
なりゆきです。
全ては成り行き任せです。
ただね、一個だけ、意識してるというか、イメージしているのは、
「コタツでみかんを食いながら、目の前の数人に対して話している」
という感覚。
何十人、何百人、何千人に対して物申す!って構えちゃうと、プレッシャーや気負いを感じて、書きたいことも書けなくなっちゃう。
エモい(エモーショナルな)文章を書く時には、「星空の下、キャンプファイヤーをやりながら、揺らめく炎の向こう側に佇んでいる誰かに話しかける」みたいなイメージで書くのも有効ですね。
スナフキン気取りで、感情のこもったナイス記事をドロップすることが可能になります。(個人差があります)
いずれにしても、「書く」というより、「話す」って感じなんですよね。
私は、ブログで、話しているんです。
それこそ、「ひとり口述筆記」みたいな。
自分が喋った言葉を自分で文字に起こしてるような感じです。
そして「後は野となれ山となれ」の精神ですか。
いい加減な感じで「投げっぱなしジャーマン」的に書き始めて、その後はまぁ気楽に、適当にやる、っていう。
自分としては、そういう部分が自分のブログの長所だとは全く思ってなかったんですよ。むしろ弱点だと思ってました。最近までは。
- 理路整然とした模範的な文章が書けない。
- 話が脱線を繰り返し、着地点が自分でも計算できない。
- 順序立てて、分かり易く解説する能力がない。
ところが、何人もの方の「この適当でめちゃくちゃな感じが最高!」みたいな意見を目の当たりにして
「えっ!?これってガチで長所だと思っていいのか?」
ってなって。
最初は全然、ピンとこなくて。
「すぐに脱線する」ことを評価してもらえてる?
「適当でいい加減」な部分を高く評価?
ん!?
どゆこと?
結果的に、唯一無二の存在になればそれでええんじゃないかと。他の人がやらない路線で行くことの重要性
私の場合は意図したわけじゃないんですけどね。
結果的には「棚ぼた」というか、他の人があんまり行かない路線を選んでいたってことが功を奏したんじゃないかと思うんですよね。完全な後付けの理由ですけど。
普通はね、役に立つ情報を発信するとか、有益なブログを目指すわけです。
あるいは
コラム的な読み物として完成度が高いとか。文学的?に価値があるかどうか。
以前書いたこの記事の中に読者数TOP100の「はてなブログ読者数ランキング」っていうリンクがあるんですが、それを見るとやはり、自分と同じ程度のポジションに位置しているブロガーさんは皆「文章を書ける人」ばかりです。
実際に本を出版している方々も多い。
ちゃんと技術がある。腕がある。実力がある。
でもさ、私はそんなの無理だから。
努力家で、勤勉で、文章の書ける人と同じ土俵で勝負しても結果は目に見えてますから。
じゃ、自分の持ち味は何だ?と。
努力しない。
ぐうたら。
文章メチャクチャ。
よし、じゃそういう方向性で。
あともうひとつ、すごく重要な要素だと思ってるんだけど、そのブログが「俺SUGEE」なのか「自虐」なのか「ドヤ」ってるのか。
あくまでも私の個人的な見解なんですけどね、
私の観測の範囲内では、
男性のブロガーは「自分の凄さ」をそこはかとなくアピールする人が多い。たとえ失敗のエピソードだとしても、その中に己の凄さを垣間見せる何かを仕込んでくる。
また、そういうブロガーが、人気があるように思います。
それに対して
女性ブロガーは「無様な部分」もナチュラルに自然体でさらけ出せてる人が多いように思います。
・・・・・・・・・
この分析、どうですか。(ドヤ)
心当たりありませんか?
みなさんが読者登録しているブログたち、この傾向ありませんか?
もっと詳しく書きたいけど、この話だけで、5000文字は書けちゃうと思うので、今回は端折りますが、
男性ブロガーの記事には
「すごく有益な情報を紹介します!」
とか
「こんな凄いツールを自作しました!」
とか
「こんなに収益が発生しました!」
とか
「今話題の事件についてこんな鋭い視点で切り込んでみたよ!」
とか
何らかの「俺SUGEEEEE」が混入している割合が多いと思うんですよね。
んで、オーディエンスもまた、そういう「俺SUGEEEEブログ」を高く評価する傾向がある。
とにかく、ブログの中の人は、弱みを見せず、「有能な人」「デキる人」「戦える人」であることをアピールする傾向にある。
そのうえで「ドヤ顔」なわけですよ。雰囲気的には。
しかし、私の場合は「無能でダメでしょ~もない人」を全面に押し出していきたいわけです。逆張りですね。
しかもそのうえで「ドヤ顔」っていう。
この、よく分からないポジションのおかげで、スキマ産業的に成立したんじゃないか?という気がしています。(後付け)
ブログで「無能さ」や「ダメさ」などの負の部分をアピールする人自体はいっぱいいると思うんですけど、大抵は、下を向いちゃってたり、やさぐれていたり、愚痴っぽかったり、自虐的でネガティブなオーラをまとっていると思うんですよね。
でも、
私は、それじゃダメだと思うわけですよ。
「これ見よがしに無能さをアピールしながらも、胸を張って堂々と前を向け!」といいたいわけです。
紆余曲折あったとしても、結局、最後は前を向く以外に、前に進む方法はないんですから。
無能だろうと、バカだろうと、ブサイクだろうと、その全てをしっかりと受け止めて、輝きに変えようではありませんか!
どうですか!
お客さん!
そして、そこで初めて、謎の化学反応が起きるわけです。
イリュージョン&ケミストリー!
どうしようもなくダメなやつなのに、なぜかキラキラと輝いている!
みたいな現象が発生するわけですよ。
歴史的にも貴重な参考文献の数々。
ブロガー必読。
カネも名誉も地位もない。
にもかかわらず、圧倒的なまでに人生をエンジョイしている。
爆発的なまでに堂々と胸を張り、軽やかなステップで舞っている。
そういうポジションなんですよ、世界を救う救世主ってのは。
それが自由ネコなのです。
いいですか、みなさん、よく聞いてください。
今、
私は、
深い考えもなく、
適当なことを言っています。
さて。ますます着地点が見えなくなってきております。
〆ようがないんで、ツイートでも貼っておきましょう。
非の打ち所のない人を演じない。不完全な自分のまま堂々と生きる。
— ネコ師匠 (@nekomasterTW) 2017年5月13日
たとえそれが、どれだけ無様なものだったとしても、偽らず、目を逸らさず、言い訳せず、受け止めること。
大切なのはその覚悟。 pic.twitter.com/Nfv8JzufAZ
今年も初心にかえって、いい加減な感じで適当にいきたいと思います。
胸を張って堂々と!