ブロガーとは芸人のようなもの。全ての黒歴史を光に変える事ができる

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これからの時代、個人ブログが生き残るためには、どういう路線を目指すべきか?

そろそろ真剣に考えているブロガーもいると思う。

どこぞのキュレーションメディアを真似て書かれたような

「なんとなく役に立ちそうな情報をお届けします~」的なブログは、淘汰されることになる。

そんな、味わいも深みもない、誰にでも書けるような記事への需要なんて、第2第3のウェルク的な連中に根こそぎ持って行かれるだろう。

結局最後は「書き手の個性」に裏打ちされた個人ブログだけが生き残ることになる。

 

混迷を極める群雄割拠のブログ戦国時代…生き残りをかけた戦いが、いま始まる…!的な。

炎上系、ライフハック系、4コマ漫画、and more…!ありとあらゆる形態、方向性のブログが出そろった後は、似たり寄ったりなブログで市場は飽和状態になる。

どっち方向にしろ全方位的に、二番煎じ、三番煎じ、四番煎じ…すでに百番煎じもオーバーしている。

何匹目のドジョウを狙うことになるのか分からないが、すでにドジョウなんて絶滅危惧種なのではないか。

土壌はすでに枯れ果てているのだ。

 

あんな時代もあったねと、笑って話してる未来が想像できますね。

「ちょっと役に立つ個人ブログ」は、隣にできた「巨大ショッピングモール」に駆逐される「個人商店」と同じ運命を辿るのだ。

今はまだ、その過渡期にある。

遅かれ早かれ、次はDeNAよりも上手にやる銭ゲバ企業が現れるだろう。

我々は安心している場合ではない。

ウェルクが死んでメリーが死んで、この先NAVERまとめが死んだとしても、それで安泰なわけではない。

いずれにせよ検索上位を奪い合う争いはその苛烈さを増すことになるだろう。

何故なら人は、お金が欲しい生命体だからだ。

 

我々は、何か妙案を考えつかなければならない。

銭ゲバたちと同じ道を辿って競い合う以上に、生き残る可能性が高い、別のルートがあるはずなのだ。

 

・・・などと真面目くさって考えてるふりをして、実は何も考えておりません。

成り行き任せで現在に至るこのブログ。

 

長々とどうでもいい前フリを書いてしまいました。

 

 

ようするにね、これからの時代は「自分にしか書けないブログ」を書いているブロガーだけが生き残ると思うんです~。

そこは意識したいよね。

他の人が書かないような、どうでもいいことを書いていく。

 

例えば、このブログはあんまり役に立たないことを割と積極的に書いているわけです。

こんな記事とか。

gattolibero.hatenablog.com

 

スキマ産業ですよ。

 

みんなが行列つくってる時に、その後ろに並ばない。

別の道を行く。

 

書き手の個性が爆発しているかどうか?そこが重要なポイントですね。

理想を言えば、ブロガー本人が魅力的かどうか?って話ですよね。

例えば芸能人のブログなんかは、超絶面白くない内容でも、アクセスはあるわけです。

その芸能人、本人の存在自体に価値があるから。

 

極論を言えば、福山雅治が口を付けただけのストローにも値がつくわけですよ。

ストロー自体はどこにでも売ってる安物でも、福山雅治の唾液や唇に価値があるから。

福山ファンには「お宝」以外の何ものでもない。

・・・・・・

ようするに、ブログ界の福山雅治になればいいんだね!

うん、無理だね!

 

とにかく、個性は隠さずにどんどん出していくべきなんですよ。

「ありのままのワタシ」で勝負できるかどうか?がすごく大事。

そうなってくるとさ、

ず~~っと友達がいなくて仲間はずれだったとか、いつも疎外感を感じていたとか、

「他の人とは違う何か」を抱えて生きてきた人の方が、輝ける可能性はあるよね。

人と違う。違いすぎる。すなわち、変態。

そういう人ほど、ユニークな内面を持ち合わせているはずなのよ。

よ・う・す・る・に。

いままでハンデだと思っていたネガティブな要素が、その瞬間、強力な武器に変わる!!

 

オセロゲームみたいに、全部ひっくり返すことが可能になるんですよね~。

ブログ最高!

 

 

私の中では「人生オセロ」の象徴的な存在が、お笑いトリオ森三中の大島美幸さんなのです。

森三中の大島さんね、子供の頃、めっちゃいじめられてたんですよね。

ウィキペディア見てみるとさ、小中学生の頃の壮絶ないじめについてもちょっと書かれてますね。

あだ名が「ウンコ」だって。

全裸にされて、首まで土に埋められたりして。

強烈でしょ。

尋常じゃない黒歴史ですよ。

普通に考えたら、2度と思いだしたくない過去だし、大人になってから身近な人には誰にも知られたくないはず。

 

し・か・し…!

 

お笑い芸人になった大島さんは、この地獄的エピソードをテレビで披露しちゃうわけよ。

笑いに変換しちゃうんだよね。

全裸で土に埋められた過去が、ネタとして光を放って輝いてるワケ。

大逆転なのよ。

黒歴史がマネーを生むわけですよ。

 

これね、芸人さん特有の強みなんですよね。

 

たとえばもし、大島さんが女芸人ではなく、キャビンアテンダントとか、普通のOLとか、専業主婦だったりしたら、どうだろうか。

いじめられていた過去を笑って披露できるだろうか?

ずっとトラウマとして抱えて生きていくしかなかったんじゃないだろうか。

自分がいじめられていた過去を知っている、小学校、中学校時代の知り合いとは、顔を合わせないようにして生きていったんじゃないだろうか。

黒歴史は黒歴史のまま、生きていくしかなかったんじゃないだろうか。

 

分かります?

 

芸人は、普通の人間にとってはマイナスな要素やエピソードが、プラスになるんです。

 

女芸人のお笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥さんは、アゴがしゃくれてることで笑いを取ってますけど、普通の女の子だったら、きっとアゴのしゃくれをいじられたら、嫌だし不快だし、落ち込むでしょう?

「おいしいな!」って思わないでしょう?

 

陣内智則さんはよく「死ぬほど浮気したわ!」って言わされてますけど、これだって普通のサラリーマンだったらキツいですよ。

言ったほうも言われた方も、ドン引きじゃないだろうか。

 

他にも、デブを売りにしたり、ババアを売りにしたり、ブス、ハゲを売りにしてる芸人さんなんかも、いっぱいいます。

こういったタレントさんたちは、みんな「ハンデ」とか「ネガティブな要素」とか思われている部分を武器にして活躍してるんですよね。

逆転できるんです。

そしてこれねぇ…

ブロガーも同じことが可能なんですよ!

 

 

ブログのネタは、素敵でキラキラしてるエピソードである必要が無い!フェイスブックの真逆を行け!

私はfacebook(フェイスブック)をやってないので詳しいことは知りませんが、どうしようもない最悪な世界らしいじゃないですか。

「いかに自分が充実してる人生を送っているか?」を自慢しあうような場所なんでしょ?

地獄じゃん。

実名を出していることによって、本当のことが書けない。

実際の知人に「弱み」を見せることが出来ない。

人は皆、残酷ですからねぇ。

 

フェイスブック内では素敵な自分を演出しつづけることになる。

そういう大会にエントリーしてるようなもんだから。

そしてリアルな知り合いと「素敵な一面」を散々見せつけあって、笑顔で精神的に殴り合う。

結果いわゆる「フェイスブック疲れ」ですよ。

あほらしい。

 

それに対してブログはどうか。

 

むしろ、フェイスブックの逆なんじゃないだろうか。

我々の安住の地はここにあった…!

ありがとう!ブログ!

ここでは、本当の自分でいられる!

匿名だからこそ、言えることがある!

 

自分の弱みをさらけ出すことが出来る!

怒りも、悲しみも、全部、表現してOK!!

 

ふがいない自分を全開でアピールだ!

情けなくたっていいじゃない!

人間だもの!!

 

ええじゃないか!ええじゃないか!

 

不完全な私が不完全なまま生きる!

その一挙手一投足をブログでお届け!

「これがワシの人生じゃあ~~!」的な!!!

 

無様でいいんですよ。

みっともなくていいんです。

かっこつけるのはフェイスブックの中だけで十分でしょ。

 

本来、人間なんて、そんなにキレイなもんじゃないよ。

汚いよ。汚物ですよ。

ドブネズミですよ。

 

そしてだからこそ美しい!!

 

 

そのことに気づいたブロガーは生き残る可能性が高いでしょう。

輝くことができる。

無様であればあるほど、そこに意味がある。

 

さらけ出したその生き様こそが、きっと他の誰かの「生きる力」になる。

 

 

生きづらさを抱えた、翼の折れたエンジェルたちよ。そんなこんなでブログでも書いたらどうだ?

諸君。

「人生つらいわ~」って思ってる同志たちよ。

その気持ちをブログで発散してみてはどうだ?

 

上手いとかヘタとか、そんなくだらないことは、ど~~でもいいんだ。

小手先の技術で書かれたブログほど、つまらんものはない。

技術で書くな。

 

文章なんて、書いてるうちに、様になってくるもんだ。

誰かの真似をせずに、ひたすら書き続けているうちにオリジナルなものになっていく。

とりあえず、2000文字を300本書け。

素振りもしないでホームランが打てると思うなよ。

 

すっかりアカデミズムに染まってしまい、お手本を欲しがる愚か者が多いようだが、ここは学校ではない。

「こう書けばよい」などという参考書はない。

カネで近道を買おうとするな。

安易な方を選ぶな。

道は自分で切り開け。

分かったか。ドアホ。

つまらない大人になるな。

 

 

そんなこんなで寝るわ。

午前4時か。

普通に明日ヤバいな。