事の発端は
『自分と同時期に「はてなブログ」を始めた、いわば同期生って何人くらいいるんだろう?』
と、疑問に思ったことでした。
はてなブログの2年生存率は、なんと!たったの1割。
実質、ブロガーのほぼ全ては死ぬ運命にあるといっても過言ではないかも知れません。
死に至る病…それがブログ…!
私の同期生(2016年はてなブログ参入組)の大半は、すでに死んでいる可能性もある…。
ちょっと調査してみました。
自分と同じ年(2016年)にブログを始めた人の中で、目覚ましい活躍を見せているのは、一体どんなブロガーたちなんだろうか…?
ということで、こちらを参考にさせていただきました。
何をもってして、活躍していると判断するのか?っていうのは難しい話なんですけどね。
「収益や、アクセス数を基準にするべき」と、考える人もいるかも知れません。
でもさぁ、
そのへんは自己申告的な部分もありますし、調べようがないっちゃないんで。
爆発的なアクセス数を誇りながら、収益はゼロ、っていう人も結構いますしね。
必ずしも「読者数」イコール「人気(あるいは活躍の度合い)」、とは言えませんが、それを踏まえたうえで、あえて、今回は読者数を目安にして、調査してみたいと思います。
参考過去記事。
まずは、各年に輩出された「選ばれし者」の分布?っつ~か割合?みたいなものを調査してみる。
取りあえずね、ざ~っと、見てみたんですよ。
読者数の上位、130ブログくらい。
一個一個、地道に手作業で。
(3回、挫折しそうになりました)
それぞれのブログが何年から始まっているかを確認していきました。
気分は、たたき上げの老刑事です。
手っ取り早く成果を求めようとする新米刑事をたしなめるように
「捜査は足で稼ぐもんだ…」と、つぶやき、今日も聞き込みに汗を流す、定年間近な老刑事。
どうもこんにちは。モーガン・フリーマンです。
それでさ、私は最初、こう思ってたわけです。
もしも同じ面白さのブログが2つあったとしたら、その場合は当然、早く開始したブログの方が、読者数が多いはず。
ということは、読者数上位のブログは、いわゆる古参、古株連中ばかりなのかな…?って。
んで。
実際の調査結果。
読者数ランキングTOP100の内訳はこうなりました。
「開始した年」 - 「100位までにランクインしているブログの数」
2000 - 1
2001 - 0
2002 - 0
2003 - 1
2004 - 0
2005 - 2
2006 - 0
2007 - 1
2008 - 1
2009 - 4
2010 - 4
2011 - 2
2012 - 8
2013 - 24
2014 - 28
2015 - 17
2016 - 5
2017 - 2
※古株は、はてなダイアリーからの移行と思われます。
なんと。
2013~2014年を頂点として、その後は割と急激に低下しています。
13年組と14年組だけで、過半数を独占しちゃってます。
ちょっと意外な気、しない?
いろいろ考えてみた。
はてな村には、古株連中がほとんど生き残っていないのはなぜか?
長老的な存在のブロガーが、読者数ランキングの上位を占めているのかと思ったら、全然そんなことはなく。
むしろ、家庭の事情なのか、老衰なのか、はたまた事故や事件に巻き込まれたのか、芸歴(ブログ歴)の長いブロガーの大半は死に絶えております。
いろいろ理由はあると思います。
例えば、当時はまだブログを始める人自体がそもそも少なかったとか。
しかも。
今現在の調査でも2年生存率が10%なんだから、5年、10年と続けられる人は、ほとんどいなくて当たり前っちゃ当たり前なのかも。
そう考えると、ブログ歴が長い人は凄いですね。いい意味で変態ですね。
そして、2013年のカンブリア爆発の謎に迫ってみた。
5億4千万年ほど前、いわゆるカンブリア紀、生命は爆発的な進化を遂げ、その数と種類を飛躍的に増やしました。
はてな村においても、そんなことがあったんですね、2013年。
その年に何があったのか。
我々取材班は調べてみました。
はてなブログのベータ版リリースが2011年、正式版リリースは2013年。
正式に「はてなブログ」がお披露目になったのが2013年でしたか。
それで、2013年参入組が、突如としてカンブリったんですね。
百花繚乱、あらゆるタイプの個性派ブロガーがはてなカンブリア紀に誕生したと。
なるほど、納得。
そして翌年には増々「はてなブログ」の知名度も上がり、2014年にも多くのブロガーが参入した…。
ここで一つの謎が生まれる。2015年には、もうすでに「はてなブログバブル」は崩壊しつつあったんだろうか?
先ほども述べたように、はてなブログの読者数ランキングにおいて、上位100傑の過半数は「2013~2014年参入組」で独占されている状態です。
これ…どういうことなんでしょうか。
2015年組は、どうして勢いを保てなかったのでしょうか…?
ここからは私の、目いっぱい大胆な仮説です。
異論、反論、いろいろあるでしょうが、まぁ多めに見てください。
ハッキリ言いましょう。
西暦2015年前後、「プロブロガー」なる勢力がはてな村を席捲、村の田畑を焼き尽くしてしまった。
泣き叫ぶ女子供たち。
阿鼻叫喚の地獄絵図。
チカラの強い外来種には、固有種では歯が立ちません。
「所詮ブログとはカネを稼ぐためのツールに過ぎない」
みたいな価値観によって、いままで村人たちが大切にしてた夢や希望など、プライスレスな何かが大きく失われた、ターニングポイント的な歴史的大事件、それが起こったのが2015年前後だったのではないでしょうか…?
プロブロガーたちがもたらした大きな功罪
私の勝手な想像ですが、2015年、新規参入者の数は、前年までとそう変わらないんじゃないかと考えています。
むしろ、よりいっそう、増えている可能性も多そうです。
(どなたか正確な数字を知ってる人がいたら、やさしく教えてくれると嬉しいです)
参入してきたブロガーの数はむしろ今まで以上に多いかもしれないにもかかわらず、ランキング入りできるほどの多くの読者を獲得したブログの数は大幅に減少してしまったのは何故でしょうか…?
ビジネス派がもたらした「功」の部分
「プロ」を自称する者が綴る、いわば「ビジネス派」のブログ、という概念が誕生し、一般に広く普及したことで、ブログ参入者のすそ野が広がった、という意味では、その存在はブログ界全体に大きく貢献していると思います。
それまでの、主に自分の心情を吐露するために、はてなブログを利用していた人々、いわば「ナイーブ派」の人々に加えて、「ビジネス派」というカテゴリー、あるいは派閥に属する人々が誕生し、ブログというツールには、まだ伸びしろがあることが証明されたわけです。
これは素晴らしい事だと思います。
ビジネス派がもたらした「罪」の部分
先日、とあるブロガーがツイートしていましたが、「運営報告 ブログ 」で検索すると、出てくるのは、はてなブログばかりだそうです。
アメーバブログも、FC2ブログも、livedoorブログも、そんな文化はないんでしょうね。
毎月始めに先月の自分のブログのアクセス数(あるいはページビュー、PV)や収益を報告する、というヘンテコな儀式。
これ、誰に向けてやってるんでしょうか。
「読者」の方を向いていませんよね?
おそらく「ブログ仲間」に向けて発信してる。
自身ではブログを書いていない、純粋な読者にとっては、運営報告なんて超絶どうでもいい情報なはず。
あくまでも私の個人的な意見ですが、おそらく、運営報告を見せあってブログ仲間同士でワイワイやっちゃうのって、読者の側からしたら、そうとうシラケちゃうんじゃないかと思います。
テレビを観ていて、タレントたちが、仲間にしか分からない「楽屋オチ」で楽しんでたり、「内輪ウケ」でゲラゲラ笑ったりしてるのを見せつけられると、大抵の視聴者は「面白くねぇな」って思うのと近いんじゃないかと思うのです。
ある超~有名なブロガーの方が、こんな感じのことを言ってました。
自分の行きつけの居酒屋で、店員から、先月の店の売り上げと客の数を報告されたらどうよ?しかも毎月。そんな話は別に聞きたくないだろ?
それまでには無かった価値観、あるいは一般的ではなかったスタイルが出現した時には、必ずや、既存の勢力との衝突が発生します。
これは致しかたのないことです。
レディー・ガガしかり、
きゃりーぱみゅぱみゅしかり、
プロブロガーしかり、です。
(冗談です。ガガときゃりーのファン、落ち着いてください)
当然、保守派の読者たちの中には「ブログで金儲け」に対して、違和感を持っている人々もいると思います。
何とかして読者に広告を踏ませようと躍起になっているブログの乱立に、辟易している部分もあるでしょう。
これは、価値観や哲学、考え方の違いなので、どちらが正しいとか正しくないと言う話ではありません。
言ってみれば単純に「好き、嫌い」の話ですから。
嫌いなモノを「悪」とか「間違い」に仕立て上げるべきではないでしょう。
ただ、読者登録ランキングで上位に食い込むためには、ビジネス派のやり方では非常に難しいのかも知れませんね。
広告をクリックさせようとしている気配を感じ取った読者は、読者登録してくれないケースが多いのではないでしょうか。
アフィリエイトの広告をベタベタと貼ってひたすら商品を紹介しているスタイルは、読者数TOP100のブログの中には、かなり少なかったように思います(オレ調べ)
ビジネス派であるにもかかわらず多くの読者を獲得しているブログは非常~に稀です。
限りなく突然変異的なブログですので、おそらく常人には真似できません。参考にならないでしょう。
少なくとも、現時点では。
ただし、価値観は時と共に変化するものですから、将来的にはどうなるのかは分かりませんけどね。
私と同期生の2016年参入組に至っては、TOP100に5人しか食い込めていない…。しかしこれ、運営期間の短さを言い訳にしたくないよなぁ。
先ほどのデータをもう一度確認。
はてなブログ正式リリースの2013年以降を見てみる。
読者ランキングTOP100の内訳。
2013 - 24
2014 - 28
2015 - 17
2016 - 5
2017 - 2
いや~…、
ちょっと…思わしくないっすね。
これね、
「単純に16年組はまだブログ歴が2年未満だから、ランクインが少ないのは当然だよ」
っていうワケでもなくてさ。
というのも、来年の今頃なら、今の15年組と同じくらいの水準まで増える見込みはあるのか?っていうと、どうも無さそうなんですよね…。
ようするに、16年産の活きの良い有望株が、そんなに見当たらないんですよ。
この調子なら来年にはランクインしそうだな、っていう、勢いのある16年生がそんなに多くないっぽい。多分。
(私の目がふしあなである可能性は大ですが)
まぁ自分自身もTOP100にランクインしていない分際で何をほざいてんのか?って感じなんですが…
(;・∀・)。
やっぱねぇ~、なんとなく悔しいというか。
実際ね、16年組が不作だったというわけではないんですよ。
というのも!
TOP100には5人しか入ってないのに、
神の中の神といえるTOP15には、なんと3人も16年組が!
トップの15名は、もう殿堂入りと言ってもいいくらい、別格なんです。
15位と16位との間には、かなりの差がありますから。
マラソンで言うと、16位の選手からは15位の背中は見えていない状況。
実質16位以降で集団を形成していると考えてもいいくらい、15位以上との間には差があります。
というわけで、15位以内は神ブログの中の神ブログといって過言ではないんじゃないかと思います。
でね、その中に、同期生がなんと!3人も入っているという快挙。
16年生、スゲー!
同期の中に、スゲー奴いた!
余計な~ものなど、ないよね~♪
(意訳:アドセンス貼らない)
これから一緒に殴りに行こうか?
(武闘派宣言)
YES!って言っちゃう感じですよね。
(SAY YES)
他にも、
もはや人間という次元ではなくバルタン星人的な人物や、
元警察官など、パンチの効いた個性派ブロガーの当たり年!
だからこそ、我々、他の16年生も頑張ろうぜ!って思っちゃうわけですよね~。
才能が無いなら才能が無いなりに、地道にやっていくしかないんでね、何とか、もう一回、気持ちリセットして、
My Love is Forever
大事な事を書き忘れていました。
2016年参入組でありながら、一気に上位15傑(神15)まで駆け上った御三方は、みなさんアフィリエイトどころかアドセンスさえ貼りつけないゴリゴリの「ナイーブ派」です。
逆に言うと、彼らが中途半端にアフィっていれば、短期間でここまで爆発的に読者を集めることはできなかったのではないでしょうか…?
参考にすべきポイントはここかも知れませんね。
読者数TOP100は、今後ますます狭き門になっていくはず。善は急げ!
実を言うとですね、ひたすら地道に頑張っていれば、いつかはTOP100に手が届くんじゃないか?って思ってたんですけど、どうやらそうじゃないみたいなんですよね。
だから、これだけは言っておきたい。
頑張るなら今!
今、読者を獲得しなければ、一生、一度もTOP100にランクインすることができないかも知れないよ!
というのもね、宇宙って膨張してるじゃないですか。
そうするとさ、超高速の宇宙船に乗って宇宙の端を目指しても、宇宙船のスピードが膨張のスピードよりも速くなければ、どれだけ頑張っても、端にはたどり着けないわけですよ。
むしろ、距離が遠ざかっていってしまう。
分かります?合ってる?
はてなブログの読者ランキングも同様なのです。
数ヵ月前なら読者数が1000人であればTOP100に割と余裕でランクインできたはずですが、今現在では1080人程度がボーダーラインとなっています。
そしておそらく、来年の今頃なら1200~1300人の読者を獲得しなければTOP100にはランクインできなくなると思います。
ちなみに、先ほどTOP15は神中の神って言いましたが、実質、15位以内に人類が食い込むのは、もはや不可能だという気がします。
この先どれだけ読者を獲得しても、おそらくTOP15には追いつけないんです。
何故なら、上位の15名は、それ以上の速さで読者を獲得し続けていますから。
追いつくどころか、むしろ引き離される一方。
今はまだその水準が15名ですが、今後はこれが20名になり、40名になり、80名になり…。
今から頑張っても、到底、TOP100なんて無理!むしろ100位のブロガーとの差もますます開く一方!
という状況に、なってしまうわけですよ、近い将来。
そうなるともう、追いつけません。
でもね、今!
今ならまだ可能性はあります!
どういう事かというと、
TOP100の中には、すでに他のブログサービスへ引っ越した人もいますし、ほぼ更新を停止してしまった人も結構いるからです!
そういうブログはじわじわと順位を落としています。
読者数の伸びがゼロ、あるいはわずかなマイナス、というブロガーたちには、追いつける可能性があるのです!
事実、数か月前は、ギリギリTOP100入りしていたブログで、更新が停止しているものは、今では100位以下に落ちています。
今ならまだ、追いつける可能性がある!
いずれは、TOP100のメンバーすべてが、尋常じゃない超高速で読者を増やし続ける神ブログで埋め尽くされてしまいます。
そうなってしまえば、もう二度と、人類はTOP100の門をくぐることはできないのです!
何を言ってるかお分かりでしょうか?
私は分かっておりません!
とにかく、ブログ書こうぜ!って話です!
一応、なんとなくまとめて終わりますか!ねぇ、みなさん!
- 今現在、TOP100の過半数は2013~2014年にブログを開始した人たち。
- TOP100の多くは、己の「書きたい」という欲求を満たすために書いている「ナイーブ派」。(たとえ収益ゼロでも平気で書けちゃうタイプ)
- 今現在の価値観に照らし合わせると、アフィリエイトありきの「ビジネス派」よりも気持ち最優先の「ナイーブ派」のほうが、読者からの支持を得やすい可能性がある(読者登録してもらいやすい?)
- TOP100の上位陣は下位をますます引き離し「越えられない壁」を形成しつつある。
- いずれはTOP100の100名全員が「越えられない壁」の向こう側へと行ってしまう可能性が高い。
- 可能性が1%でもあるうちは、諦めない。それはブログも人生もいっしょ。
- My Love is Forever.
備考
モロモロの数値はエントリー公開の数日前に調べ上げた時点のものです。(タイムラグがあります)
数値には、すべて「約」が付くものと思っていただければ幸いです。
厳密に言うと誤差があり得るので。
何か肝心なことを書き忘れているような気がするけど思い出せません。