今、スゴイことになってますから。日本バスケ界。
間違いなく2018年は、新生日本バスケ「元年」と言っていいような、歴史的転換点になると思われます。
今まで、日本のバスケに興味を持ってなかった方でも、全然間に合います。
むしろ応援するなら今!今が一番、ワクワクするタイミングです!
過去の「暗黒時代」の日本バスケ界のことは、全然知らなくてOKです。気にしなくてOK。
「今からバスケに食いついても、もう間に合わないよ~」
と思っている方、安心してください。
過去の日本バスケ界のことなど、全然気にしなくてOKです。
今です。今日からです。バスケを応援するなら、まさにこのタイミングがベスト!
ものすごくザックリ言うとですね、つい数年前まで、日本のバスケ団体は、2つに分裂して、収拾がつかないような状態だったんですよね。
権力闘争なのか、クソみたいなプライドなのか、バスケ協会のお偉いさんたちが無能過ぎて、どうにもこうにも、折り合いが付かなかったわけですよ。
んで、国際バスケットボール連盟(FIBA)から、
「お前らいい加減にしろよ!無期限の国際試合出場停止にするぞ!」
って、メチャクチャ怒られてさ。
それでもなお、いがみ合ってたんですよね、二つの団体が。
バスケのリーグが2つ存在して、選手たちも別々に所属して。
もうね~、クソな話ですよ。
だって、権力者同士の争いに、選手が巻き込まれて被害こうむってる状態ですからね。
しかも選手たちが、国際試合から締め出されてしまうって何事ですか。
どうして選手のことを第一に考えられないようなクソ野郎どもがバスケ協会の上層部に鎮座してるんだ?っていう。
まぁそういう、最低な状態だったんです、日本のバスケ界は。
んで、数年前に、キャプテンシーのかたまりとも呼べるあの方に、バスケ界の再生を依頼したわけですね。
サッカーのJリーグを立ち上げた、あの伝説のチェアマン、川淵三郎氏を招聘して、バスケ界をなんとか立て直したわけです。
まぁ、例えるなら、日産を立て直したカルロス・ゴーン的な。
イイ意味でゴーン。
んで、ようやく数年前から、畑を耕して、種をまいて、みたいな。
そして、2018年。ついに、革命的な出来事が次々と起こりました。
という状態なんで、ホントにもう、ここから、今このタイミングで、バスケの話題に食いつくだけで全然、大丈夫なんですよね。話に全然ついていけます。
では、2018年に起こったビッグバンを紹介していきましょう。
日本バスケ界のビッグバンその1。ナンバー1助っ人、ニック・ファジーカス選手が帰化。日本国籍を取得!
日本のBリーグでプレーするナンバーワン助っ人外国人選手、ニック・ファジーカス選手が、なんと日本国籍を取得してくれちゃいまして。
これがもう、とんでもない戦力アップ!!
これがまた、シュートが上手いんだ、ファジーカスは。
特にあの、微妙~な距離感のシュートね。「ゴール下・未満」的な。
動画で観ると、ものすごく簡単にシュート決めてる感じですけどね、普通、こんなにスカスカ入んないのよ。
めちゃくちゃ器用。
つい先日のカザフスタン戦なんか、ファジーカスひとりで41得点ですからね。チーム総得点のほぼ半分をニックが荒稼ぎ。
これは、やられた方はたまったもんじゃないね…。
カザフの選手「ずっちーなー!」って思ってる可能性あります。
まず覚えといてください、「ニック・ファジーカス」選手ね。
ここ、テストに出まーす。
日本バスケ界のビッグバンその2。渡邊雄太選手が、田臥以来14年ぶりに日本人としてNBAのコートに立つ!
これも超~ドデカいビッグニュースでした。
アメリカの大学に通っていた渡邊雄太選手、残念ながらドラフトには引っかからなかったんですが、グリズリーズというNBAチームと2WAY契約を結びまして。
ザックリ言うと「もし何かあったらチームに呼ぶかもしれないんでヨロシク~」って感じの契約内容なんですけどね。
それでまぁ、一応ね、ご祝儀的な感じもあったんですが、NBA開幕後、早々に、渡邊選手、グリズリーズから呼ばれまして。
その試合での出場は大勢が決した後だったんで、両チーム本気モードではなかったんですが、渡邊選手はご祝儀的というか、お披露目的というか、実際に試合に出してもらえたんですよね。
これが、田臥勇太選手以来、なんと日本人としては14年ぶりの快挙。
まぁとにかくね、NBAプレーヤーになる、ってのは、とんでもなく狭き門なんです。
例えば、先ほど紹介したニック・ファジーカス選手だって、日本人の基準、アジアの基準からすればとんでもなくスーパーな選手ですが、それでも今の力量ではNBAからのオファーは無いわけですからね。(ニックは若い頃、NBAでプレーした経験があります)
NBAで通用する、ってのは、ちょっと日本人としては通常、考えられない話なんですよね。次元が全然違う。変な話、別のスポーツをやってるみたいな。
渡邊選手の特徴として最も特筆すべきなのは、ディフェンスの能力ですかね。
日本のBリーグの選手と比べれば、ほぼ全ての能力で渡邊選手の方が優っていると言えそうですが、世界最高峰のNBAレベルでも通用するかも知れないのは「守備」の面においてでしょうかね。
あとはスリーポイントシュートにもっと磨きをかけて、いわゆる「3&D」と言われるスタイルを確立することができれば、コンスタントにグリズリーズに呼ばれる可能性はあると思います。
NBAの下部組織的なGリーグでは、渡邊選手は十分に通用しています。
赤の12番が渡邊雄太選手です。ブロックショット、ガンガン決めてます。
Gリーグは、未来のNBAプレーヤーを目指す選手も多いですからね、なかなか難しい部分もあります。
「ここで目立って、NBAチームに引っ張り上げてもらおう」と考える選手たちは、独りよがりなプレーに走りがちだったりして。
渡邊選手も当初はすごく焦って、自分のプレースタイルを見失いそうになった、と語っていたように記憶しています。
もしも今、渡邊雄太選手が日本に凱旋帰国し、Bリーグでプレーしたら、そりゃもう、大活躍できそうですが、彼が目指しているのはもっともっと高いレベルですからね、ぜひ、Gリーグで力をつけて、NBAチームに定着してほしいと思います。
はい、よろしいでしょうか。
渡邊雄太選手、覚えましたね?
日本バスケ界のビッグバンその3。来年のNBAドラフトで上位指名される可能性アリ!ゴンザガ大学の八村塁選手。
これもね~、先日、ニュースになりましたよね。
ホント、マンガみたいでした。
嘘みたいな話。
まぁちょっと小さめなトーナメントの大会だったんですけどね、優勝候補筆頭、大学ランキング1位のデューク大学を、八村塁選手が率いるゴンザガ大学が撃破!
これ、信じられます?
日本人ですよ?
日本人エースの八村塁選手が大活躍し、ランキング1位を倒して優勝ですよ?
しかも、八村、大会MVPにも選ばれちゃって。
相手のデューク大学には、将来のNBAスーパースター候補が、3人もいたんですよね。完全に反則レベル。
来年のドラフトの1位、2位、3位に予想されるような、未来のスーパースターたちがいる超強豪チームを…まさか、日本人エースが活躍して倒すなんて…!!
白の21番が八村選手です。いやいやいや…怪物相手に互角以上かよ…。
いや~、衝撃。衝撃的すぎ。
NBAでプレーできるかも…みたいな次元じゃないんですよ。
「八村はドラフト何位でNBA入りするかな?」って話なんですよね。
はい、覚えましたか?
八村塁(はちむら るい)、八村塁です。
この名前、確実に来年、日本中の人々が知ることになります。
バスケ好き以外の人たちも、八村塁の名前を知ることになります!
ここまではよろしいでしょうか。ニック・ファジーカス、渡邊雄太、そして八村塁。この3人が日本バスケ界を劇的に変えちゃいます。
ニック・ファジーカス、
渡邊雄太、
八村塁、
この3人が日本代表に合流する前、
日本代表はワールドカップ予選、4戦して4敗だったんですよね。
一次予選開始後、1勝もできずに、いきなり
0勝4敗。
弱い。圧倒的に弱い。
これ、どう考えてもダメなパターンです。
もう、誰もが「終わった」と思ったはずです。
あと1試合でも負けたら、ほぼほぼ予選敗退決定。
そこに3人の救世主が…!
この動画、ここまでの流れが、めちゃめちゃ分かりやすいです。
崖っぷちの4連敗から、起死回生の連戦連勝!
【バスケ日本代表】密着ドキュメンタリー #1 生還 【DAZN】
【バスケ日本代表】密着ドキュメンタリー #2 真贋 【DAZN】
ニック、渡邊、八村の3人が加入した結果、他の代表メンバーたちにも変化が…!
日本代表の大ベテラン、竹内譲次選手なんかも言ってましたけどね、
「先輩とか後輩とか年齢関係なく、20歳の八村と一緒に練習して、すごく勉強になった」
みたいな。
Bリーグ期待の若手、馬場選手とかも
「その場面で行くんだな…」
って、何かに気づいたみたいな。
ようするに、練習の時から、本気度が違うんでしょうね、八村なんかは。
普段からめちゃくちゃ厳しい環境の中で、意識を高く持って、バスケに取り組んでるんでしょう。
そして、
「自分がエースなんだ、オレがチームを引っ張るんだ」
という気概ね。
渡邊も、八村も、日本代表だと、めちゃくちゃ積極的にアタックしますからね。
気の弱い選手なら「ちょっと強引かな?自重した方がいいかも」って躊躇しそうな場面でも、どんどん行く。
その姿を目の当たりにした竹内も馬場も、すごく積極性が増しましたよね。
遠慮しなくなったし、シュートを外しても、ブロックされても、萎縮せずに果敢に攻める姿勢を貫くようになった。
なんかもうね、別のチームになっちゃった。
直近の2試合、渡邊と八村は日本代表に不参加だったんですけど、その分、他の選手たちはめちゃくちゃ頑張ってました。
意識の持ち方で、選手のパフォーマンスってこんなに変わるもんなんだな…ってちょっと感動しましたよ、私は。
もうね、予選開幕からの泥沼4戦全敗の頃とは、全然違う。
来年2月に2試合ありますが、今度はアウェー戦です。
相手はイランとカタールですかね。
おそらく、渡邊と八村抜きで戦わなければならない。
新生日本代表の真価が問われます。
是非、みなさん応援しましょう!
とりあえず日本のプロリーグ「Bリーグ」を観るなら「アルバルク東京」の試合がオススメ
ニック、渡邊、八村の3人は分かった、と。
それ以外の選手は、誰に注目すればいいんだ?
という方にオススメするとしたら、Bリーグのアルバルク東京でしょうかね。
アルバルク東京には、日本代表の主力が3人も所属しています。
田中大貴選手、馬場雄大選手、竹内譲次選手ですね。
中でも、馬場雄大選手は、2017-2018のBリーグの新人王で、
しかも!
2年連続最多得票数でオールスターに選ばれるという、圧倒的人気を誇る、華のある選手です。
馬場選手の魅力は、何といっても日本人離れした身体能力!
先日のW杯予選では、世界のスーパープレイランキングで、な、な、なんと!
馬場選手のプレー、ブロックの上から叩き込むワンハンドダンクが第一位に選ばれました!
【TOP10 PLAYS】12/2-3 W杯予選 世界のスーパープレーランキング
とんでもない跳躍力です。
日本人なのに、なんであんなに飛べるんだろうか…。
こればっかりは、努力ではどうにもならない、天性の才能です。
馬場選手、3ポイントのラインをかかとで踏んでる程度の位置から、一歩、二歩で踏み切って、ディフェンスを蹴散らして上からダンクぶち込んでます。(助走アリですが)
今度、体育館に行った時にでも、ちょっと距離感、チェックしてみてください。
常人ならどう考えても届きそうもないです。
Bリーグの試合は「バスケットLIVE」というサイトで全試合かな、観れちゃいます!
ソフトバンクスマホのユーザー、ワイモバイルスマホのユーザーなら、無料で見放題です。
それ以外のスマホユーザーの方は、月額462円(税抜)を支払って、Yahoo!プレミアム会員になれば、その特典で「バスケットLIVE」見放題ということらしいです。
これがもうね、見始めたらキリがないです。
すでに終わった試合も「見逃し動画」で観れますから、果てしなく何試合も観てしまいます。
まずはアルバルク東京の試合を何試合か観て、その時の対戦チームの中から、好きなチームや、気になる選手を見つけると、よりいっそう楽しめると思います。
ちなみにワタクシ個人的には、琉球ゴールデンキングスの並里選手とか、けっこう好きです。
ボールを運ぶときのたたずまいとか、ドリブルのリズム感とか、ちょっと日本人っぽくないんですよね~。
実力的には日本代表に定着してもよさそうなんだけどな~。
今のところ、今期ぶっちぎりでアシストランキングトップですね。
ちなみに並里選手は、あの名作バスケ漫画「スラムダンク」の井上雄彦先生が設立した「スラムダンク奨学金」の第一期生です。
NBAを目指してアメリカへ渡ったんですが、残念ながらチャンスを掴めず、現在は日本でプレーしています。
スラムダンク奨学金は、アメリカへ武者修行したい若者をバックアップしてくれる奨学金制度です。
はい、想像以上に長くなってしまいました。お付き合いいただき感謝感謝です。
いかがでしたでしょうか。
ちょっとバスケに興味持ってもらえたかな…?
とにかくね、来年は確実に、バスケブーム来ますから。
スポーツニュースでもバスケ枠、設けるはずです。
錦織のテニスや、大谷のメジャーリーグみたいに、八村、渡邊のNBA情報、頻繁に目にするようになるはずですから。
今から、ちょこちょこっと、バスケの試合とかニュース、チェックしておこうじゃありませんか!ねぇ、一緒に応援しましょう!
最後に。八村塁選手のインスタグラムからダンクの画像を。
もはや芸術の域といえる一枚です。
超絶、カッケー!
https://www.instagram.com/p/BrEv0eQl7z9/