いや~、見事でしたね、カタールの1点目と2点目!
こういうスーパーシュート決められちゃうと、今の日本にはまだ試合をひっくり返す力は無いですね~。完敗ですよ、完敗。
そして、カタール初優勝、おめでとうございます!
「アジアカップ4度の優勝を誇る日本を撃破し初優勝!」ってのは箔がつくし、カタール的には最高のドラマだったんじゃないかと思います。
日本は完全に、パーフェクトな「かませ犬」状態というか。
決勝でカタールに負けるために、ここまで勝ち上がってきた、みたいになっちゃいましたけど。
まぁ、しょうがないしょうがない。
完敗ですから。
明らかに、相手の方が強かったから。
実力で「負け」です。
3点取られて勝てるゲームなんて、基本的にないからね。
負けは負け、惜しくもなんともない、完全な負け。
ただね~、負け惜しみとかじゃなくてさ、なんつーか、もしも「サッカーの神様」がいるとすれば、カタールに味方するだろうな…ってのは、正直、試合前から思ってたわ。
もしも自分がサッカーの神様ならカタールに勝たせるだろうな…って。
自分がFIFAの会長だったとしても、カタールを応援するだろうし。
サッカー界全体のことを考えれば、カタールの初優勝が理想的なんよね。
だってさ、次のワールドカップは開催国はカタールですからね。
誰がどう考えても、開催国が弱いと、大会が全然盛り上がりませんからね、そして、開催国側としては、どんな手を使ってでも、自国を強化しないとダメなんすよね。
これはもう、開催国に課された使命ですから。
日本で(日韓で)ワールドカップが開催された時もさ、日本は必死に強化に取り組んでましたよね。
あれは2002年か…。トルシエ・ジャパンね。
それまで、どの大会でも開催国はすべて、ワールドカップ本番で、結果を残してきた。
当時、グループリーグで敗退した開催国は、1カ国もなかった…はず(うろおぼえ)
どの国も、必ず、決勝トーナメントに進出してた…はず(うろおぼえ)
ところが日本は、その時点では、W杯に出るのがやっとで、決勝トーナメント進出なんて夢のまた夢、って感じでしたからね、実力的に。
大会初の「開催国でグループリーグ敗退」という赤っ恥もあるんじゃないか?っていうくらい、ハラハラドキドキ状態でした。
いざ蓋を開けてみると、結果的には、トルシエジャパンは決勝トーナメントに無事進出、最低限のノルマは達成できましたけど。
まぁホントね、次のW杯開催国のカタールが強くないと、もろもろ困るわけですよ、サッカー関係者とかFIFA(国際サッカー連盟)とか。
そういう意味では、今回、カタールがアジアカップを制したことは、非常~に喜ばしいことではあるんすよね、サッカー界全体にとっては。
ここまで強くなってくれたか、と。
これなら、安心してW杯を任せられるな、と。
そして今回、日本は完全に「かませ犬」のポジションだった、ということでね。
まぁ、しゃ~ないわ。
日本の5度目の優勝よりも、カタールの初優勝を望んでいるFIFA関係者の方が断然、多かっただろうし。
グローバルな視点から見ると、これでよかったんじゃないかなって気もします。
サッカー界全体の発展と、2022年のワールドカップ・カタール大会の盛り上がりにとってはね。
さて。今度は、日本代表サポーターとしての視点から、あれこれ書いてみますか。
吉田の運が、めっちゃ悪かったね。こんなことあるのか?っていうくらい、ついてない1日だったと思う。
まぁ、吉田がA級戦犯っていうわけじゃなくてさ、純粋に、ことごとく吉田の元に不幸が舞い込んでたな、っていう。
守備でもそうだけど、攻撃でもねぇ…。
セットプレーとかさ、散々あったけど、吉田のヘッドにあわせたボールが、ことごとく枠に飛ばないっていう。
コーナーキックとか、あれだけやったら、1本くらい入りそうなもんだけどね。
でもどういうわけか、この試合では、ことごとく嫌われてた。
今までのイメージだと、吉田が守備でポカやった時とか、セットプレーで意地の一発をお見舞いして、ミスを帳消しにする勝負強さみたいなのあったんだけどねぇ…。
どういうわけか、この大一番で、守備でも攻撃でも、やっちまったな、っていう。
あのハンドとか、致命的に、ついてないよなぁ…。
でも、全ての厄を、吉田が引き受けてくれたんじゃないか?って気もしてるんすよね。
あれだけ酷いことになると、並の選手だとメンタル、ズタズタになりますよ?
ましてや、もしもね、堂安とか、冨安とか、若手の致命的なミスで日本が負けたとなると、若手選手のその後の精神的ダメージとか、すごく心配になるじゃないですか。
そこで、吉田ですよ。
キャプテン吉田。
メンタルの強い吉田が、悪い運気を全部、引き取ってくれたんじゃないかと。
オレに任せろと。
バッシングはオレが背負うと。
ありがとう…吉田…(´;ω;`)ウッ…
まぁ、勝手な妄想なんですけどね。
もうちょっと真面目に分析していきましょう。
もしかすると、ボランチ遠藤の怪我による不在が、尾を引いていたのかも知れない。守備のバランスと役割分担ね。
マークの受け渡しとか、誰が誰を見るのか?とか、ちょっと曖昧な部分、あったのかもね~。
遠藤の負傷で急遽、塩谷がボランチに入ったけど、連携の面で、上手くいかなかった部分があったのかも知れない。
逆に言うと、カタール側が、上手くやったというか。
あと、あれだね、守備の時にみんな、カタールの攻撃陣を甘く見ていた感じはあったかなぁ。
「アジアレベルならこのくらいで大丈夫だろ」的な。
もうちょっと距離を詰めないといけない場面で、寄せが甘い。
そういえば、今大会の一番最初の失点もそんな感じじゃなかったっけ?
「そんな場所から打っても、入るわけね―じゃん…入った!?」
みたいな。
まぁ、今回のカタールの1点目も2点目も、かなりえげつないシュートでしたからねぇ…。
練習で10回やったら10回失敗するような、かなりミラクル的な。
それが、大事な大事なアジア杯決勝で見事に決まっちゃう、っていうのがまた、「サッカーの神様はカタールの味方してるな」って感じがしたけどさ。
とにかく、カタールのFW、ワールドクラスだったよ。
個人的には、堂安がこれじゃ、ちょっと代表のスタメンとして、微妙だな~…と思った。
ゴール前での落ち着きとかさ、一瞬のキレというかさ、堂安の魅力も分かるんだけど、今大会では、良さはほとんど出てなかったように思いますね。
それよりも、
スピードの無さとか、
サイドでボール持ったら内側に切れ込むばかりで、縦への突破が無いってのがバレちゃったというか、
酒井宏樹とのコンビも最後までかみ合わない感じだったりとか、
どうもね~、正直、印象よくないです。
「不動のスタメン」みたいな扱いは、一回やめた方がいいんじゃないかなって気がしますね。
もう一回、競争させた方が、堂安が一皮むけるためにもいいような気がしますし。
2020年の東京オリンピック(23歳以下)の主力なんでね、森保監督が期待するのも分かるんですが…。
総評。とにかく今回は怪我人が多過ぎた!あと、世代交代はスムーズに行ったと思ってたけど、やっぱりムズイ!
小林悠とか。
中島とか。
守田とか。
いろいろ、見てみたかった選手がいたんですけどね~、次から次へと怪我人続出で。
森保監督も、イメージしていた選手を招集できなかったりで、やりくりがホント大変だったと思います。
正直、よくぞ、この戦力で決勝までこれたな、って気もします。
もしも大迫選手がいなかったら…。
あるいは
もしも冨安選手がいなかったら…。
全然余裕で早期敗退してたと思うんですよね。
そう考えると、森保ジャパンには、かなり夢見させてもらいました。
ありがとう!
さて…。
6月のコパ・アメリカまでに、どんな新戦力の台頭があるのか、非常に楽しみです!