鳥って本当は「自由に大空を舞う」とか、そういうのイヤなんじゃね?って話。

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最近気づいたんだけどさ。

鳥って本当は「飛びたくて飛んでるわけじゃない」って気がするんだよねぇ。

人間が勝手に「自由でいいなぁ~」とか思ってるだけで。

実際は結構大変なんだと思うよ、空、飛ぶのって。

 

テレビで観たのよ。ニュージーランドだったかなぁ、鳥たちがさ、全然、飛ばない島?があるらしいんだよな。

偶然見かけただけなんで、あんまりハッキリ把握してないんだけどさ、ニュージーランドあたりの島だったか、地域だったか、

鳥が全然飛ばねぇってところがあるらしいんだよね。

 

NHKだったかなぁ、例のあの、地球ドラマティック的な。

ナレーターが榊原郁恵ちゃんの旦那的な。

(違う番組だったかもしれない)

 

とにかくもうね、全然、飛ばねぇのな。

 

鳥たちがさ、めっちゃ歩いてんの。

 

そんなに歩く?っていうくらい、めっちゃウォーキング。

 

ペンギンとかも、森の中を歩いてんのね。

二足歩行で。

ビックリすると思うよ。

森の中で二本足で歩くペンギンとか観ちゃうと。

※冷静に考えてみるとペンギンに限らず、大抵の鳥は二足歩行だった

 

「ペンギン」=「海」

っていう先入観があるから、木々が生い茂っている森の中からひょっこりとペンギンの行列が出てきたら、度肝抜かれますよね、うん。

 

とにかくね、鳥という鳥が、全部、飛ばないんだよねぇ。

 

コウモリも飛んでないのよ。

コウモリも歩いてんだよね。

森の中を。

うっかり踏みそうになるよね、コウモリ。

羽的な部分、超~要らねぇ~。

(ちなみにコウモリは鳥ではないな)

 

でね、私は気づいちゃったわけよ。

 

その島(もしくは地域?)には、鳥を襲うような天敵が全くいないから、鳥たちは空を飛ぶ必要がない、ってことなんですよね。

 

ということはよ?

 

鳥たちに

「飛んでもいいし、飛ばなくてもいいよ」

って選択肢を与えたら、みんな、

「じゃあ、飛ばない」

って答えるってことなんじゃね?って。

 

だってさ、ことごとく、どの種類の鳥も、飛ぶのを辞めちゃってるワケ。

 

ということはさ、

「飛ばなくても生きていけるなら、飛ばない人生を選ぶ」

ってことだよね、鳥たちは。

 

飛びたくて飛んでるわけじゃないんだよね。

必要にせまられて、仕方なく、渋々、大空を舞っているわけですよ。

 

イヤイヤながら、大空を自由に舞っているのです。

妥協の産物なんですよ。

 

飛ばなきゃやってられねぇから、飛んでるだけでさ。

本心では、歩きたいんですよ。

地に足をつけて、自分の歩幅で地道に歩んでいきたいって思ってんのよ。

 

 

鳥は、飛ばないと死ぬから飛んでる。飛ばなくていいなら飛ばない、という事実!

これはねぇ~、目からウロコですよ。

あいつら、優越感に浸りながら、「空からの眺め最高~~!」って思いながら飛んでるのかと思ったら、そうじゃなかったんですね。

 

「あ~、いやだいやだ…。飛びたくない…。もうこんな生活、うんざりだよ…」

って思いながら生きてんのね。

 

「いいなぁ~、オイラも人間のように、どっしりと地に足をつけて、地道に生きたい…」

って思ってるわけですよね。

 

まさかまさかの展開。

 

金子さんも言ってましたけど、まさにね、

「みんな違って、みんないい」なんですね。

 

わたしと小鳥とすずと

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

 

リリック by 金子みすず

 

 

冷静に考えてみるとさ、やっぱ、飛ぶって超~怖くない?鳥たちが飛びたがらない気持ちも分かる。

ちょっと考えてみてくださいよ。

もしもさ、人間も空を飛べるとしたら。

どう?飛ぶ?

飛ぶの怖くね?

 

せいぜい、飛んだとしても数十センチだよね。

 

たとえば、10メートルの高さまで飛んでさ、そこから落ちたら、多分死ぬからね。

リスク、超デカいんよ、飛ぶって。

 

自分の両手をバタバタさせたら、高く飛べるとしてさ、万が一、

「いててて、手、つった!!」

とかなったら、真っ逆さまに急降下ですよ。

地面にビター―ン!!ってなって即死だから。

 

落ちたら死ぬからね。

そう考えると、大空を舞うって、超怖いことなんよ。

リスク、超デカいんよね。

 

もしかすると、飛ぶためには、ストイックにダイエットを続けないといけないかもしれない。

体重が増えると、負担がかかるからさ。

 

鳥たちは、空を飛ぶために、ず~~っと苦しいダイエットを続けているようなもんかも知れない。

 

そう考えるとさ、ニュージーランド?の鳥たちが、

「飛ぶのやーめた。今後は歩きます!」 

って道を選んだのも分かるっちゃ分かるよね。

 

 

教訓。他人の生き方をうらやむなかれ。みんなそれぞれ、何かを抱えて生きている。 

どうでしょうか。

「いいなぁ~、鳥たちは。大空を自由に舞えて…」 

とは思えなくなってきたんじゃね?

 

鳥たちは、鳥たちなりに、いろいろ悩みとか、葛藤とか抱えて生きてんのよ。

 

自分の人生と他人の人生を比較して、勝ったとか、負けたとか。

うらやんだり、凹んだり、あるいは優越感に浸るとか。

そういうのね、

ホント辞めた方がイイね。

キリがないから。

 

他人と比べないこと。

 

「あぁ、自分とは違うんだな」って、事実を把握すればそれでよい。

勝手に他人の人生に点数を付けるとか、自分と比較して優劣をつけるとか、

そういうのは、もう終わりだ。

 

もう一度、言っておこう。

 

みんな違って、みんなイイ!

 

んじゃ、そういうことで。

またね。