「翁長知事は選挙において中国の支援を受けていることが確定だった…といわれている」
みたいな内容のツイートをした沼津市の市議会議員がいらっしゃるようで。
どういうことなのか、ちょっと調べてみました。
問題になっているツイートはコチラ。静岡県沼津市の市議会議員 小澤 隆(りゅう)氏のつぶやき。
なるほど。
このツイートに少なくとも現時点で350人近い方が「いいね」を付けているところを見ると、それなりに支持されている主張ということでしょうか。
文字に起こしてみます。
翁長知事の政治姿勢にはどうかと思うところが私もあったし、前回の知事選挙においても中国の支援を受けていることが確定だったといわれている。
それでも亡くなったことを喜ぶかのように平気で発信する人がいるのは悲しくなる。
ひとりの人間として精一杯生きたではないか。なぜ区別して考えぬのか。https://twitter.com/llllnumazullll/status/1027253989719470080
このツイート、2段構えになってるんですね。
後半部分では、
「翁長氏は精一杯生きた人だ。そこは評価してあげようじゃありませんか」
というような、一見、翁長氏支持、みたいなニュアンスを含んでいるわけですが、前半部分はむしろその逆、という2段式。
問題になっているのは、前半部分ですね。
翁長氏に対して
「中国の支援を受けていることが確定だったといわれている」
と、言い切ってるような、それでいて歯切れが悪いような、実に微妙な言い方をしています。
一方で「確定」という言葉を使いながら、そのあとに「…といわれている」という伝聞形式。
この部分が、波紋を呼んでいるようです。
いわゆる「ソース出せ」的な。
この、小澤 隆(りゅう)沼津市議のツイートを受け、琉球新報が市議本人に取材を敢行。「中国からの支援、その根拠は?」
「翁長知事に中国の支援」 沼津市議が投稿、 根拠示さず - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース
静岡県沼津市の小澤隆市議(32)=無所属=が9日付の自身の短文投稿サイト「ツイッター」に、8日に死去した沖縄県知事の翁長雄志さんについて「前回の知事選挙においても中国の支援を受けていることが確定だったといわれている」との投稿をしていたことが16日、分かった。
発言の根拠について小澤市議は本紙取材に「どのメディアで誰が発信したのかは思い出せていませんし確認も出来ない」とメールで回答。さらに「申すまでもなく、私が一次情報を持っているわけではありませんから、沖縄県内で取材なさったほうが真実に近づけるのではないでしょうか」とした。
「翁長氏が中国から支援を受けていたとする根拠は?」と問う琉球新報の取材に対して、
小澤市議は
「どのメディアで誰が発信したのかは思い出せないし確認も出来ない。私が一次情報を持っているわけではない」
と回答。
根拠は一切、示せない、と。
これ、2ちゃんねるとか、どこかの掲示板から引っ張ってきた情報なのかな…?
なるほど、これは、翁長氏サイドとしては、「デマぶっこいてんじゃねぇぞ」と激怒するのも頷けます。
ちなみに、現時点では、問題のツイートは削除されておらず、そのことから察するに、どうやら小澤市議としては「なんら間違えたことは言っていない、謝罪も反省もしない」というスタンスのようです。
ちなみに・・・今回は極力「現代の瓦版屋」的なポジションからお送りしております。
今回のような政治に関する話題を取り上げる際は、私自身の私情はできるだけ持ち込まず、極力、中立的な感じで言及していこうと考えております。
特に今回の件のような、自分自身がよく分かっていない問題に対しては、どうにも答えようがない部分が大きいのでなおさらですね。
小澤市議を支持するのかしないのか、
琉球新報を信頼するのかしないのか、
みたいな話になってくると、突き詰めると政治思想的にどっち側なのか、という問題になってくる可能性が高いですから。
そういった意味も含めまして、今回は、街角で「号外~~号外~~」といって新聞(かわら版)を配ってる人のポジションを意識していこうと考えております。
現場からは以上です。