【猛暑は災害】学校の先生には是非「脳が茹だった高校球児の話」を知ってほしい。

広告

先日、恐ろしいツイートを目にしました。

学校の先生(部活の顧問の先生)には、特に読んでみてほしい内容でした。

人間って、熱で脳がやられちゃうことがあるんですね…

 

このツイート、ホントマジで読んでほしい。「脳が茹だった高校球児の話」

 

正直、最初読んだ時は「マジかよ?こんなこと本当にあんの?」って思いました。

でも、いろいろ調べているうちに、実際に似たような事例(テニス部の女子)の新聞記事の切り抜き画像?みたいなのもどこかで見かけましたし、やはり本当の話なんだと思います。

 

ようするに、生たまごの白身をイメージすると分かりやすいと思います。

たまごの白身に徐々に熱を加え続けると、だんだんと白くなって固まっていきますよね。

熱によって、たんぱく質が変性する、ということらしいです。

そして、一度、白く固くなった白身は、冷やしても、もう元には戻りませんよね・・・ということは、脳もそういうことらしいです。恐ろしい…。

 

「脳が茹だった高校球児の話」についてブログで言及することに関しては、ツイート主の三一十四四二三さんから、すでに承諾を得ております。三一十四四二三さん、ありがとうございます。

 

このツイートには、まだまだ続きがあって、ちょっと長くなりますので、こちら側で、ひとつにまとめて引用させていただこうと思います。読みやすいように段落なども少し手を加えさせていただきました。恐縮です。

 

高校野球の選手が夏練で頭が茹だってしまい、精神錯乱の状態で大学病院に担ぎこまれたのを見たことがある。酷暑は、熱中症だけでなく、こんなことも起こすのだ。

 

コーチだか監督だかが「早よう治してくれ!こいつがおらんと試合に勝てんのじゃ!」と騒いだが、医師が「一ヶ月以上の静養が要るので、野球は諦めてくれ」というと、

 

選手の親が「死んでもアホになってもいいから、明後日の試合にだけは出せるようにして欲しい。本人もそれを望んでおりますのじゃ」と涙を流すのだ。


すると医師も、そういう日本人的センチメンタリズムに弱い人だったのか、涙を流し始めて「う、うううう、お父さんの気持ち、ようわかりましただ!きっと明後日の試合に出られるよう、努力いたします〜」


それで、本人が錯乱して「グワ〜グワ〜!」と唸り、拘束されて白目を剥いているのに、医師、監督、親、看護婦らが抱き合いながら感涙している、という構図に私は戦慄したね。

 

選手は錯乱状態で、歯を食いしばったことで、大臼歯数本を噛み砕いてしまい、顎骨にもヒビがあり、その治療だけでも明後日に間に合うはずがなく、精神状態も安定しそうにない。

 

我々歯科が「無理無理」というと、医師は「努力、根性、優しさ」などと言い、野球に賭ける青春の美しさが君らにはわからんのか!と、また泣く。

 

で、結局、選手はその後、さらに容態が悪化して、精神科に入院してしまうんだけど、ベッドの枕元に、バット3本にボールが乗った置物(?)が置かれていて、そのボールに「祈る回復!ファイトファイト」とチームメイトの拙い文字を見た時は、私も泣きたくなった。

 

https://twitter.com/31104423/status/1019369807597088768

及び、一連のツイートより

 

被害に遭った高校球児に対してもそうですが、それ以上に、周りをとりまく大人たちの言動のほうに恐怖を覚えます。狂ってる…恐ろしい。

 

 

選手の親が「死んでもアホになってもいいから、明後日の試合にだけは出せるようにして欲しい。」とか。お前がアホじゃ。

いろいろもう、クレイジーすぎて、どこにツッコんでいいのか分かりませんね…。

 

クレイジーその1

監督orコーチ)が「早よう治してくれ!こいつがおらんと試合に勝てんのじゃ!」と騒ぐ

命よりも大事な試合なんてあるんですかね?そこまでして勝たなくちゃならない試合なんてあるんですかね?

 

クレイジーその2

選手の親が「死んでもアホになってもいいから、明後日の試合にだけは出せるようにして欲しい。本人もそれを望んでおりますのじゃ」と泣く。

命と引き換えにでも出場したいと本人も望んでいるとか…。

1億歩譲って、それが本当だとしても、青春時代の一時的なセンチメンタリズムに過ぎないんだからさ、保護者はそれにブレーキかけるべきって気がしますけどね…。

大抵のことなら、本人の好きにやらせればいいと思うけど、「命と引き換え」に賛同するとか、良い話にしちゃイカンよなぁ…。

 

クレイジーその3

医師も「う、うううう、お父さんの気持ち、ようわかりましただ!きっと明後日の試合に出られるよう、努力いたします〜」と泣く。

いやいやいや…。医者まで一緒になって…。お父さんに共感するより、苦しんでる球児に共感してあげて。

 

クレイジーその4

本人が錯乱して「グワ〜グワ〜!」と唸り、拘束されて白目を剥いているのに、医師、監督、親、看護婦らが抱き合いながら感涙している。

運び込まれた高校生そっちのけで、みんなで感動ごっこやってる場合なのか。

 

クレイジーその5

歯科医師が「(明後日の試合は)無理」というと、医師は「努力、根性、優しさ」などと言い、野球に賭ける青春の美しさが君らにはわからんのか!と、また泣く。

なんかもう、呆れてツッコみたくなくなりますね。

「努力、根性」……。

日本人の美徳なのか何なのか。

命あっての物種ですよ。まず健康ありきでしょうに。

 

そして。

運び込まれた選手はその後、さらに容態が悪化して、精神科に入院してしまう。

う~~む……。なんという結末。かなり最悪。

こういう事例が存在するってことを、日本全国の部活の顧問は把握してるんだろうか。

 

 

私らが子供の頃も「根性を鍛えるために部活中は水を飲まない。飲んだら怒られる」ってのがセオリーとしてありましたけどね。アレ、何だったんだろうね。

今でもあの頃と変わらんのでしょうか?

根性、忍耐、気合、精神論…。

根拠なんて一切なしでも全然OKな、あの感じのままなのでしょうか。

先生や先輩には絶対服従、みたいな軍隊式っていうかさ、今でもそういう理不尽がまかり通っているんでしょうか。

 

子どもたちの命を危険にさらしてOKな部活動なんて、本来はあってはいけないと思うんですけどね。

そもそも、なんのための部活動だよ。

 

「職員室にはクーラー付けるけど、教室には付けなくていいよね」とか、どうもね、日本って「子ども」の価値を軽く見積もってるというかさ、舐めくさってるというかさ、バカにしてるというかさ、軽視してる部分ってあると思うんだよねぇ…。

 

部活のことだけじゃなくてさ。いろんな方面でね、「大人が子どもをないがしろにしている光景」を見かけますよね。モノみたいに扱ったり…。

 

言っとくけどね、子どもがいない国には未来が無いからね。

 

広い意味で言えば、高齢者が若者を搾取している、みたいな事とも、どこかで深いところで繋がってるのかも知れない。

・・・・・・・・・

ちょっと風呂敷、広げすぎましたか。

 

収拾がつかなくなってきたんで、今日はこのへんで。

 

 

あ、あとね。

もはや、この猛暑は「災害」レベルなんすよね。人がいっぱい死んでるし。

油断しちゃダメよ。危ないよ。

「経験したことがないほどの暑さになっている地域がある。命に危険を及ぼすレベルで、災害と認識している」 

猛暑:気象庁「災害と認識」熱中症死の疑い6日で90人超 - 毎日新聞

 

とにかくさ、人命第一、安全第一、健康第一で行きましょうよ。

ねぇ。ホントにさ。