この一連の話、ちょっと興味深いんで書き残しておこうと思います。
若い人が読むべき本…ではなくて「読まない方がいい本」の話。
なんかこう、非常~に、イソップ童話的というか。
ROOTSYさんと箕輪さんの話。
発端?はROOTSYさんのこのツイートなんですかね?5月13日の話。
じゃあ誰読めばいいんだよ、って若い人に聞かれたら、相手によって答えは当然変わるけど、誰に対しても共通して「箕輪厚介さんって方がいらっしゃるので、その人のWikipediaを開いて、編集作品って項目に並んでる著者の本は一切読むな」ってことは言える。あれはブラックリストとして超有能だと思う。
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月13日
若い人におススメしたい本なら、その相手によって変わる。
しかし、
「誰に対しても共通で読まないほうがいい本」なら、ハッキリ言えますよ、みたいな。
ようするに、ズバリ、
「箕輪厚介という編集者が関わった本は一切読まない方がいい」っていう…
もとい、
「箕輪厚介と組んだことのある人間が書いた本は、全て読まないほうがいい」
っていう…
なんかすげえたくさんの人が誤解してるんだけど、「箕輪厚介が関わった本読む必要ない」なんて言ってないんだよ。「箕輪厚介と組んだことのある著者の本ぜんぶ読まないほうがいい」って書いたんだよ。範囲がぜんぜん違うと思うんだけど。 https://t.co/Lqzsw00GwC
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月13日
うわ。
これ、けっこうな唐クチ…いや、辛口発言ですよ。
(めちゃくちゃ範囲が広い)
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
一応、なんとなく、ふわっと載せておきましょうか。編集作品の一部分だけでも。
編集作品
『ネオヒルズジャパン』与沢翼 (2013/11/21)
『たった一人の熱狂』見城徹(2015/3/18)
『逆転の仕事論』堀江貴文(2015/5/20)
『悪意とこだわりの演出術』藤井健太郎(2016/8/17)
『まだ東京で消耗してるの?』イケダハヤト (2016/1/29)新書
オッケー、わかった。
もういい。
もういいですね。
もう十分、察しはつきました。
これって、ROOTSYさんとしては、
「箕輪厚介」ディスり、
っていうよりも、
「箕輪編集本」ディスり、
「箕輪と一緒に仕事したやつ全員」ディスり、
ってこと…なんすよね…?
えっ?あってる?
こわいな…。
ちなみにこれ。おまけ的に。
箕輪さんに面識は一切ありません。田端さんは一緒に100回以上サーフィンに行った仲ですが、近年の弱者を貶めるような発言が見るに耐えず、ブロックしてしまいました。なので付き合いは数年ありません。
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月14日
やはり、なんだかんだで、元仲間だった人物でさえも「箕輪と関わったヤツ全員アウト理論」に該当する、ということなんですかね…。
とにかくね、
箕輪厚介さん「本人」のことは、直接的には攻撃してないんですよ。
むしろ、ちょっと持ち上げてる感じで。
コメンテーターに限らず、ご本人はたいへんクレバーかつ情熱的で、義理人情に篤く気配りの行き届いた編集者さんだと聞き及んでいますよ。実績を拝見するに、たぶんそのとおりの方なのだと思います。ただ箕輪さんが優秀か優秀じゃないかは、私のツイートしたこととはまったく関係がないことです。
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月13日
ROOTSYさんは箕輪さんについての印象を
「クレバーかつ情熱的で、義理人情に篤く気配りの行き届いた編集者」
と、表現しておりますね。
嫌味なのかもしれませんし、何かの時の保険なのかもしれませんけど、まぁとにかく、個人の人間性への攻撃にならないようにと心がけている感じが見受けられます。
箕輪厚介氏本人の著書に対しても「あえて意図的に」、スルーしていますね。
ありがとうございます、当初からそこは除外するよう言葉を選んでおりました。直接・間接ともに箕輪さんの思想を存じ上げず、ご著書も読んだことがなかったからです。
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月16日
箕輪氏本人をディスることにならないように、けっこう気を使っているように見えます。
んで、さらに言っておくとですね。
ROOTSYさんは、のちに、このように言っております。
箕輪さんのWikipediaに記された著者は42人で、そのうちの35人については、直接知っているか、著書またはインタビューで考えを知っている、と。
ようするに、
なんとなくの偏見で言ってるわけじゃないよと。
一応、それぞれの作家さんの信念とか理念とか考え方も把握したうえで、「あぁ、やっぱ傾向として箕輪編集本はアレだなぁ」と思った、ということなんですよねぇ。おそらく。
そして、当然と言えば当然なのかもしれませんが、ROOTSYさんは、箕輪信者とか、箕輪信者とか、箕輪信者に、罵られたりしてしまうわけです。ツイッター上でね。
とはいえ、ここは、はてな村。
一応、はてなブックマーク上での世論?はどうなっているのか、一応、置いときましょう。
まぁ軒並み、ROOTSYさん支持、的な。
ところ変われば、価値観も変わる、というか。
なんかもう、アレですね、
この地球上から戦争が無くならない理由が垣間見えた気がしましたね。
さて。
いよいよ本題に入っていきますか。
(まだ入ってない!)
数日後の5月16日未明、我々取材班のもとへ、こんなニュースが飛び込んできました。「絶対変なことしない!でもキスしたい!」by 箕輪厚介
これ、場合によっちゃ「犯罪なんじゃないのか?」「逮捕もあるんじゃないか?」って意見も飛び交っておりましたが…。
なんというか、パワハラ&セクハラのコラボとでも言いましょうか。
まぁね、言いたいことはいろいろあるんですけど、脱線しまくるのは明らかなんで、今回は説明しません。
各自で勝手に読んでください。
そんでさ、一個だけ言っておくと、この話に出てくる見城徹氏が、まんま、そのまんま、想像上の見城徹像と、まんま、同じっていう。
「見城さん、こういうこと言いそうだな」っていう。
めちゃめちゃ本筋から離れるけど、これだけ、言っておきたかった。
首尾一貫して「THE・見城徹」。
それでさ、この箕輪厚介パワハラセクハラ疑惑?っていうか事件?によって、「箕輪厚介ってやつ、やべぇな…」という論調が出来上がりつつある中、冒頭でお伝えしたROOTSYさんのツイートが、にわかに脚光を浴び始めたわけですよ。
なんかもう、めっちゃタイムリーっていうか。
箕輪厚介パワハラセクハラ事件の直前につぶやいていたROOTSYさんのツイートに対して、
「このツイート、やっぱ正しかったんじゃね?箕輪うんぬんって話、あながち的外れでもなかったんじゃね?」
みたいな。
なんかね~、この流れがさぁ~……。
ものすごくよくできてるっつーか。
神様のいたずらなのかなんなのか…。
まぁ、実際に箕輪さんが「絶対変なことしない」「でもキスしたい」って言ったのは2016年のことらしいんで、全然タイムリーじゃないんですけどね。
文春オンラインに載ったタイミングがドンピシャだっただけで。
んで、この2つの事件はですねぇ、実は密接に…関係…して…ないんですよね!
関係してないのよ、実は。
関係してないんだけど、あたかも、関係しているように錯覚している人が多そうなんで、一応、言っておこうと思った次第です。
ROOTSYさんは、
「箕輪厚介ってやつ、セクハラパワハラでヤバいやつなんだぜ!」
みたいなことは、一個も言ってなくて。
そこに関しては、全然、ノータッチなんです。
その部分の人間性を攻撃しようとか批判しようとか、そういう意図は全然ないみたいなんですよね。
あの、なんか文春のURL貼ったリプライが続々来るんだけど、おれは箕輪さんが勝ち抜け思考の著者と組むことが多いことを云々したのであって、不倫しようがゲスなLINE送ろうが知ったこっちゃないんで、教えてくれなくていいですよ。何か言いたいことあるなら本人に言ってください。
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月17日
絶対になりたくないし、万に一つもないけれど、もしおれが有名人になったらあのくらいのLINEスクショは100や200余裕で出てくると思うので、おれ何も言えないです笑。ただ、著者と出版社員みたいな権力構造に依拠したところは卑怯と言われても仕方ないかな。そこはおれすごく気にして回避してたので。
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月16日
女性を口説いたり、口説くのを失敗したり、そんなもんは、自分自身、いくらでも身に覚えがあるし、そこに関しては、自分の口から何も言えない、
っていうスタンスを表明してるわけですよ。
(ただしもちろん、作家と編集者みたいな力関係の中で行われた部分については問題ありと判断しているようですが)
「オレは箕輪が嫌いだから、なんでもかんでもディスってやる!」
みたいなことじゃないんですよね。
なんか、そこのところは、われわれオーディエンスも勘違いしちゃイカンなと思うわけですよ。
嫌いだからディスったとか、嫉妬心からディスったとか、そういう話じゃないんだな、っていう。
このへんは、またあとで該当するツイート載せますけど。
一回ちょっと仕切り直して、そもそもROOTSYさんって、いったい何者なんだ?
「有名人の箕輪厚介に噛みついて、知名度上げたがってるチンピラ系の輩か?」
みたいな勘違いをしてる方がいるといけないので、一応、ROOTSY(唐木 元)さんのプロフィール的な何かを載せときましょう。
とはいえ、なかなか見当たらなくてね…。
ちょっと古い内容になってしまいました。
唐木元
からき げん
1974年東京都生まれ。株式会社ナターシャ取締役。大学在学中よりライターとして働き始める。卒業後は事務所「テキストとアイデア」を開設、雑誌を中心に執筆・編集の現場に従事した。2004年より編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI & Company(ジーノ編集部)と3つの出版社に勤務。2008年、株式会社ナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」「おやつナタリー(終了)」「ナタリーストア」を立ち上げた。
編集者として、ライブドア・パブリッシング、幻冬舎、KI & Company(ジーノ編集部)と3つの出版社に勤務・・・
・・・・・・
むっ!?
( ゚Д゚)!
幻冬舎に勤務w!?
・・・・・・
これは…
世にも奇妙な…
最後に。ROOTSYさんはなぜ「箕輪編集本ブラックリスト説」みたいなツイートをしたのか?その真意は?
これはもうね、
ROOTSYさんのツイッターを直接確認する方法が一番、間違いないんでね、興味を持たれた方は、ぜひ、ROOTSYさんのツイッターをフォローして、ご自分の目で確かめてみてください。
ちょっと長いですが、読んでいただきたい。
つづきです。@minowanowa
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月14日
なぜあのようなツイートを書くにいたったかですが、もともとは先日大学生の男の子に「人権について知りたいんですがいい本を教えてください」と聞かれて、うまく答えられなかったんですね。専門書はいくらでも思いつきますが、入門書ってすごいサヨクなのとウヨってるの→
長いですが、一連のツイート、絶対に読むべし。
返信ありがとう。情報が民主化、稼ぐ発想、個人でなんとかなる。あなたが使ったこれらの言葉こそ、箕輪さん界隈の思想そのものであり、燃えてしまったブラックリストを私が口にした理由です。あなたのような思考パターンが染みついてしまうから、若い人に読んでほしくなかったんです。理由を書きます。 https://t.co/EGMdqxGFsl
— ROOTSY (@rootsy) 2020年5月19日
この一連の説明ツイートには、はてな界隈でも納得する人、多数。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/rootsy/status/1262554673833181191
ブクマ数700超えですが、そのコメントは、ほとんどが肯定的な意見のようです。
最後に。
いま知ったんですが、ROOTSY(唐木 元)さん、こんな本を出していたんですね。
なるほど。
さて、みなさんはどう感じたでしょうか。
感じ方は人それぞれですし、どちらが正解でどちらが不正解、という話でもありませんのでね。
各自がそれぞれ、自分の頭でちゃんと考えて、自分なりの価値観、価値体系を確立していけば、それでいいんじゃないかと思います。
若者よ、まだ価値観が定まってないうちに、変な本読んで洗脳されないようにね!
お金にまつわるエトセトラ的な過去記事など。
なんか今、お金に関する過去記事を漁ってたら、こんなの出てきた。