「個人の幸せ」を重視する時代が来た!?話題の書『サピエンス全史』

先日のNHKクローズアップ現代+」観ました?

“幸福”を探して 人類250万年の旅 ~リーダーたちも注目!世界的ベストセラー~

 

人類の歴史をかつてなかった斬新な視点から分析している話題の書

『サピエンス全史』。

著者のイスラエル歴史学者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏とジャーナリストの池上彰氏との対談なども含め、非常に興味深い内容でした。

混迷の時代、ようやく人類は「個人の幸せ」の重要さに、気付き始めたのでしょうか?

 

知識人、著名人が絶賛する世界的ベストセラー『サピエンス全史』と、その著者ユヴァル・ノア・ハラリ氏に注目!切り口がスゴい!

とにかく切り口が斬新!

面白い!

 

公式ページはこちら。

www.nhk.or.jp

 

例えば、

農業革命は史上最大の詐欺だったのだ。

と、言い切ります。

 

我々が小麦などの農作物をコントロールしているようでいて、実際には

「人類が小麦に家畜化されている」

という説を展開します。

 

なにこれ!

新しい!斬新!面白い!

 

ハラリ氏は考えます。

「小麦という植物から見れば、人間を働かせて小麦を増やさせ、生育範囲を世界中に広げることに成功した」

というわけです。

う~ん…そうきたか。

目からウロコ。

 

確かに、植物の生存戦略という視点から見れば、他の生物(鳥やその他の哺乳類)を巧みに利用して、自らの生息域を広げることが、「種としての成功」なわけで。

そういう風に考えれば、人類は、小麦(及びその他の農作物)を利用しているようで利用されている、という見方もできますね…。

人間の方が操られている、とも言える。

 

およそ1万2,000年前に始まった、農業革命。
集団で力を合わせて小麦を栽培することで、食料の安定確保ができ、人口が増加。
社会は大きく発展したというのが、通説ですよね。
ところが、この本は、ここで全く新しい考え方を持ち出します。
集団としては発展したけれど、人間一人一人は、狩猟採集時代より働く時間が長くなり、不幸になる人が増えた。
しかも、貧富の差まで生まれたというのです。


“食糧の増加は、よりよい食生活やより長い余暇には結びつかなかった。
平均的な農耕民は、平均的な狩猟採集民よりも苦労して働いたのに、見返りに得られる食べ物は劣っていた。
農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。”

 

なんという斬新さ!

 

結局、農業革命がおこったおかげで、大量の食べ物を生産できるようにはなったけれど、その分、人口も増えたし、貧富の差も生まれた。

ハラリ氏が言うように「ひとりひとりの幸せ」という観点から見れば、人類はむしろ不幸になった?…のかも知れませんね。

 

ハラリ氏は

「拡大や成長は必ずしも個人の幸せとは結びつかない」

と考えているわけです。

 

新しい技術を開発したよ!

やった~!

「成功」だ!

人類の進歩だ~!

めでたいめでたい!

・・・じゃないんです。

 

少なくとも、今まではそうでしたけどね。

これからの時代は、そうじゃない。

 

どれだけ科学技術が発展しても、人間ひとりひとりが幸せを実感できず、今まで以上に不幸になったと感じてしまうならば、それはもう「成功」じゃないんですよね。

 

 

個人が幸せになれるかどうか?は、これからの世界では無視できない。

逆に言うと、どうして今まで、国家の利益や集団の利益ばかり追求されてきたんでしょうかね?

個人の幸せをないがしろにしてまで。

 

どうして今まで、ハラリ氏のように

「いや、ちょっと待てよ?個人の幸せはどうなんだ?」

と考える学者がいなかったんでしょうかね?

 

池上彰氏との対談から引用。

 

ハラリ氏

「実は幸せかどうかを考えるのは、最も大事なことなのです。
歴史を振り返ると、人間は集団の力や権力を手に入れても、それを、個人の幸せと結びつけるのは得意ではありません。
現代人は、石器時代より何千倍もの力を手に入れていますが、一人ひとりはそれほど幸せには見えません。」

 

池上氏
「この本を読みますと、むしろ農業を定着してやることになって、私たち人類は、実は生きていくのに大変危険なリスクを背負い込むようになったと。
言われてみれば確かにそうだが、これはちょっとびっくり。」

 

ハラリ氏
「これまでの歴史書の多くは、個人の幸せには目を向けず、国家や権力にだけ注目してきました。
幸せを軽んじると『国家や権力の発展は必ずしも、みんなの幸せにつながらない』ということを忘れ、拡大や成長ばかりを追い求めることになってしまうのです。」

 

 

最近、宅配業者のドライバーがブチ切れてる動画とか話題になってるらしいですけど、こういうのも企業の利益を最優先で追求した結果「末端で働く個人」の幸せがないがしろにされてしまった例だと思うんですよね。

「もう冗談じゃねぇぞ!こんなのやってられるか!」って大激怒するところまで追い込まれる労働者が生まれてしまう。

牛丼屋の深夜の1人勤務(ワンオペだっけ?)とかの問題も、ありましたよね。

「企業の利益」のために個人個人はどんどん不幸せになっていくのだとしたら、そんなの本末転倒ですよね。

何かが間違ってる。

 

そもそも「過労死」とか、普通に考えたらあり得ない話なんですけどね。

今現在、2017年でも、日本以外では、ほぼあり得ない話ですよ。

きっと数十年後の未来の人々は思うはずです。

「昔の日本には『過労死』なるものがあったんだってさ。昔の人間って狂ってたんだね~」

 

あのねぇ…。

狂ってますよ。

今の私たち。

もうそろそろ気づいてもいいんじゃない?

 

 

資本主義は限界なのか?人類は全く新しいイノベーションが必要な、歴史の岐路に立たされている。

ハラリ氏いわく。

資本主義は近代で最もうまくいった考え方で、宗教とさえいえます。
でも、そのために大規模な経済破たんや政治的な問題も起きています。
いま、たった一つの解決策は全く新しいイノベーションを起こすことだと思います。

 

もう、今のシステムでは先が無い、ということはみんな薄々、気づいてはいるんですけどねぇ…。

 

遅かれ早かれ、資本主義に代わる全く新しい概念が生まれることになるでしょう。

ただ、そういった時代の大転換期っていうのは、現在進行形で既得権益をむさぼっている連中にとっては、可能な限り先送りしたいイベントなわけです。

少なくとも、自分が勝ってるゲームを自ら降りるメリットはないんで。

今のルールで圧勝している勝ち組は、現状維持を望んでいるんです。

勝ち逃げしたいんですよ。

自分が生きてる間は資本主義の甘い蜜を享受し続けたいんです。

そういう人達が世界を回しているんだから、なかなか変えるのは難しい。

 

ハラリ氏は言います。

2014年の経済のパイは、1500年のものよりはるかに大きいが、その分配はあまりに不公平で、アフリカの農民やインドネシアの労働者が一日身を粉にして働いても、手にする食料は、500年前の祖先よりも少ない。
人類とグローバル経済は発展し続けるだろうが、さらに多くの人々が飢えと貧困にあえぎながら生きていくことになるかもしれない。

 

今の仕組みのままだと、最終的には独りの勝者と、残り全ての敗者を生み出すことになるゲームなんですがねぇ…。

明るい未来が全く見えない。

変えなきゃ。

このシステム、もう変えなきゃ。

 

それにしても、考えようによっちゃ、凄い時代に生まれ落ちたもんですよ。私たちは。

ちょ~~ど、時代の大転換期。

今まで正しいと思われてきた事が、全部ひっくり返るような、まさに革命が起きる前夜です。

 

たとえばさ、私が子供の頃なんかは、みんなが携帯電話を持つような時代なんて、もっと何十年も先だろうと思っていましたよ。

スマホも、ケータイも、パソコンもなかった。

調べ物は分厚い百科事典を何冊もめくって、自分で探し出すしかなかった。

ヤッホーな感じの知恵袋も、

オッケーゴーグル的な何かも存在していなかった。

 

駅で待ち合わせた時間に相手が来なかったら、それでもう連絡のとりようがなくて、出会えないという時代。

 

ポケベルもMDも、実際に利用する機会さえないまま、生まれては消えていった。

次から次へと、新しい技術が生み出され、生活が激変しまくった。

正直な話、全然追いつけない。

ワタクシ、まだガラケーの使い方マスターしてないんですけど。

 

オレがやっとの思いでスマホに乗り換える頃には、お前ら脳内にチップを埋め込むんだろ?

はえ~よ。

科学技術、はえ~よ。

 

孫の世代になったら、もう全身、ねずみ色になってんだろ?

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ほら。

また話が脱線してるじゃないですか。

 

とにかくだ。

おそらく今後数年、あるいは数十年の間に、めっちゃめちゃ大きな変革が起きますよ。

今までの価値観が通用しなくなるような、文字通り「世界が変わる」ような、とんでもない時代が来ます。

今よりも良くなるのか、悪くなるのかは分かりませんが、いずれにせよもうすぐです。

 

このタイミングでちょうど地球に生まれてよかったー!

って、きっと織田裕二も思っているはず。

 

私も変わりゆく激動の時代をしかと見届けたいと思います。

ガラケーの「iモード」経由で。 

 

 

オマケ。私の未来予想。

おそらく今年、

2017年は…

何かイイことがある!

(雑な占いレベルのフィニッシュで恐縮です)

 

言い訳。

約一週間ぶりのブログなので、恐ろしいくらい筆が進まず…。

正直、すまんかった。

ハラリ氏にも謝りたいわ。