ダチョウ倶楽部のリーダー、肥後さんいわく。
「冷めたおでんで火傷するのがプロだよ…」
これは…!
・・・・・・名言なんでしょうか。
ダチョウ倶楽部の芸「アツアツおでん」は、実は熱くない、とか言っちゃうと完全に営業妨害
昔、新入りのADさんが、グッツグツに煮えたぎった、本物のアツアツおでんを用意してたことがあって、ダチョウの肥後さんが「馬鹿野郎!本当に火傷しちゃうだろ!」つって。
そこで出たのが「冷めたおでんで火傷するのがプロだよ」っていう名言らしいです。(うろおぼえ)
そういえば関係ない話なんだけどさ。
昔、熱湯風呂でさ。
芸人がみんな「熱い熱い!」言いながら、熱湯風呂にチャレンジするんだけど、そこへ売り出し中の小島よしおが参戦してさ、
熱湯風呂の中で、例のあの
「そんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!」
やっちゃって。
「全然熱くない感」丸出しで。
オッパッピーな。
あとで「そんなの関係あるんだよ」って先輩芸人たちにメチャクチャ説教された、っていう話がありましたね。(うろおぼえ)
みんなでチームプレーで「熱湯」というテイで、演じてるんだから、熱がらないとダメなんだよ、ってガチで怒られて、小島よしおが尋常じゃなく凹んでる姿が目撃されたそうです。(うろおぼえ)
かつて近藤真彦は言った。「覚めたしぐさで熱く見ろ 涙残して笑いなよ」
ダチョウさん的に言うと「冷めたおでんで火傷しろ」。
これねぇ、我々ブロガーに当てはめて言うとですね、
「些細な日常のネタで炎上しろ」
ってことだと思うんですよね。
それでこそ、プロだろ?っていう。
・・・・・・
いや、炎上という言葉は良くないですね、バズる、と言った方が正解か。
なんかさ、いかにも炎上しそうなネタを駆使して炎上してる間は、まだまだ素人なワケですよね。
もっとこう、超絶どうでもいいことを書いてバズってこそ、本物。
ふとね、そんなことを思いましたよ、私は。
さっき思いました。
どうでもいいような、全然大したことない日常の出来事を、独特な視点で観察できるかどうか。オリジナルな角度から斬り込めるかどうか。
「THE・俺ジナル」な仕上がりに持って行けるかどうか。
何気ない日常の一コマを「作品」と呼べるレベルにまで昇華できるかどうか。
それこそが、腕の見せ所なんじゃないかと。
そういえば以前『ヨーコさんの“言葉” 』について書いたことがありました。
ちなみに「ヨーコさん」とは、『100万回生きたねこ』で有名な、絵本作家・佐野洋子さんのことです。
決して聖人君子の名言ではない『ヨーコさんの“言葉” 』は、滑稽で、どこかバカバカしく、堂々としているけれど、何かが間違えていそうで、だからこそ、何とも言えない、やさしさや、安心感がある…のかも知れません。
本当はね、そういうブログを書きたいんですよ、私は。
でも、やはり何かがまだ足りていないんでしょうなぁ。
それは人生経験なのかも知れないし、違うのかも知れない。
ただそれはきっと、人間の器の問題になってくるような…。
なんかね~、
旬の話題に言及しなくても、大きなニュースを取り上げなくても、それでもなお、読ませる何かがある、ってのが理想なんだろうな~とか思ったりして。
でもまぁ、そうは思うんだけどさ。
それと同時に、
理想は理想として、現実も見ていかないとイカンわけで。
ちゃんと、世の中の役に立つような情報を盛り込んでいきたいなぁと思うこともあります。
世の中の役に立つ情報…。
「ポンタポイントの簡単な貯め方」とかね。
このスケール感の小ささが「自由ネコ」の真骨頂。
結局ね、この混沌とした、つかみどころのない、フラフラと、根無し草のような、ああ言ったり、こう言ったり、どっちつかずの感じが、このブログのスタンスってことにしておきます。
これでいいのだ、的な。
最近ちょっと、難しいことをいろいろ考え過ぎていたような気もしますね。
なにかこう…「中身のあること」を書いていかなきゃならないような。
そんな気持ちになっていたような気がします。
結局、私は「冷めたおでん」で火傷できるほど、プロじゃないんですよね。
だったらもう、せめて小島よしおのように、
熱湯風呂の中で「そんなの関係ねぇ!」と、はしゃぎましょう。
ライオンキングのように
「心配ないさーーーーーー!!!!」
と歌いましょう。
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