【R-1ぐらんぷり】キートン3回戦敗退問題について考える

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ピン芸人No.1を決める大会『R-1ぐらんぷり』。

その3回戦で、当日のネタがめちゃめちゃウケていたキートンさんが、まさかの敗退。

キートンさん自身、全く納得してない様子で、R-1の審査基準などを批判していますね。

キートンさんの気持ち、分かるっちゃ分かるんだけどねぇ~…

 

「キートン 怒りのつぶやき」。その全文をここに引用す!

「キートン 怒りのつぶやき」。

「ランボー 怒りの脱出」みたいになってますけど。

 

さすがに我慢ならなかったのでしょう、140文字に収まりきらずに、手書きの抗議・声明文が…!

 

熱い!この熱さ、文字に起こさずにはいられません。

 

毎年のように落ちたらツイッターで文句を言っているが、

今年は本当に酷かったので、140文字におさまらないと

思い手書きにした。

 

結果的に3回戦落ちとなったが、私は意図的に落とされた

と思っている。

なぜなら3回戦の私は相当ウケたから。

こういう事を言うと色々と文句を言ってくる奴もいますが、

3回戦を見た芸人やお客さんからは、一番ウケていたと

言ってもらえたりもした。

さすがにそれは褒め過ぎとは思いつつ、謙遜して言っても

その日のベスト5には入る笑いを取っていたと思う。

しかし、準々決勝進出者24名の中にキートンの名前はなかった。

 

前にも言ったが色々な大人の事情で、そこそこウケた知名度のある

コンビの片割れを残すのは、百歩譲って良しとしよう。

が、圧倒的にウケている知名度のない芸人を落とすのは

絶対にやってはダメ。しかも3回戦くらいで。

 

これも前に言ったが、「R-1詐欺」だよね。

二千円の参加費を取って、出来レースまがいのやり方。

R-1側はエントリー前に

「キートンさんはどんなにウケても、3回戦で落ちますよ」

って言わなきゃダメだよね。

 

はっきり言って、この日の私は、謙遜してもベスト5に入る出来。

もしこれを審査員が本気で合格にあたいしないと思った

なら、審査員のセンスを疑ってしまう。

おもしろくねー奴が審査していると思ってしまう。

 

人間だからネタの好き嫌いはあって当然。

でも審査員は客観的に見る事も絶対に必要。

こんな審査をお客さんはちゃんと見ているわけで、

テレビで決勝に出ている芸人を見て

「この人がいて、あの人がいないのは何で?」となる。

こんな事をやっているから、R-1はM-1より下にみられる。

頑張って決勝に行った芸人にも失礼だと思う。

 

本気でおもしろいピン芸を決める気がないのなら

 

おもしろくねー奴が、おもしれーと思ってる芸人集めて

仲良くコンテストごっこしてれば?

 

最後に準々決勝に残っている芸人さんへ。

私のようにこんな事に負けずに、優勝めざして頑張って下さい!

 

キートン

 

 

「R-1ぐらんぷり」の存在意義って何なんだ?何を決める大会なの?

どうもね~、「R-1ぐらんぷり」そのものの方向性というか、スタンス自体が、ブレブレな気がすんのよね~、個人的には。

 

一番面白いピン芸人を決める?

それだけ?

いやいや、そんなキレイゴトで片づけていいのだろうか。

 

私はてっきり、勘違いして

「いつまでたってもパッとしない中堅芸人を救済するためのセーフティーネット的企画なのかな?」

って思ってた時期があったんですけど、どうなんですかね?

一時期、そういう傾向、ありませんでしたか?

 

過去の優勝者、確認してみましょうか。

参加者が3000人を超え、現在とほぼ同じ規模になった第7回大会以降を見てみましょう。

(ちなみに第1回大会の参加芸人は351名で、規模は現在の約10分の1)

 

第7回大会以降の歴代の優勝者。

  • 中山功太
  • あべこうじ
  • 佐久間一行
  • COWCOW 多田
  • 三浦マイルド
  • やまもとまさみ
  • じゅんいちダビッドソン
  • ハリウッドザコシショウ
  • アキラ100%
  • 濱田祐太郎

 

どうですか、このラインナップ!

そうそうたるメンバー!!

・・・でもない。

 

M-1の笑い飯なんかもそんな雰囲気あったけど

「長い間ご苦労さん、はい、トロフィーあげる」

みたいな意味合い、若干含んでませんか?

なんというか「功労賞」的な。

 

純粋に「面白いかどうか」を決めるというよりは、

「あいつら、あんなに頑張ってるんだから、ご褒美、あげてもいいんじゃないか?」

っていう、なんというか、義理人情というか、浪花節的と言うか、THE・日本の心と言うか、そこはかとなく、ウエッティーな何かを感じざるを得ないのですが、考えすぎでしょうか。

 

三浦マイルド?

やまもとまさみ?

誰やねん!って思った人、結構いるんじゃないかと思います。

 

彼らは今、どこで何やってんの?

 

まさか、R-1で優勝した年だけ、例外的にメッチャ面白くて、それ以降は、元のパッとしない芸人に逆戻りしたってことなのか?

 

これねぇ~~…難しい問題ですよね。

「テレビ的かどうか?」

ってのが、実はけっこう重要でさ。

 

もし仮に、どんなに面白い芸を持っていても、フリートークがダメだったら、今のバラエティ番組には出られないって部分、かなりあると思うんですよね。

 

例えば、アキラ100%とかもさ、しゃべると全然、面白くないわけですよ。

確か本人も

「しゃべりがダメだから全裸になった」

みたいなこと言ってましたけど。

 

根が真面目で、常識人で、舞台を降りるとちゃんとした普通の人、みたいな芸人さんにフリートークさせても、笑いの神が舞い降りてこない、って感じあるじゃないですか。

 

だったらもう、クロちゃんとか、とろサーモン久保田みたいに、「芸」がどうこうって話じゃなくて、カメラがまわってないところでも、ナチュラルに、自然体でクズ、っていう人間の方が、全然おもしろいわけですよ。

狩野英孝とかさ。

笑わせてるのか、笑われてるのか。

そういう人材の方が、全然「テレビ的」なワケですよね。

 

 

R-1ぐらんぷりは、「純粋に面白いピン芸人」を選ぶと、テレビ的じゃない芸人を選ぶことになる可能性が高いのか?あるいは…

本当はさ、芸も面白い、フリートークも面白い、っていうスゴイ逸材を発掘できればいいんだけどね。

バカリズムとかさ。

 

ちなみにバカリズムは、2006年から5年連続で「R-1ぐらんぷり」に出場し、4度の決勝進出。

それでも優勝はできず。

 

このへんも、審査員のセンスの無さか、あるいは、何らかの政治的な圧力の存在か…。

いろいろと香ばしいものを感じますが…。

 

まぁね、せっかくの「バカリズム」という逸材さえも生かせなかったR-1ぐらんぷりには、致命的にセンスの無さを感じますが、それはひとまず置いといて。

 

R-1の審査員(構成作家など?)の抱えているジレンマってのも、なんとなく分かるわけですよ。

「番組発のスターを輩出したい」という気持ちは当然あるでしょう。

「R-1出身(優勝)で、その後、大ブレイクした芸人」を世に出したい、という気持ちはあるでしょう。

 

しかしその反面、

「放っておいても勝手に伸びる素材は、準優勝止まりでもええじゃないか?」

という考え方も、おそらくあるんじゃないかと思います。

これはM-1もそうですね。

「優勝」という肩書きに頼らずとも、実力で全然やれちゃう芸人には、わざわざトロフィーを与える必要がないのでは?という考え方。

もっと言うと「優勝という肩書き」は、それを必要としている芸人に、あげた方が良いのでは?という考え方。

もう、考え方が不純と言えばゴリゴリに不純なんですけど。

 

一時期、ありましたよね。

M-1の優勝者よりも準優勝者の方がブレイクする、みたいな流れ。

南海キャンディーズとか。

オードリーとか。

本当に実力があれば「優勝」という肩書きが無くても、準優勝でも成功できちゃう。

だから、それゆえ、

イマイチ、壁を破り切れない芸人には、「大きな大会で優勝」という補助的なエナジーを与えて、ブレイクしやすい方向へ誘導する、みたいな。

 

何を書いてるのか、自分でも分からなくなってきましたが、とにかくね、「R-1ぐらんぷり」の審査の場では、いろんな思惑が絡み合っていて、方向性がいまだに定まっていない、ってのが正解なんじゃないかと思いますね。

実際、今までのところ、過去の大会の優勝者の名前と、その後の活躍ぶりを見る限り、R-1ぐらんぷりが、上手くいっているとは言いにくいですから。

 

ってかね、脱線しまくりましたが、そろそろキートンさんの話に戻しましょう。

 

 

キートンさんはもう、R-1ぐらんぷり、卒業してもいいんじゃないでしょうか?

実際問題、すでにキートンさんの知名度、かなりあるじゃないですか。

ヘタすると、歴代のR-1優勝者の誰かよりも、キートンさんの方がテレビに露出してるし。

全然、売れてますよ。

じゃあ、もういいじゃん。

賞レースなんて参加しなくても。

営業、頑張っていきましょう。

 

キートンさんにはもう「R-1ぐらんぷり優勝」という肩書きなんて不要。

 

そもそも、キートンさんのネタは、どんなに面白かったとしても「テレビ向きじゃない」って言われてますからね、そりゃ「R-1」の審査員も困りますよね。

決勝まで残られても困る。

 

例えばさ、超~極端な話。

決勝のネタがオンエアでカットとか、あり得ないでしょ。

キートンさんが出てきて、ずーっとモザイクかけられてて、セリフも全部、ピー音でかき消されて。

それで、会場はドッカンドッカン、ウケてて。

「優勝はキートンさんです!」っておかしいでしょ。

ないから。そんな展開。

 

そう考えると、審査員の方々が「はやい段階でキートンは落としておこう」って考えるのもうなづけますよね。

確実にテレビ的でなかったのであれば。

キートンさんのネタが、会場でめっちゃウケてたならば、勢いがあったならば、なおさらですよ。

なおさら、早期発見早期撲滅ですよ。

 

でね、

私がさ、キートンさんの意見にものすごく同感と言うか、そりゃそうだよな、って思う部分が一カ所あってさ。

キートンさんのこの発言ね。

「R-1詐欺」だよね。

二千円の参加費を取って、出来レースまがいのやり方。

R-1側はエントリー前に

「キートンさんはどんなにウケても、3回戦で落ちますよ」

って言わなきゃダメだよね。

 

キートンさん、自分で言っちゃう。

 

キートンさん、毎回参加費の2000円払って、そして確実に落とされる件。

テレビ向きじゃないネタをやったら100%落ちるって最初から分かってたら、そもそも2000円払ってないと思うんだよね。

 

だからさ、R-1の運営側は、ちゃんと事前に、キートンさんに、言っとかなきゃダメよ。

「キートンさんはどんなにウケても、3回戦で落ちますよ」

って。

そうすりゃ、キートンさんも2000円をドブに捨てるようなことは無くなります。

これで問題解決じゃないですか。

(そうでもないか)

 

キートンさん、R-1はもういいじゃないですか。卒業しちゃいましょう。

そして、テレビ向きじゃないネタで、ライブ会場をドッカンドッカン盛り上げていきましょう!

 

 

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