メイウェザーが那須川天心戦で本当にやりたかったこと

広告

2018年の大晦日『RIZIN.14』で実現した夢のカード、メイウェザーVS那須川天心。

体重差があるし、そもそもボクサー対キックボクサーですから、競技種目が違うんでね、言ってみれば異種格闘技戦なんですよね。

実現するはずがない対戦だったわけですが…。

 

試合前は、那須川にもワンチャンあるんじゃねぇか?と思ったが、まるっきりノーチャンスだった。体格違い過ぎ。

いや~、ヤバい試合でしたね、別の意味で。

普通に危ない感じでした。

シンプルに危険。

 

那須川の吹っ飛び方が尋常じゃなかった。

パンチの効き方がハンパなかった。

 

大抵の格闘技は、体重別に階級が分かれていますよね。

レスリングしかり、ボクシングしかり、柔道しかり。

これ、なんでか?っていうと、重い人と軽い人が戦うと、よほどのことが無い限り、重い方が勝っちゃうからなんだよね。

 

スゲー強くて軽い選手が、そんなに強くない重い選手にサクッと負けちゃうんよね。

実力差を体重差が凌駕してしまう。

 

リオ・オリンピック柔道73キロ級の金メダリストで、メッチャクチャ強い大野翔平っていう、スゲー選手がいるんだけどさ、とにかくもう、世界に敵なしっていうくらい強いワケよ。同じ階級の中ではね。

んで、その大野選手が、体重関係なしで戦う「全日本選手権」に出場すると、自分よりも重い、ほぼ無名の選手に負けちゃうんだよね。1回戦で敗退とか。

 

自分の階級では圧倒的に強い金メダリストでも、無差別級の試合では、ほぼ無名の重い選手に、当たり前のように負けちゃう。

上の階級の選手に勝つって、とんでもない偉業なんよね。

ほぼ、無理。

 

ちなみに。

昔、古賀稔彦っていう伝説的に強い柔道家がいてさ、体重無差別の全日本柔道選手権大会に出場したことがあったのよ。

古賀選手はせいぜい75キロくらいなんだけど、自分よりも何十キロも重い選手を次々と破って、決勝まで行ったんだよねぇ…。

そして決勝はあの小川直也。

www.youtube.com

1990年『全日本柔道選手権大会』古賀稔彦vs小川直也


1990年、当時22歳の古賀稔彦は体重無差別の全日本柔道選手権大会に出場。

100キロ超の重量級選手が多く出場する大会に、75kg前後という軽量にもかかわらず挑戦し、マスコミからも大きな注目を浴びた。

「無謀だ」、「ケガをしたらどうする」という声も多かったが、古賀にとって柔道人生のなかで一度挑戦してみたい舞台だったという。
中学・高校時代は団体戦で自分より大きな選手を相手にするのは得意であり、逆に闘志が湧いたとも語っている。

試合には二回戦から出場し、その二回戦で体重135Kg、三回戦では体重120Kg、準々決勝では体重155Kg、準決勝では体重108Kgの重量級選手を相手に、すべて判定の優勢勝ちでまさかの決勝進出。

決勝で当時最重量級(95kg超)の世界チャンピオンで前年覇者である小川直也(当時の体重130Kg)と対戦した。

【柔道】階級差を超えた伝説の戦い。古賀稔彦vs小川直也、吉田秀彦vs小川直也 - Middle Edge(ミドルエッジ)

 

まぁとにかく、なんで大抵の格闘技が、かなりシビアに階級を分けているのかというと、ほとんどのケースで、体重差がそのまま、勝敗に直結してしまうからなんだよね。

 

そんでもって、メイウェザーと那須川天心の場合、ちょっとヤバいかなっていうくらい、体格に差があったね。

 

あと、ルールはボクシングルールで、もしも那須川がキックをしたら罰金5億円とか、がんじがらめだもんね。

完全にメイウェザー有利。

 

あ、そうそう、忘れてた。

聞くところによると、キックボクサーのボクシング技術なんて、純粋なボクサーにとっては、屁みたいなもんらしいね。

ボクシングは、パンチによる攻撃に特化して、徹底的に進化した格闘技だから、キックの選手とは技術レベルが違うんだってさ。オフェンスもディフェンスも。

 

昔、K-1のリングにも、ヘビー級の元ボクサーが参戦したことがあったけど、相手の選手は皆、めちゃくちゃパンチを警戒してたもんね。

1発でも食らったら終わり、みたいな緊張感があった。

しかも、キックボクサーが、ボクサーにパンチを当てることはほぼ不可能、みたいな空気だった。

まぁ逆に、ボクサーはローキックとかを避ける技術が無いから、蹴られちゃうんだけど。

 

かなり脱線した。話を戻そう。

 

 

メイウェザーが本当にやりたかったのは、こういう試合だったんでしょうなぁ。

ゴリゴリのエンターテインメント。

若かりし頃?のメイウェザー。

本当は、こんな感じでやりたかったんだと思うよ。

www.youtube.com

 

猪木とモハメッド・アリの時も、そうだったらしいね。

アリはエンターテインメントなショーをするつもりだった。

アリは、台本通り、打ち合わせ通り、エンタメに徹するつもりだった。

 

ところが猪木陣営は「ガチ感」を出そうとした。

真剣勝負のテイで試合をやろうとした。

それでメチャクチャもめた。

結果、あのグダグダ感。

 

今回のメイウェザー那須川戦も、似たような流れだよね、おそらく。

試合前に、いろいろともめたようだけどさ。

 

アメリカって、完全なガチか、完全なエンタメか、格闘技団体も分かり易く分かれてるんだってさ。

WWEはエンタメ系、UFCはガチ系、みたいな。

そして、メイウェザーは日本で、エンタメ感たっぷりなエキシビションマッチをやるつもりだった。

 

まぁねぇ、高田本部長が、ふんどし姿でデカい太鼓叩いてる映像とか見ちゃうと、「あぁ、エンタメ系の団体なわけね」ってアメリカ人が勘違いしても致し方ないかもなぁ…。

 

 

『RIZIN』は今後も、こういう茶番的マッチメイクをやっていくつもりなのか、それともガチ系でいくのか?

ライジンが今後、どういう方向性で運営していこうと思っているのか、気になりますね。

ちょっと心配です。

 

個人的には、ガチ系で行ってもらいたいんすけどね~。

 

K1だったかプライドだったか忘れたけど、

あの!朝青龍の!兄!

が、参戦!

みたいなの、ホントマジでやめてほしいわ。

 

あの!マイク・タイソンの!友達の!いとこ!

が、参戦!

みたいなのとか、ありえそうで怖いわ。

 

ネームバリューにばかり気を取られて、実力はその次、みたいな人選、ホントやめて。

 

今回のメイウェザーとかも、まさに知名度先行の強引なマッチメイクだし。

 

こういうこと繰り返すと、最終的には、団体自体がダメになるような気がするね。

 

ホント、それが心配よ。