最近、東京に行く際は「女の子が泊まりたくなるお洒落なゲストハウス」をよく利用しています。(相方の意向)
安い部屋だと2千円台からですし、宿泊客の大半は外国人なので、非日常が味わえます。
お金がない、色んな人と出会いたい、そんな若者にはオススメです。
まずは簡単な基礎知識から。そもそもゲストハウスって何?
超~簡単に言うと、シンプルな素泊まりの宿です。(簡易宿泊施設)
相部屋(ドミトリー)が多いですが、個室を用意しているところもあり、形態は宿によって様々です。
多くの場合、トイレ、シャワー、キッチン、冷蔵庫などは共同。
みんながくつろげる大きめのフロアにはテレビなどがあります。
安い!
とにかく安いです。カネがないならゲストハウスに泊まりましょう。
1泊3千円以下で泊まれるような宿が探せばゴロゴロ見つかります。
国際交流!
東京都内のゲストハウスであれば、宿泊者の半数以上は外国人観光客のようです。
巨大なリュックを背負っている者(バックパッカー)同士なら、すぐに打ち解けられると思います。
海外留学の前に、あるいは世界放浪の前に、自分のコミュニケーションスキルを試してみてはいかがでしょうか。
日本人宿泊者もフレンドリー
マンガ喫茶や、カプセルホテルではなく、あえてゲストハウスに泊まっている日本人ですから、当然、社交性がある人が多いです。
「あわよくば運命的な出会いがあればいいなぁ~」なんつって思っている若者も少なくない…のかも知れません。
お洒落な女子にもウケそう
女性専用の相部屋を用意しているゲストハウスも結構あるみたいなので、女の子だからといって泊まりにくい、という感じではありません。
むしろ、手作りの内装に凝っていて、オシャレな雑貨屋さんみたいなテイストのゲストハウスは「男子禁制=女子向け」という感じさえします。
それでは、早速、我々取材班が実際に泊まったゲストハウスから紹介していきます。
東京ゲストハウス レトロメトロバックパッカーズ
http://retrometrobackpackers.com/
はい、これはもう、いきなり、ほっこり女子御用達レベル。
ホームページがいきなりおしゃれ。シャレオツ。
1泊2600円から。(女性専用ドミトリーは1泊3000円から)
レトロメトロができるまで。
東京のゲストハウス レトロメトロバックパッカーズは、西浅草の一軒家を改装して2012年3月7日にオープンした小さなお宿です。
旅好きなオーナーの小さな夢、『おうちごと旅したい』そんな想いから始まりました。
旅に日常を。日常に旅を。暮らすように、旅しませんか。
もともと旅行は好きでしたが、どこに行ったかよりも、「誰に出会ったか、誰と過ごしたか」ということが自分にとって大事だったことに気が付き、それならいっそ、おうちごとそんな場所にできたら!という想いでゲストハウス開業に至りました。
レトロメトロってどんな宿?
東京のゲストハウスの中でもレトロメトロは2階建ての小さな建物を利用している最も小さなゲストハウスのひとつです。
ひとりでゆっくりするもよし。
誰かとの会話を楽しむのもよし。パーティーや飲み会は少ないですが、そのかわりに東京にいながらものんびり、リラックスできる時間をお過ごしください。
我々取材班がお世話になったその日、宿を切り盛りしていた女性は、もともとレトロメトロバックパッカーズのお客さんだったと言っていました。
常連として何度も宿を利用しているうちに、声を掛けられ、働くようになったと語っていました。(うろおぼえ)
ゲストハウスでは「タダで泊まらせてあげるから、スタッフとして働いてくれませんか」というような話もよくあるみたいですね。
ホームページなどでスタッフを募集してる場合が結構あります。
鎌倉ゲストハウス
東京ではなく神奈川県なんですが、ちょっと個性的でオススメなので、ピックアップさせていただきました。
http://www.kamakura-guesthouse.com/
男女別のドミトリー(相部屋)で、一泊3,000円です。
宿泊の際、一通りの宿の説明を受けますが、その時にまず、自分のニックネームを決めます。
他の宿泊者やスタッフと、フレンドリーに会話が出来るようにするためです。
「私の事は〇〇って呼んでください」と最初に自己申告するわけです。
ユニークですね。
もちろん、他の宿泊者の名前を全部覚えることは出来ませんが、囲炉裏のある部屋には黒板があって、そこに各自のニックネームが書かれています。
黒板をチラ見してニックネームを間違えないように確認しながら、他の宿泊者に話しかけます(笑)
鎌倉ゲストハウスはとても小さなお宿
神奈川県は湘南・鎌倉。
大仏さまのずっと奥、あかり灯る小さなお宿。大きな囲炉裏と、家を守る大きな柱が10本。
宮大工さんが家族のためにと造られた
釘を使わない あたたかな木のおうち。畳のにおい。
陽だまり縁側。
オレンジ灯り。
職人手作り藍色布団。
地下につながる隠れ家BAR。ここでしか流れない時間。
どうぞ旅の宿・鎌倉ゲストハウスへ
ゆうるりと いらしてくださいな。
各サイトより、高評価に与えられる賞をいただきました!
世界最大の口コミサイト・トリップアドバイザーより、Certificate of Excellence (高評価の認証) を授与されました!
旅の予約サイト・Booking. comより口コミ評価の高いクチコミアワードを受賞!
そして、【神奈川県の人気のあるホテル30軒】にも選ばれ、高級ホテルや旅館ばかりの中、15位にランクインしました!これも数ある宿の中から鎌倉ゲストハウスを選んで頂けけたからと心より感謝致します。
これを励みに、スタッフ一同 旅人がくつろげる宿作りに努力していきたいと思います。
先ほどのレトロメトロのオーナーの話にもありましたが、旅というのは「どこへ行ったか」よりも「誰に出会ったか、誰と過ごしたか」が、とても重要です。
我々取材班が鎌倉ゲストハウスへ宿泊したその日は、宿泊者が皆、日本人でした。
男女合わせて10人ほどが、お金を出し合い、一緒に料理をし、食卓を囲むという、超~アットホームな夜を過ごしました。
その夜、場を仕切っていた料理好きの男性がいなければ、我々が鎌倉ゲストハウスに抱く印象は全く別物になっていたと思います。
宿の印象は、その日その時の宿泊者の印象に大きく左右されます。
もちろん宿泊者の中には、輪に加わらない1人旅の初老の男性もいましたし、少し離れた場所で仲間だけで盛り上がっているギャル達もいました。
旅の楽しみ方は人それぞれ、千差万別、正解も不正解もないんですよね。
ちなみに私は、旅行自体、それほど好きではありません。
つねに、相方の「大福」に連れ回されている状況です。
(身も蓋もないカミングアウト)
行燈旅館(あんどんりょかん)
行燈旅館(あんどんりょかん)も、外国人の宿泊者が大半を占めています。
我々取材班は、2人部屋に泊まりましたので、周囲に気を使う必要が無くのんびりできました。
(ちなみに、日本人宿泊客は1人も見かけませんでした)
「デザイナーズ旅館」の名の通り、スタイリッシュでカッコいいです。
宿泊プランがいろいろあるようなので、料金などはHPで確認してみてください。
客室は、かなり狭かったです。
特筆すべきは、5階にある貸し切りで利用できるジャグジーのお風呂です。
予約しておけば40分間、貸し切りでリッチな気分を味わえます。
お風呂のご案内|東京初のデザイナーズホテル|上野・浅草の銭湯なら行燈旅館
行燈旅館へようこそ
始まりは、私が仕事・旅を通して、「どうしたら海外の方に日本の良さをアピールできるだろうか」でした。
創業当時も現在も、日本全国で旅館の数がどんどん減少してきています。
海外からの旅行者に日本の生活様式を体験していただくと共に「おもてなし」を感じていただき、旅館に宿泊していただく事が、日本・日本人を理解していただく一番の近道だと思いました。
そして、「東京で旅館を建てたい」と願い、東京初のデザイナー旅館として2003年6月12日に創業いたしました。
場所は東京下町情緒が残る都電荒川線三ノ輪橋駅、または日比谷線の三ノ輪駅より歩いて5分、上野、浅草に近く、JR南千住駅へは歩いて15分程の徒歩圏内です。
東京スカイツリーへも直線で2.4kmの地点にあり屋上テラスよりご覧になれます。 世界中のお客様そして日本のお客様が行燈の中でお寛ぎになり、旅の話で交流する場となることを願います。
Nui.(ヌイ)HOSTEL & BAR LOUNGE
とりあえず、カッコイイです。カッコよすぎ。
ここに泊まったら、自分までイケメンになった気がするから不思議です。
フロントで渡される「宿泊のご案内」は全部、英語で書かれています。
1泊2800円から。
http://backpackersjapan.co.jp/nui/
=Our Vision=
あらゆる国境線を超えて、人々が集える場所を。
Nui.(ヌイ)HOSTEL & BAR LOUNGEのコンセプトは“あらゆる境界線を越えて人々が集える場所を”。
1Fのカフェ&バーラウンジは宿泊者や近所の方で賑わい、コーヒーやお酒、そしてラウンジでの会話を楽しみに毎日沢山の方がいらっしゃいます。
2Fから上の「ホステル」は、ゲストハウス同様、低価格帯の宿泊施設です。
気軽な東京滞在を目的に、バックパッカーだけでなく、日本中、世界中から様々な方が利用されております。
まずは6階で、免疫を付けろ
勝手な憶測ですが、イケイケの人は1階のバー&ラウンジでたむろして、
ちょっと人見知りの人は6階のフロアに集まっているような気がしました。
(完全に勝手な憶測)
6階には共同のキッチンや冷蔵庫があります。
備え付けのノートパソコンも2台ありましたが、英語仕様なので使えず。
http://backpackersjapan.co.jp/nui/hostel.html
6階だと、じっくり話ができるので1人旅の宿泊者と仲良くなれそうですね。
6階で1人旅の男の子同士が
「僕は○○県から来ました」「僕は××県からです~」
と、めっちゃ離れた位置の椅子に座りながら会話していました。
どのタイミングで距離を詰めるか、測っていたようです。
すぐに相手の隣の椅子に移動していいのか、お互いに気を使っていたんですね。
キッチンでは、中学生レベルの英語で、必死に韓国人女性を口説いている?男子もいました。
ほほえましい限りです。
かくいう私は、石原裕次郎ばりに渋い表情で、窓の外の隅田川を眺めておりました。
我々取材班が宿泊した部屋からは、隅田川に浮かぶ屋形船が見えました。
いよいよワタクシ「自由ネコの中の人」がポンコツデジカメで撮影した画像のお披露目です。
怖いくらいにピントがぼけています。
室内の殺風景な感じは、むしろ好感度大。
このくらい、何もない方が個人的にはホッとします。
ベッドと、古いミシン?の足に板を付けただけの机、そして小さな電気スタンドだけ。
薄暗い部屋の片隅にデニムの端切れでパッチワークされた丸椅子が2脚とクズカゴ。
あえてレトロっぽく塗装されたドアにハンガーが2本。これだけ。
窓の外には隅田川が広がり、そこに浮かぶ屋形船が妖しくネオンを光らせています。
無機質な高層ビルと昔ながらの屋形船、
穏やかに揺れる水面(みなも)に映る、ショッキングピンクのネオン。
私はそこに、なにか人生の縮図のようなものを感じて、石原裕次郎ばりにブランデーグラスを傾けたい衝動に駆られました。
「人は何故、生きるのか?人類は一体どこへ向かおうとしているのか?」
そんな事を思わずにはいられませんでした。(ウソです)
結局、ワタクシ的には、
隅田川を眺めながら、独りで食ったカップラーメン「マルちゃん麺づくり(みそ味)」が、この旅で一番ウマかったような気がしてしまいました。
(相方の大福は、東京在住の知人と会食中)
つくづく旅行に向いていないんだなぁと実感した今回の取材旅行でした。
東京ぶらり旅シリーズは、幸か不幸か、まだまだ続きます。