昨日の新聞の朝刊に載ってた「人生相談」が、いわゆる「釣り」としか思えなくて。
「これ、本当の話なのかね?『つくり』じゃないのか?」
と、ツッコみたくなってしまいました。
昨日また、実家に顔出してきたんです。それで新聞の朝刊を読んだんですが…
私にとって、実家へ行った時のささやかな楽しみの一つが「新聞」です。
ネットのニュースではなく、紙の新聞をペラペラとめくるのは、新鮮な感じがしますね。
とりあえず、一通り目を通すんですが、なかでも「人生相談」の欄を読む時は、少しワクワクしてしまいます。
何かひとつの「エンターテイメント」のような感じがして、面白いんですよね。
相談者にとっては大問題なんでしょうが、何の利害関係もない単なる傍観者として相談内容を読むと、ちょっと滑稽だな、笑っちゃうな、と感じてしまうケースがけっこうあって。
悲劇と喜劇は、紙一重と言うか。
あるいは視点が違うだけで、実は同じものなのかもしれませんね。
昨日の相談内容が、どこまで本当なのか、ネタなのか、疑わしいっちゃ疑わしい。
相談内容は、こんな感じでした。
当方は、一字一句、間違うことなく本文を書き写すほどの忍耐も根性も持ち合わせておりません。
したがいまして、私が勝手に自分の「脳内フィルター」を通過させた「相談内容の意訳?」を掲載します。(大胆な演出に定評あり)
では、張り切ってどうぞ!
THE・人生相談
はじめまして。
40代の会社員、
金塚井 クレイジー乃介(かねづかい くれいじーのすけ)と申します。
今年、高校を卒業した息子、
金塚井 イリュージョン乃介(かねづかい いりゅーじょんのすけ)についての相談です。
(以下、息子=イリュージョン)
息子、イリュージョンは
突如「オレ、バクマン。みたいになる!」と言い出し、現在は漫画家を目指しております。
イリュージョンは一応、漫画関係の会社でアルバイト見習いの補佐をお手伝いしていますが、毎月の手当は何故か月額1万円ほどです。
(3ヵ月働きましたので、3万円、ゲットしたようです)
当初、イリュージョンの話では月々7万円もらえるとのことでしたが、どういうことなのかよく分かりません。謎です。
イリュージョンには、
「仕事上、PCが必要なんだ、20万円のPCが、どうしても必要なんだ!」
と、懇願され、20万円のPCを買い与えました。
あっ!
スイマセン、専門用語を使ってしまいましたね。申し訳ありません。
PC、というのは、パーソナルコンピューター、通称パソコン、の事です(^_-)-☆
詳しいことはよく分かりませんが、イリュージョンが言うには、親元を離れ、1人暮らしをしなければ、「バクマン。」的な感じになれないというので、
とりあえずひとり暮らしを始めるための軍資金として40万円、渡しました。
(先日「もう39万円使っちゃったよ!テヘ!」という連絡あり。)
すっかり忘れておりましたが、今になって思い起こすと、イリュージョンは、数々のイリュージョンを実現させて、今日に至っています。
イリュージョンは以前「オレ!バンドマンになる!」と言い出した事があったのですが、
その時には私は「フェンダー・ストラトキャスター」なるギターを買い与えました。
その後、イリュージョンは「ジッポ―オイルとマッチも必要なんだ!」と懇願するので併せて買い与えました。
で、結局どうなったか?
イリュージョンはいまだにギターで1曲も弾いていないようです。
私には、ギターが今、どこでどういう状態なのかさえ分かりません。
また、イリュージョンは、こんなミラクルも達成しています。
大学の願書は8校に出したのですが、最初の1校目が不合格だと分かるや否や、残る7校は受けることさえ放棄してしまいました。
超~ウケる~。
いや、超~ウケない。
超~~大学、受けない。
何してくれてんだ?って話です。
予備校の30万円コースに行くと言い出した時も、最初の5時間を受講したあと、
「辞めるなら、今でしょ!」
という謎の名言を残して、予備校からトンズラこいてしまいました。
なんというイリュージョン!
私は思いました。
「お前は、カッパーフィールドか!」
ってね。
あっ!
スイマセン、また専門用語を使ってしまいました。
カッパーフィールドというのは、
「河童の生息地」
という意味ではなく、
手品師のデビッド・カッパーフィールドの事を指します。
あっ!
スイマセン、またしてもうっかりミス。
「デビッド・カッパーフィールド」ではなく
「デヴィッド・カッパーフィールド」の誤りでした。
デビ、ではなく、デヴィ、のほうが洒落てますよね(^_-)-☆
話がずいぶん、逸れてしまいましたが、
私はこの先、イリュージョンへの金銭的な援助を続けるべきでしょうか?
・・・・・・というような相談内容です。
どうでしょうか。
細かい描写や演出は、手を加えさせてもらいましたが、援助した事柄や、金額については、原文そのままです。
こんな人生相談、あるんでしょうか。
さて。人生相談には、有識者による回答があるわけで。こちらもどうぞ。
当方は、一字一句、間違うことなく本文を書き写すほどの忍耐も根性も持ち合わせておりません。
したがいまして、私が勝手に自分の「脳内フィルター」を通過させた「回答の意訳?」を掲載します。(大胆な演出に定評あり)
では、張り切ってどうぞ!
40代の会社員、
金塚井 クレイジー乃介(かねづかい くれいじーのすけ)さんへの回答。
金塚井さん、あんたね。
わたしゃ、あんたの息子よりも、あんた自身の方がよっぽど心配ですよ。
あんたの金銭感覚と教育方針の方が、よっぽどヤバいでしょ。
そもそも、毎月のバイト代が1万円って、おかしいでしょ。
しかも仮に、契約通り月々7万円のバイト代が支払われていたとしても、息子さんは生計たてられませんよ。
7万円でどうやって家賃や食費を捻出するんですか。
あんた、完全に舐められてるんですよ。
あんたはクレイジーすぎてどうしようもないから、親戚一同に集まってもらって、親族会議で、今後の事は話し合ってください。
ほんと、しょ~もねぇな。
・・・・・・
というような的を得た答え。
やはりこれは、エンターテイメントとみなして良いでしょう。
相談者が見事に「返り討ち」に遭うケースがけっこう多いので笑えます
人生相談に、はがきを送ってくる人々の多くは、
「自分は正しい。相手が間違ってる」 という自分の中の正義を振りかざして、ドヤ顔で意見を求めてきています。
例えば、妻が夫をディスっていたり。
「私の事を思いやってくれない夫が超ムカつきます」
みたいな相談を寄せてくるわけです。
で、有識者の回答が、
「奥さん、あんたの方がよっぽど旦那を思いやってないよ。あんたが反省するべきでしょ」
という「返り討ち」の結末が多々あります。
相談者がモンスタークレイマー状態。
第三者から見ると明らかに間違ってる人間が、ドヤ顔で「自分は正しい!」って吠えてる、というケース。
・・・・・・
これはねぇ~、いろいろと考えさせられますね。
反面教師ですよ。
ここは謙虚に、学んでおきましょう。
あんまりね、偉そうに誰かをディスるもんじゃありませんね。
なんか、変なしめ方ですけどね、今日はこんな感じで終わります。
ご清聴ありがとうございました。