夢の中の話なので、ハッキリとは覚えていないんだけど、あれは確実に、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志、通称・松ちゃん、だったと思うんだよなぁ~…。
夢に出てきたのよ。ダウンタウンの松本人志、通称・松ちゃんが。
あれはねぇ~。
なんだろうな。
最終的には、ツリーハウスみたいなものになるんでしょうね。
男性が数人で、ツリーハウス的な、小屋的なミニログハウス的な何かを作ってるんですよね。
何故か学校のグラウンド?みたいなところで。
多分あれは、屋根の部分になるのかな~。
私はちょっと建築物に関しては疎いんで、あんまり詳しいことは言えないんですけど、おそらく屋根の部分の骨組み?を組んでたんだと思うんですよね。
どうでもいいっちゃどうでもいい話なんですけど。
そこへね。
松ちゃんと私が、偶然、通りかかるわけです。
あっ。何か作ってるわ~。
まぁ当然、食いつきますよね。
メンズは、みんな、ツリーハウス的なの大好きじゃないですか。
アニメ「トム・ソーヤーの冒険」とか観て、
「ハック」になりてぇなぁ~って、みんな思ったはずなんですよ。
トムの大親友、ハックルベリー・フィン、通称「ハック」は、浮浪児で、自分で建てたツリーハウスにひとりで住んでるんですよね。
漢(おとこ)なら、一生に一度は、ツリーハウスを作ってみたい、そう思ってる人、多いと思うんですよ。
当然、松ちゃんも私も、加わりますよ。
ツリーハウス作りに。
それで
「じゃ、そっち持ち上げてください~」
とか、言われながら、骨組み的な細い丸太をね、組んでいくわけ。
松ちゃんは向こう側、私はこっち側を担当して。
でもね、ちょっと気になるというか、何とかしたいことがありまして。
ほら、急にツリーハウス作りに遭遇したから、松ちゃんと私は、全然、何も準備してないんですよね。
急遽参加だから。
まだ、上半身、裸のままなんですよね、我々は。
松ちゃんも私も、上半身、服着てないんですよ。
あっ!
スイマセン。説明不足でしたね。
最初に登場したシーンから、ず~っと半裸なんです。
松ちゃんも私も。
なんで半裸なんでしょうかね?
この学校のグラウンドに到着する直前、私たちは何をやっていたんでしょうか?
とにかくね、上半身に、何も着ていないんです。
松ちゃんと私。
他のみんなは、ちゃんと服、着てるんですよ。
松ちゃんと私だけ、上半身ハダカ。
ツリーハウス作りの作業しながら、ちらっと松ちゃんの様子を伺うとね、明らかに、
「服、着たいなぁ~…。」
っていう素振りを見せてるんですよね。
そりゃあ、着たいですよ。
洋服。
だってさ、こんなね、
小雪が舞い散るような天気の中で服を着てなかったら、寒いじゃないですか。
あっ!
スイマセン、説明不足でしたね。
ちょっとね、雪が若干降ってきてるような天気なんですよね。
冬将軍の到来も近いような気がします。
上半身ハダカとか、意味分からないんです。
風邪ひいちゃいます。
しかもここ、けっこうな豪雪地帯で。
おそらく、この雪は積もるでしょうね。
そんな中どうして松ちゃんと私は、上半身ハダカで、ツリーハウス作りを手伝ってるんでしょうか。
私はもう、いてもたってもいられません。
松ちゃんにTシャツを着せてあげたい!
その一心ですよね。
明らかに松ちゃんは、
「服を着たい」
っていう顔しながら、作業してるんですから。
私は心の中で誓いました。
(松ちゃん…!待ってろよ!オレが今、Tシャツを渡しに行くからな!)
幸か不幸か、私が受け持った作業に関しては、若干の人的余裕があったんで、私は作業を一時的に抜け出すことが出来ました。(松ちゃんは忙しく作業中)
私は、作業場の傍らにある私物置き場へ、そそくさと向かいます。
そして持参したダッフルバッグを見つけ出し、自分の着替え用に持ってきていたTシャツをゴソゴソと物色し始めました。
(どのTシャツが、松ちゃんに似合うかな…)
松ちゃんはファッションに関しても、美学、ポリシーを持っていますから、
「Tシャツならなんでもええわ」
とはなりません。
せっかく松ちゃんの元へ持って行ったTシャツが、ダメ出しを食らってしまったら、本も子もありません。
松ちゃんの美的センスなども考慮し、最適な1着を提供したい…!
それが私の願いです。
とにかく、私はガムシャラになって、ダッフルバッグの中をまさぐります。
最適な1着を!ベストなTシャツを!
よし!これでいいかな!
これなら、松ちゃんも、気に入ってくれるだろう。
待ってろよ!松ちゃん!
今、君に似合いそうなTシャツを抱えて、君の元へと急ぐよ!
そうして私は、今年最初の「初雪」が舞う中、上半身ハダカで黙々と作業し続ける松ちゃんの元へと駆けていきました。
彼にお似合いのTシャツを握りしめながら。
(松ちゃ~~~ん!)
日本海側のとある豪雪地帯。
生徒数の減少に悩む某小学校のグラウンドで、ツリーハウス的なモノの骨組みを組む数人の男性たち…。
そして、
その中に紛れ込む、上半身ハダカの松本人志、通称。松ちゃん…。
松ちゃん!お待たせ!
Tシャツ!これオレのだけど、着ていいから!
松ちゃんは、しばし無言のまま、Tシャツを見つめます。
松「・・・・・・」
私「・・・・・・」
松「・・・・・・」
私「・・・・・・」
松ちゃんは無言のまま、Tシャツを手に持ち、クルッと半回転して、グラウンド脇にあったシャワールームへと歩き始めました。
松(まず、シャワーを浴びて汗を流さんとな…)
その瞬間、私は眼前に露わになった松ちゃんの後頭部を
ペンッ!
っと叩きました。
無意識に。そして発作的に。
・・・・・・
その直後、私は目が覚めました。
・・・・・・変な夢。
私は何故あの時、松ちゃんの後頭部にツッコミを入れてしまったのでしょうか。
今となっては、思い出す事も出来ません。
私は「なんでやねん!」みたいな気持ちに突き動かされていたのかも知れません。
あるいは、松ちゃんの後頭部から
「ほら。今だよ。ツッコめよ…。」
という謎の怪電波が発せられていたのかも知れません。
私はもう一度、夢で逢えたら松ちゃんに尋ねてみたい。
多分、あの場面でツッコむのって、間違えてるよね?
とにかく、そんな夢でした。
この記事は 、2016年8月3日に公開した過去記事をリライトしたように見せかけて一切手直ししないでそのまま日付だけ変更したものです。カテゴリー整理中に発見し、自分で読んでみたら面白かったので、もう一回みんなに読んでもらいたいと思った次第です。これは私のエゴ以外のなにものでもありません。