自身の醜さを笑いに変える女芸人達は駆逐される運命にあるのか

こんな記事を発見。

お笑いコンビ「ハリセンボン」の女芸人、近藤春菜が、来日中の歌手アリアナ・グランデの前でいつものシュレック芸を披露したが、アリアナはニコリともしなかった、という話だ。

 

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https://twitter.com/Victoy____g/status/668351021349900292

司会の加藤浩次(46)が、4月から同番組レギュラーのハリセンボン近藤春菜(33)の容姿が「マイケル・ムーアシュレックに似ている」という持ちネタで、アリアナのことも笑わせようとした。

加藤がアリアナに「(近藤の顔をさして)会ったことあるんじゃない? 映画監督でさ」と定番のフリをやり、近藤が「マイケル・ムーア監督じゃねぇよ!」とツッコむ。

近藤の十八番ネタであるが、このやり取りを見てもアリアナは笑わない。通訳が説明しても笑わない。

加藤が近藤を指さしてもう一度「マイケル・ムーア監督(に似てる)」と言うが、アリアナは「今日初めて会いしました」と返答。

シャレは通じない。

続いて、加藤は「アニメの、緑色のね?」と「シュレックじゃねぇよ!」をやらせるが、アリアナはやはり笑わなかった。

女芸人のブスネタが通用するのは国内限定。アリアナ・グランデ「近藤春菜はすごくかわいい」 - messy|メッシー

 

もし仮に、アリアナが春菜のシュレックを「面白い」と思っていたとしても、絶対に笑う事は無かっただろう。

これは、いわゆる「ポリティカル・コレクトネス」に関する問題だ。

アメリカではもはや有名人が、人の容姿について嘲笑するような真似をすれば、大衆から袋叩きの大バッシングを受けることになってしまうという背景がある。

 

ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness、略称:PC)とは、政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現を指す。

ポリティカル・コレクトネス - Wikipedia

 

ちなみに、アリアナ・グランデは、超性格が悪い事で知られているらしい。

共演者の多くが彼女に対してかなり激怒している。

matome.naver.jp

 

 

ポリティカル・コレクトネス恐るべし。アメリカでは警察官の事を「ポリスマン」というのもNGになってしまった。

「マン」だけじゃないでしょ!「ウーマン」はどうなんのよ? 

 というわけで、

現在では、police officer(ポリス オフィサー)と言うのが正解らしい。

 

お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーが、

「乳首がズレてるポリスマーン!」っていうギャグをやってるけど、あれもNGという事なんだろう。

アメリカに輸出する時には

「乳首がズレてるポリス・オフィサー!」

としなければならない。

いや、その前に他のワードの部分が問題になる可能性もあるな。

このギャグは輸出できないだろう。

税関でストップだ。

 

もはやアメリカでは、チビ、デブ、ハゲ、ブスを笑う事は許されない

さて、こうなってくると、遅かれ早かれ日本でも、チビ、デブ、ハゲ、ブスを笑う者は、世間から大バッシングされるような状況になってしまうだろう。

もしかしたら、「オネェ」とか「オカマ」とかいう単語も、テレビでは使えないような時代が来るのかも知れない。

教育評論家に対して、うっかり「尾木ママ」なんて話しかけてしまえば、翌日には謝罪させられることになりかねない。

正確には「尾木直樹お母さま」と言うべきだろう。いや、それも違うな。

 

M1王者、トレンディエンジェルの衰退が懸念される。

 「ペッペッぺー!」でお馴染みの、トレンディエンジェル斎藤さんも、もはや自分自身のハゲを武器にすることは出来なくなる。

最悪の場合、斎藤さんの顔面にモザイクがかけられるかも知れない。

どこまでが額(ひたい)で、どこからがハゲなのか、境界線がハッキリしないため、モザイク業者が、顔面全部ぼかしちゃう可能性は否定できない。

ハゲいじりを封印されたトレンディエンジェルが、いったいどこまでやれるのか、私は注目している。

 

デブを売りにしていた女芸人たちは、今後、路頭に迷うのではないか。

先日のロンドンハーツでは「動けるおデブ女王決定戦」と題して、太った女芸人や女性タレントを集めて、運動会のような事をやっていた。

これはもう、ポリティカル・コレクトネス的に言えば、完全にアウトだろう。

全部モザイク。

モザイクでぼかした丸いお団子が縦横無尽に動き回っているだけの画が映し出されるという惨事。

いや、そもそもこういう企画自体が許されない時代が来るのだ。

果たしてそれが「健全な世の中」なのか、私には分からない。

 

いとうあさこの「ババア」という武器も、剥奪されてしまう

最近のイッテQ!では、「ババア」キャラを存分に生かしてキラキラと輝いている、いとうあさこだが、今後は伝家の宝刀「ババア」を封印することになるだろう。

今、あらためて問う。

いとうあさこから「ババア」を取ったら、あとには一体、何が残るというのか?

 

 神様、お願いだ。

「ババア」から「いとうあさこ」を奪わないでおくれ!

逆だ。

いとうあさこ」から「ババア」を奪わ……

・・・・・・

なんなんだ、この流れは。

 

というか、すでに2年前にこんな記事が。

いとうあさこさんババア問題」ってタイトルまで付いてんだね…

 

 今回“で、どうなのよ?”と問いかけたいのは「イッテQ! いとうあさこさん”ババァ問題”」です。

いや、もちろん、いとうあさこさんの親しみやすさと、ご本人も一部ネタにしている年齢の事をデフォルメしているのは分かるんです。んが……ハッキリ言ってちょっと……いや、かなり不愉快。

あの立木さんのシブくて重厚感と圧がある声で「ババァ」連呼されると、その三文字の重さが増して……痛いんですよね。問答無用で目に飛び込んでくる「ババァ」テロップもやっぱり目と心に突き刺さる。

多分、いとうさん的に年齢をイジられるのは「おいしい」事で、ご本人はその件に対してネガティブではないと思うのですが、いとうさんの後ろには人口約7ケタのアラフォー女性たちが控えている事も忘れないで欲しいなあ、と思うのです。

「世界の果てまでイッテQ!」いとうあさこさん“ババァ問題”について | All About News Dig(オールアバウト ニュースディグ)

 

怖い。

普通に怖い。

 

ちょっと待てよ、仮にも一応、男女同権の世の中だ。

 

世の中の40代の男性は、同様に「ジジイ」と言われることを恐れているという事なのか?

え?いるかな、そんなしょ~もない男。

「ジジイ」と呼ばれることを不快に思うアラフォー男性って、オレが知らないだけで、実はいっぱいいるのかな?

 

オレなんかむしろ、

「THE・ジジイ」

くらいだけどな。

 

高度1万メートルを飛行中の機内で、客室乗務員が、血相変えて

「お客様の中でジジイは、いらっしゃいませんか!?」

って叫んでたら、迷わず挙手するけどな。

「私に何かお手伝いできることはありますかな…?」つって。

「とりあえず、ありったけの毛布と、たらい一杯のお湯を用意して!」つって。

 

 

オレ、相方の大福に、毎日、言われてるわ。ジジイって。

まぁ実際ジジイだから、こっちはヘラヘラ笑ってるだけだよ。

 

 

あ。キムタクとか。

あのへんは、嫌がりそうだな。

ジジイって言われるとキレそう。めんどくせぇ。

 

ある意味、自分自身を茶化すだけの心の余裕があるのかどうか?って話なんじゃないのかな。

 

「年相応に見られることを良しとせず、年齢よりも若く見られたい」という欲望が根底に流れている場合「ババア」というワードに敏感に反応してしまう、という事なのではないだろうか。

知らんけど。知りたくもないし。

 

ともかく、

いとうあさこは、自身の後ろに控えている人口7ケタのアラフォー女性の、更にその中に潜むごく少数の「ババア」ワードに敏感な人々の支持よりも、

それ以外の人々に支持されることを選んで、自ら「ババアキャラ」を演じているわけだ。

 

「ババア」ワードに敏感な人にどれだけ文句を言われようとも、

ババアキャラを楽しんでくれる普通の人々の支持の方が大事だと考えたはずだ。

だから、今でも「ババアキャラ」を自粛していないではないか。

むしろババア全開。

かっこいいくらい、ババア。

ババア、抱きしめたい。

ババア、結婚してくれ。

 

オレは、いとうあさこ、すげ~好きなんだよな。マジで。

 

 

とはいえ、アメリカから ポリティカル・コレクトネスの波は押し寄せてくるだろう。

まぁ、時間の問題だろうね。

いとうあさこの事も「ババア」とは呼べなくなる日が来るんだろう。

 

オレ個人的には、そんな「言葉狩り」みたいなのはうんざりだし、いとうあさこ自身だってきっと納得いかないと思う。

 

あさこの、たましいの叫びが聴こえてくるようだ。

「わたしゃ、ババアって言われたいんだよ!なんでババアって言ってくれないんだよ!」

 

結局「ババア」ワードに敏感なアラフォー女性たちが勝利することになるんだろう。

おめでとうございます。

 

いとうあさこや、あさこファンの負けだ。

 

悲しいけど、これ、戦争なのよね。