ようやく私なりに納得のいく回答が見つかりましたよ!
先に言っておきましょう。この記事は永久保存版的内容です(笑)
人生に迷った時には、また読み返していただければ幸いです。
「自分のことを嫌いなままでは何も始まらない。それは分かっている。分かっているけど、どうしても自分を好きになれない」というアナタへ。
お便りをいただきました。
いつもありがとうございます。
ネコ師匠さん、こんにちは。いつもブログを読んで、勇気付けられています。ありがとうございます。
私は自分の事が嫌いで自信が持てず、恋愛経験もありません。
ネコさんがいつも言われているように、「どんな自分にもOKを出す」のが大事だというのはカウンセリングでも言われるのですが、具体的にどう考えればその境地に達する事ができるのかわかりません。
ネコさんがどんな自分も肯定できるようになったきっかけや、具体的な考え方をお聞きできれば幸いです。宜しくお願い致します。
「どんな自分にもOKを出す」のが大事だというのは分かっている。
しかし、どうしても自分のことが好きになれない。
嫌いだし、自信が持てない。
すなわち、
自分を肯定することができない。
・・・・・・・・・
ということなんですが。
これねぇ~、実を言うと同じようなコメントを過去に何度かいただきまして。
2016年の9月にこちらの記事をドロップした後、ず~っと考えてたんですよね。
かれこれ1年半。
「無条件で自分を肯定しろ」って言われてもできません!
っていう意見がチラホラと見受けられまして。
いや、無条件で肯定すりゃいいんだから、「肯定できるようになるための条件を教えてください」って言われても、そんな条件はないんだけどさ。
それを何度言っても、理解できない、って方々がいらっしゃるようで。
そういう人々の心には、どうしてもヒットしないんですね、こういう記事では。
こっちは「自分を好きになるのに、理由は要らない」って言ってるのに、彼らはどうしても理由を探してしまう。
何度も同様の質問や悩みを目にする度に、どうすりゃいいのかな、どう説明すれば分かってもらえるのかな、ってのは、ず~~~っと考えておりました。
んで。
この度、ようやく、自分でも納得のいくアドバイス的何かが見つかりました!
苦節1年半!
これでおそらく大丈夫だと思うんで。
納得してもらえると思うんでね、同じように苦しんでいる友人、知人がいたら、教えてあげてね★(遠回しに拡散を要求するw)
回答の前にひとつだけ言っておきたい。あなたはクララになっちゃってるんよ。「アルプスの少女ハイジ」に登場する車椅子のクララ。
クララはね、本当は歩けるんですよ。
でも、かたくなに、「私は歩けない」って思いこんでいる。
医者が大丈夫ですよと言っても「無理です、歩けません」と言い張る。
とにかく、頑固なまでに、徹底して
「私は歩けない」と思い込んでいる。
本当は歩けるのに。
・・・・・・・・・・・・
まさにこれと同じなんですよね。
私がいくら「自分を好きになりなよ」って言っても「無理です。好きになれません」って言い返してくる人は、完全にクララ状態なんすよね。
自分に自信がないわりに「絶対に無理!」って、そこだけはキッパリと断言する。
「いや、大丈夫ですよ、好きになるのに条件は不要なんで」
「でも、好きになれません」
「なれますよ」
「いーーーや、なれません!(キッパリ)」
「だから、なれる、っつってんだろーが!」
「なれねぇんだよ!ドアホ!」
何というクララ。
ちょっとクララが過ぎやしませんか。
それはアンタの単なる思い込みなんだっつ~の。
勝手に「無理だ」とか「できない」とか、決めつけんなっつ~の。
でもこれ、頭がガッチガチに凝り固まっちゃってる人は、どうにもならないんですよね。
あるいは「頭」というよりも「心」というべきかも知れない。
「心」が委縮しちゃって、柔軟性を失っている状態。
もうね、こうなると、会話にもならないわけじゃないですか。
「絶対に無理」の一点張りなんで。
思考停止状態で、最初から「答え」を決めつけちゃってる。
「ダメだ、無理だ」という結論を覆すつもりが一切ないんで。
そりゃ、当然、ダメだよね。
かたくなに、全身全霊を込めて、全人生をかけて、己の意地とプライドをかけて「自分はダメだ」と信じ込んでいるわけだから、そりゃダメになるよね。当たり前よ。
自爆してんのよ。
だったら、それと同じだけの強い気持ちで、
かたくなに、全身全霊を込めて、全人生をかけて、己の意地とプライドをかけて「自分は大丈夫だ」って信じ込めばいいのにね。
まぁ当然、ここまで読んでも、ピンときてない人はピンときてないんでしょう。
ということで、回答編、行きますよ。
今この瞬間以降は、自分が本当にやりたいことをやれ。(しかも自己責任で)
ここから先は、自分に正直に生きてください。
本当に自分がしたいことをしてください。
最初は小さなことから始めましょう。
蕎麦が食べたいのに、みんなにあわせてラーメンを注文するとか、そういうのはもう辞めてください。
「あっ、みんなラーメンなの?オレ、蕎麦食うわ」
って言っちゃってください。
飲み会に誘われた時に、家に帰りたかったら「オレ帰る」ってハッキリ言ってください。
その結果、友だちが減ったり、左遷されたとしても、その結果をすべて自分で受け止めてください。誰かに責任をなすりつけないこと。他人のせいにしないこと。
そういったことの繰り返しで、少しずつ、自分のことを好きになれるはずです。
まるでボディーブローのように、じわじわと効いてくるはずです。
自分に嘘をつかない。自分を信じる。
その積み重ねです。
必ず、自分を愛せるようになります。自分を好きになれます。
できる範囲で構いません。
最初は怖くて、全然できないと思います。
できなくて当たり前です。
落ち込む必要などナッシングです。
自分の本心に正直に生きる。そしてその結果がどうであろうと、全部自分の責任として受け止める。
おそらく、自分を好きになれない人は、これをやってこなかった人なんじゃないかと思います。
自分に嘘をつきながら、自分を裏切りながら、自分を好きになることは難しい。
自分の行動に責任を負わず、いつも誰かのせいにして生きながら、自分を好きになるのは難しい。
あとはもう、できる範囲で、無理のないペースで、積み重ねていくことです。
ひたすら積み重ねていく。
日々の生活の中で、小さな選択肢に出くわした時には、できるだけ「本当に行きたい方の道」を選ぶ。自分の本心に正直に生きる。
それを何十回、何百回と繰り返すうちに「本当の自分」が見えてくるはずです。
自分のことを好きになれるはずです。
もちろん、
「アラ不思議!たった1日で効果が出ました!」
なんてことは、絶対に、無い、と思います。
時間はかかりますよ。
何週間か、何か月か、あるいは何年か。
自分に自信を持てない。
自分を好きになれない。
自分のことが嫌い。
その、心にこびりついてしまった「ネガティブな想い」を打ち砕くためには、それ相応の時間がかかるはずです。
何年、何十年と時間をかけて蓄積してきた「負の鎧」です。
それを全部ぶっ壊して、もう一度、本来の自分を取りもどすという壮大なミッションですから。
そんなね、サクサク終わられても拍子抜けしちゃいますよ。
時間がかかって当たり前。
だから、決して焦らないことです。
手っ取り早く簡単に効果が得られるなどとは思わないことです。
人生相談のお便りの中では「 ネコさんがどんな自分も肯定できるようになったきっかけ」を知りたいとのことでしたが、
それこそまさにね、
「自分がやりたいことをやる」ってことの積み重ねだったんじゃないかな。
「ずばり、きっかけは、この出来事です!」みたいな話じゃなくてね、
ちいさなエピソードの積み重ねなんでしょうね、きっと。
自分自身から信頼を勝ち取る。
そういうことなんでしょ?
自分を好きになるっていうのは。
信頼って、一朝一夕に勝ち取れるものじゃないじゃん?
少しずつ、自分で自分を好きになっていけばいいんだと思いますよ。
もう一回、まとめておきましょうか、あんまり過保護なのもどうかと思うけどw
本来であれば、どんな自分にもOKを出すことは可能。(これが基本中の基本ね)
しかし「どうしても無理だ」と、 かたくなに思い込んでいる人がいる。(クララ状態)
でもそれって実は、単なる思い込み、「思考の癖」みたいなものかも知れない。
癖を矯正するためには、日常の中で「自分の本心」を意識して選び取る練習を繰り返すのが効果的なのではないか。
たったひとつのエピソードで簡単に変わるほど、人も人生も簡単ではない。ましてや何十年もの間、付着していた「負の鎧」はそう簡単に破壊できない。
もしかすると、あなたにとって「自分自身を好きになる」ということは、すなわち「自分から信頼される自分になる」ということなのでは?
信頼を勝ち取るための最も王道と呼べそうな方法は「自分を裏切らない選択」「本心に正直に生きる選択」の果てしない積み重ねだと思われます。
本当の意味で「自分の人生を生きる」ってのはどういうことなのか。
各自でじっくり考えてみておくんなまし。