今、実家の引っ越しを手伝ってるんですけどね。
まぁ~出るわ出るわ…。
明らかに買う必要が無かったものがてんこ盛りです。
ハサミとか、8本くらいあるからね。
ラジオペンチも4本くらいある。
何なの?前世はカニ?
そもそも、なんで「断捨離」するんだろうか?
そもそも「断捨離」なるものが
「モノを捨てて気持ち良くなるための行為」
なのだとすれば、
「とりあえず捨てたくなるものをまずは得よう」とする心理もうっすらと分かりますが、そういうことじゃないですよね?
「捨てるためにモノを買ってる」
わけじゃないはずなのよ。
以前、断捨離中毒?みたいな人のブログをチラッとみたんですが、もうね、ノイローゼ?みたいになってると思うんですよ。
「捨てなきゃ。捨てなきゃ。」
って。
毎日、何かを捨ててるわけです。
で、そのうちに捨てるものが無くなってきて、生活必需品的なものも捨ててんのね。
本末転倒ですよ。
部屋の中、ほとんど何もないのね。
「捨てるものがないので棚を捨てました」
とか言って、部屋に残ってる必要なものは、全部床に置く感じ。
ちょいとした病気ですよ。
これって、拒食症に似てるかも知れない。
ホントかどうか知らないけど、拒食症の人の中にも、ガリガリになった自分の姿を鏡で見ても、変だなって思わない人がいるらしいからね。
ちょっと前の「世にも奇妙な物語」でも、断捨離っぽい話がありましたよね。
深田恭子さんが主役だった話。
「何かを捨てる度に幸運が舞い込む」
っていう女子アナ?を深キョンが演じてました。
部屋のものをどんどん捨てて、最終的には冠番組とかもGETするんだけど
「もう捨てるものが何もない…」
ってなって、母親とか妹を殺しちゃうんじゃなかったかな。
(うろおぼえ)
「捨てること」が目的になっちゃダメじゃんね。
「捨てること」はあくまでも手段であって、大事なのは、
「シンプルな考え方やシンプルな生き方」を手に入れることなんでしょ?
違うのかな。
そのへん、全然考えてない人とか時々見かけるけど。
例えば、
「トイレットペーパー12ロール買っちゃったけど、そんなにたくさん要らないから、6ロール、捨てます。」
とか。
おかしいでしょ。
いや、遅かれ早かれ、12ロール使うじゃん。
なんで、また使えるものを平気で捨てちゃうかな…。
みたいな。
そんな人いるわけない、って思うかもしれないけど、いますからね。
物事の表面だけしか見てなくて、本質を見ない人。
とにかく「捨てる」という行為にしか考えが及んでいない。
何故それをするのか?
自分の頭で全然、考えてない。
「捨てて気持ち良くなる」事しか考えてない。
そういう人達なら、最初から捨てる前提で、欲しくもないものを買ってる可能性もあるけどさ…。
それはもう異常な気がするなぁ…。
物を捨てるとか捨てないとか言う前に、必要じゃないものを次々と買っちゃう精神構造をなんとかしないとダメなんじゃないのか。
Q.なんで「断捨離」しないといけないんですか~?
A.はい、それは、不要なものを持ってるからで~す。(たぶん)
じゃあさ、捨てることに必死になってるけど、その分、不要なものを次々に買ってたら、意味なくね?
・・・・・・
って話になりませんかね。
いくら捨てまくっても、また補充しちゃったら意味がない。
まずは供給源を叩きのめす!
「実は必要じゃないもの」を手に入れなければ、そもそも「何も」捨てる必要ないんだよね。
ぼくたちはどうして出会ってしまったんだろう?
出会わなければ、別れも無かったはずなのに…的な。
最初から「本当に必要なものだけ」を買うようにすればよろしい。
今日から。
今、この瞬間から。
そうすれば、数か月後、あるいは数年後の未来には、
「捨てなきゃ。捨てなきゃ。」
と意識しなくても
「すでにOK」な、快適な生活が待っています。
難しいけどね~。
何が本当に必要なのか?ってのを見極めるのがさ。
例えば、サラリーマンだとするとさ、
会社の忘年会で使うために買ったアフロヘアのヅラとかね…。
そもそも買ったこと自体が間違えてるような気もするし、買わざるを得なかった気もするし。
断捨離っつ~ことで捨ててもいいような気もするし、来年の忘年会でも使うような気もするし…みたいな。
パーティーグッズなんかは、ホント、悩ましいわ。
超絶いらないけど、何故か部屋にあるもの「あるある」
- 流行りに便乗して買ってしまった、好きでもないアーティストのCD
- 「高級ブランド品だから」という理由で、着ないのに捨てられない洋服
- レコード(プレーヤーは無いので聴けない)
- もう一度読みたい、とは思えない書籍の数々。
旅先で売ってる、「ペナント」だっけ?
なんか、三角の。
あれ何?
「TOKYO」とかさ。
「箱根」とかさ。
いや「地球」って…!
これ購入するのは異星人だけだから。
で、自分の星に帰ったあと、後悔するんだろうなぁ~。
「いらないもの買っちゃったなぁ~…」って。
「対象物を手に持った時に、ときめくか、ときめかないか?」 みたいな話があるけど、私もちょっと閃きましたよ!「買うべきものの見分け方」
ひらめいちゃいましたよ。
何が本当に必要か、確かめるための方法!
題して、
「脳内・引っ越しシミュレーション!」
すいません、今とっさに考えたので、あんまりいい感じのネーミングじゃないですね…。
(公募します。誰か考えて…)
どういうことかと言いますと…
ショッピングの最中に何か欲しいものを見つけた時には、まず脳内で、引っ越しをするワケです。
ポイントは、今住んでいる家よりも、30%ほど、狭い家をイメージすること!!
とにかく、今、自分が所有しているモノ、家にあるもの、全部を新居に持って行くことはできません。
収納も狭くなってますから。
私物の30%は、泣く泣く処分することになってしまいます。
そういう状況をイメージしてください。
さて!
そのイメージをキープしたまま、いま手に持っている
「サンタクロースのキャラがプリントされているランチョンマット」
を見つめてください。
・・・・・・
・・・・・・
あら不思議。
さっきまで「買っちゃおうかな…」って思っていたはずの品が、まったく欲しくなくなっています。
新居にわざわざ持って行く「お気に入りランキング」で上位7割にはノミネートされねぇぞ…?と、再確認できるわけです。
何か新しいものを購入する時には、
すでに自分が所有しているお気に入りグッズから、レギュラーのポジションを奪える逸材なのかどうか?
「わざわざ厳選して、狭い新居に持って行くだけの価値があるか?(脳内・引っ越しシミュレーション)」
そういう、厳しい審査を設けるわけです。
これはいいんじゃないでしょうか。
一時の気の迷いや、その場のノリで、なんとなく買っちゃうことは無くなります。
(個人差があります)
みなさんも、どんどん脳内で引っ越してみてね!
4畳半に引っ越せば、そうとう持ち物を減らせるよ!(脳内で)