【W杯アジア最終予選】日本代表山口の後半ロスタイム劇的弾丸ミドル!2-1でイラクに辛くも勝利
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昨日のイラク戦、勝つには勝ったけど、内容悪かったなぁ…。
大喜びしてる場合じゃないですよ。
日本のホームであの勝ち方じゃ、先が思いやられます…。
ということで、昨日のイラク戦をザックリ総括。
まずは、ネガティブな予備知識から。日本はグループBでは4番手…?
2018FIFAワールドカップロシア大会のアジア最終予選、日本はグループBでの上位2チーム以内に入ることを目標としています。
無条件でW杯の本戦に進むためには2位以内に入らないとダメなんですよね。
(3位だとプレーオフ)
各国が3試合を消化した現時点での順位はこちら。
日本4位と出遅れています。
しかも!
致命的なことに、過去2試合、日本が勝ち点を稼いだのはイラクとタイ。
グループB内でいまだ勝ち点ゼロの2チームからです。
喜んでる場合じゃないんですよ。
オーストラリアも、サウジアラビアも、UAEも、イラクとタイよりも強いんですから。
最下位争いをしているイラク相手に対して、日本はオフサイドっぽい得点と、後半ロスタイムの劇的弾で辛くも勝利とか…。
こんな戦い方してたら、上位陣には確実に負けますよ。
確実に。
次の試合はアウェーで首位のオーストラリアとの一戦ですか。
完全にヤバいですね。
ここで万が一、0-4とかで日本がボコボコにされちゃったら、そこでおそらく万事休す。
正直な話、ロシアへの道は相当険しいです。
今のままでは、確実に無理っぽいです。
・・・・・・
ただ、ひとつだけ、今回のイラク戦で希望の光に見えたのは、後半ロスタイムに起死回生の弾丸ミドルを突きさすという劇的な勝ち方。
こういうので、チームが波に乗る、っていうのは、全然ありますからね。
見違えるように別のチームみたいになったり。
あれで、選手たちの気持ちに変化があればいいんですけど…。
まずは良かった選手から。やっぱり原口元気選手と山口蛍選手は特筆に値するかな。
原口、良かったですね。
やっぱり「気持ちが強い」って大事。
いわゆる「戦える」選手。
後半、完全にガス欠で体力残ってなかったと思いますけど、意地だけで食らいついてるようなシーンもありましたね。
残りの体力ゼロ、気力だけで戦ってるような。
守備でも簡単にあきらめない。
やっぱドイツへ渡って変わりましたね。
過去記事でも原口の魅力にちょっと触れました。
ヨーロッパへ渡ってから、原口のプレースタイルが変わった、と言われていますよね。
一言で言うと「献身的」になった。
以前、
「原口がどうやって海外の所属チームで出場機会を勝ち取ったか?」
というような特集をちらっとテレビで観たんですが、日本にいた時に自慢だった攻撃力ではなく、守備力を評価されてチームメイトに認められていたんですよね。
みんなが嫌がるような汚れ役も地道にこなし続ける。
なんかもう、以前とは別人です。
観ていて、ボールへの強い執着心も感じますし、粘りが出てきた。
浦和にいた時から、良くも悪くも、もともと「気持ちが強い」選手でした。
こういう、ハートが強い選手を、本当は初戦に先発起用すべきだったんじゃないかと、思うんですよね。
岡田武史・元日本代表監督が言うところのいわゆる「戦える選手」なので。
これ、すごく重要だと思うんですよね。
特に大事な試合、大事な場面になればなるほど。
あとは山口蛍選手。
これでようやく、ひと皮むけてくれるかなぁ…。
前回、前々回も、書きましたが、しつこく書きます(笑)
私は山口を今後の日本代表の核になる選手だと思っています。
長谷部、柏木のベテラン勢が去ったあとを考えると、どうしても山口に頑張ってもらうしかない、っていう気がします。
山口の起用も、異論はなし、です。
前回の記事でも書きましたが、個人的には、ボランチのファーストチョイスは山口だろう?と思っていましたので。
まぁ伸び悩んではいるようですが、今のところは山口に仕事してもらわないと困ります。
経験値のある長谷部は当確として、柏木は怪我。というのを踏まえて…。
長谷部の相方としての序列はどうなるのか?
順番で言うと個人的には、
1番 山口
2番 遠藤
3番 あえて原口
そしてその次にようやく
4番 大島かな?
って気がしてます。
今回の代表メンバーの中では。
山口は海外に挑戦して半年くらいであっさり帰ってきちゃったし、もう海外挑戦はしない、って言ってるし…。
メンタルが弱いのか、コミュニケーション能力が足りないのか…。
確か怪我もあったりして、伸び悩んでいたんだけど、今回の起死回生のバースデーゴールで、なんとか、ひと皮むけてほしい!!!
失点シーン。相手についていたのは酒井高徳か?次のオーストラリア戦も狙われると思うね。
イラクのセットプレーから、日本が失点を許してしまった場面。
ヘディングシュートを決めた相手選手に対応していたのは多分、酒井高徳選手だと思うんですけど、ここはちょっと狙われるかもしれませんね…。
高徳が相手にちょっと突き飛ばされて、よろめいてる間にやられちゃったみたいで。
最低限、体を当てないとダメだった。
オーストラリアは、必ずこのシーンを分析してくるでしょうから、同じようなことをしてくるでしょう。
高さの勝負なら、日本の方が俄然、分が悪い。
日本は背の高い選手が少ないので、どうしても高さのミスマッチが発生しちゃうんですよね。
高徳は身長の割にはからだが強いとは思うんだけど、やっぱり180とか、190とかの選手と競り合うのは荷が重すぎます。
とはいえ、
それじゃあ高徳の代わりが務まる左サイドバックがいるのか?って言えば、いないんですよね…。
サイズがあって、守備力や走力やスタミナも兼ね備えているような人材はなかなか出てこない。
室屋が成長してくれたらいいかな…って思ってたんだけど、今確認してみたら、室屋は高徳よりもさらに背が低かった…。
結局、酒井宏樹が起用されるのだって、高さ対策っていう意味が大きいと思うんですよね。
宏樹自体はポジショニングや、プレーの選択、集中力なんかに難点があるとは思うけど、それでも、高さがあって体が強いっていうのはどうしても捨てがたい。
もしも宏樹の背が低かったら、多分使われていないんじゃないかな。
次の対戦相手のオーストラリアは高いですからね。
ちょっといろいろと対策を練らないと、空中戦で何度もやられてしまう可能性があります。
あとね。
高さの話だと、後半の土壇場で吉田を上げて放り込むような戦い方も頭の中にあるのなら、最初からハーフナーや豊田を「念のために」ベンチに入れておけよ、ってみんな思ってると思います。
いわゆる電柱要員。
ハリルの、なんというかな。
危機管理能力の欠如というかな。
ハリルが、ああいう場面を事前にイメージできずに選手選考してるっていうのが見える。
なんかもう、ハリルの脳内の底の浅さみたいなものが見え隠れしている気がして、非常にモヤッとします。
香川を外したのはおそらく正解。大英断、だったのかも知れないけど。
香川の起用法にも前回も触れました。
もしかすると、何か圧力がかかってるのかも知れません。
アディダスからとか。(10番の問題とかね…)
真相は分かりません。
1戦目、2戦目、香川が全然、輝いてないように見えるんですけど、どうしても交代させられないワケでもあるんですかね?
私と同じようなことを思ってる人がいるんじゃないかと思ってたら、金田さんがこんな事を。
「ハリル監督には見る目を感じない」だって。同感すぎる。
過去2試合、どこぞのスポンサーから圧力がかかっていた可能性は否定できませんが、今回、ハリルは香川を外しました。
もしかりに、どこからも圧力などかかっていなくて、完全にハリルが自分の意志で今まで香川を起用していたのだとすれば、やはりハリルは無能なのかな…と思っていたんですが。
ついに外しましたね。
判断、遅いよ。
今頃、ハリルとスポンサーの間でもめているかも知れませんね。
まとめ。あと、期待の選手を挙げておきますか。
本田も重たかったですね。
イタリアでもあんまり試合に出てないみたいだから、試合勘が鈍ったり、体力的に衰えてきたのかな…。
岡崎も、ある意味、普通の岡崎に戻っていたというか。
ここ最近がスーパー岡崎すぎたのかも知れませんけど。
お馴染みの日本代表常連メンバーたちは、もうかれこれ10年以上も代表の座に君臨し続けています。
本田、岡崎、長友、長谷部あたりね。
そろそろ、世代交代があってもいいはず。
若手の台頭を望みます。
期待したいのは、大迫や、武藤ね。
(今、怪我してんのかな?)
あと誰かいるかなぁ…。
パッと名前をあげられない時点で、日本代表の深刻さがチラホラ…。
そうだ。小林祐希。
182cm/72kg
すごいエピソードを発見。
幼稚園児で、リフティング1000回とかできんのか…。
夕方4時から夜10時まで練習とか…(◎_◎;)
今夏、オランダリーグの中堅クラブ・ヘーレンフェーンへの電撃移籍が決まった小林祐希。今年6月、ハリルJAPANに初招集され、その左足から繰り出される正確無比なキックとビッグマウスぶりから本田圭佑と比較されることも多い。そんな新世代の異端児が知られざるサッカー人生を縦横無尽に語った!
略
――幼稚園の年少から本格的にサッカーを始めたそうですが。
小林:まずリフティングにハマりました。幼稚園のサッカークラブでは50回、100回、1000回と達成するたびに色の違うワッペンをくれるんです。緑から始まって、最後はゴールド。支給されたワッペンをリュックにつけるのが、俺らのステータスでした。夕方4時から7時まで練習して、そこから個人でリフティングを始めるんで、終わるのは夜9時、10時。暗くなると練習できなくなるので、幼稚園がわざわざナイター設備をつけてくれたんです。
――それは凄い。
小林:ところが近所からクレームが来ちゃって。そうしたら、園長先生が一軒一軒「この子は才能があるから、日本代表にしたいんです」と説得して回ってくれたんですよね。
とにかく。
次のオーストラリア戦で、グループ首位のチームを相手に日本がどこまで戦えるのか。
注目したいと思います。
がんばれ!SAMURAI BLUE!